お願いだから一緒にいてよ。7コメント

1 ソウル id:AXP/cKV0

2012-12-17(月) 20:45:13 [削除依頼]
「みーっ♪♪」

信号が青になり、横断歩道の向こうから手を振るイリナ。

「おいっ、あぶねえぞ、イリナちゃん。」

背が高くてモデルみたいで、しかも男勝り、
男の子みたいなボーイッシュな感じが女子にも男子にも人気。

口は悪いけど、いい子のルカと、

小さくて女の子そのもので、おっとりしてて妹みたいだけど
頭が良いくせに世間というものに全く興味がない上、

気に入らない人がいるとその人に対し毒を吐くのがダメなとこ

でも可愛いって言う理由で人気があるイリナ。

2人が亡くなったのは、私の誕生日。

イリナとルカは、私をかばい亡くなってしまった…
  • 2 ソウル id:eb44I8A0

    2012-12-20(木) 16:42:55 [削除依頼]
    私は駆け出した。

    マフラーと私のポニーテイルがゆれ、白い息がでる。

    かじかんだ手を一生懸命振り、二人の待つところまで行く。

    長い横断歩道が、いつもの数倍長く感じる。

     …ウウー、ウウー、ウウー、ウウー…

    警察の車だ。トラックがその前を走ってる。

    多かった人がまわりにいない。反射的に止まってしまった。

    トラックの助手席にナイフの先をあてられた女の人。

    「お母さんッッ」そういった瞬間、トラックが目の前にあった

    と思ったら、空が見えた。

    一瞬だけ、声が聞えた。

    「ミレンッッ!!!誕生日…おめでとう……………」イリナとルカの声だった。

    ドカンッッ

    そのまま私は気絶してしまった。
  • 3 ソウル id:eb44I8A0

    2012-12-20(木) 18:59:16 [削除依頼]
    「うわぁぁぁぁぁぁぁッ、うわぁぁぁぁッッッ!!!」

    ベットのシーツをぐッと掴んで泣く私に誰も話してこようとはしない。

    「うわぁぁぁぁッッッ。」

    起きたときは病院、お母さんも病院、妹の理里香と菜々美はお母さんの看病。

    30分くらいかけ、自分の家へ戻る。

    私はバックにあれをつめこれをつめて立ち上がった。

    4つに畳んだ紙を置く。

    世に言う『書置き』というやつだ。

    イリナとルカが死んだ。これほど悲しいことはない。

    イリナとルカがいない今、ここに用はない。

    あそこへ行こう。

    理里香、菜々美、お正月になったら顔出すね。

    お母さん、迷惑かけてごめんね。
  • 4 ソウル id:anYL9CA.

    2012-12-21(金) 21:55:21 [削除依頼]
    2時間ほどで着いた。現在、一時過ぎ。

    ここはド田舎。

    コンビニどころかスーパーだって行くのに30分以上かかってしまうような所だ。

    無駄にでかい道路と、木と畑がそこらじゅうにあるだけだ。

    「頭痛い…」

    泣きすぎてあたまがガンガンする。

    私は2人が今日なくなってしかも誕生日だから頭が混乱して勢いで
    ここに来てしまったのだ。

    じゃないと、こんなところ正常では来ないだろう

    それほど田舎なのだ。

    重いバックを抱え、切符をだす。

    無人駅というやつなのか。

    だぁれもいない。

    パスモが使えないと思って切符にして良かった。

    「えっと…」

    ここにきたのはいいが、何処に何があるのか分かったものではないのだからな。

    直感的に、ここは右だッッッッッ!!!!!!

    あとは真っ直ぐだ。

    ここで迷子ると、とてもこまる。

    田舎だから。

    私の目的地。それは、神社だ。

    幼馴染が住んでいるんだ。

    神社はすぐに見つかった。

    合ってるかは分からないけど、多分、あいつがいるはず。

    「ッ!!!!」

    「あ!!!????」

    バックがするりと手から落ち、どんっと音がした。

    「ユウっ…」

    久しぶりだね。元気だった…?

    そんな言葉が出ない。

    「レン…」

    ボサッとした髪にストライプのパジャマ。寝起きを想像させる細い目。

    「レン????ミレンだよねッ」男の子らしい、少し低い声。

    腰が抜け、ぺたんと座る。

    懐かしすぎて、そしてイリナとルカがなくなったという現実が押し寄せ、
    涙が止まらなくなった。

    「うわぁぁぁっ、ゆぅぅ〜!!!!!」

    子供みたいに泣いた。思いっきり、溜め込んで多分も、全部。

    ゆうがそっと抱きしめてくれてすごく嬉しかった。

    ゆう、ゆう…

    ゆうが愛しい。

    私は昔、7歳くらいの頃、ゆうが大好きで、たまらなかった

    皆は小さいころはそうなるなんて言ってたけど、本気だったんだ。

    気持ちは、ゆうにはいえなかったけど…

    引っ越しちゃってから、会うこともなくなっちゃったけど、今はもう、大丈夫。

    だって、こんなに近くにいるんだもん。

    いつでも抱きしめられる位置に貴方はいる。

    ひさしぶり、ゆう。今でも貴方が好きです。
  • 5 ソウル id:anYL9CA.

    2012-12-21(金) 22:15:33 [削除依頼]
    「がっはっはっ、そうかそうか。」

    彼はけんじぃちゃん。この神社の持ち主…って言うのかな。

    ゆうのおじいちゃんで、私も孫みたいに扱ってくれる。

    「それで逃げてきたのかぁうん。」

    あぐらをかいたままがははと笑うけんじぃちゃんにつられて
    笑った。

    おこたを囲んで話すなんて、家ではないことだ。

    とても嬉しい

    「じぃちゃん。笑うなよ。

    かわいそうに、それでレンはここに着たんだね。

    辛かっただろう。」

    ゆうは笑い飛ばすんじゃなくて、
    ちゃんと気持ちを分かってくれる。

    どちらにしろ、わたしにとって特効薬のようなものだ。

    「ありがとう、話し訊いてくれて。

    楽になった。」

    「おぅ!!そりゃあいいな。」

    「でもレン、本当に泊まる…の?」

    「うん、そのつもりだよ。

    だ…め…?」

    「い、いや…いいんだけど、

    じぃちゃんはともかく、俺は年頃の健全な男子だから、
    壁一枚隔てたところで寝られるかな?」

    「何言ってんだ!!

    いつもそういうこと言わないくせに!

    なんだ、美鈴(ミレイ)に気でもあるのか?」

    「ち、違うよッ。

    レイが、だから本当に泊まるなら
    お母さん家がいいんじゃないかなって。」

    「なんだ、美津子の家か? つまらないから却下。」

    「えー…。つまらないからって……」

    ゆうは、神社の裏にある家から離れてここに住んでいる。

    美津子おばさんは何も言わないらしいけど、反対だろうな。

    「お母さんに電話してみるね。」

    ゆうが私に言ったが、私はつい、言ってしまった。

    「ここに泊まるよっ!!!」

  • 6 ソウル id:mTDx.Wo.

    2012-12-22(土) 11:04:26 [削除依頼]
    「え…レイ、それ、どういう意味…」

    「ちっ、違うのッッ」

    「美鈴までどうした?

    今日は美津子の家にわし、泊まろうか?ン?」

    「じぃちゃん!!余計なきぃ使うな!!!」

    「そうだよけんじぃちゃん、いいよぉぉぉぉぉぉぉ…」

    はははと1人でけんじぃちゃんが笑う。

    「昼ごはん、作ろうか。 何か注文は?」

    きまずくなったので私がそういうと、

    「うまうまラーメン塩味。」

    「同じく」 は? …カップラーメンじゃん。

    せめてインスタントラーメンって言ってほしかった。

    「料理くらいつくれますぅ!!!

    カップラーメン毎日食ってるわけじゃないでしょ!!?」

    「毎日食ってるよ。 結構うまいんだよ。」

    マジか〜。栄養取れてないよ絶対〜。うん〜。

    「じゃあ適当に作るね。」

    スパゲティを作った。というか、スパゲティしか作れなかった。

    買出しに行かないと、もう食材が残っていない。

    それをおこたに運ぶと、嬉しそうに2人が食べ始めた。

    ゆうに、けんじぃちゃんに、私に、おこた。これほど幸せなことはないよ…

    笑いながら私は二人がスパゲティを食べるのをみていた。
  • 7 ソウル id:mTDx.Wo.

    2012-12-22(土) 11:05:05 [削除依頼]
    「え…レイ、それ、どういう意味…」

    「ちっ、違うのッッ」

    「美鈴までどうした?

    今日は美津子の家にわし、泊まろうか?ン?」

    「じぃちゃん!!余計なきぃ使うな!!!」

    「そうだよけんじぃちゃん、いいよぉぉぉぉぉぉぉ…」

    はははと1人でけんじぃちゃんが笑う。

    「昼ごはん、作ろうか。 何か注文は?」

    きまずくなったので私がそういうと、

    「うまうまラーメン塩味。」

    「同じく」 は? …カップラーメンじゃん。

    せめてインスタントラーメンって言ってほしかった。

    「料理くらいつくれますぅ!!!

    カップラーメン毎日食ってるわけじゃないでしょ!!?」

    「毎日食ってるよ。 結構うまいんだよ。」

    マジか〜。栄養取れてないよ絶対〜。うん〜。

    「じゃあ適当に作るね。」

    スパゲティを作った。というか、スパゲティしか作れなかった。

    買出しに行かないと、もう食材が残っていない。

    それをおこたに運ぶと、嬉しそうに2人が食べ始めた。

    ゆうに、けんじぃちゃんに、私に、おこた。これほど幸せなことはないよ…

    笑いながら私は二人がスパゲティを食べるのをみていた。
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