<私は命がけで行きました>9コメント

1 天影 id:48dHVVp/

2012-12-21(金) 18:55:27 [削除依頼]
prologue

真っ暗な部屋の中、画面の明かりだけが光っていいる。私は小声でつぶやいた。
「…またか。」
画面には『通り魔事件再び』の文字。マウスでその画面を動かす。場所は『奈佐木市阿久圭三丁目』。
「…これで8回目…容疑者捕まらず…か。これじゃ安心して外にも出られやしない…」
私はウィンドウを閉じてRPGゲームに戻る。レベル99…、私はそれを見てため息をつき、RPGもやめた。そばのベッドに倒れこみ、ちらりと携帯画面を見る。深夜の2時40分を映し出す携帯を閉じて、私は深い眠りについた。
  • 2 天影 id:ra0Oe7u.

    2012-12-22(土) 12:32:47 [削除依頼]
    第1GAME「人生の分かれ道ってこんなもん」

    目が覚めた、朝だ。カーテンの隙間から光が漏れている。私は体を起こしてパソコン画面を見た。『速報』の文字が画面で光っている。
    「・・・。」
    私は腕を伸ばしてマウスを動かし左クリックを押した。まただ。
    「…ちっ、…またか。警察は何をしているんだ…」
    通り魔事件、最近はテレビも新聞もそればっかりだ。考えてみれば初めてじゃないか?こんなに同じ容疑者が事件を大量に起こすなど…。もう九回目だぞ?私が立ち上がった時、携帯のメロディが鳴った。
    「…もしもし」
    私は小さい声で言った。
    「あっ、繋がった。リョウだろ?あたしだよ、あたし。」
    電話越しに聞こえたのは低めの女性の声だった。
    「…誰?あなたのことを私は知らないのですが?」
    私はその声に聴き覚えがなかった。私の返事に彼女は大笑いしていた。
    「ぷっ、なんだよ(笑)覚えてないのか?小学校の頃同じ委員会だったじゃないか!河田遥希、覚えてねーの?」
    「カワダ…?…ん?…ちょっと待って、今思い出す…」
    しばらく無言が続いた。
    「あ…ハルキか。思い出した。風紀委員のだろ?確か先輩だった気がするのだが…?」
    先に口を開いたのは私だった。
    「おおう!そうだよ、リョウの先輩だったハルキだ(笑)やっと思い出したか、なぜ電話番号を知ってるとかは聞かないでくれよ?」
    私がまさに言おうとしたことを彼女はすらすらと言った。
    「はあ…、で何のご用でしょうか?」
    「ああ、そうだったよな、で?なんだっけ…」
    また無言が続いた。
    「あ…、そういえばリョウ、高校卒業してから内職しながらひきこもりだって?聞いたよ、確か…三沢に!」
    誰だよ。私は思ったことを言いそうになってからあわてて飲み込んだ。
    「…内職って言ってもゲーム試作品攻略ですけど…、内職なら外に出る必要ないですし。」
    私は淡々と答えた。
    「ああ(笑)確かにそうだよな。…ってそんな話をしたい訳ではないっ。あのさ、ちょっと手かしてくれないかな?」
    彼女はいきなり電話をかけてきて、いきなり変なことを言いだした。

    これが私の人生の分かれ道だったのだ…。

    そうとも知らず、私は答えてしまった。
    「…話ぐらいは聞きましょう。」
  • 3 天影 id:ra0Oe7u.

    2012-12-22(土) 13:00:25 [削除依頼]
    第1GAME「話くらい」

    「でさ、そういうわけで手かしてよ。リョウは風紀委員の時から仕事が早くて頼りになるからさ、頼むよ。…てかなんかしょっちゅう口調変わるな、大丈夫?」
    河田遥希、彼女の話はこうだった。
    ・彼女は結構偉い刑事
    ・通り魔事件の捜査担当
    ・人でが足りない
    ・事件解決のため、手伝ってほしい
    ・報酬は出す
    だそうだ。
    「なんで私なんですか?あと口調は気にするな。」
    私は不思議に思う。なんで小学校の頃のそこまで仲もいいと言えない先輩に、こんな命がけの捜査を手伝ってと言われるのか。しかも私は一般人だ。…バカなのか?
    「そりゃあ、リョウは小学校の頃結構な有名人だったからさ。」
    ユウメイジン?
    「…は!?何を根拠に」
    私の声はかなり出かかった。
    「リョウ、あんたクラスで探偵的な存在だったってな?しかも一番頭が良かった…とか。しかも中高どちらも私立のうえ、定期テストでは毎回1位だったとか…(ニヤ」
    「…誰からその情報を?」
    「企業秘密だ(笑)刑事なめんなよ。」
    彼女は刑事になって何を調べているんだ…。やっぱバカなのか?
    「まあとにかく、東大レベルのくせに大学いかんでひきこもりとかもったいないと思ってな。手を貸してもらおうと…。」
    「…やですよ。まだ仕事終わってないんです。」
    嘘だ。今は新しい仕事の依頼を待ってるとこだった。
    「じゃあ、この依頼受けてくれたら、世界に一つの超レア高級RPGソフト、あげる、けどぉ…やる!?」
    「やりますっ!…あ」
    「ふふ、今のちゃんと聞いたからね、ゲームオタクにはいい餌だと思ったのよ。」
    「…ホントにくれるんでしょうね?てかなんで持ってるんですか…?」
    「あげるよ、ちゃんと。私の兄貴が作ったRPG だもの。今は私の手元にあるの♪」
    彼女は得意げに言うと、「じゃあ」といって電話を切った。細かいことはメールするそうだ。
    「…電話代…高いだろうな…」
    私はつぶやいて、彼女からの連絡を待った。
  • 4 天影 id:ra0Oe7u.

    2012-12-22(土) 13:25:10 [削除依頼]
    第1GAME「思いっきり外出」

    「ヤバい。緊張してきた…。」
    私は外着に着替えて、玄関で立ち止まっている。外出は6カ月ぶりだ。
    「姉ちゃんどっか行くの?珍しい…」
    後ろを振り向くと、アイスクリームを食べてる弟が立っていた。
    「うっうん…一応。」
    私は靴は急いではいて答えた。
    「じゃあ…行ってくる、ヒカルは外に出ちゃ駄目だからね。通り魔がまだ捕まってないから。」
    「おー分かった。いってらっしゃい。生きて帰ってこいよ?俺一人で住むとかありえないから。」
    弟はふざけてからリビングに行った。
    「…生きて帰ってこい…か。期待に添えるかわからんけど…、そのつもりだよ…」
    私はつぶやいてから玄関を出た。朝の9時、空は青くて、久しぶりに吸う空気はおいしかった。
    「よし」
    私は足をぎこちなく踏み出した。
  • 5 天影 id:H/1olaU/

    2012-12-23(日) 12:49:17 [削除依頼]
    第2GAME「緊張と恐怖は消えるけど不安は現れる」

    「おーい、高木リョウ!こっち。」
    第3奈佐木駅にて、私に向かって手を振っているものがいた。きっとハルキだ。
    「お久しぶりです…、なっなんでこんな人気の多いところを…?」
    私は彼女のそばに行って声をかけた。私の声はかなり震えていた。
    「よっ、久しぶり。…その方が安心だと思ってな。通り魔もこの辺なら人を殺すことはできんだろう。なんせ警備員がうろちょろしてるからな。もしこんなところに来るような馬鹿ならとっくに捕まってるだろうよ。」
    彼女は笑いながら言った。
    「まっまあ…そうです…ね」
    私は予想以上に緊張していた。こんな人気の多いところにいたら気分が悪くなりそうだ。
    「なに?あんたもしかして最近外に出てなかったの?めっちゃ声震えてるし…。てか何その恰好!?高校のジャージってお前…。女捨ててるな…」
    「うるさい!服がないんだよ…買い物とか行かないから。大体あなたに私のことをとやかく言う筋合いはないと思いますけど?」
    私はつい大声で言ってしまった。まただ、むきになると大声を出してしまう、私の悪い癖だ。
    「はいはい、私には関係ないですよ。まあ言い争っても仕方がない。…行こうか。」
    彼女は後ろを向いて歩きだした。私は仕方なくついていく。
    「ゲームのためだ…仕方がないよな…」
    私はぼそっとつぶやいて、ポケットからゲームを取り出した。


    「良いんじゃない?協力してもらって。…あーちょっと、電話とってっ」
    目の前ではいかつい男の人が忙しそうに私を見てから、隣のハルキに言った。
    「どもっす。…リョウ、この人は私の唯一の上司、OK?じゃあちょっとこっち来て」
    そしてハルキは、歩きながらゲームをやっていた私の手を引いて廊下を歩いていく。
    「…どこ行くの?」
    私は聞いた。自分の声を聞いてさすがに時間がたつと緊張も恐怖も消えるもんだなとか思ってた私に、
    「今から捜査、疑いがあるのは3人。それを調べるの。張り込みよ張り込み。」
    彼女は言った。
    一気に不安は押し寄せるもんなんだな、と彼女の言葉を聞いて私は思った。
  • 6 天影 id:EjrHGWL.

    2012-12-31(月) 12:32:36 [削除依頼]
    第2GAME「私に聞くな」

    「乗って」
    目の前には白い車、残念ながらひきこもりで知識のない私にはメーカなどは分からない。でもこれだけは分かる、新車だと。だって光っているもの。
    「新車だから汚さないでね」
    あ、やっぱり。
    「あの、まずどこに行くんすか?」
    私はうなずいて車に乗り、運転席に座ったハルキに尋ねた。
    「まずは…えっと水木貴志さん、容疑者の一人の会社よ。」
    「何のために?」
    「え?なんでったって聞き込みして来いって言われたから」
    張り込みじゃないんかいっ!心の中で突っ込む…が言わない。
    「…そうすか」


    てなわけで会社についた。何の会社だって?私に聞くな。
    「ただの株式会社だよ。」
    だそうです。
    「…で、どうするんすか?」
    「私に聞くな。」
    なんでまた同じことを。心の中が見えるのか?超能力者かっ!
    …すみません。
    「え…!?知らないんすか?」
    「大丈夫、何とかなるよ。入ってみれば。」
  • 7 天影 id:EjrHGWL.

    2012-12-31(月) 17:40:32 [削除依頼]
    第2GAME「入口にて」

    「ちょっと待ちなさいっ、君たちっ!」
    「へ?私たち?」
    警備員さんたちの呼び止めをくらい、返事をしたのは…言うまでもない。
    「そうだ、君たちだ。ここは有名な食品メーカーの会社だぞ。君たちのような身元も知らない人物を入れるわけにはいかない。入りたいのであれば許可書を見せなさい。」
    ん?株式会社じゃないのか?
    「…ハルキ、これはどういう…」
    私がゆっくりとなりを見て尋ねようとしたら、ハルキはポケットや鞄を必死にあさっていた。
    「・・・」
    私は呆然としてしばらく黙っていようと思った。


    しばらくしてから…
    「あった!」
    許可書を見つけたようだ。
    「うむ、よし、とおって良いだろう。」
    「うむ、ご苦労様。」
    警備員の言葉にふざけてハルキが返した。警備員は苦笑いしながら道を開けた。
    「…おい、何事もなかったかのように進むんじゃない」
    私は知らん顔して進もうとするハルキに言った。
    「…いや…あの…。」
    「ああ?いいわけでも言いたいわけ?」
    「いや…えと…知らなかったんだよ…」
    「知らないなら適当に答えるなよ。」
    「さーせん」


    先が思いやられるな…
  • 8 天影 id:EjrHGWL.

    2012-12-31(月) 18:01:39 [削除依頼]
    書いたものを読み返しました。 ・>3の21行目 『私の声はかなり出かかった。』 とありますが、 『私の声はかなりデカかった。』 の間違いでした。 ・>4の10行目 『私は靴は急いではいて答えた。』 とありますが、 『私は靴を急いで履いて答えた。』 の間違いでした。 打ち間違いが今後もあると思われますが、 なるべく注意して書きたいと思います、はい。 すみませんでした。
  • 9 天影 id:TOM2w7F.

    2013-01-01(火) 12:42:19 [削除依頼]
    あけましておめでとうございます。
    今日は暇がないので顔出ししかできませんが、
    今年も投稿頑張ってできたらなーなんて思います。

    まあいまだに読者いませんがww(涙
    少しでも読んでいる方がいらっしゃいましたら
    顔出しでもお願いしたいところです((殴

    では、キャスフィ様、他の投稿者・読者の皆様、
    今年もよろしくお願いします。
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