勾玉の姫と海と空の騎士4コメント

1 nirei id:0YFrceu/

2012-09-23(日) 02:22:43 [削除依頼]
薄暗い洞窟。

壁からは獣の毛皮。

チロチロと燃える火。

そして目を閉じている老人

雷が鳴った。

老人は眼を開けて言った。

「さぁ、勾玉の姫を捕らえよ。」
  • 2 nirei id:0YFrceu/

    2012-09-23(日) 02:35:09 [削除依頼]
    今日は村中が浮かれていた。

    村の娘たちは、綺麗に着飾るため、

    朝から支度をしている。

    今日から3日間、村では、祭りが開かれる。

    その祭りは村の若い娘が

    将来寄り添う相手を決めるためにあるのだ。


    ドンッ ドンッ

    太鼓の音が聞こえてきた。

    村祭りの開始の合図だ。

    ヒナはぎゅっと胸にかけてある勾玉を握った。

    この勾玉はヒナがおさないころに死んだ母の形見だ。

    「さぁ、行きましょう。」

    ヒナは自分に言い聞かせるように言って足を踏み出した。
  • 3 nirei id:0YFrceu/

    2012-09-23(日) 02:54:58 [削除依頼]
    「はぁ。」

    暗闇の中ヒナはため息をついた。

    別に、祭りで男の人に贈り物を

    もらえなかったわけではない。

    むしろ、多いぐらいだ。

    しかし、こういうのはあまり好きではない。

    だって男の人はもし、お目当ての村娘に

    贈り物をうけとってもらえなくても困らないのだ。

    とりあえず嫁ができればいいだけなのだから。


    その時、後ろの雑木林で音がした。

    猪かと思ってさっと飛び退くと、

    雑木林から男の人が出てきた。

    「綺麗な顔立ち。長い髪。そして光る勾玉。

    この者が勾玉の姫か。」

    男はそうつぶやくと襲いかかってきた。

    ヒナは何が何だか分からないまま、

    逃げ出した。

    胸もとの勾玉が青白く光っている。

    しかし少女の足が男の足に勝てるはずがない。

    後頭部に鋭い衝撃を受け、ヒナは意識を失った。
  • 4 nirei id:0YFrceu/

    2012-09-23(日) 03:22:19 [削除依頼]
    男はくず折れた少女を抱き上げて

    もと来た道を引き返そうとした。

    その瞬間、

    サッと何かが飛んできた。

    よく見るとナイフだ。男は舌打ちすると、

    腰にさしてあった刀を抜いた。

    「なぁ、おじさん。その子くれない?

     俺ら必要なんだけど。」

    後ろを振り返ると少年が2人並んで立っていた。

    顔はそっくりで、同じ服を着ているため、まったく

    区別がつかない。

    「くれないなら、奪っちゃうよ?」

    「常識的に考えてくれるわけないだろう。」

    片方の少年が言った言葉に対して

    もう片方の少年がすかさず突っ込んだ。

    男は首をかしげた。

           ―こいつら、なにものだ?
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