私の歌を、力をあなたにささげます。13コメント

1 さくらもち id:zpXNDIt1

2012-12-09(日) 17:15:52 [削除依頼]
色々ながれてしまって、

3作目ですよぉぉぉ。

まぁ、一生懸命頑張ります!
  • 2 さくらもち id:WyVCtr71

    2012-12-09(日) 17:19:59 [削除依頼]
    灰色の雲が、空を包む。

    まるで、私の心を表しているように。

    小さな檻に入れられて、

    一人で隅に座り込む。

    親なんて、処刑された。

    悪いのは、私なのに。
  • 3 さくらもち id:CuJyKgD.

    2012-12-09(日) 17:22:54 [削除依頼]
    登場人物

    ミンツ=バイオレット
    『私』が自称。
    強大な力に、人々を操れる歌声の持ち主。

    ヒュウ=トマイアット
    『俺』が自称。

    まずはここら辺で。
  • 4 さくらもち id:WyVCtr71

    2012-12-09(日) 17:31:03 [削除依頼]
    どうしたら、こんなところから出られるの。

    壁はコンクリートに、石壁。

    どうすれば壊せるのだろう。

    崩壊の歌でも歌う?

    そうしたら、見つかる。

    でもいいわ。

    このとらわれの身が、

    開放されるのなら。

    「スウ・・・」

    小さく息を吸う。

    胸に手を当てて、目を閉じた。

    私の歌声が、壁を壊していった。
  • 5 さくらもち id:zpXNDIt1

    2012-12-09(日) 17:42:48 [削除依頼]
    監視員に見られる前に、

    壊れた穴から出て行った。

    ぼろぼろの衣服に、髪型。

    クリーム色のクルクルヘアーが、

    土気色になっている。

    ワンピースも、黒の白の囚人服。

    「ハッハッハッ」

    息を切らして、とりあえず遠くにいった。

    「おい!にげたぞ!崩壊の歌が聞こえたぞ!」

    監視員の一人が声を張り上げた。

    「捕らえろ、捕らえろーっ!!!」

    みつかる。

    早く、早く逃げないと。
  • 6 さくらもち id:zpXNDIt1

    2012-12-09(日) 17:52:24 [削除依頼]
    どれほど走ってきたのだろう。

    灰色の空が、

    藍色の、星が瞬く空に変わっていた。

    きっとあたりには捜索隊がウジャウジャ。

    もっと、もっと遠くに逃げなくちゃ。

    でも、

    「キャアッ」

    転んでしまった。

    「アイタ・・・」

    フッとひざを見ると、もう肉がみえそうになってる。

    栄養もマシにとれなかった。

    だからかな。

    早く立ち上がって、逃げなくちゃ。

    スッとたつけど、

    もうひざはガクガクしてる。

    寒い。

    息は白い。

    何度立ち上がっても、崩れ落ちてしまう。

    このまま、足を引きずっていこう。

    ズルズルと足を引きずった。

    「ダメ・・・」

    力尽きて、倒れそうになった。

    目の前には、境界線があった。

    境界線の先は、戦争の地だ。

    爆撃の音や、呪文の飛び交う声もする。

    「この先はダメだ」

    誰かに手を引かれた。
  • 7 さくらもち id:O/isV9H0

    2012-12-10(月) 16:15:04 [削除依頼]
    ふと気がつくと、頭と背中にフワッとした感触。

    「ん・・・・・・」

    ふと目を覚ました。

    私の顔を、覗き込んでいる少年がいた。

    「お前、犯罪者の娘だろ」

    少年は、脇にあったイスにドカッと座った。

    「・・・・・・」

    何もいえなくなる。

    「ドンピシャかよ」

    少年は持っていた短剣やら銃やら、

    腐りかけているテーブルに置いた。

    「姫様なのに大丈夫なんだ、この部屋」

    姫──本当はそう扱われている私。

    親が大犯罪者。なぜかは、不明。

    「あ、ヤバイ記憶思い出させた?」

    うつむいていた顔を上げた。

    少年の顔が分かる。

    グレーの髪の毛に、茶色の瞳。

    鼻には絆創膏。右目には傷がついていた。

    服はアラジンみたいな服装。

    ボロボロな服を着ている私とは、

    まったく違う。

    でも、その少年の服も、

    土煙でボロボロにすすけて見える。

    「十四で戦争行かせるとか、変だよな」

    「境界線の、向こう側に行ってたんですか?」

    ちょっと驚いて、質問した。

    「お、喋った。──まぁ、ね」

    少年は暗い表情になった。

    「ここの政治はおかしいんだ。

    十四になったら戦争行き。

    もうすぐで死なないといけないんだよね。

    悪が正義になってるって感じだ。」

    ふと話をやめると、顔をこっちに向けた。

    「君もそうだろ」

    私は、ただ親のせいでこうなってしまっただけ。

    政治のことなんか関係ない。

    戦争なんて知らない。

    私は、こういう運命だから、逆らっちゃいけない。

    こんなことが、頭の中では出てくる。

    でも、口に出せない。

    「運命、ね・・・」

    この人、さっきから私の心を読んでるみたい。

    「あ、うん。読めるよ」

    誰に言ったの──って。

    「読めるの!?」

    「声大きいんだね。」

    ・・・あぁ、恥かしい。

    「まぁ。半分親に捨てられた。」

    「どうして?」

    「心が読めちゃうから。普通に頭の中に入ってくる。

    君も、強大な魔力を持ってるんだ。

    世界を変えられる歌声の持ち主。

    捨てられるだろ?普通は。」

    「かわいそう、あなた」

    私の何かが切れた。

    「あなた、さっきからそうでしょうって、

    みんながみんなそうな訳ないじゃないの。

    自分だけが悪い運命だって・・・・・・

    自分の過去を話して、人に質問して・・・・・・

    政治がすべて悪いわけじゃない。

    人にだって、悪いコトをする理由がある。

    一人が変われば、みんなも変わるんだよ。

    あなた一人だけじゃない。

    おかしいなんていわないで」
  • 8 さくらもち id:O/isV9H0

    2012-12-10(月) 17:49:32 [削除依頼]
    「ありがとう。言ってくる」

    「どこに!?」

    「いいから。・・・・・・寝てろ」

    一言そういわれると、私はベットにもたれるように倒れた。


    ギシ・・・とベットがきしんだ。

    その音と同時に、目を覚ました。

    少年がいない。

    ふと玄関を見た。

    倒れている誰かがいる。

    「大丈夫ですか?」

    声をかけながら、その人の顔を覗き込んだ。

    「──!?」

    あの少年だった。

    「大丈夫ですか!?・・・どうしようっ」

    あなたはあの醜き戦争を止めた。

    それは世界に役立てたこと。

    私は、公の場に出ては、すぐに見つかる。

    小さなことでも、誰かの役に立ちたい!

    「『そなたの傷よ、完治』」

    シュウワッと音を立てて、

    青い光が少年を包んだ。
  • 9 さくらもち id:O/isV9H0

    2012-12-10(月) 17:57:21 [削除依頼]
    「うぅっ」

    顔をしかめてうめき声を出した。

    「あれ?自力で帰ってきたっけ・・・っ」

    まだ頭が朦朧とするのか、

    よく分かっていないみたいだ。

    「あれ、君・・・・て、あっ!!」

    少年は自分の体を見た。

    「怪我、傷、直ってる!」

    子供みたいにはしゃぐ少年。

    「よかったぁ、目が覚めたのね」

    私が安堵の息をした。

    「お前の、魔法か?」

    不思議そうにこっちを覗き見た。

    「え、まぁ、うん。

    それくらいしか、出来ないから」

    「ううん!!助かったよ、ありがとう」

    「どういたしまして」

    そして、いきなり何かをフッと思い出したのか、

    「そうだ!

    俺の名前は、ヒュウ=トマイアット。」

    「私の名前は、

    ミンツ=バイオレット」

    「いい名前だな」

    「親がつけてくれたのよ」

    少し会話をすると、

    「なぁ、バイオレット」

    「あ、ミンツって呼んでください」

    「あ、分かった。敬語やめよ」

    「あ、うん」

    「話があるんだけどさ──」

    顔を赤くして、話し始めた。
  • 10 さくらもち id:O/isV9H0

    2012-12-10(月) 18:09:28 [削除依頼]
    「俺、一人暮らしなんだよね」

    「へぇ」

    「そんで、弟がいて、弟は今、

    何をどうしてるかしりたいんだよね。」

    「知りにいけば?」

    「そう簡単にはいかない。

    どんな魔物が出てくるか知れたもんじゃない」

    「え、じゃあ」

    「お前も来てくれないか」

    「えーっ!!??」

    「服とかは、作ってやる。

    お前に一番似合いそうなの作るぜ」

    「でも・・・」

    私はうつむいた。

    「案外手芸は大得意なんだ。

    服とか破れたら繕ってたぜ。」

    ・・・信じよう・・・・。

    「じゃあ、お願い・・・」
  • 11 さくらもち id:a0UyhDt/

    2012-12-11(火) 17:16:52 [削除依頼]
    「完成したぞ」

    二時間弱で、ワンピースも、

    ピン止めも靴下も、靴も。

    全部作ってくれた。

    「着替える前にお風呂入る?」

    「えっ」

    「覗くかよ、お前の風呂なんて」

    ひどいけどしょうがない。

    「じゃ、汚いのはいやだから。

    服とか持ってきて。コスメはないよね。

    じゃ、おねがぁい」

    私はとりあえず甘えてみた。
  • 12 さくらもち id:gIJREh60

    2012-12-12(水) 17:07:10 [削除依頼]
    ヒュウの作ってくれた服は、

    ホントになかなかの上出来だった。

    私にあった服で、着心地もなかなかのもの。

    「ありがとうっ!!

    でも、万が一ばれたら、

    きっとヒュウも牢獄行きよ?」

    私はドキドキしながらも、ワクワクしていった。

    「ん。まぁ、大丈夫じゃない?

    大魔女にまかせまーす」

    ニヤッと上目使いに笑ってしまった。

    境界線もなくなっており、

    死人の山だが、平和に戻っていた。

    でも、そこらへんは荒地だ。

    好き勝手に生え伸びた草。

    枯れて踏まれている花。

    ここらへんの植物は生気がなかった。
  • 13 さくらもち id:gQ1rgxs.

    2012-12-12(水) 18:13:57 [削除依頼]
    しばらく歩いていると、

    レンガ作りの町にきた。

    「ちょっとこの町によってみる?」

    「え、う、うん!」

    門をくぐり、辺りを見た。

    直ぐ横には交番があった。

    私の顔が張られている。

    『ミンツ=バイオレット

    この方を見つけたら六億万贈呈』

    と、ポスターにかいてあった。

    ゾクッと背筋に寒気が走った。

    「どうした?」

    「ぽ、ポスター・・・あたしの・・・」

    「よっ!」

    え・・・?

    「あ、ドント!元気してた?」

    「あったりめーだぞ!

    彼女かよ、リア充」

    「ちがうよ、これは、ミ──」

    私の名前──・・・・・・っ!!

    「ミレントだ。道端に倒れてたんだ」

    「へぇ・・・

    やけにミンツ=バイオレットににてるな・・・」

    「いやっ、世の中には似てる人いますよっ!!」

    私はあわただしく言った。

    「ま、そーだよな!

    ヒュウをよろしくな!

    俺はこの町で色々やってるから、

    なんかあったら言ってくれよな!」

    ニコッと笑うと、まっすぐどこかへ言ってしまった。

    「誰?」

    「昔の友達。

    こんなところで再開するとはなぁ」

    うれしそうな顔をしている、ヒュウだった。
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