恋に不器用な私達。22コメント

1 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

2012-12-28(金) 09:41:37 [削除依頼]

何気ない日々が
彼で埋め尽くされる。

そんな日が来るのか。


高校2年の春。
私は、彼に思い知らされる。

ー人との関わり、絆。
     そして彼へのこの想い。

不器用だけど伝えたい
この気持ちが訪れること。

彼に出逢わないときっと
 私は、その暖かさを知らなかったー
  • 3 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 09:58:08 [削除依頼]

    私は人とは
    極力関わりたくない。

    自分を見失いそうになるから。

    どうしても
    他人の意見に合わせないといけない。

    そういう時がきっと来る。

    合わせてると自分の意見を
    自分を、忘れそうな気がしてー


    「転校生を紹介するー……」


    HRの時間。
    今日は何やら転校生が来るらしい。

    クラスが一気にざわつく。


    「……入っていいぞー」


    私は転校生になんて興味はなくて。

    窓から見える
    澄みわたる空を眺めていた。

    高校2年生になって早1週間が経つ。

    私は高校1年生から
    ー何も成長していなかった。
  • 4 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 10:00:04 [削除依頼]

    ゆずさん

    ありがとうね〜(*´▽`*)
    もちろん頑張りますよ〜^^
  • 5 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 10:15:41 [削除依頼]
    *1話 ねぇ、初対面でしょ?


    「……えーっと
     “翠川 優”です。宜しくな。」

    その転校生は、
    女子に歓声を上げられていた。

    私は興味はなく
    一人、浮いていたに違いない。

    「皆、宜しく頼むぞ。
     じゃあ翠川あの席に座りなさい」

    「……はい」

    素っ気ない
    返事をした彼の席は


    ー最悪だ、私の席の隣だ。


    「ん、宜しくな。奏さん」

    「……どうも」

    ……彼が私の顔を不思議そうに
    見てくるのは全くの、気のせいだろうか。

    皆の歓声が上がるHR中
    ただ一人、私は硬直していた。
  • 6 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 10:33:59 [削除依頼]

    HRが終わり、授業中。

    ふいに肩を叩かれた。


    「ねぇ、なんで奏さんだけ
     俺にキョーミなさそうなの?」

    ……はい?

    「……え、あの言ってる意味が……」

    「あれ?“かなで”って読むんだよね?
     名前。胸のネームに書いてあるの」

    「……はい」

    よく顔を見ると
    彼、まつげ長いんだなぁ……

    「……んで、何で?」

    「……何でと言われても……」

    「女は皆、俺にキョーミ持つだろ?」

    この人きっと
    相当な自信家だ。

    「……まぁ、見たところそうですね」

    「だろ?奏さんは
     俺見て何とも思わない訳?」

    何とも思わないって
    悪いけど私、興味無いし。

    「はい。思わないです」

    唖然とする、彼。
    それを見て無言な私。

    だって嘘ついてどうするの?
    その方が彼に失礼じゃないのかな。

    ……私、今のダメだった?
  • 7 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 10:51:29 [削除依頼]

    「……そうか」

    「……はい」

    会話終了。
    これで……いいよね?

    私は再び授業に戻った。


    授業を終えるチャイムが鳴り響き
    ー休み時間に入った。

    相変わらず女子は
    彼を見てきゃいきゃいしている。

    「……なぁ」

    もう……何なの?
    初対面で私によく話し掛ける人だ。

    私なんかに……この人、変わってる人だ。

    「……なんでしょう?」

    「俺、決めた」

    きりっとした顔で
    私をじっと見てくる。

    「何を?」


    「奏さんに俺のこと
     絶対にキョーミを持たせる」


    私は唖然する。

    「……な……はぁ!?」

    私だけに聴こえる声で
    そう、彼は私に言い放った。

    「……絶対に振り向けよ?奏さん」
  • 8 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 11:11:18 [削除依頼]

    ー春。
    桜が散るゆく季節
    私はとんだ宣言をされたのでした。


    「……っ」

    私は無意識に
    手で口を覆っていた。

    なんてことだ。
    なんて……ことだ。

    「……奏、俺の方……向けよ」

    「……いや……」


    『えー!?優くんが
     あの冷血女子に……』

    私達がやり取りをしているのに
    気づいた鋭い女子達は私を睨みつけた。

    人に対して冷たい私は
    “冷血女子”と言われてるらしい。

    「……何?君達はいいから」


    『優くん、奏さんの何処がいいのー…?』


    女子達が喚く。

    私は衝撃により
    体が、動かなかった。

    「コイツの良いとこは
     これから知っていく」

    『…………』

    「とにかく、俺は
     コイツを振り向かせたい」
  • 9 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 11:26:02 [削除依頼]

    私は軽く
    過呼吸になっていた。

    「……はぁ……は、ぅ」

    その宣言と同時に授業の
    始まりを告げるチャイム鳴る。

    女子も仕方なく席に戻って行く。

    「……奏、大丈夫か?」

    私は過呼吸ぐせが付いている。

    心配なことや自分にとっての
    衝撃を強く感じたらなってしまう。

    ……最近、治りかけてたんだけど。

    「……はぁ……うぐっ……」

    彼は、優くんは
    慌てて私の背中を擦る。

    「……どうした?」

    「……私……かこきゅ、う
     ぐせ……付いてる……の……」

    「過呼吸……!?」

    先生がやって来て
    私の過呼吸は止まった。

    さっきのがどうも
    私には衝撃的だったらしく。

    人と関わらない私にはー

    『コイツを振り向かせたい』

    保健室ではその言葉が
    私の脳裏でループしていた。
  • 10 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 19:54:16 [削除依頼]
    *2話 しつこい

    あの日私は直ぐに治った。
    だが帰宅する事を命じられた。

    ー鞄を持って来たのは
        隣の彼……だった。

    「……ありがとう」

    「気にすんな。
     てか、ムリすんな」

    「……う、うん」

    保健師の先生が
    私を心配そうに見る。

    「気をつけなさいね?奏さん」

    別に体調は万全なんだけど。
    ただ、過呼吸ぐせがあるだけで。

    「……はい。
     ありがとうございます」


    保健室を出て2人ー


    「奏、明日来いよ?」

    何なの……全く。

    「……」

    私は歩きで玄関を抜ける。
    あぁ、一日の授業がパーになった。

    「じゃあ……鞄、ありがとう」

    そう言い捨て、
    私は校舎を去った。
  • 11 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 20:15:46 [削除依頼]

    ーそして、今日。

    私は彼、翠川くんに
    連れられて屋上に居た。

    「……何か用?」

    「別に」

    「……じゃあ何も用が
     無いなら私……戻るね」

    関わりたくない。
    何度言ったら分かるの?

    しつこい。

    やっぱり、私は
    独りが良いんだと思う。

    「……待てって」

    「……もう、しつこいの」

    それだけ言い放って
    私は、屋上を後にした。

    ……私は振り回されてばっかりだ。

    意味もないのに呼ばれるなんて。
    私は極力、人と関わりたくないのに。

    「……奏」

    ゴールデンウィーク前の
    冷たい風が屋上に吹いていた。
  • 12 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 20:26:12 [削除依頼]

    帰るってのに。

    『雨だー…』『傘持って来てないし〜』
    『んじゃ、神奈。俺の傘入れよー♪』


    「……」


    授業中、雲行きが
    怪しいとは思っていたけど。

    雨が降るなんて。

    「……傘ないし」

    「おい。奏、どうした?」

    「……別に」

    軽くあしらう私に
    翠川くんは何も思わないのだろうか。

    「そうか」

    「じゃあね」

    あぁ、私は傘なくて
    帰れないって言うのに。

    何が“じゃあね”だ。

    勢いで言うこの口を
    どうか、どうにかして下さい。

    とにかく教室を出る。


    玄関で止むの待ってよ……っか。
  • 13 にゃー太(U´▽`) id:siytUqB1

    2012-12-28(金) 20:38:32 [削除依頼]

    玄関はもう
    人が居なかった。

    なかなか止まない雨に、
    そろそろ喧嘩を売ろうとか。

    下らないことを考えていたけど。
    いっこうに止みそうに無い。

    短針は5を指している。

    「……止んでよ」


    「……おい」


    ん。
    聴き覚えのある声。

    振り向くと
    ー翠川くんが居た。

    「……傘ないんだろ?」

    「え……は?」

    「“は?”じゃねぇよ。
     ずっとここに居ただろ?」

    つまり私は……

    「……え?み……見てたの!?」

    ーずっと、ずっと
     見られていたのか……

    「いいから。
     傘、貸してやるよ」

    「……ぇ?いいの……!?」

    「あぁ、いいよ?」

    そう言って傘を開く、翠川くん。

    ……ちゃんと
    優しいとこ、あるんだ。

    「……じ、じゃあ甘えて」

    私は少し……
    ほんの少しだけ胸が痛んだ。
  • 14 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 03:28:13 [削除依頼]

    「んじゃ、行くか奏」

    ……ん?
    行くって何処に?

    「え?傘借りていいんだよね……?」

    「あぁ、一緒に帰らねぇの?」

    なんだよ。
    そういうことなの……。

    こんな悪天候なのに私は
    男子と2人で帰らなければいけないのか。

    「私……てっきり傘2つあるのかと
     やっぱり傘は……いいや。一人で帰る」

    「……うっせぇ。いいから行くぞ」

    何なの。
    私の意見はガン無視じゃないか。

    「……」

    しょうがない。
    雨に濡れるのは御免だ。

    今日だけ……今日だけなんだから。
    こんな奴と、帰るなんて。

    私は二度とないことを願う。

    「……ん、いい子だ」

    翠川くんは私の頭に
    優しく、優しく触れる。

    「……」

    私達は5時過ぎに
    やっと校舎を出た。
  • 15 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 03:42:31 [削除依頼]

    冷たい雨を遮る
    傘の下には私達が居て。

    話すことなんて
    私達には何にもない。

    「……なぁ奏は俺に
     少しでもキョーミ持ったか?」

    「……持たない」

    「何だよ、何がダメなんだよ」

    「どうして私にこだわる訳?」

    翠川くんは手を頭にやり
    言葉を整理している様。

    「……お前だけだ。
     俺にキョーミ持たねぇの」

    ……ふーん。
    私はあなたに興味はない。

    「……」

    「……俺さぁ、前の学校でも
     どこでも女に困ったことはなかった」

    雨が少し力を
    落とした気がする。

    「……」

    「俺にはみんなキョーミ持って、
     女はみんな俺に寄ってたかってた」

    何それ。
    ただの自慢?

    ……まぁ、どうでもいいけど。

    「……けど、お前は……奏は違う」

    「……そう」

    「だから、俺のこと好きなれ」

    「嫌」

    即答だけど
    本心だから、仕方がない。

    家が近くなってくる。

    彼、翠川くんの家もこっちに
    来てるけど家の方面が一緒なんだ……。

    いや、違うか。
    送ってくれてるのか…!

    「…………//」

    この人……
    根は優しいんだな……。
  • 16 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 03:52:23 [削除依頼]

    「……何だよ。
     俺が好きになったか?」

    「そんな早くなる訳ないでしょ……!?」

    ……あ。
    私は今、なんて事を言ったんだ。

    「……そんなに早くってことは
     希望があるっつうことか奏!?」

    私は無意識に彼を
    認めているのかも知れない。

    ……と考えると
    寒気がしてならない。


    だが


    「……そう……かもね……//」

    「そ、そうか!!」

    ……私はどうしてこうも
    素直に成りきれないのだろう。

    「……この自信家」

    膨れ面で私は言う。

    「……悪いかよ!!」

    悪い。
    とは言ってないよ、優。

    あ、家。

    「……家、着いたんだけど」

    「おう。んじゃ……」

    『え!?ボーイフレンド〜?』

    ん……誰?

    見覚えのある。
    ていうか毎日、見てる人がいた。

    「…………お母さん!?」
  • 17 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 04:15:13 [削除依頼]
    *3話 「赤面」

    「お邪魔します!!」

    「いえいえ、この子にお友達なんて〜」

    何で……
    こんなことになるのよ!!

    「じゃ、お幸せに〜」

    ガチャン

    「はい。奏は俺に任せて下さい!」

    どうして
    私の部屋にコイツが……

    「……っと」

    優が私の
    すぐ隣に来た。

    「あんたも何普通に入ってるの!?」

    「傘の恩返し♪」

    「……うぐ」

    何も……何も
    言えなくなるじゃないか。

    「……触っていい?」

    「は、はぁ!?
     ……な……何を……」

    「……奏の体」

    「……はぁ!?」

    ガタン……

    さっきまで、隣に居たのに。

    今は

    ……私の上だ。

    「……ちょ、何すんの
     ……ってば……!!」

    男子の体は
    重くてビクともしない。

    「……喰っていい?」

    嫌、嫌だ。

    「……よっと」

    私はベッドに押し倒された。

    指と指が絡まり。

    ベッドのシーツが
    唸りを挙げている。

    「…………ちょっと、ホントに……!」

    「……ほら。
     俺に本気になってよ……」

    ほ……本気に。

    私は人と関わりたくない。
    面倒なことになるから、怖いから。

    そう心に強く
    刻まれていたのに。

    何をしているんだ。

    「……子猫は
     俺の胸ですぐ眠れよ」

    足も手も
    全て、全てー

    もう……

    「……逃れられねぇよ?」

    少しの油断が命取り

    ーとはこういう
       事を言うのか……。
  • 18 若宮 鈴音 id:ez-0TOuVPh1

    2012-12-31(月) 04:19:45 [削除依頼]
    にゃー太に質問!!

    艸って、何て読むか分かる??
  • 19 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 04:22:57 [削除依頼]

    すずたん^^
    「くさ」じゃないかな?^^
  • 20 若宮 鈴音 id:ez-0TOuVPh1

    2012-12-31(月) 04:25:00 [削除依頼]
    ホントだ!!

    長年の悩み事がやっと…(°□°;)

    ありがと―っ♪
  • 21 にゃー太(U´▽`) id:CEvm70E0

    2012-12-31(月) 04:27:32 [削除依頼]
    どういたしまして〜^^

    じゃにゃー太そろそろ寝るね〜♪
    おやすみなさい〜^^
  • 22 若宮 鈴音 id:ez-0TOuVPh1

    2012-12-31(月) 04:32:55 [削除依頼]
    おやすみ〜ッ♪
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