瞬きも忘れるほど、君を見ていたい。7コメント

1 向井、 id:rm/Z9b8/

2012-12-14(金) 17:12:49 [削除依頼]


  ▼./*小奈美

       「ちび。」

   これが生意気なあいつの口癖。
   
   ――ねぇ、
   私一応 あんたより年上だからね。

   
  ▽./*敦斗

       「ガキ。」

   これが毒舌なあいつの口癖。
   
   ――…なぁ、
   俺ってそんなガキに見える?


   ...*
  • 2 向井、 id:rm/Z9b8/

    2012-12-14(金) 18:54:24 [削除依頼]



    佐々原.小奈美(19)


    今 私の家には同居してる男がいる……


    年下のくせに生意気で、
    いつも私のことバカにする奴、

    中本.敦斗(17)


    「ちび。」

    「うっさい、ガキ。」


    日常的な会話がこの言い合い……


    じゃあなんで一緒に
    一つ屋根の下暮らしてるかっていうと……


    .
  • 3 向井、 id:gAHc3Du.

    2012-12-15(土) 12:31:21 [削除依頼]



    1か月前――…


    ピーンポーン、
    ピンポンピンポーン……


    引っ越してきたばかりの私の家に、
    荒くインターホンが鳴り響く。


    「んぅ〜〜〜、」


    ぐっすり眠ってた私は
    重い瞼を
    ぎゅっと瞑り、ゆっくり開けた。


    「――誰……?」


    時計を見ると、
    まだ朝の6時……


    「小奈美ーっ、居るんでしょ?
     開けてってばぁっ。」


    バカデカイ声で
    訪ねてきた人が誰なのか
    一瞬でわかった。


    「おねぇちゃん……」


    .
  • 4 向井、 id:gAHc3Du.

    2012-12-15(土) 13:04:37 [削除依頼]



    「小奈美ーーっ。」

    「あぁもうっ
     うっさいなぁっ。」


    近所迷惑だっつーの。

    私の不機嫌+怒りがドアに向けられる。


    ――…バンッ


    「…あ、おはよ。」

    「……近所迷惑なんですけど、
     叫びながら私呼ぶの
     やめてもらえますか。」


    最近気づいた。

    私本気で怒ると、敬語になる。


    「めんごめんご。
     …あ、中入っていい??
     頼みごとあるの。」


    ニコッと笑いながら
    私の部屋を指差すおねぇちゃん、喜佐恵(きさえ)。


    ……嫌な予感しかしません。


    .
  • 5 向井、 id:gAHc3Du.

    2012-12-15(土) 13:23:09 [削除依頼]



    「…で、
     誰よ、この人。」

    「……私の知り合いの子供さん。」


    小さな机に
    私とおねぇちゃんと、それから……


    「中本敦斗高2です。」


    高2の男の子が
    なんで私の家に……。


    「おねぇちゃん、 説明してよッ。」

    「あ、うん。了解。
     ……実はね、預かってって頼まれて。」


    私が睨んでるせいか、
    なぜか腰を丸めて話し出す。


    「それ、で……
     私 こんな大きい男の子と暮らせるほど
     お金持ってなくてぇ……
      
     それで…さ、小奈美に……」


    「意味わからん!!
     私んがお金ないッッ」


    「……だってだって!!
     おねぇちゃん彼氏おるから
     男の子と住めんもんっ。」


    本音をあらわにした、
    25歳の自己中 喜佐恵。


    ″彼氏がいる″

    私は、
    その言葉に言い返すことができずにいた。
  • 6 向井、 id:vHrKotg0

    2012-12-16(日) 15:47:51 [削除依頼]



    そんで結局、
    暫くの間預かることになったわけだけど…


    「………」

    「………」


    こんな沈黙が毎日続くと思うと、
    テンションの下がりようが尋常じゃない。


    そう思った時だった――


    「……今日から
     少しだけお世話んなります。」


    姿勢を正した敦斗くんが
    私に頭を下げた。


    ……見かけによらず、いい子。


    「う、うん。よろしくね。
     私のことは小奈美でいいから。」


    意外に素直だってわかって
    ホッとする私に、
    敦斗くんは話を続けた。


    「……なんで、小奈美は、
     高校生なのに一人暮らししてるんすか。」


    ……この言葉のせいだ。


    このたった一言で
    私と君は素をむき出しに言い合うようになったんだ――
  • 7 向井、 id:vHrKotg0

    2012-12-16(日) 16:11:39 [削除依頼]



    「――はぁ?」

    「すごいっすね。…何年ですか?
     あ、もしかして同級……」

    「19……」

    「――…は?」


    一番聞きたくない言葉だった。


    背が低いからって…
    ちょっとばかし童顔だからって…


    「19じゃ、ボケェっ。
     …2度と学生扱いすんなよ、ガキ。」

    「ガ…っ!?
     なら、お前こそガキ扱いすんなよ!?」


    ……ムッカ〜〜〜。


    「ガキにガキって言って
     何が悪いの!?
     …つーか、敬語どこに置いてきた!?」


    いつの間にか
    ため口になってる。


    「敬語?
     …んなの、固っ苦しい。」


    ″素直″

    その言葉は敦斗には似合わない。


    「…ちび。」

    「うっさい、ガキ。」


    でもなぜか、
    出てけ…なんて言えなかった。
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