姫君は能力者!?19コメント

1 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

2012-11-18(日) 00:42:17 [削除依頼]
昔から、変なものが視えた。
皆に訊いても、何もないよ、と不思議がられた。
嘘をつくんじゃない、とも言われた。
私は、嘘なんかついていないのに。
どうすれば、いいんだろう−−−−−−。


薪之 琳火(まきの りんか)
視る力がある。
ある貴族の末裔。

光槍 空(こうやり そら)
琳火に仕える。
薪之家を守る者の末裔。
  • 2 にゃご助 id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:42:40 [削除依頼]
    頑張るのニャ〜♪
  • 3 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:43:12 [削除依頼]
    漆黒の闇が広がっている。
    その中に爛々と輝く二対の光。
    くつくつと、嗤笑が響く。
    ぱっと世界がいれかわる。
    大好きだった祖母が目の前で死んでしまった時の映像だ。
    トラックが祖母に突っ込む。
    ただ、見ているだけで、声も出せない、動けない。
    そこで琳火の意識は現へと引き上げられた。
    「ん…。りん…。起きろ、琳!」
    空の声だ。
    はっと覚醒する。
    「そらちゃん…。耳元で叫ばないで…。」
    空ははぁっと、溜め息をつく。
    「琳火。お前またやらかそうとしたな?」
    「やらかすって何を…?」
    「今更とぼけんな!魘されてたのが一番の証拠だ。今度は“何をみた?”」
    琳火は息を呑んだ。
    「そらちゃんには分かるのね…。おばあちゃんが亡くなった時のことよ…。泣きじゃくる私の姿もはっきり見えたわ…。」
    「それは…っ。」
    琳火には夢で未来を予測したりする力がある。
    それは過去の体験を夢としてまた見ることで、それに近いことが起きることがわかるのだ。
  • 4 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:43:29 [削除依頼]
    にゃご助さん
    ありがとうございますw
  • 5 星野 鈴音 id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:43:53 [削除依頼]
    *紫穂s...

    にゃご助はあたしなのでした。

    いえいえ* ̄0 ̄)ノ
  • 6 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:44:17 [削除依頼]
    鈴音さん
    そうなんですかw

    これから、見ていただけると嬉しいですw
    書き込みにも来てくださいな♪
    ww
  • 7 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:44:40 [削除依頼]
    「近いうち、誰かが死ぬわ…。それも、私に近い人…。」
    そこで琳火が顔を歪めた。
    「もしかしたら、そらちゃんかも知れないわ…。」
    空がはっと息を呑む。
    「大丈夫だよ、りん。りんが心配するようなことには絶対、ならないから。…俺は死なないよ。」
    そういって、空は琳火の頭を撫でた。
    「絶対…?おばあちゃんみたいに、居なくなったり、しない…?」
    「ああ、絶対。俺は琳火を守るって決めたから。」
    「わかった…。そらちゃん、あの場所に、行きましょう…。何か、ヒントがあるかもしれないわ…。」
    琳火はさっきの不安顔とはうってかわって凜とした、顔付きになった。
    空はくすりと笑って、言った。
    「りょーかい。俺の姫君。」
    そういわれた琳火は、バカ、といって踵を返した。
  • 8 星野 鈴音 id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:45:08 [削除依頼]
    *紫穂s...

    了解した―っ!
  • 9 空奏 id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:45:32 [削除依頼]
    紫穂って、私の知ってる紫穂??
  • 10 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:46:00 [削除依頼]
    鈴音さん
    呼びためどうぞw
    よろしくです♪


    おーw
    偽りの自分にも来てたねw
  • 11 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:46:23 [削除依頼]
    二人が来たのは、琳火の祖母が亡くなった所だ。
    「琳…。大丈夫か?」
    琳火は深呼吸をしたあと、答えた。
    「大丈夫…。大丈夫よ…。」
    空には、それが自分に言い聞かせているように見えて、痛々しかった。
    「琳、無理はするなよ?」
    空がゆっくりと言うと、琳火はこくりと頷いた。
    「変わったな…。前はそんなに車の通りは多くなかったのに。」
    「そうだね…。なのに、おばあちゃんは亡くなった…。」
    少し、憎しみを表情に滲ませ、泣きそうになる。
    「落ち着け。叔母さんも叔父さんもお前を認めてなかった訳じゃないだろ?」
    琳火ははっとした。
    「そらちゃんには何でもお見通しなのね…。」
    笑みを含んだ声音に空は幾分かほっとした。
    「当たり前だろ?何時から一緒だと思ってんの?」
    「確かに…。でも、そらちゃんは何時も隠しちゃうもの…。たまには打ち明けて欲しいわ…。」
    空は苦笑した。
    「姫には気を使わせたくないの。俺は琳火姫の従者だから。」
    ニッと笑うと、キザなことを言い過ぎたか…。と思案顔になった。
    琳火はくすっと笑った。
    「誰が姫よ…。私はそらちゃんの幼馴染み…。家族、とも言えるのに…。」
    「まあ、一緒に住んでるしなぁ。」
    空はからからと笑った。
  • 12 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:46:47 [削除依頼]
    「そらちゃん…。」
    「なんだ?」
    「そらちゃんは居なくなったりしないでね…。そらちゃんまでいなくなっちゃったら、私…っ。」
    琳火は空の袖を握った。
    空は琳火の頭を撫でた。
    「大丈夫。俺は居なくならないよ。そもそも、琳火を独りにはできないし」
    「本当、に…?」
    「うん、絶対」
    空がニッと笑い、琳火も笑んだが、すぐに不安顔になった。
    「どうした?」
    琳火ははっとなり、作り笑いを浮かべた。
    「な、なんでもないよ…。」
    「そうか?…言いたくなったら、言えよ?」
    「うん…。」
    聞かれたくない事はスルーして、言いたくなったらいつでも聞く、という姿勢をみせてくれる空が、琳火は大好きだった。
  • 13 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:47:21 [削除依頼]
    一瞬にして、あたりが闇に包まれた。
    「な、なに…?」
    琳火は怯え、空の裾をぎゅっと掴んだ。
    「何者だ…。」
    厳かな誰何に応える声は2つだった。
    「お前たち、我等が視えているのか。」
    1つは尊大な話し方。
    「お?ふたりとも武器の召喚、出来るっぽいよ〜。」
    もう1つは軽い、気楽な話し方。
    空は弓矢と剣、琳火は扇を召喚した。
    「何者かと訊いている!」
    空が叫びとともに切り掛かる。
    が、そこに手応えはない。
    空は舌打ちして、剣を収めた。
    琳火が舞うように閉じた扇を構えた。
    「風刃(ふうじん)…。」
    呪を唱えてぱっと扇を開く。
    すると半瞬後、風の刃が宙を舞う。
    ザッと何かが切れる音と同時に黒いものが飛び散る。
    「風守…。」
    また、琳火が唱えると、瞬時に結界が張られた。
    「…血…?」
    空が呟く。
    「そうみたいね…。」
    琳火が言う。
    「なかなかの腕だ…。」
    相手がクツクツとわらう。
    「コイツら連れてかえったら褒めてもらえるよ、きっと」
    2つの影が同時に襲いかかった。
  • 14 紫穂<シスイ> id:.hTTtoa/

    2012-11-18(日) 00:47:46 [削除依頼]
    これを読んでる方へ
    空と琳火、何歳にみえます?
  • 15 紫穂<シスイ> id:9Maa.OG.

    2012-11-19(月) 11:22:40 [削除依頼]
    琳火の結界が無惨にもひび割れた。
    「な…っ!?」
    空は驚きを隠せない。
    琳火の結界を破れる者など、今まで一度も現れなかったのだ。
    そして、その反動で琳火の腕に一筋の血が流れた。
    「琳っ!」
    琳火はちらりと空を横目で見やって、事も無げに言った。
    「平気よ…。何てことないわ…。」
    すると、ぱっと闇が開け、影の姿が見えた。
    「名乗れよ、外.道!」
    すると、影がくすっとわらった。
    「いいよ。俺は悠桜(ゆうおう)。」
    「我は夜桜(やおう)だ。」
    琳火はハッとした。
    「まさか、あの、悠桜と夜桜…!?」
    その名は大昔、殺.戮を繰返し、人々に恐怖を植え付けた大妖の名だった。
  • 16 紫穂<シスイ> id:9Maa.OG.

    2012-11-19(月) 12:06:17 [削除依頼]
    悠桜はニッとわらった。
    「ご名答。いやぁ、何か封印されちゃってさ。最近出られたわけ。永かったなぁ。」
    ケラケラと笑う悠桜に琳火は寒気を覚えた。
    「あなたたち、主が居るようね…。それはあなたたちよりも強いのかしら…?」
    「ああ、居るよ。強くは無いんだよなぁ、それが。いつ喰おうか夜桜と相談してんの。あんなのでも腹の足しにはなるさ、きっとね。」
    主を、喰う…!?
    琳火と空は愕然とした。
    悠桜の放つ言葉は軽く聴こえても、その内容は恐るべき事だった。
    「あはは。俺らより強い奴なんて居ないよ?…俺より強いのは夜桜だけど。」
    悠桜は不服そうに口を尖らせた。
    今更だが、二人は人の形をしている。
    「それはお前の鍛練が足りておらぬからだ、悠桜。」
    「ちぇー。」
    琳火たちは目の前で交わされる気楽な会話に唖然とした。
    「お前ら何なんだよ!?」
    空がたまりかねて叫んだ。
    「だって、あんたらさぁ、多分俺たちとおんなじくらいの力あるもん。今は殺さないよ。楽しみはとっておきたいの。ok?」
    「妖怪がokとか言うなよ…。」
    しれっと答えた悠桜に空は早くもげんなりしている。
    「はぁ…。分かったわ…。なら、私達を解放して頂戴…。」
    「それもそうだね。んじゃ、たまに遊びに行くから。戦いの日は此方で決めるから。」
    琳火は軽く頷くと、空に目配せをした。
    空は目でそれに応じると、弓を鳴らし
    た。
    すると、ふっと結界が解けた。
    二人は琳火の召喚した風に乗った。
    「またね〜。」
    悠桜がひらひらと手を振る。
    二人はそれを無視して家に戻った。
  • 17 紫穂<シスイ> id:9Maa.OG.

    2012-11-19(月) 13:46:54 [削除依頼]
    ふわりと庭に降り立つと、風はすぐさま霧散する。
    「琳火…。大丈夫か?」
    空は、琳火が思い詰めているのを感じていたのだ。
    「大丈夫…。でも、あの妖は得体が知れないわ…。気を付けた方がいい…。」
    琳火はうつむいた。
    そんな琳火に空は笑ってみせる。
    「大丈夫だって。あいつらも俺らを攻撃する意思は無いみたいだし。何とかなるさ。」
    「でも…。」
    琳火は唇を噛んだ。
    祖母のように、取り返しのつかない事になるかもしれない。
    そんなことは無いと思いながらも、不安で仕方がなかった。
    すると、空が琳火の頭を撫でた。
    「大丈夫だよ。理依婆(りいばあ)みたいなことにはならない。」
    「でも…っ。」
    理依婆とは、琳火の祖母のことだ。
    名前が理依子だったので、空は理依婆と呼んでいた。
    空は理依子を尊敬しており、敬意を表して理依婆と呼んでいる。
    「大丈夫だって。そんなにうじうじしてたら、草葉の陰で理依婆が泣くぞ?」
    「う…。それは言っちゃ駄目…。」
    理依婆が泣く、というのは意外と効果があるようだ。
  • 18 紫穂<シスイ> id:QhSk3zY.

    2012-11-20(火) 18:43:18 [削除依頼]
    遊ばれたと気付いたのか、琳火は眉を寄せた。
    「そらちゃん…!」
    「どうかしたか?」
    対する空は飄々としている。
    「私をからかったわね…!」
    「だって事実だろ?理依婆、孫馬鹿じゃん。」
    毛を逆立てた猫のように威嚇をする琳火に空は苦笑した。
    「ほら、そんな怖い顔すんなよ。」
    「だって…!」
  • 19 紫穂<シスイ> id:idexWty0

    2012-11-21(水) 20:59:32 [削除依頼]
    「まあまあ。」
    空は笑いながら琳火の頭を軽く叩く。
    「子供扱いしないで…!」
    琳火は空をじとりとねめつけた。
    「はいはい。」
    そんな琳火にも、空は全く頓着しない。
    「〜っ」
    勝ち目がないと悟ったのか、それとも、このままで居たいと思ったのか、琳火は押し黙った。
    きっと、後者だろう。空もそれをわかっているのか、止めようとはしない。
    琳火が落ち着くまで、空は頭を撫でていた。
    大妖との遭遇で、一番動揺しているのは、琳火だった。
    強大な力と大人っぽい性格を前に忘れそうになる。
    琳火はまだ中学生で、その前に女の子なのだ、と。
    本当は誰よりも怖いはずなのに、誰かのために突っ走る。
    自分が犠牲になって、誰かが助かるなら、その道を迷わず選ぶ。
    それが琳火なのだ。
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