甘いキスを待っている/**32コメント

1 真琴/**MAKO id:yNkWtpu.

2012-12-17(月) 19:49:07 [削除依頼]
真琴/**MAKOです。こんばんゎ。
題名と名前に同じ "/**" を入れるな、とぉ怒りヵもしれませんヵ゙、ぜひ楽しんでってくださぃ☆

よろしくぉ願ぃします・∀・♪

――超有名人の君とは遠いのに、
  凄く近いのはどうして。

  君の偽りの優しさを愛してしまう。

  ただの"ファン"へのその笑顔。
  私はどうしても本気で好きになるのです…。


**/登場人物紹介/**

加藤 絵美香(Kato-Emika)
桜庭高校に通う17歳の2年生。
成績優秀で勉強・運動完璧。
匠海の事が好きな女の子。
ダンス部の部長で様々な賞を受賞する、
先生達の期待が注がれる生徒。

佐倉 匠海(Sakura-Takumi)
人気俳優として活躍する。
絵美香の同級生。
匠海もダンス部。
ファンへ向ける笑顔は偽りで、
本当の恋をしたことがない。

今後、キャラゎ増ぇる予定です☆
(キャラ応募ゎしません)


。Stori。

絵美香は俳優として活躍する匠海に恋愛対象として好きになる。
絵美香は勇気を振り絞って告白。
でも、匠海は一向に絵美香に振り向かない。
自分を好きになると言っても、それはきっとファンと異性との区切りを踏み間違えただけ。
そうとしか考えられない匠海。

しかし、諦め掛けた絵美香の友達として、部員としての優しさに心惹かれてゆく匠海。

ふたりの運命は…!?
  • 13 真琴/**MAKO id:EyaaDuf1

    2012-12-20(木) 13:13:09 [削除依頼]
    気付けばこれで13です…。
  • 14 真琴/**MAKO id:EyaaDuf1

    2012-12-20(木) 13:13:19 [削除依頼]
    更新いたしマッスル〜。
  • 15 若宮 鈴音 id:ez-eRElke71

    2012-12-20(木) 13:19:20 [削除依頼]
    *真琴s...


    いえいえ* ̄0 ̄)ノ

    全て駄作ですが…『バカ萌えッ!!』・『学園プリンス!!』・『漆黒のエナ』(まだあまり更新してません)を書いてます♪
  • 16 (・ω・)ノ id:qUolbA1.

    2012-12-20(木) 17:25:18 [削除依頼]
    >1 Stori ↓ Story
  • 17 真琴 id:vt-ihUmZJ7.

    2012-12-20(木) 20:04:18 [削除依頼]
    ふたつ、訂正です。
    まずわ更新するとかぃって更新してなかった事。
  • 18 真琴 id:vt-ihUmZJ7.

    2012-12-20(木) 20:10:40 [削除依頼]
    そして、ストーリーの英語ミスです。
    申し訳ぁりません♪

    (′・∞・`)
  • 19 真琴/**MAKO id:xrbtQvN1

    2012-12-21(金) 17:31:01 [削除依頼]
    部屋に飛び込んでベッドに転がる。
    仰向けの顔の頬に伝う一筋の涙。

    「嫌だ、私ってば…」

    自分は何なんだろう?
    相手が悪かった?芸能人なんて…。

    確かにファンだって勘違いされても仕方ないのかな…。

    でも、匠海のことは否定したくない…。
    私って、とっても辛いよ…。
    それに、切なくて…。

    ♪ ピリリリリ ピリリリリ…

    部屋に響く着信音。
    誰だろ。

    "新着メール 2通"

    ん?
    ふたつも?

    見てみると、ひとつは少し前。
    もうひとつは、たった今。

    たった今のメールを開く。

    『絵美香先輩、今日はありがと
     うございました♪
     私が計画したのに、絵美香先
     輩も来て下さって…。
     絵美香先輩が帰った後、みん
     な大喜びでしたよ。

     「絵美香先輩が、自分達の為
      に来てくれたんだー!!」
       
     って。中には先輩を知って、
     桜庭高校に入った子もいて、 
     ダンス部に入った子もいます。
     だから、みんなの憧れです。本
     当に今日は、私達の為に来て下
     さり、ありがとうございました。』

    これは、1コ下、1年のリーダーを務める、彩夏から。

    今日、部活代わりに、"1年集中練習"を開いた。彩夏の企画で。

    私は誘われてなかったけど、匠海の事からも吹っ切れたくて、飛び入り参加。
    そして、みんな、喜んでくれたんだ。

    『彩夏、私こそ楽しかった。
     飛び入りだったのに講師なんか
     やらせてくれてありがとう。
     私の高校ダンス部としての思い
     出のひとつになったよ☆
     みんな今日、すっごく上達した
     と思う。この調子で、頑張って
     。抜けた3年生の分、それから、
     これから締めくくり、となる2年
     のあとを托すのは彩夏を始めみ
     んなだからね』

    私は優しい言葉を返す。    

    そして、少し前のメール…。  

    ――匠海、か…。     

    『絵美香、さっきはファンじゃな
     いかなんて言ってごめん。気持
     ちに変わりは無いし、友達とし
     てやり直せたら、とは思ってる
     。これから連ドラで忙しいんだ
     。あんまり部活いけないし、学 
     校いけるかも不安。絵美香に会
     える日は少ないけど、やり直そ
     う。俺も、できるだけの事は、
     するつもりだから』

    匠海のばーか…。
    余計好きになっちゃうじゃん…。

    私の気持ち、どう捉えてるの…?
    私は、ほんとに本気。
    匠海への気持ちに嘘はないのに…。

    『…気持ちが嬉しいから。でも私
     、キャラ変えるね。ふたりの時
     は匠海に本気で好きだっていう
     の、わかってもらうから』

    私は本人に宣言を告げ、

    "メール送信 成功しました"

    の表示画面を見つめた。
  • 20 真琴/**MAKO id:xrbtQvN1

    2012-12-21(金) 17:35:44 [削除依頼]
    **/新登場人物紹介/**

    小倉 彩夏(Ogura-Sayaka)
    桜庭高校ダンス部1年の
    リーダーを務める。
    「絵美香の跡継ぎ」と言われる
    程の活躍ぶり。
    その実力は、絵美香さえも認める。
    絵美香の通うダンススクールでも、
    絵美香に続く、準優勝。
    成績も優秀で、ダンスのおかげで
    運動神経抜群!
  • 21 真琴/**MAKO id:xrbtQvN1

    2012-12-21(金) 17:45:09 [削除依頼]
    翌日

    学校に着くと、黒板に書かれていた言葉。

    「緊急席替え!!
     下の表を見て、自分たちで朝移動!
     いない人の分もやってあげること!」

    副担任の文字で書かれていた。

    「絵美香ぁ…」

    ずっと席が前後だった親友の奈央が潤んだ目で訴える。

    「私、絵美香と離れたくなぁい」
    「奈央、同じクラスだし、移動だって同じじゃん?そんなに悲しむことじゃないって」
    「私は嫌だ〜〜〜」
    「奈央ぉ…!いっつも休み時間行ってあげるから、ワガママ言わないでよ〜」

    奈央の優しさにキュンときながら、宥める。
    ほんと、可愛すぎる…!

    「いいなぁ、絵美香は。隣」
    「隣?誰?」

    そういいつつ、奈央の後ろに広がる黒板を見る。



      絵美香 匠海 
             」

    はぁ〜〜〜〜!!!???

    こんな関係のまま隣の席ぃ!?
    ふざけないでよ〜、先生のばかばかばか!!

    「絵美香、動揺してる?」
    「動揺なんて!」

    してるけど…。

    …待てよ?
    匠海、連ドラって言ってた。
    ってことは、あんまり会わずに済むんだ!

    ラッキー…。

    ――…でもやっぱり、大好きな人には毎日会いたいなぁ…。

    「きゃぁ〜ん!匠海さま〜」

    廊下から聞こえる声。
    定番だけど。

    匠海、何で来ちゃうのよ!!!

    「あざーす…」

    ダルそうな声を出して入ってくる匠海。
    きゃぁ!来ないで!
  • 22 真琴/**MAKO id:xrbtQvN1

    2012-12-21(金) 17:47:04 [削除依頼]
    **/新登場人物紹介/**

    佐野 奈央(Sano-Nao)
    桜庭高校2年ダンス部の副部長。
    絵美香の小2からの親友。
    運動できて、勉強苦手。
  • 23 真琴/**MAKO id:0J1BbGn1

    2012-12-26(水) 13:31:03 [削除依頼]
    『『『匠海さまっ、おはようございま〜す!!!』』』

    女子の叫び声。
    いつもは「うるさい…」とか思っていながら、

    心の片隅で、
    「参加出来たらなぁ…」とか思ってた。

    でも、今は、
    すっごくはるか遠い声に聴こえた。

    「よっ、匠海!今日もモテモテじゃん?ずりぃーぞ!」
    「うるせぇよ」

    匠海は親友・海飛(Kaito)からの視線を逸らす代わりに、黒板を見る。

    「はぁ?席替え?」
    「そぅそぅ!いいらぁ?俺、奈央ちゃんだぜ?学年モテ女NO.2!」
    「あっそ。俺には関係ないし」

    方言丸出しの海飛。
    元々、ここに生まれた人じゃなくて、静岡・西部出身で、高校からこっち…だから仕方ないけどね。

    「ちなみにっ!お前の席と隣っ」
    「ん?あぁー…。…誰?」
    「お前の席があそこで…、隣、絵美香ちゃん!モテランキング、1位だろ!?いーなーいーなー!」
  • 24 真琴/**MAKO id:8c0PAqm1

    2013-02-09(土) 14:43:18 [削除依頼]
    海飛ってば!
    余計なこと言わないで!!
    とか言いながら…、

    「絵美香は良いよねー。数学も匠海くんと一緒でしょ?……」
    「あー、うん…」

    奈央の話を耳の右の穴から左の穴へ通し、匠海と海斗の話に耳を傾ける。

    「絵美香ちゃん、めっちゃ可愛いしー、優しいしー、匠海ずるいぞー!ただでさえモテてんのにー」
    「…俺、別に学校滅多に来れないし、隣が誰だろうと関係ないから」

    …酷い…。

    いくらなんでも、そんな風に言わなくたって…。

    「そっかぁ。なら代わりたいくらいだぜっ!あーでも、奈央ちゃんも譲れないよなー」

    ブツブツ言ってる海飛をよそに、匠海は支度をしてる。
    私は自分の席に着けなかった。

    「絵美香?時間になるよ?」

    話し終えたらしい奈央が私に声をかける。

    「あー、うん。お腹痛くなってきちゃった。保健室行ってくるね」

    私はクルッと向きを変えると、教室を出て、言った通り保健室へ急ぐ。
    瞳は…、潤っていた…。

    ガラガラ…

    私は保健室へと入る。
    先生が声をかけてくれた。

    「また絵美香?今度は何?」
    「お腹が痛くって…」

    そう言いながら室内を眺める。

    「誰もいないよ」

    感じ取った先生が言ってくれた。

    「嘘。先生、痛いのは胸…」
    「また傷付いたの?」
    「何で心ばっかり弱いのかなー。あはは…」

    笑って見せたのに、涙があふれる。

    「先生、苦しいよ…」
    「どうしたの?話してごらん」
    「うん。あのね…」
  • 25 真琴/**MAKO id:Qel7g2c/

    2013-03-02(土) 12:55:49 [削除依頼]
    私は今までのこと全てを話した。

    「じゃぁ何?失恋相談って事?」

    どうも先生はとっても楽しそうだ。

    「絵美香はさぁ、匠海くんの気持ち、どうして分かってあげられないかなぁ?」
    「えっ…。先生、どういう事…?」
    「可哀想なのは、絵美香なんかじゃない」
    「先生…、酷い…」
    「酷くない。だって可哀想なのは、匠海くんだもの」
    「匠海が…?」

    そんなわけない。
    可哀想なのは私。
    フラれた私…。

    どうして先生は、フッた匠海のことばっかり庇うの…?

    「絵美香は、好きだって事、言える立場」
    「うん」
    「匠海くんは例えそうでも、言えない立場」
    「そんなわけない!だって私告ったんだよ?でも、フラれた。匠海だってもし私の事好きなら言える状況だったんだよ?」
    「そ・こ・が!絵美香の勘違いおバカさん!!匠海くんは言える立場じゃない。芸能人だもん」

    あ…。
    あ…、そっかぁ…。

    「匠海くんは多分好きな人とも付き合えないのよ。絵美香以外の誰かだったとしても、きっと彼女に告白できないの。誰かに取られても仕方ないって済ませなきゃいけない立場なの」

    そうだよね。
    匠海が好きで始めた仕事でも、匠海はやる代わりに条件を背負ってるって事か…。

    あれ?
    でも待って…。

    「先生、匠海、アイドルじゃないよ?」
    「知ってるけど」
    「別に恋愛禁止とかないんじゃない?」
    「ないよ?」
    「はっ!!??先生の言ってる意味、マジ分かんないんだけど」
    「だから!匠海くんはみんなの彼氏でいなきゃいけないって事。清楚系で売れてるし、むやみやたらに恋愛なんて出来ないわ」

    匠海の売れてる理由まで考えなきゃいけないのか…。

    私、何も知らないで告白なんかして…。
    ただの馬鹿じゃん…。

    「あんたが馬鹿なのは、匠海くんだって知ってるよ」
    「先生ってば」
    「もう一度すべてしったよって教えて、告白してみたら?」
    「そうだね。ありがとう先生。もう一度頑張ってみる」
    「うん!それでこそ絵美香よ」

    私は立ち上がって、部屋を出ようとした。

    「あっ先生!」
    「ん?」
    「私、お腹痛くて来たって設定だからね。もう治ったから帰るって設定ね」
    「りょーかいっ!」

    私は部屋を出た。

    何故か自然と零れる笑み。

    「…っよし」

    軽く意気込んで、私は新たなるステージへと進んだ。
  • 26 真琴/**MAKO id:Qel7g2c/

    2013-03-02(土) 13:14:29 [削除依頼]
    そのあとは緊張しながら授業を受けて、部活も終わった。

    「匠海と彩夏、残っていくように」
    「はいっ」
    「俺もかよ〜」

    グチグチ言ってても、部長の命令には従う匠海。

    「まず彩夏から。再来週の発表会、2年はもう出れないけど私は行くね。それで今日、担当の人から連絡があったの」
    「はい」
    「貴方達の実力が認められて、トップバッターとラストを飾ってもらうって言ってから。本気で頑張ってね!」
    「はい!ありがとうございます!!」
    「彩夏はもう帰っていいよ」
    「はい!ありがとうございました!」
    「うん」

    ニコニコと帰っていく彩夏。
    本当に上手だからトップバッター&ラストで当たり前か…。

    「で、俺は?」
    「匠海さ、出れない日、あるでしょ?」
    「ドラマで?」
    「うん」
    「あるけど」
    「その日は、朝のうちに連絡してくれない?じゃないといろいろ大変だから」
    「了解。それだけ?」
    「あと…」
    「うん」
    「昨日はごめん」

    私の突然の謝罪に動揺を隠せない様子の匠海。

    「何で絵美香が謝んの?」
    「匠海の事考えないで告ったりして…」
    「だから何で?」
    「匠海の芸能人って地位、考えなかった。傷付けたかもしれないって思っちゃった」
    「別に。気にしてないし」
    「本当にごめんなさい」
    「謝んなって!!俺こそ、こういう仕事してたから…」
    「ううん!私が部活と兼任でダンス通ってるように、匠海は部活と俳優って習い事って感じでしょ?悪くないよ。匠海ばっか攻めれる立場じゃないし」
    「そっか…」
    「これからも、よろしくね!」
    「おう」

    私は匠海とハイタッチを交わした。

    昔から喧嘩とかしたときはこれで仲直りの証をしてたんだ…。
  • 27 真琴/**MAKO id:Rp6EpBV0

    2013-03-08(金) 12:44:57 [削除依頼]
    私は制服に着替えて、軽く水分補給をすると、昇降口へ向かった。

    ピリリリリ… ピリリリリ…

    「メール?」

    メールの着メロ。
    私は急いで携帯をチェックした。

    『絵美香、いまどこ?
     帰っちゃってないよね?
     帰ってたら最悪!!
     返事待ってるよ(v^□^v)
     すぐ返事ちょうだいね♪
      
          奈央
     
     ----------END----------』

    「奈央か…」

    心のどこかで"奈央♪"って思って、もう反対では、"匠海だったら嬉しいのに"って思ってしまう自分が悔しい。

    私、どこかでもしかしたら、那央を傷付けてるかもしれない。
    これから傷付けてしまうかもしれないと、不安を抱いた。

    『いま部活終わったところ。
     帰っちゃうわけないじゃん!
     昇降口向かってるからもう少し
     待ってて(・□・ノノ

          絵美香
     
     ----------END----------』

    私は簡単にメールを返すと、駆け足で昇降口へと向かって行った。  
  • 28 真琴/**MAKO id:Rp6EpBV0

    2013-03-08(金) 12:51:58 [削除依頼]
    東の昇降口へ着いた私は奈央へ声をかけた。

    ――…いや、かけようとした。

    「奈ッ…」

    私は見てしまったのだ。
    奈央の私を裏切る行動を…。


    その時、私は笑顔で奈央へ声をかけようとした。
    けど、「奈」と言った瞬間、奈央を見た。
    そして、何故か咄嗟に隠れた。

    奈央は、匠海とキスを交わしていた…。

    「おい、誰か見てたらどうするんだよ」
    「大丈夫だよ」
    「絵美香来るかもしれないぞ」
    「絵美香さっき連絡あって、向かってるって言っただけだもん」
    「ダンス部の女子、来るって!」
    「……」

    奈央は黙った。

    「匠海は、私の事より、絵美香の事ばっかり話すよね」
    「何だよ急に」
    「付き合ってるんじゃないの?私達。絵美香に告られようが、絵美香に謝られようが、私の匠海じゃん。なんで、絵美香の事ばっかり言うの…?」
    「そ、それは…」

    奈央、最低。
    付き合ってたんだ…。

    どうして教えてくれなかったの?

    朝の私への涙は嘘だったの…?

    ――…私、騙されたんだ。

    匠海も奈央に私の事話したらしいし…。

    私は頬を伝う涙を拭うと、ばれないように、西の昇降口から帰った。
  • 29 真琴/**MAKO id:Rp6EpBV0

    2013-03-08(金) 12:58:13 [削除依頼]
    夕飯を済ませ、ひとり部屋にいる私。

    携帯が鳴る。

    "新着メール 5件
    1件 奈央
    2件 奈央
    3件 奈央
    4件 奈央
    5件 奈央 "

    メールを開いた。
    1件目のメール。

    『絵美香、どうして先に帰ったの?
     どうやって帰ったの?
     私ずっと昇降口にいたのに…。
     靴がなかったから、びっくりしたよ。
     部にもいなかったし…。
     絵美香、どうしたの?

          奈央

     ----------END----------』

    2件目。

    『 絵美香?いまどこ?
     何か悩んでるんなら、相談して。
     私に怒ってるなら、何に怒ってるのか教えて。
     私はずっと絵美香の味方なんだよ。
     絵美香を見捨てたり裏切ったりなんてしない。
     だから、お願い。
     私にすべてを話して。
     どうして先に帰ったりなんてしたの?
      
          奈央

     ----------END----------』

    全て奈央のせいなのに、
    どうして私のせいになってるの?

    奈央の馬鹿。

    私はもう奈央を信じない。
    だから何も話さない。
    大っ嫌いだよ、奈央。
  • 30 真琴/**MAKO id:7OnVwiA1

    2013-03-17(日) 10:56:35 [削除依頼]
    翌日

    私は奈央に話しかけられても、無視をし続けた。

    「絵美香、おはよう。昨日どうしたの?」
    「別に」

    私は自分の席へ着いた。

    「何か怒ってる?何があったの?」
    「なんでもない」
    「嘘だ、何かあったでしょ」
    「何にもないって言ってるじゃん!!」

    私は机に手を付き立ち上がっていた。
    クラス中の視線が痛い…。

    「ごめん…」
    「奈央、なんでもないからどっかいって」
    「え…」
    「もう話したくないの」

    奈央は俯くと、トボトボと席へ着いた。

    気付けば隣に匠海がいた。

    「どうしたんだよ。あいつ昨日置いてかれてすごい心配してたぞ」
    「関係ないでしょ。話しかけないで」
    「何だよ、その態度。折角気にしてやったのに」
    「あっそう。気にしてなんて頼んでない」
    「あぁそうだな。いいよ、もうどうせほっとくし」
    「ほっといてください」

    私は支度を終わらせて、委員会へ向かった。

    「おはよー、絵美香。さっきクラスで騒いだらしいじゃん?何あったのぉ?」
    「何にも。原因私だし」
    「えっ絵美香が?」
    「そうだけど」
    「そっかぁ…。悩み事あるなら相談してね」
    「ありがと」
    「まず今日は…旗揚げからだね」
    「あぁうん」

    私はさやかと旗を揚げに行った。

    帰ってくると、机の前にいたのは奈央だった。

    「絵美香。やっぱり私には分かんない。どうして怒られてるのか」
    「分かんなくていいよ」
    「嫌だ。知りたい。来て」

    私は手首を掴まれると無理やり屋上へ連れて行かれた。

    「何に怒ってるの?」
    「何でもないってば!!」
    「最低!友達でしょ?話してよ!」
    「…友達じゃないし」
    「え……」
    「裏切り者!!!」

    私は走り出して扉まで来た。

    「絵美香っっっ!!!」
    「……」
    「話してよ…」

    「昨日見た。匠海と奈央が話してるとこ」
    「昨日帰る時、偶然遭遇して。話してただけじゃない」
    「私匠海が好きだった。あの瞬間までは」
    「だから!話してただけでしょ」
    「キスしてたの、誤魔化そうとしてるじゃない!!」
    「え……」
    「私の嫌味言ってるのも、全部聞こえたよ?」
    「だから先に帰ったの…?」

    「当たり前でしょ…」

    「――……ごめんなさい、絵美香。気持ちに気付かなかった。付き合ってるって話さなかった。…ごめんなさい」
    「許さないから。もう一生話さないし」
    「絵美香…許してよ。。」
    「嫌だよ、奈央」

    私は屋上をそのまま出て行った。
  • 31 真琴/**MAKO id:IKYXkAN.

    2013-03-20(水) 09:15:01 [削除依頼]
    私は教室へ帰って行った。

    正直言って、クラスの中で私と奈央は見知らぬ人からも声をかけられる。
    自分で言うと恥ずかしいけど、いわゆる"人気者""ムードメーカー"。

    中でも私は奈央よりも人気者なんだと聞いたことがある。

    一度言われたんだ。
    その時仲良かった子に。

    "絵美香ちゃん、奈央ちゃんの事どう思う?私は苦手。何かよくわかんないけど、今年からキャラ変えてない?去年絵美香ちゃんは違うクラスだったんでしょ?私一緒だったんだけどね、あんな感じじゃなかった気がするの。気のせいかな?でも、キャラ変えてまで絵美香ちゃんに近付こうとするなんて、絵美香ちゃんが可哀想だよ。一緒にいるのやめたら?大丈夫!私が絵美香の親友だから!!"

    その子は掃除の時間に、廊下に寄りかかって、そう愚痴ってきた。
    奈央がいなかったからよかったものの、私はその子の言葉に苛ついた。

    何も知らないくせに。
    勝手なこと言わないで。

    私の親友は奈央だけ。

    例えこの言葉で私に居場所がなくなろうとも、
    奈央がいる。

    "……やめて。奈央のことこれ以上傷付けたら、タダではおかないから。奈央が私の前でキャラが違って見えるのは、私を信頼して、わがままになってくれてる証。勝手に人のこと何も知らないで嫌味言うなんて、最低にもほどがあるよ。もう私と関わらないでね。奈央も傷付けないでね"

    私はそういった。

    奈央を傷付けるなんて、

    その時はバカみたいな子って思って、
    今は何であんなこと言った?私バカ?って思うけど、

    ……その子がどうしても、許せなかった。
  • 32 真琴/**MAKO id:IKYXkAN.

    2013-03-20(水) 09:19:34 [削除依頼]
    私が椅子に着席すると、クラスの子が駆け寄ってくる。

    「絵美香ちゃんッ。どうしたの?朝から奈央ちゃんと仲悪いみたいだけど…。珍しいね」
    「何かあったの?私達も味方だからね。ふたりはとっても仲良しだから、お互いに居場所失ってほしくないし」
    「そうそう!絵美香ちゃん、私達になんでも相談してね」

    私はあくまで作り笑いでニコッとすると、

    「ありがとッ。大丈夫。ちょっとした喧嘩。すぐ仲は治んないと思うけど…。そぅだ。これからは仲間に入れて!」
    「もちろんッ。じゃあ放課後、駅前のカフェ行く予定なんだけど…」
    「いくいくーー」

    私はこの一年間、
    彼女たちと仲良くなろうと決心した。
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