妖精と人間15コメント

1 just id:HhUSw.N0

2012-12-09(日) 11:16:08 [削除依頼]


血は赤いとは限らない。


緑色だったり紫だったり
茶色だったり
様々だ。

だけど
私が一番好きな色は
青い血。


氷のように冷たくて
川の水のように潤っていて
凄くキレイ。


だから私は斬ってるの。


戦うのは楽しい。

斬るのは楽しい。


今日も月の光に照らされながら
様様な
妖妖な
骸を積み上げながら

彼女は言う。


『今日も月が綺麗だなあ。』

手にもつは
小さく鋭利なナイフ。


そして彼女の瞳は
今日も染まる。
  • 2 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 11:19:15 [削除依頼]
    なんか変な表示になってるうううう。

    何回か何気書かせてもらってるんですが

    前のを放棄してまた書かせてもらいました。

    前のと軽く被ってるかもしれません。


    名前は変えました。


    物凄く中二やもしれませぬがどうぞおきになさらず。
  • 3 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 11:27:05 [削除依頼]
    最初に登場人物でも。

    何も考えてないんだけどね。


    主人公
    熱川 さよ
    アタガワ サヨ
    女。高校1年。
    性格は追々。
    見た目ゆるふわ愛されガールみたいな。
    特に化粧とかしてないけど可愛い。


    他のひと。

    釘村 要
    クギムラ カナメ
    さよと同じクラスの男子。
    部活入ってないけど運動神経はいいほう。
    性格は追々。
    見た目はフツメン?背は普通?位。
  • 4 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 11:37:20 [削除依頼]

    『遅刻セーフ!』

    ガラガラっとドアを開けたサヨ。

    『もーう。サヨちゃん、遅い笑』
    『あと二分だったよ。』

    二三人の女子が話しかけてくる。

    昨日夜遅くまで仕事があったから
    危うく遅れるところだった。


    サヨの席の周りにはもう何人かの女子が取り囲み
    楽しく会話を始めている。


    まだ入学して二週間しかたってないのに
    クラスのひとにはそれぞれあだ名や下の名前で呼ぶくらい、
    仲良くなっていた。


    まぁ、賑やかなのは好きじゃないし
    一人の方が好きなんだけど
    苛められたりするよりは
    こっちのほうが断然いい。


    まぁ、いい高校生活が送れそうだ。

    そう、サヨは思っていた。
  • 5 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 11:49:19 [削除依頼]

    ガラガラ!

    裏で『タヌキ』とあだ名が付けられた
    太っちょのおっさん、サヨのクラスの担任が入ってきた。

    それと同時に
    チャイムが鳴る。

    皆がのそのそ席につき始めると


    ガラガラ!

    『セーフ!!』

    『アウトだバカ者!』

    タヌキのツッコミに皆が笑う。


    遅刻したのは釘村要。

    クラスのムードメーカーのような存在だが
    本当は頭のいいしゃべり方で
    真面目なやつなのを隣の席のサヨは知ってる。


    釘村は周りに茶化され
    笑いながら席についた。


    そんな釘村の事を
    ほんのすこしだけ
    気になってたのは

    本人のサヨ以外、だれも知らない。
  • 6 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 12:07:43 [削除依頼]

    『いってきまーす。』

    小声で言うとサヨは二階の窓から飛び降りた。

    時刻は午前2時。

    辺りは暗く、人は全くいない。


    今日も、『仕事』だ。


    服も寝巻きじゃなくて普通の私服に
    寒くないよう、コートを着る。


    商店街を通り抜け、細い路地裏に入る。


    誰も入らない小さな店。

    表向きはbarだが、
    客はうけつけない。

    入れる客はあの仕事にか関わるものだけだ。

    サヨは静かに店のドアを開ける。


    カランコロン。

    ベルが鳴る。
  • 7 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 12:18:30 [削除依頼]


    『いいかげん、このベルやめてください。
    煩いじゃないですか。』

    バーカウンターにいる色黒が答える
    『一応ここはバーなんだぜ?
    文句があるなら帰りなー。』

    タバコをふかしてにやける男。

    30代前半くらいで一応バーテンダーの格好はしてるものの
    その喋りと煙草の吸い方がイマイチバーの雰囲気に合ってない。

    店の雰囲気もいい感じだし、
    並んでるものもいいものが多い。

    一番雰囲気を壊してるのはお前だよ。とサヨは言いたかった。


    『まぁいいや。』
    サヨは素っ気なく言うと

    店の奥に勝手に入って行った。

    そしてさっさと歩いて
    細い薄暗い廊下を右に曲がり
    その姿を消した。
  • 8 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 12:38:23 [削除依頼]

    非常口のような重苦しい鉄で出来たドアを開けた。

    そこもまた、薄暗い階段が続くだけ。

    上へ上る階段ではない。

    下へ、下へ続くだけ。

    一番下まで行くのにそこまで時間はかからない。

    一番下は古びたロッカー。
    しかし頑丈な施錠が施されている。

    ポケットから鍵をとりだし、
    鍵を開ける。

    ロッカーの中には
    衣服と
    黒い小さいケース。

    衣服を着替える。

    黒いショートパンツに白いパーカー。

    何ともシンプルなファッションだが、
    もともと美人だからか
    そのファッションも似合っていた。


    サヨは黒い手袋をはめると
    ケースを開けた。


    中にはナイフが入っていた。
  • 9 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 12:50:52 [削除依頼]
    鈍く輝くナイフ。

    小さいものの重く頑丈そうで
    切れ味も良さそうだ。

    持つ部分は何かの革で出来てるようだ。


    とても女の子の持つようなものでは無い。


    サヨは観察するように眺めたあと

    そのままそれをもって
    階段を上がっていった。

    カンカンカンカン。

    足音が
    薄暗い階段の螺旋に響いていく。

    サヨは無表情のまま階段を上がっていく。


    その足音はどこか愉しげで
    そして無邪気な狂気が混ざっていた。
  • 10 just id:HhUSw.N0

    2012-12-09(日) 23:59:57 [削除依頼]

    『行ってきます。』
    にこりと無邪気に笑うと、
    カランコロンと音をたてて彼女は出ていった。


    そして入れ違うように
    段ボールをもった身なりのあまり良くない
    男が入ってきた。


    『あえ、えと、これが、新しいやつです。』

    男はドアを方をチラチラ見ながら言う。

    『おう、ごくろうさん。そこにおいといて。
    もう、仕事にはなれたかいー?』

    バーテンダーの男が言うと、

    『えあ、はい。まぁ仕事が見つかっただけ
    ありがたいです。』

    男はまたドアの方を見ながら続けた。

    『関さん。もしかして、あの子、なんですか?』


    『まぁな。ちいせぇだろ。』

    少し寂しげにバーテンダーの男は笑う。

    『あれまだ子供じゃないですか!
    それも、あんなか弱そうな...』

    男は本当に驚いているようだった。
    そして、怯えていた。

    『あいつにしかできねんだよ。』


    バーテンダーの男は煙草の煙をフーと吐いた。


    『まぁ、アイツの仕事中の姿見たらな、
    可哀想、よりも、恐ろしい、だぜ。きっと。』
  • 11 just id:IRTYIHS/

    2012-12-10(月) 00:14:26 [削除依頼]


    風が気持ちいい。

    大きく、深呼吸をする。

    夜の公園はやっぱりいい。
    サヨは呑気にそう思っていた。


    目の前には


    大きな白い、人間のようなものがいるのに。


    その大きさは隣にある滑り台と同じ位。

    その白い体には不気味な勾玉のような痣が
    全身に浮き出ていた。


    鼻はなく、赤い大きなギョロりとした目玉が
    顔の大半をしめ、
    口は開けたり閉めたりを繰り返している。


    一言で表すなら、それは化物だ。

    SF映画に出てくるような不気味な触手などは
    持ってないが

    リアルでみる、それは
    とてつもなく不気味で
    異常なものだった。


    サヨはニヤリ、と笑うと

    ナイフを強く握りしめた。


    その目は、
    その化け物同様、
    赤く、赤く染まっていた。
  • 12 just id:IRTYIHS/

    2012-12-10(月) 14:46:51 [削除依頼]

    サヨがナイフを構えると

    白い人間のようなバケモノは
    グジュリグジュリと音をたてながら
    腕をゴムのように伸ばした。

    『ふふ、』

    無邪気にサヨが笑うと

    戦いが始まった。


    化物がサヨに突進する。

    伸びすぎた腕をひきずりながら
    サヨへとそれをのばす。

    『おそいなぁ』

    ぶぅと口を尖らせた。

    サヨは滑り台の上にいた。

    ナイフにはすでに化け物の体液が付いていた。


    ボトリッ ボトッ

    化け物の腕が堕ちた。

    黄色いドロリとした体液が
    公園の芝生に広がる。


    痛みを感じないのか、
    化け物は口を開けたり閉じたり、
    パクパクさせている。


    そして、サヨの方を向いた。


    赤い目がギョロリと動く。
  • 13 just id:IRTYIHS/

    2012-12-10(月) 15:10:56 [削除依頼]


    グジュリ グジュリ

    ミキッ ミシッ


    腕の断面が不気味に蠢く。


    たっ たっ たっ


    化け物は走りながら不気味な音をたてる。

    腕の断面から、新たな腕が生えた。


    不気味なほど伸びたその腕は
    歪に動きながらも
    サヨの体を捕らえた。


    しかし、サヨは笑っている。

    それは妖精のように清らかで無邪気な笑顔だった。
    子供のように愛らしい笑顔だった。

    その笑顔がその光景の異常さを余計不気味なものにした。

    ミキミキッと腕が音をたてながら
    サヨをどんどん高く持ち上げる。


    それでもサヨは笑ったままだった。
  • 14 just id:IRTYIHS/

    2012-12-10(月) 15:30:11 [削除依頼]

    『ナンデ、ワタシタチヲコロスノ?』

    化物は口をパクパクするのを止めて言った。


    その声は不気味なその容姿とは裏腹に
    高く可愛らしい乙女のような声だった。


    『へー、しゃべれるんだね。』

    サヨは驚いたような顔をする。そして笑う。


    『ダッテ、アナタハナカマデショウ?』

    『そうだね。』


    化け物の手の中に収まっていたはずのサヨの腕は
    高く振り上げられた。


    ボトリ。

    化物の頭が地面に転がる。


    化け物の手から離れたサヨは


    たっと地面に下り立つ。


    『ナン...デナン..デナ...ンデ..』

    口から黄色い体液があふれる。

    『アッハハハ!!!』

    噴き出したように笑う。

    『楽しいからよ。闘うのが。』


    ふふっと笑いながら、

    サヨはナイフを降り下ろした。
  • 15 just id:IRTYIHS/

    2012-12-10(月) 15:55:52 [削除依頼]


    彼らが現れたのは、昔、産業革命とほぼ同時だったらしい。

    彼らが現れた理由、生態は未だ分からない。

    しかし、彼らは出現が予測されていたかのように

    政府などによって隠されてきた。

    今わかることは
    体は人間にあるような臓器はなく、
    体液がつまっているだけ。

    言語を使えること。

    勾玉のような痣が浮き出ていること。

    夜行性。

    行動は予測不能で
    肉体は死んだ時に蒸発するため、詳しい生態がわからない。


    そして、それの出現と同時にサヨのような人間も現れた。

    異常なほどの身体能力、特殊能力を持つ人間だ。

    そして、化け物はサヨのような人間を
    仲間として認識しているようだった。


    それが、研究所から聞いた話と
    自分の体験したことを踏まえて
    サヨがわかったことだった。
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