いじめの日記7コメント

1 杏咲実♪ id:w0xDbaL.

2012-12-06(木) 21:08:39 [削除依頼]
登場人物

空川 アオカ
牛山 夢羽
篠山 瑠華

第一話〜名前のせいで〜
「牛山夢羽です。よろしく」

秋終りに一人の子が転校してきた。牛山…夢羽。

「変な名前〜牛山って」

クラスの女王様、瑠華が言う。

「ほんと〜ねえ、いじめない?」

瑠華のグループのチヒロが言う。いじめ…?

あたしも瑠華のグループの一人。しかも、瑠華の親友。

「では席は―」

先生がそう言った瞬間、瑠華のグループの舞が手を挙げた。

「せんせぇ、あたしの隣にしてください」

瑠華がガッツポーズをする。確かに舞の隣はあいていてあたしたちのたまり場。

「よし。じゃあ、牛山、深山の隣へ」

あたしはくすっと笑った。だってその子、耳が聞こえないんだもん。

「牛山?早く行け」

先生の声だ。

「あれぇ〜?牛山さん、なんで席に着かないのぉ〜?聞こえないとかぁ〜?」

名前が変だけでなく耳が聞こえないということも瑠華たちは目を付けた。

牛山はうつむく。

ついに、長休み。いじめが始まった。
  • 2 杏咲実♪ id:w0xDbaL.

    2012-12-06(木) 21:15:42 [削除依頼]
    「牛山さぁ〜ん。あのさぁ、あたしの消しゴム取ってくれな〜い?」

    舞が言う。牛山はうつむいたままだ。

    「ひどっ!!舞がかわいそうでしょ〜?サイテーね!!」

    と、チヒロ。

    「ほんとほんと〜舞に謝罪しなよ!そうだね、いうこと聞いてもらうのは?」

    と、瑠華。

    「いいわねぇ〜。アオカはどう思う?」

    みんなが一斉にあたしの方を見る。瑠華を裏切れない・・!

    「いいと思うわよ!!!だって、こんなのあたしたちにとっては材料なんだから!」

    みんなが笑う。牛山だけが暗い。

    「じゃぁ〜、まず、万引きしてもらおうかなぁ?」

    舞が言った。

    「いいね舞!!あ、あと、見つかってもしたのはあんたなんだから!」

    と付け足しする瑠華。

    と、その時。牛山が手を動かした。手話?と思ったけどそれは舞と瑠華、チヒロ、樹里、あたしの顔をたたいた。

    「きゃぁっ!!」

    思わず悲鳴を上げる樹里。

    これにはあたしも許せなかった。
  • 3 杏咲実♪ id:3k8f8NE0

    2012-12-07(金) 20:13:05 [削除依頼]
    「あんた何すんのよ!」

    と顔が怒りで真っ赤の瑠華。クラス中の子たちがざわめく。

    「牛山さんってひどくない?」

    「うん!瑠華や、アオカ、樹里は何もしていないのに…」

    どんどん牛山の悪口が広がっていく。空気みたいに。

    「わかった?どんなことしてもあんたの味方なんていないんだからっ!」

    舞がほっぺを抑えながら言う。その手の中のほっぺは腫れていた。

    「わっ、舞大丈夫?いてて…」

    そういうチヒロの顔も腫れている。瑠華も。樹里も。

    「アオカもじゃん…。アオカのが一番ひどいんじゃない?」

    嘘!?そういや、奥がジンジンする…。

    「うちらみんな腫れてるよ…。牛山、どうしてくれんの?」

    迫る感じで樹里が言った。

    「おい!!お前らどうした?ほっぺが腫れてるぞ?誰にっやられたんだ」

    先生が入ってきた。瑠華はにやっと笑う。

    「せんっせい・・。牛山さんが、私たちのほっぺをたたきましたぁっ…」

    瑠華の青い目からは涙がこぼれ落ちる。

    「なに!?誰か見た人はおらんのか!?」

    その場にいる生徒に聞く先生。牛山の顔は青白い。

    「先生、瑠華の言ってることはほんとです・・。だって、樹里を始めてみんな顔のたたかれたところ、青くなり始めてるし、みたんです…」

    と、一人の女子。

    「俺も見ました。牛山は瑠華や樹里、アオカの顔をたたいたんです。これ、いじめでしょ?」

    と、男子も言う。先生はうなずいた。

    「5人は保健室へ行って来い。牛山は今日居残り!」

    そういう先生の厳しい声にあたしたちはくすっと笑った。
  • 4 杏咲実♪ id:xmVHULj1

    2012-12-08(土) 16:19:03 [削除依頼]
    「あらまぁ、ひどいわねぇ。樹里さんと空川さん、瑠華さんは病院行きね」

    保健室の先生が言った。チヒロと舞は心配そうに私たちの傷を見ている。
  • 5 杏咲実♪ id:xmVHULj1

    2012-12-08(土) 17:08:21 [削除依頼]
    「うそ…先生、あたしの傷は病院に行かなきゃダメなんですか!?」

    樹里が聞く。確かに樹里の傷は重傷だ。
  • 6 杏咲実♪ id:xmVHULj1

    2012-12-08(土) 18:38:08 [削除依頼]
    「ええ。まず、樹里さんの傷は顔の骨にひびが入っているのかもしれないわね」

    ひびが…?

    ガラッ・・。先生が入ってきた。

    「先生、どうですか?」

    と、問いかける。

    「いや〜ひどいもんですね。樹里さんはたぶんひび、空川さんもたぶんひび、瑠華さんは折れてるかも・・」

    先生の顔が引きつった。

    「ひびと、骨折ですか・・?」

    そして、何かを思い出すようにして考える先生。

    「牛山には、生徒指導が必要だな。慰謝料ももらわなければ」

    そういって先生は帰って行ったー

    「嘘っ!あなた、顔の骨、ひびが入ったんですって!?」

    包帯が巻いてあるあたしの顔に驚くママ。

    「うん…。殴られて・・」

    こっちがふっかけたのかもしれないけど、殴られたのは事実だ。

    「誰に!?慰謝料を払ってもらうわ!」

    その時。プルルルルル…。受話器が鳴った。

    「はい。空川です…。えっ!!瑠華ちゃんもですか!?」

    『瑠華ちゃん』という言葉を聞いて、電話の相手は瑠華のところのお母さんだと分かった。

    「うちは、慰謝料を望みますよ。瑠華ちゃん、骨折でしょう?」
  • 7 杏咲実♪ id:sBhPbXq0

    2012-12-08(土) 20:49:24 [削除依頼]
    『うちも慰謝料求めますよ。何しろ瑠華が骨折だなんて…』

    電話の向こうからかすかに聞こえる瑠華のお母さんの声。

    「アオカ、誰にやられたの?」

    電話を切ってからママが深刻そうな顔で尋ねる。

    「牛山さん。牛山夢羽…」

    瑠華でもこういうだろう。舞でも、樹里でも、チヒロでも。

    ピンポーン…。

    「あのぉ、おたくの娘さんにうちの子が暴力を・・」

    ドアの向こうにいたのは、牛山と牛山のお母さん。

    「あなたのところですか?うちの大事なお嬢様は骨にひびが入ったんですよ!?瑠華ちゃんちのところなんて骨折…」

    ママの説教を受ける牛山達。もう、楽しくなってきた。

    「ほらっ!夢羽、謝りなさい!」

    牛山はうつむいたまま。ついに、ママが切れた。

    「あのねぇ、うちのアオカは御子なんですよ!?」

    びくっと震える牛山。御子…?

    「そんなっ、御子様にっ…夢羽、謝りなさい!!!!」

    初めて知った…。

    「いやだ。たとえ御子でも同じ人間でしょ?」

    もうヤダ。その時。

    「アオカ!!!」

    瑠華の声がした。顔に重そうな部品を付けていた。

    「あたしたち、御子なんだって!」

    瑠華も…?
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