あたしはいつもここにいる12コメント

1 真琴 id:vt-V4TEQ7D1

2012-12-14(金) 14:30:27 [削除依頼]
真琴(まこ)と読みます。
初心者+携帯からの更新なので、一回の更新が少ないし、上手くかけませんが、ぜひお読み下さい。
  • 2 真琴 id:vt-V4TEQ7D1

    2012-12-14(金) 14:40:33 [削除依頼]
    あーぁ、今日も宿題多いよ〜。
    やりたくなぁい。
    さゆり、一緒にやれないなんてなぁ。

    寂しい気持ちで、帰宅。

    「ただいま〜」
    「お帰りなさいませ、お嬢様」
    「林さん、ママから連絡ありました?」
    「今日はまだ。お部屋まで、お連れします」

    家政婦の林さん。
    この家は、言ったら豪邸。
    林さんに連れていかれて、部屋へ。
  • 3 真琴 id:yNkWtpu.

    2012-12-17(月) 18:38:42 [削除依頼]
    あたしは、金藤柚里香(カネフジ‐ユリカ)。
    "金藤コンパクトミラー"という会社の社長の娘。

    "金藤コンパクトミラー"というのは、元々は手持ちのミラーを作る会社だったんだけど、今は食品とか衣類とか…。

    何でも作っちゃう会社になって世界に羽ばたく一流企業。
    "金コン"と言われていて、金コンに入れば幸せな人生を約束されたのも同じ。

    パパは滅多にクビにしないし、あたしも優しくしてもらってるから、簡単にクビにしてほしくない人ばっかり。
    本社の人は知ってるけど、全国…世界各地の店舗の人はさすがに知らないけどね。

    ママも一緒に務めていて、秘書だったんだけど…。
    今は海外のチェーン店に応援に行ってて、しばらくは帰ってこられないの。

    ってわけで、あたしの家はお金持ち。
    欲しいものはすぐ手に入る…。
    幸せだけど、あたしはこうじゃない人生や生き方も、悪くない、と思ってるんだ。
  • 4 真琴 id:yNkWtpu.

    2012-12-17(月) 18:48:54 [削除依頼]
    あたしは部屋へ飛び込むと、林さんに言う。

    「お願いしたいんだけど…」
    「何をですか?」

    いつだって笑顔を絶やさない林さんは、この屋敷内で一番話しかけやすい。
    ほとんど執事の存在。
    他に立派な執事がいるんだけど、林さんの方が好きだから、私から避けるときもあるくらいなの。

    「ホットココアが飲みたいの。林さんが入れてね。あと、持ってきたら、宿題教えて」
    「お嬢様、もちろんですよ。すぐに持ってまいります。お嬢様は出来るところまで、進めていてくださいね」

    お母さんの感覚。
    やれるところまではやろう。
    そんな林さんの考え方が大好き!
    それにそれを拒否なんて絶対有り得ない!!!

    あたしは、バッグを開き、宿題の自主勉強ノートとドリルを出す。
    あ゙ーーー。
    あたしの大っ嫌いな文章問題…。
    これは林さんが来てから、っと。

    そしてそのあと、林さんに教えてもらいながら進めて、何とか終わった。

    「ありがとー。これで今日も完璧!やっぱり林さんのおかげだよー」
    「お嬢様が今日はたくさん進めていましたよ。私の力ではありません」
    「本当に優しい〜。谷口さん(本当の執事)とは大違い!谷口さんは固すぎるって言うかなんて言うか…」
    「そう、悪く言わないでください。あの人もあの人で、お嬢様にお仕えしようと、必死なんですよ」
    「そうなのかな〜」

    谷口さんの顔が浮かぶ。
    堅苦しい表情でいつも睨みつけるかのような…。

    「あぁ、嫌!考えたくない!!」
    「お嬢様ってば…」

    林さんはクスッと笑うと、言った。

    「これで失礼させていただきます。もし何か御用でしたら、声をおかけくださいませ」
    「うん。ありがとう。また呼ぶかもだけど、よろしくね」
    「もちろんです。それでは」
    「うん、バイバーイ!」

    林さんが部屋から出ると、ベッドに寝転ぶ。

    親友の古藤さゆり(コトウ‐サユリ)(普通の一般人)(幼稚園(年少)からの幼馴染だよ!)にメールを送る。

    "塾終わったら連絡して!"
  • 5 真琴 id:yNkWtpu.

    2012-12-17(月) 19:04:56 [削除依頼]
    でも、さゆりより先に連絡があったのは、

    ――隼翔くん。

    田辺隼翔(タナベ‐ハヤト)。
    モデル・俳優として活躍する若手で、同い年の高2。

    そして…、
    学校は違うけど、


    あたしの彼氏です☆

    パーティで出会って以来お互い一目惚れ。
    いつも連絡を取り合う仲で、お互いのパパ・ママが交際を許してくれてる。

    そしてこのことは、
    親友のさゆりしか知らないんだ。
  • 6 真琴 id:yNkWtpu.

    2012-12-17(月) 19:12:10 [削除依頼]
    『もしもし、柚里香?』
    「そぅだよ。それで連絡したんでしょ?」
    『そうだけど、執事さんかなーとか思って』
    「執事たちには出ないように言ってるから、大丈夫♪」
    『そっか』

    隼翔くんの声が大好き。
    テレビで聞くより、すごく温かくて、電話の声が大好きで…。

    もちろん、実際に会って話す時の方が大好きだけど…。

    「どうしたの?」
    『実は、柚里香に一緒に来てもらいたいところがあるんだ』
    「旅行ってこと?」
    『うーん…。俺の仕事もあるけどね』
    「何処へ行くの?」
    『ハワイ。1週間、あっちで撮影なんだ。ちょうど冬休みだし、一緒に来れないかなって。お父さんとかお母さんにも聞いてみてね』
    「隼翔くんとならオッケーしてくれるよ。楽しみにしてるね!また詳しいことはあとで」
    『うん。今度の日曜、会う予定だろ?その時にな』
    「うん!隼翔くん、あたしなんかを誘ってくれてありがとう」
    『柚里香なんか、ってどうゆう意味だよ?俺の彼女だし、…一番好きな人だし』
    「…///」

    照れちゃって上手く返せない。
    いっつも、こうやって甘い言葉をかけてくれるのがあたしの彼氏。

    『ちょっ、柚里香?何か俺、悪いこと言った?』
    「ううん。嬉しかったー!あたしもだよ♪」
    『そっか。ありがとー。楽しみにしてるから』
    「うん!あたしもー」
    『じゃあな。愛してる』
    「あたしも、愛してる」
  • 7 真琴/**MAKO id:XX02KjB1

    2012-12-19(水) 17:43:09 [削除依頼]
    そしてやって来た、ハワイ。

    「隼翔くん、お仕事、頑張ってね」
    「おう」

    あたしは隼翔くんを見送ると、ひとりでホテルへ。
    慣れた英語でチェックイン。
    隼翔くんと、来たかったなぁ…。

    またあとで、会えるけどっ♪

    部屋に入って荷物を出して整理をし終えると、ホノルルの海へ。

    今日はそこで隼翔くんのお仕事があるんだ。
    どんな風にお仕事してるのか、見てみたいのっ。
    隼翔くんも許可してくれたんだ☆

    ピリリリリ… ピリリリリ… ♪

    「ん?」

    鳴り響く携帯を手に取ると、
    パパからだった。

    『柚里香か?』
    「そうだよ」
    『時間帯だと着いてると思うけど、無事着いたか?』
    「うん。今はホテルで、今からお仕事見に行くの」
    『そうか。隼翔くんにもよろしく伝えてくれ』
    「うん、分かった、パパ。…心配してくれてありがとう。あと、この旅行も許可してくれて」
    『大事な隼翔くんとの交流を、パパが奪っちゃいけないからな。楽しんでおいで。何かあったら連絡しなさい』
    「うん。パパ。ありがとう」

    パパって凄くいい人…。
    大好き!!
    ファザコンではないけどね。

    気付けばメール。

    ママからだ。

    『柚里香、ママ、もうすぐ帰れるわ。あと2週間こっちで働いて、そしたら一段落するのよ。パパにも予定より早く帰ってくるようにしてもらったわ。隼翔くんにもよろしくと伝えておいてね。楽しんでいらっしゃい』

    ママまで…。
    優しすぎるよぉ。

    そうこうしてると、隼翔くんのお仕事現場☆

    「あの、田辺隼翔さんに会いたいんですが…」
    「どのようなご関係で?」
    「えっと…」

    不意に言葉が詰まる。

    隼翔くんはあたし・彼女の存在をどう言ってるんだろ?
    下手なことは言えないよね…?

    「田辺さんに言ってくれたら分かります。金藤柚里香です」
    「…金藤柚里香お嬢様ですか!どうぞ、お通り下さい」

    えっ!!??
    もしかして隼翔くん、あたしの存在バラしてた?
    名前まで?

    …でも、お嬢様、ってどうゆうこと???

    隼翔くんに会うと聞いてみた。

    「ねぇ、あの人にあたしのこと言った?」
    「言ってないけど…」
    「名前言ったら、通してくれたんだ。すっごく快い雰囲気で」
    「そっかぁ…。…待って、あの人って、北山さんのこと?」
    「わかんないけど」
    「あの人実はさ、前職が金藤コンパクトミラーのホノルル店のリーダーだったんだ。柚里香は知らなかったんだね」
    「うん。そっか、パパが認めた人か」
    「金コンじゃ、みんな柚里香の事、お嬢様って呼んでるんだ」
    「気付けばそうかも。何か、不思議…」
    「へぇ、そっかぁ。柚里香のまわりって、狭くて遠いよな。みんな狭い身近な所にいるのに、関係性は遠くって」
    「そうかもしれないね」

    隼翔くんとそんな他愛のない会話をした。
  • 8 真琴/**MAKO id:xrbtQvN1

    2012-12-21(金) 18:01:51 [削除依頼]
    しばらくして撮影再開!
    やった、見られちゃう♪

    「太輔くん…」

    女優が隼翔くん演じる太輔くんに言った。

    「何?沙綾から話してくれるなんて、珍しい」

    女優さんは、沙綾さんかぁ…。
    (役名だけどねっ)

    (太輔=DAISUKE
    沙綾=SAYA  )

    「私、実は、ずっと…、……ずっと、太輔君が好きでした!今日の誘いも、嬉しかったんだ」

    この連ドラは太輔くんが初挑戦の恋愛系なんだ。
    "本当の清純ラブストーリー"
    これが、このドラマの言葉なんだ。

    「沙綾…」

    沙綾さんは抱き着く。

    太輔君に…。

    太輔君も抱き返す…。

    そして、大胆にも、
    沙綾さんは自分から、太輔君に、

    ――キスをした…。

    「嫌ッ」

    あたしは駆け出した。
    もうその場にいたくなかった。

    風が横切る。
    でもお構いなしに伝う涙は切なかった。

    ばか。
    なにやってんの…。

    隼翔くんの仕事じゃん。
    あたし、本気にしちゃった…。

    スタッフの方に、迷惑かけたかな…。

    でも、隼翔くん、よりによって何でこんなシーンの時、
    あたしに来てもいいなんて言ったの…?

    あの女優さん
    (松嶋夏菜子=MARUSIMA-KANAKO)
    とのキスを、あたしに見せたかったの…?

    ひどいよ!
    最低!!

    北山さんも驚いた顔で見つめてくる。

    背後に感じる隼翔くんの視線。

    もう…。
    大っ嫌い…。
  • 9 真琴/**MAKO id:IIhZ1SH.

    2012-12-24(月) 11:39:28 [削除依頼]
    部屋に閉じこもり、ずっと泣いていた。
    あたしが予約したホテルで、事務所とは関係ないから、閉じこもることは簡単なんだ。

    コンコン…

    ノックする音。
    さっきも聞こえた。

    さっきは隼翔くんだった。
    でも、あたしは…

    『あんなシーン見せるなんて最低っ。撮影終わったんなら、事務所のホテルに行けば良いじゃん!』

    って追い返しちゃった…。
    キツイこと言ったかななんて思うけど、隼翔くんだってあたしの気持ち考えてくれなかった…。

    「事務所のホテルに行ってよ!もう来ないで!」

    あたしは一枚のドアの向こう側にいるであろう隼翔くんに投げかける。

    「私は、…田辺さんじゃありませんよ。…柚里香お嬢様」

    ――お嬢様?
    ってことは、林さん?

    いや、まさかね…。
    ってことは、北山さんかぁ…。

    「北山さんですか…。すみません、隼翔くんかと思って」
    「お嬢様が逃げ出したのも、仕方のないことだとは思います。彼氏があんなシーン見せてきたら、傷付きますのも同情いたします」

    彼氏って…。
    北山さん、どうしてそれを…。

    「どうして、あたしと隼翔くんが付き合ってるって…」
    「夏菜子さんよりお聞きいたしました。今一緒にいるんです。夏菜子さんは、ふたりの関係を見通していたそうですよ」
  • 10 真琴/**MAKO id:IIhZ1SH.

    2012-12-24(月) 11:42:00 [削除依頼]
    「そうでしたか…」
    「私は帰ります。ぜひ、おふたりきりでお話をしたいそうです、夏菜子さんのご希望で。良かったら、出てきていただけませんか?」
    「…ありがとうございます。――松嶋さん、出たくないです。…こっちでお話しできませんか」
    「私が入ることを許していただけるのなら」
    「もちろんです」
  • 11 真琴/**MAKO id:4t/laZd/

    2012-12-25(火) 11:04:18 [削除依頼]
    松嶋さんを部屋に入れる。
    松嶋さんは窓辺に寄り添う。

    「素敵ですね!…こんな景色のもとで泣いてるなんてもったいないじゃありませんか」
    「泣きたくて泣いてるんじゃありません。自分が弱いことは、百も承知です」

    あたしは、辛かった。
    すべてが…。

    「松嶋さん、隼翔くんはこのシーンに警戒的なのをしてましたか?」
    「…そうですね…。――でも、確かに、このシーンに入る3日位前から、あまり話しかけてこなくなった気がします」
    「そうですか…」
    「あの、金藤さん」
    「はい」

    見つめる松嶋さんを見つめ返す。

    「私、田辺隼翔さんが好きでした」

    ……。

    松嶋さんからのまさかの告白に、あたしは言葉を詰まらせる。

    「嘘…ですよね…」
    「思い切って告白もしました。けれど、自分には大切な大切な人がいると言って、早く捨てられましたけど…」

    隼翔くん、それって、あたし…?

    「そうです、金藤柚里香さん、貴方ですよ」
    「でもっ、隼翔くん、よりによってあんなシーン見せてきて…っ」
    「落ち着いてください。…私も少しだけ、あんなお金持ちな人…って思いました。けれど、彼の愛は本物です。フラれて落ち込んで、時間の達具合が分からなかった私が気付くと、ずっと金藤さんの話をしてました。私もお陰で吹っ切れましたが。…田辺さん、言いましたよ、今日の事に付いて…」
    「えっ…。…隼翔くんが、今日の事…?」
    「ええ」

    あたしは息を呑んだ。
    何をどう話したの…?

    「自分はこれから、沢山の人に出逢って、沢山の人に、田辺隼翔を知ってほしい。その中で、もちろん支えは柚里香。だからこそ、柚里香に自分の仕事をわかってもらいたい。自分がこれからチャレンジしたいと思っていること、それを知っていてほしいんだ。そして、その現状を理解してほしいんだ。――田辺さんはそう言っていましたよ」

    気付くと、頬はびしょ濡れ。
    知らない間に溢れ出した涙はもの凄く多かった。

    隼翔くん、そう思って、あのシーンを…。
  • 12 真琴/**MAKO id:G3efSXq.

    2013-01-01(火) 15:08:12 [削除依頼]
    明けましておめでとうございます!!
    5日間滞納していた作品ですが、新年早々、良いシーン、更新します!!


    ――

    あたしは腰かけていたベッドから起き上がる。

    「松嶋さん、事務所のホテル、教えてください。彼に、自分から謝ろうと思います」

    あたしは宣言した。
    松嶋さんも、微笑んでくれた。

    ――ひとすじの涙を瞬きひとつしない瞳から流しながら…。

    「ふたりの恋、応援しています。私も、いつか女優として一緒に演じたいと田辺さんに想ってもらえる人になります。その時は、許してくださいね?その時はもうきっと、他の方に、気持ちが行っていると思いますけど」
    「はい!!」

    あたしは松嶋さんからもらった地図とホテルの名前、部屋番号の書かれたメモをもらった。

    「私は、あなたの友達でいたい!…柚里香ちゃん」
    「夏菜子さん、ありがとうございます!」

    あたしは部屋を飛び出した。

    留守になる部屋でどうすればいいのか迷ってる夏菜子さんもよそに。


    ――隼翔くん、あたしはいつも、あなたの心の隣にいたい。…ううん、…いるよ。だから今、会いに行かせて…。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません