【お試し版】旧友からのメール【駄文】4コメント

1 そこらに転がってそうな中学生 id:mCqWftW.

2012-12-27(木) 23:50:04 [削除依頼]
るーる

1、あくまで【お試し版】
2、コメなどはしてくれたら嬉しいです。
3、ジャンルは恋愛(?)になるのかな。
4、細々と書いていく。
5、設定は後で。
※かなり駄文。
  • 2 そこらに転がってそうな中学生 id:8xOmmbr0

    2012-12-28(金) 19:08:01 [削除依頼]
     月陰智里(つきかげちさと)は携帯の着信音で、ゲームをする手を止めた。
     時計を見ると、既に短針は4を指している。ぼんやりとした頭で計算してみて、約5時間ほどゲームに没頭していたことに気付く。
     ちょっとやり過ぎたかも、そう反省しながら、彼は携帯を手に取った。
     メールが届いてるのを見て、眉をひそめる。こんな時間に誰から、と寝不足気味の頭で思いながらメールを表示した。
     そこに書いてあった名前を目で見て、危うく携帯を落としかける智里。彼を襲っていた眠気はどこかへと吹き飛び、信じられないものを見たかのような衝撃が貫いた。

     『天道智哉(てんどうさとや)』

     もう顔を合わせるどころか、こうしてメールのやり取りもしないだろうと思っていた中学生の頃のクラスメイトの名前が、そこにはくっきりと表示されている。
     少し動揺しながらも、その内容に目を通した。こうしてメールをしてきたのだから、何か重大なことでも起こったのかも知れない。
     焦燥感にかられながらも、届いたメールを見ていった智里は最後まで読み終えて、とりあえず携帯を放り投げた。

    『可愛い子から、その、告白されたんだけど……』そこには、そんな文字列が並んでいた。

    「慌てさせんじゃねぇぇぇ!」

     叫んでから、放り投げた携帯を回収する。
     かなりどうでもいいことだったので、適当に返事をしておく。何で俺なんだ、と愚痴を零しながら睡眠を貪ろうとベッドへ横になると、また着信音が鳴った。
     うがー、と叫びたい気持ちを今度は押さえて、メールを見る。面倒だとは思いながら、それでも彼の中でメールを見ないという選択肢は浮かばない。

    『本当に可愛い子なんだよ。答えに迷って、僕、夜も眠れないんだ』

     ゲームやってて眠らなかった自分とはえらい違いだ。
     智里に女子に告白された、という経験はなく、また自分から告白したこともない。一方、智哉は整った顔立ちから女子によくモテる。そんな智哉が悩んでいることを、恋愛経験ゼロの自分が解決できるとも思えなかった。
     しかし、このまま何も返さないのもどうかと思い、とりあえず返信。

    『中学の頃、あれだけ女子にモテてたお前が悩むぐらい気になってんなら、その娘と付き合えばいいじゃん』

     すぐに返信がきた。

    『いや、その、実はもう一人の気になってる人からも告白…』

     文字を見た瞬間、まずは携帯を放り投げる。
     そして、この世の理不尽さに憤りを感じながら、布団に頭を埋めた。きっとこの目から流れるものは、涙なんかじゃない。

    『………………(笑)』
    『無言で(笑)って、何か怖いんだけど!?ちゃんと真剣に考えてよ!』
    『うるせぇよ、大体、お前贅沢過ぎるんだよ!全人口の男女比ちゃんと考えてフラグ建てろよ馬鹿!』
    『フラグって何!?っていうか、智里のメール意味が分からないんだけど?』
    『俺はお前を取り囲む状況がわけ分かんねェよ!何をどうやったら女子からモテるんだよ!』
    『知らないよ!?』

     そんなやり取りをずっと繰り返して、ふと時計を見ると、短針は6時をを指していた。
     そのことに軽くショックを受け、最後に『とりあえず今夜また』と短く返す。
     重い溜息を吐くと、そのまま魂まで抜けていきそうだった。

    ―――…結局、アレって悪戯だったんだよ、な。

     つい数日前に自分の身に降りかかった出来事を受けて、智里はまたも重い溜息を吐く。
     もうちょっとで学校に行く時間だ。少しでも睡眠を取っておこうと、智里は目を閉じた。

    <続>
  • 3 そこらに転がってそうな中学生 id:8xOmmbr0

    2012-12-28(金) 20:09:49 [削除依頼]
     朝の教室は寝不足の智里(ちさと)にとって、ただ賑やかなものでしかなかった。
     少しでも寝ておきたい彼は、机に突っ伏してピクリとも動かないでいる。だが、眠っているというわけでもない。
     妙に騒がしい教室のせいで、ちっとも眠れやしないのである。智里の機嫌は、段々と右下がり傾向になっていった。

    「“女神”が来たぞ!」
    「数之瀬(あまのせ)様!」
    「あぁ、今日も綺麗だな…」
    「風邪と聞きましたが、大丈夫だったですか?」

     一層激しさを増していくクラスメイトたちに、智里は堪らず顔を上げる。
     うるさくて眠れやしない、と舌打ちしたい気持ちを抑えてその原因ともいえる存在を見た。
     女神女神と皆から言われるのも納得できる美貌、その整った顔立ち、平均を上回るような禁断の果実………ゲフンゲフン。
     ともかく、美しいという言葉がこれほど似合う女子もなかなかいないだろう。
     そう思わずにはいられないような女生徒が、智里の視線の先にはいた。
     だが、彼の視線は、そこら辺の生徒たちとは違ったものを含んでいた。うんざりとした、迷惑だという意思。
     まさかそれを感じ取ったわけではないだろうが、その女子は、静かに、誰もが息をするのも忘れて見る中に、本当に静かに、言う。

    「ちょっと、静かにしてくれない?」

     その声からは、どんな感情も読み取れなかった。
     その声には、誰かを守るような意思が秘めているようにも思われた。
     その声の主―――…数之瀬逢(あい)は、視線を一度どこかへと向けると、すぐに戻す。
     逢は自分へ群がった生徒たちを元居た場所に戻させると、席へと着く。教室が僅かな静寂に包まれたのに唖然としながら、智里は彼女から視線を外した。
     静かになったのなら、それでいい。智里の意識は、すぐに闇へと沈んでいった。

     記憶の片隅に残るある光景に、胸にチクリとしたものを感じながらも―――…。
  • 4 そこらに転がってそうな中学生 id:2xTD8gI/

    2012-12-29(土) 15:26:38 [削除依頼]
     誰かに背中を揺すられて、智里の意識が闇の中から浮かび上がった。いつの間にか熟睡していたらしく、時計を見るにもう二、三時限目に入っているところだ。
     一体誰が、と思って隣を見ると、高嶺に咲く一輪の花が視界に入る。微笑んだ彼女は、こちらに視線を合わせると、悪戯ッ子のように瞳を輝かせた。

    「私が起こさないと、どうなっていた思う?」

     彼女―――…数之瀬逢は、智里だけに聞こえる声で、そう呟いた。
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