今宵、あなたと誓いのキスを…252コメント

1 ゆず id:/nv2cib0

2012-12-06(木) 16:30:22 [削除依頼]
ゆずです!

三作目の「今宵、あなたと誓いのキスを…」をよろしくお願いします!

禁断ラブコメ予定です♪

コメント、よろしくお願いします(*^_^*)
  • 233 ゆず id:AHQALwe1

    2013-01-30(水) 21:38:38 [削除依頼]
    俺はばふっとうしろの背もたれに容赦なくもたれかかった。


    ふわりと柔らかい感触が妙に心地いい。


    再び横を見て、話が長くなると予想した俺はカバンから読みかけの漫画を取り出した。


    有名な少年漫画。
  • 234 ゆず id:CK34gUE0

    2013-01-31(木) 14:59:02 [削除依頼]
    主人公が好きだった女の子が敵にさらわれてそれを助けに行くという王道なお話。


    結末は見え見えなのになぜか手に取って買ってしまったのだ。


    かろうじて見ようと思えたポイントは絵柄。

    女の子たちが好きそうなキラキラとした美形の人物たち。


    女の子はかわいくて男の子はかっこいい。


    少女漫画?って思わず思ってしまうほど夢見がちな絵だった。

    でも少年漫画とは違って背景や人の服のしわなど細かく丁寧に書かれている。

    そこが俺は気に入ったのだろう。
  • 235 ゆず id:DzUO5Yy.

    2013-02-01(金) 19:48:23 [削除依頼]
    これが人気になった理由もそこにあると思う。

    俺は一人でそんなことを思いながらそれを読み始めた。
  • 236 ゆず id:DzUO5Yy.

    2013-02-01(金) 19:51:01 [削除依頼]
    ーーーー…

    10分位たったころだろうか。

    両親が車に乗り込んできた。


    「いやー、ごめんな。思いのほか話が弾んじまってよー。」


    ニコリニコリと気持ち悪いほどに笑った顔で。


    「…別に。」

    俺はそれがイラついてただそれだけ返事をした。
  • 237 ゆず id:DzUO5Yy.

    2013-02-01(金) 20:02:22 [削除依頼]
    「相変わらず冷たい男だ。俺の息子とは思えんな!」

    バックミラーから俺の姿を瞳にとらえいたずらっぽく言う父親に殺意がわいた。
  • 238 ゆず id:jIz6/rY.

    2013-02-02(土) 20:15:45 [削除依頼]
    「…実際ホントの息子じゃねえだろ。」

    俺はそうぼそりとつぶやく。


    その瞬間車内の雰囲気が

    両親の表情が

    がらりと変わった。
  • 239 マリー id:jIz6/rY.

    2013-02-02(土) 20:32:09 [削除依頼]
    どーゆーことだ!?


    達矢さんの過去は複雑…?
  • 240 ゆず id:jIz6/rY.

    2013-02-02(土) 20:36:31 [削除依頼]
    どーいうことでしょう♪
  • 241 ゆず id:jIz6/rY.

    2013-02-02(土) 20:41:13 [削除依頼]
    「…そういうことを言うんじゃないと前に言ったはずだ。」


    さっきとは打って変わって厳しい低い声を出す父。


    「そうよ。お母さんたちはあなたのことホントの息子として育てて…「母さんじゃない。」

    母の言葉を最後まで聞かず俺は声をかぶせる。


    「ホントの母さんじゃねえのにそーゆういい母親っぽいこと言うな。」
  • 242 ゆず id:Qy1kWeL/

    2013-02-03(日) 12:39:43 [削除依頼]
    「達矢っ!!」

    耳を貫く怒鳴り声。

    「なんだよ。ほんとのことだろ!!」

    俺はそう叫んで車のドアを開けた。


    「みんな…勝手なんだよ。」

    まだ走っているためか容赦なく風が体に吹き付けてくる。

    俺はそれでも体を外へ乗り出した。


    「達矢っ!!」


    その言葉が俺が一生の最後に聞いた父の言葉になった。
  • 243 ゆず id:0bRb.8R/

    2013-02-04(月) 14:55:33 [削除依頼]
    第三章 『過去の話を』


    ー出会いー
  • 244 ゆず id:U83VbBt1

    2013-02-05(火) 21:52:09 [削除依頼]
    ピチョン…ピチョン…


    トンネルの上から水がしたたり落ちる音が優しく耳に伝わる。


    「…俺は」


    何をしてるんだ。


    これじゃどこかもわからないような場所に来て体操座りをしているただのばかな少年だ。
  • 245 ゆず id:dIXkDNh.

    2013-02-06(水) 17:12:12 [削除依頼]
    …まあ実際そうなのだけれど。


    でももう我慢できなかった。
    あんな愚かな人間と一緒に暮らすのは。
  • 246 ゆず id:dIXkDNh.

    2013-02-06(水) 17:20:34 [削除依頼]
    俺は冷たい地面に手をつき、立ち上がった。

    お尻についた土を払おうと後ろに手を回すとひやりと冷たい感覚に襲われる。


    …雨が降ってきたな。


    さっきの水音はそのせいか。
  • 247 ゆず id:dIXkDNh.

    2013-02-06(水) 17:31:58 [削除依頼]
    「…これからどうしようか。」

    そう小さくつぶやいた俺の独り言は大きな雨音によってかき消された。

    自分の耳にも届かないほどに儚く。


    この世には俺しかいないような不思議な感覚に陥った。


    しかし

    コッコッ…

    ヒールが地面をはじくような音によって我に返った。
  • 248 ゆず id:dIXkDNh.

    2013-02-06(水) 17:54:08 [削除依頼]
    「…!?」

    俺はばっとすばやく後ろに振り向いた。


    目にとらえたのは…


    肩くらいまでの茶色い髪をやさしく巻いて

    ベビーピンクのワンピースを風で揺らした


    きれいな女の人。
  • 249 ゆず id:i8NNJaL.

    2013-02-07(木) 17:07:16 [削除依頼]
    「…」

    「…」

    お互いの瞳がお互いをとらえた瞬間


    時が止まったかのように音が聞こえなくなった。


    うるさい雨音もそれと一緒にまだ小さく響く雷の音も…すべて。
  • 250 ゆず id:qgFi6LW1

    2013-02-12(火) 19:58:09 [削除依頼]

    俺はただその人を見つめ

    その人もまた俺を見つめていた。


    「あの…。」

    数時間にも感じた

    暗い沈黙を破って話しかけてきたのはあっちの人。
  • 251 ゆず id:Tq712av.

    2013-02-23(土) 13:59:18 [削除依頼]
    「はい?」

    俺は意外にも落ち着いていて

    冷静に言葉を返した。

    「それ…」

    あっちの人は頬をピンクに染め
    俺のカバンを指差した。


    「私が書いた漫画なんです…。」
  • 252 夏妃 ゆず id:EgyjYqq/

    2013-04-08(月) 11:02:19 [削除依頼]
    「は?」

    漫画…?

    指の先を追ってカバンを見てみる。

    すると


    空いているチャックから覗く

    さっきまで読んでいた漫画が目に入った。


    「えっ、これ、あなたが描いたんですか?」
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