青.35コメント

1 NO子 id:2XvI3Xl0

2012-11-23(金) 20:54:24 [削除依頼]
 大切なものが消えていってしまう気がして、唇をぐっとかみしめた。


 青.
  • 16 NO子 id:pO89YmI1

    2012-11-25(日) 16:50:03 [削除依頼]
     じゃあ何なんだよ、と文句を言っていた兄さんは、彼女を見るとあんぐりと口をあけた。整っている顔が少し情けなく見える。一連の話を兄さんに伝えると、不思議な話だな、と苦笑しながら彼女の頭をなでた。
    「それじゃあ行こうか。車に乗って?」
     兄さんは僕たちを後部座席に座らせて車を出発させた。
     歩けば30分以上かかる道のりも、車で行けばその半分くらいになる。ましてや、夜は交通量が少ないから、兄さんは少しとばして車を走らせた。
     僕と彼女は揺れる車内の中で、ぽつりぽつりと言葉を交わした。名前とか、年齢とかはもう会うことがないだろうからお互い明かさなかったが、僕は通っている学校のこと、部活のことを話した。彼女から会話が始まることはなく、僕の話にうん、うん、と小さく相槌を打つだけだった。
     そうしているうちに、病院についた。僕は彼女を病院の玄関まで見送った。彼女は自動ドアを抜けてから、小さく手を振ってくれた。僕も手を振り返して、おやすみ、と口を動かした。
     届いたかどうかは知らない。僕はその日、珍しいことがあったせいか、上手く寝着くことができなかった。
  • 17 NO子 id:pO89YmI1

    2012-11-25(日) 19:04:18 [削除依頼]
    まとめ >>1+2+3+12+13+14+15+16 第一部のようなものです。 名前の読み 主人公:康平(こうへい)       康平の兄:寛大(かんた) >>4 挨拶 余談 明日期末です。勉強してないです。これ書いてました。情けない受験生もいたもんです。
  • 18 NO子 id:MUIjhk11

    2012-12-01(土) 22:56:31 [削除依頼]
    「康平君って高校入っても青続ける気ってある?」
     昼食を食べていると、クラスメイトの加藤郁矢が声をかけてきた。郁矢は、夏までの部活仲間でもある。
     僕は夏まで文芸部に所属し、活動していた。その活動というのが、文芸部に所属している3年生(僕と郁矢と、あと二人いる)が書いたSSだの詩だのを冊子にまとめ、二カ月に一度出す、というものだった。その冊子のタイトルが青なのである。僕たちの出していた青は、先生からも生徒からも本格的だと評判がよく、文化祭で出した特別号もなかなか売れ行きが良かった。郁矢が言っているのはこれを高校まで続けるか、ということである。僕たちが出している、といっても先生の手を借りている工程ももちろんあるし、僕たちはばらばらになるし、高校生活はきっと薔薇色で忙しいだろうから、どう考えても出せっこない。それを考慮したうえで、僕はないよ、と答えた。彼はさびしそうにまゆを垂らした。
    「郁矢はつづけたいの?」
     僕は驚いていた。なぜかというと、郁矢は青を出版するたびに人一倍愚痴をもらしていたからだ。面倒くさいだの意味がないだの、うっとうしいと感じるほどにうるさかった。郁矢は気まずそうな顔をしながら小さくうなずいた。自分の態度が周りを下げていたことに気づいているのだろうか。
    「他の2人はなんて言ってるの」
    「カブもまっちもないって。今さらだとは思うんだけどさ」
     みんなともう絡めなくなるのはさびしい、気が、する。郁矢は最後まで言うのをためらうように、重々しく言った。
  • 19 NO子 id:JIiUVDU/

    2012-12-02(日) 01:14:59 [削除依頼]
     その日の帰り、カブとまっちに下駄箱で偶然会ったので、一緒に帰ることになった。僕たちの家は近く、たまにこうして帰るのだ。文芸部に入ったのも、僕たちがもともと仲が良かったのと、できるだけ楽な部活に入りたかったからである。
    「郁矢がさあ、青続けたそうにしてるね」
     各クラスの近況を話し終わりひと段落したので、それとなく話を出してみた。僕は特別続けたいわけではないが、2人の意見次第ではやってもいいなあと思っていた。
    「俺はもうやんないよ」
     カブは苦笑しながら答えた。まっちもそれに同意する。
    「今頃言い出すなんてなんてっかすげー自己中やん」
     方言交じりで話すまっちは、郁矢の態度が気に入らないようで、ありえんわ、と仏頂面している。カブはそんなまっちをカッカすんなよ、と笑いながらなだめた。カブは大人だ。声を荒らげたり、気に入らないからといって癇癪を起こすことがない。
    「でも、まっちの言うとおりだな。俺たちはもうやんないよ。まあ俺の場合は郁矢が問題じゃなくって高校生活が忙しいだろうっていうのが理由だけど」
     康平はどうなの。2人に聞かれたので、やってもいいと思うけど、今のところパスかな、と答えておいた。まっちは僕の答えに納得がいかないといった表情で、やってもいいってなんやソレ、と小さな子供がすねた時みたいに足元の石を蹴っていた。
     いつのまにか分かれ道についていたので、僕は2人とさよならした。太陽が沈んだ薄紫の空を見上げながら、郁矢、残念だな、と1人で笑った。
  • 20 NO子 id:JIiUVDU/

    2012-12-02(日) 19:45:35 [削除依頼]

     その日は体育の授業でバスケをやった。男子中学生のやるバスケは本気そのもので、ボールにがっつく姿は獲物を追いかける狼である。僕は体を動かすことが好きじゃないので、いつも味方側のゴール下でぼんやりしていた。たまに飛んでくるボールをキャッチして、そのままゴールを決めるのが僕の役割だった。ちなみに入る確率は五分五分といったところで、決まらずにこぼれていくボールもしばしばあった。
    「加藤! パス!」
     僕の名前が呼ばれたかと思うと、するどいボールが飛んできた。僕は両手を伸ばしてそれを取ろうとしたが、ボールは投げたやつの力が強すぎたせいか、コートからはみ出て壁にあたった。ボールはバウンドして、ちょうど僕の横まで転がってきた。あーあ、と落胆する声が聞こえる。ちゃんとキャッチしてくれよ。呆れを含む声は、空耳じゃない。
    「ごめん、今度はちゃんとやるよ」
     僕は顔の前で手を合わせて、チームのみんなに謝った。みんな不服そうな顔をしていたが、審判の笛の合図で定位置に戻って行った。相手ボールだ。僕はゴール下へ戻った。
     次にまた同じ失敗をすると、さすがに謝るだけでは済まないだろう。かといって今のはパスを出したやつの問題であって、僕は関係ない。なのになんでみんな僕を責めたのだろう。あいつらの目は節穴なのか。そんなことを悶々と考えていたせいで、敵が僕の方につっこんでくるのに気付かなかった。加藤! とまた名前を呼ばれ、はっと気付いた時にはもう遅く、僕の目の前には敵チームの青いユニフォームでいっぱいだった。 危ない、と危険を察知した瞬間に、強い衝撃が僕の身体を襲った。
  • 21 NO子 id:NrJnR9T.

    2012-12-03(月) 17:55:26 [削除依頼]
     僕は知らない部屋のベットの上で目を覚ました。ツンとした鼻を刺すような臭い。保健室だろう。
    「あら、起きたの?」
     ベットとベットを分ける仕切り用のカーテンが開いて、僕は保険医に顔を覗き込まれた。顔色はいいわね、と笑う。
    「……今は何時ですか」
     保険医にベットに寝ている状態では壁にかかっている時計が見られなかった。僕はどれだけ寝ていたのだろう。
    「5時間目。あなた3時間くらい眠っていたのよ。どうする? 今からでも授業、参加する?」
     5時間目、確か今日の予定だと数学だ。僕は数学が嫌いなので首を横に振った。どうせ授業を受けようと受けまいと内申書につく数字は変わらない。
     バスケの授業で敵チームのやつに体当たりをされた僕は、壁にぶち当たり、そのまま気絶したらしい。故意じゃないのよ、許してあげてね、と保険医は言った。僕は軽くうなずいた。別に憤りは感じていなかった。それどころか僕は自分の情けなさに嘆息した。バスケの授業で気絶。情けない話だ。明日には学年中に広まっているだろう。
    「どこか痛いところはない?」
     僕ががっくりとうなだれていると、保険医は心配そうに声をかけた。僕は大丈夫です、といって片手をあげようとし、失敗した。左腕が痛い。持ちあがらない。
     僕のしかめつらに気付いた保険医は顔色を変えて、病院へ行きましょう 、と僕に言った。
  • 22 NO子 id:dz7Qrg50

    2012-12-09(日) 21:14:33 [削除依頼]
    「骨折ですねえ」

     でっぷり太った医者が、レントゲンの写真を見ながら言った。はあ、骨折ですか、と僕はその折れているらしい腕を見た。ギブスで固定され、動きは制限されている。窮屈だ。
    「ぽっきり折れているのですぐに治りますよ」
     骨がずれているわけではないので、比較的痛みも少ないらしい。といっても僕は骨折は今回が初めての経験なので、比べるものはない。痛いことには変わりはない。
     鎮痛剤出しておくので、痛みがひどかったら飲んでください。医者はそれきり何も言わず、僕には目を向けない。なるほど、診察は終わりらしい。僕は軽く頭を下げて、礼を言った。付き添ってくれた保険医が、僕の代わりに診察室のドアを開けてくれた。お大事に、ドアが閉まる前に看護師に声をかけられた。
  • 23 NO子 id:ukVC7Wz1

    2012-12-11(火) 15:39:26 [削除依頼]
    「大きい病院ですね」
     僕一人で来たら、確実に迷ってしまう。待合室のソファに座り、きょろきょろとあたりを見まわす。待合室だけでも体育館ほどの広さだ。
    「ここらの地区で一番大きいのよ。入院用のベッドとか、手術用の設備も良いものがそろっているようねぇ。加藤君は来たことないの?」
     この病院のパンフレットをめくりながらとなりに座る保険医は言った。
    「来たことないです。こんなに大きい怪我ははじめてなんで」
     ギブスされた腕を右手でつつきながら、はやく治れ、と念を送る。利き腕じゃないので勉強や食事には困らないだろうが、生活に支障がでるのは面倒だ。
     目の前を通って行く患者らしき人を見て、ふとあの夜に会った少女のことを思い出した。元気だろうか。
     確かこの病院へ送ったはずだ。わざわざ探しだすような真似はしないが、また会って話してみたい気もする。あの出来事は僕にとって特別なことだったのだ。その特別をつないでおきたい、なんて欲望が僕の胸の中で見え隠れする。
    「加藤君、お薬もらったわよ。帰りましょうか」
     いつのまにか順番がきていたらしい。僕ははい、と返事をして保険医の後をついていった。
     帰りの車の中で、保健医に週に3回は病院に行くようにとくぎを刺された。僕は怪我が完治するまでに少女に会えるかどうかばかりを気にしている。
  • 24 NO子 id:qTUdNF00

    2012-12-13(木) 15:32:18 [削除依頼]
     その日の夕飯は散々だった。バスケで腕を折ったことが話題となり、兄さんにこれでもかというくらい馬鹿にされた。康平はひょろいだの頼りないだの言われ、僕は何か言い返す言葉を探したが結局何も言えなかった。口をもごつかすだけで終わった。
     兄さんは小中高とサッカーをやっていたおかげでがっしりとした体形をしている。ムキムキの筋肉おばけというわけではなくて、必要なところに必要なだけついている、所詮細マッチョだ。そんな兄さんから見れば体育の授業で気絶したあげく骨折までしていた僕はさぞ滑稽に映るだろう。普段優しいくせに、こういうときはこれでもかというくらいからかってくる。
    「行ってあげられなくてごめんね」
     母さんは申し訳なさそうに眉を垂らして僕に謝った。母さんは役所に勤めていて、なかなか仕事が抜けられない。何か事があっても抜けられないのはしょっちゅうだった。
    「大丈夫。病院への送迎も兄さんにしてもらうよ」
    「え、俺かよ」
    「いいじゃん。大学行くついでに乗せてってよ」
     兄さんは苦笑しながらわかったよ、と言った。頼まれたら断れない人なのだ。僕はしめたと思いながら、ありがとうと笑った。

     左手の痛みは影みたいだった。夜中、僕は何度も痛みに起きてしまった。こうも痛みがひどければおちおち眠れやしない。副作用が怖いから鎮痛剤を飲む気にはなれず、僕は結局寝て起きてを繰り返して朝を迎えた。
  • 25 NO子 id:qTUdNF00

    2012-12-13(木) 20:39:12 [削除依頼]
     2時間目、数学。僕は寝不足でぼんやりする頭をふって、授業に集中する。朝、顔を洗うついでに自分の顔を鏡で覗いたら目の下に濃いクマができていた。こんな生活を続けるのは嫌だから、今日からは眠れないくらい痛かったら鎮痛剤を飲むようにしよう。でもやっぱり副作用が怖い。処方してもらった鎮痛剤は血管を開く物質の生産を阻害する薬なので、血管を閉じるように働きかけるらしい。患部に押し寄せる血流と痛み物質を止められる、とインターネットに書かれていた。何やら難しい感じで書かれた病名も出てきて、できるかぎり飲みたくないと思ったのが昨日。
     でも、自分で我慢するにはもう限界だ。僕はそっとギブスをなでた。ピリ、と弱い電流が走るような感覚に僕は顔をゆがめた。
    「康平くん、ここ分からん」
     教科書の中の練習問題三番。シャーペンの先でとんとんとたたいて示すのは、となりの席の田辺真子。運動が得意で、勉強がてんで駄目な女子生徒だ。僕はひそかに田辺さんの顔はがちゃぴんに似ていると思っている。
     数学は苦手なんだけど、と間違えてもいいように保険をかけて、僕は教科書の問題に目を通す。比を使って考える問題だった。少し難しいが僕でもわかる。
     それから5分くらい教え続け、やっと田辺さんは理解したようだ。ああ、なるほど、と理解できたことがうれしいのか口もとがほころんでいる。教科書は相似比やら辺の長さやらが細かく書き込まれていて黒ずんでいた。僕と田辺さんの努力が見える。
     ありがとう、康平くんのおかげ。肌色のがちゃぴんが笑った。
  • 26 NO子 id:qTUdNF00

    2012-12-13(木) 20:45:01 [削除依頼]
    誤字。 >>25
  • 27 NO子 id:qTUdNF00

    2012-12-13(木) 21:42:09 [削除依頼]
    誤字 >>25 ×なにやら難しい感じで ○なにやら難しい漢字で >>26は失敗しました。 久しぶりのコメントだ、とにやけながらスクロールし、自分の間違いに気づいたときの私は……私は……
  • 28 NO子 id:uYKneMI.

    2012-12-17(月) 23:47:51 [削除依頼]
    「康平くん、腕どうしたん」
     田辺さんは眉を寄せてギブスを巻いてある腕を見た。心配してくれているらしい。
    「あー……。バスケん時に体当たり? みたいなことされて、飛ばされた拍子に腕折った」
     広まっていると思っていたが、田辺さんは知らなかったらしい。うわ、大丈夫? 痛くない? といたわりの言葉までくれた。男子に散々馬鹿にされていた僕にとってその言葉はとてもうれしくて、ほおが自然にゆるむ。大丈夫だよ、と笑いながら返した。
     その後も授業や給食、掃除の時間でも田辺さんは大丈夫? 痛む? と声をかけてくれた。僕が痛がるそぶりを見せれば、青くなっておろおろしだす彼女がおもしろくて、僕はそれを見るために何度か痛くないのに顔をゆがめた。それでも引っかかる田辺さんは単純である。
     嘘だよ、と笑いながら言うと、田辺さんは顔を真っ赤にして照れながら怒った。心配して損した、とむくれる彼女が少しかわいいと思った。
  • 29 NO子 id:wS27f7q1

    2012-12-18(火) 23:59:12 [削除依頼]
    テスト
  • 30 NO子 id:fU8.9Lj1

    2012-12-19(水) 19:30:54 [削除依頼]
     病院へ向かう車の中に、名前も知らないアーティストが歌っている曲がかかっている。兄さんの趣味だろうか。ふわふわしたような、不思議なメロディーラインが耳に心地よい。
     誰の曲、と運転席でハンドルを握っている兄さんに問うと、やっぱり聞いたことのないグループ名が返ってきた。気にいった? ミラー越しに僕の目を見られながら聞かれた。
    「ふわふわしてて気持ちいい」
     僕が素直な感想を言うと、兄さんはなんだそれ、と笑った。病院はもう目の前にきていた。兄さんに礼を言って、僕は車から降りた。
  • 31 NO子 id:fU8.9Lj1

    2012-12-19(水) 19:34:05 [削除依頼]
     受付のお姉さんに保険証を出すと、ソファに座っているように指示を貰った。土曜日ということもあってか、人が多い気がする。あいているソファが少ない。順番が来るまで特にやることがないから、ラックにかけてある雑誌に手を伸ばし、適当に一冊つかんで近くのソファに座った。雑誌の表紙には、弁当男子、の文字。丸っこいフォントで、大きく打たれていた。ラックに返そうか迷ったが、たまにはこういうのもありか、と思い直しページをめくった。
     ――だし巻き卵、ピーマンの肉詰め、レンコンのきんぴら、コンソメポテト。カラフルなメニューに目をうばわれる。写真付きで作り方を紹介してあり、僕でも作れそうな簡単なおかずもある。興味深い。僕は一文一文を食い入るようにして読んだ。灰汁の抜き方、野菜のゆで方、切りかた。読んでいるだけで料理ができるような感覚に陥る。家に帰ったら早速試してみよう。
    「この雑誌読む男の子、初めて見た」
     僕がページをめくろうとした時、いきなり頭上から声が降りかかった。聞き覚えのある声にバッと顔をあげる。
    「ふは、変な顔してる。久しぶりだね」
     僕の雑誌を取り上げた人の正体は、あの夜にあった少女だった。
  • 32 トキヤ id:vLqIwdD/

    2012-12-20(木) 11:36:46 [削除依頼]
    初めまして!
    コメント、失礼させていただきます〜

    ほんわかとさせられる作品ですね
    主人公と少女のやりとりもとても可愛らしく、あたたかい気持ちにさせられました
    物語を投影するように紡(つむ)がれる言葉はとても丁寧で、綺麗に溶け込むように書かれています
    一文一文をとても大事に書かれているんだなという印象を持ちました!

    自分自身が元々、文芸部出身なので「青」の話題についてはとても惹かれました
    「ああ、あの頃の自分もそういうものを作ったな〜」「楽しんだな〜」と
    懐かしい思い出に浸(ひた)れました
    ありがとうございます


    ■まとめ□

    文章と話のマッチ度 ★★★★★
    伝える力 ★★★★☆
    キャラの愛らしさ ★★★★☆

    文章を詰(つ)めて書いていらっしゃるようなので、たまに「ん?」と思う部分がありました
    時間の経過の流れがとても自然で良いです! とても楽しんで読ませていただきました


    ではでは、失礼します〜!
  • 33 NO子 id:NlZWMUo1

    2012-12-26(水) 11:36:34 [削除依頼]
    トキヤさん
    ありがとうございました!
    正式なお礼をしにまた伺います
  • 34 NO子 id:eFDlvte1

    2013-01-12(土) 17:14:54 [削除依頼]
    第二章まとめ >>18-25+28-31 第一と第二章 >>1-3+12-16+18-25+28-31
  • 35 NO子 id:eFDlvte1

    2013-01-12(土) 17:34:39 [削除依頼]
    .


     ぱちぱちと瞬きを繰り返している目の前の男の子に、にっと笑いかけてみる。すると彼はつられたのか口角が少し上がり、目が細くなった。
    「びっくりしちゃった、また会うなんて思ってなかったから」
     ずうずうしくも隣に腰かけ、彼の顔を覗き込む。茶色っぽい瞳の中に、私の顔。
    「僕も驚いてます。まさかとは思ったけど、こんなに早く会えるなんて」
    「あ、敬語は取っていいよ。堅苦しいのは嫌いなの」
     言いながら、実はさっきから気になっていた腕を見た。ギブスをしている。じっとそれを見ていると、彼は照れ笑いをしながら体育の授業で怪我をしたことを教えてくれた。なるほど、見るからにやわな彼は盛大に吹っ飛ばされたのだろう。
    「大変だったね、えっと……」
     名前を呼ぼうとして、私が彼の名を知らないことに気付いた。そういえば、私の名前も伝えていない。また会うとは思っていなかったから、お互いに自己紹介をしていないのだ。
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