*青空ドロップ*15コメント

1 mana id:ytdM0as/

2012-09-21(金) 23:43:45 [削除依頼]

空を見上げる。

ぽつぽつと雨は降り落ちる。

傘をささずに散歩しよう。ちょっと髪を濡らしてみよう。
雨はそして降り続く。

少し霧のかかった公園、山、森、
そして学校。

まるで、白いじゅうたんに守られているように。


あの学校で、どれだけの思い出を私は記憶に収めたのかな。
あの学校に、どれだけの思い出を贈られたのだろう。


虹が雨粒を七色に照らす。
まるで、色とりどりのキャンディーのように。


また会えるのなら、私は言おう。雨の日に。


「これが、青空ドロップなんだよ。」

と。
  • 2 花音 今珠理奈神推し id:Izjx370/

    2012-09-22(土) 08:24:45 [削除依頼]

     題名にひかれて読んでみました
     こういうのは大好きなんで応援します!

     頑張ってください!
  • 3 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 19:58:41 [削除依頼]
    >花音今珠理奈神推し ありがとうございます!頑張ります(*^_^*)
  • 4 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 20:07:19 [削除依頼]
    『本日の天気は、晴れのち曇り。
     降水確率は30%…』


    「おかーさん!今日雨ふらないの???」

    ドタドタと階段を駆け下り
    洗濯物を持ったお母さんとぶつかりそうになる。

    「危ないわね〜もう」

    びっくりした、と肩をなでおろすお母さんを横目に
    私は台所へと小走りに向かう。

    「あんた何時に家でるの?」

    ちょっと低い声でお母さんが言う。
    牛乳を一気飲みした私は早口に答える。

    「3分後!」

    「あんたまたギリギリに起きて!!
     時間過ぎてもお母さん知らないからね?」

    「ほっといてください」

    玄関に置いておいたバッグを鷲掴み、
    スルッと茶色いローファーを履く。

    「いってきまーーす!!!」

    「あ、そうそう雨降らないよーー!
     いってらっしゃーい」


    お庭から大きな声で聞こえてくるお母さんの言葉を
    背中で受け止めて私はバス停へと向かった。


    青空がグーンっと伸びた、清々しい朝だった。
    雲一つない、真っ青な大地が頭上に広がっていた。
  • 5 美波富 id:hIVqos10

    2012-09-22(土) 20:15:04 [削除依頼]
    すごく文章の一文一文が魅力的で、
    作家さんの本を読んでいるみたい
    です!!


    応援しているので、頑張ってください
    (●´∇`●)/


    更新楽しみ♪
  • 6 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 20:16:36 [削除依頼]

    「リーカ!」

    「うわぁっ!」


    後ろから押してきたのは同じ高校に通う
    ミオだった。

    「びっくりするでしょー!!」

    ちょっと怒り気味に、でも笑いながら言うとミオは嬉しそうに
    笑った。

    「でへへ」

    「でへへじゃないよー。あ、ほらバス来たよ!」


    少し遠くのほうにオレンジ色のバスが見える。

    新学期の始まりってところですかね。
    嬉しそうにまだにこにこ笑うミオは赤いマフラーを結びなおしていた。


    「そのマフラー、私がもっと強く結びなおしてあげようか」

    「リカの陰謀は丸見えだから遠慮しておきます!」

    「ばれたか笑」


    私の一番大切な友達。ミオ。

    私は大きく腕を伸ばして、バスに向かって手をふった。


    始まる!
    始まるんだ!私の高校2年生時代が!!!
  • 7 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 20:19:37 [削除依頼]
    美波富さん> 嬉しいです! 
          期待を裏切らないように頑張りますね(>口<*)
  • 8 美波富 id:hIVqos10

    2012-09-22(土) 20:21:38 [削除依頼]
    楽しみです♪ファンになっちゃっていいですか!?
  • 9 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 20:36:38 [削除依頼]
    美波富さん> ぬぉぉっ!?ファンだなんてそんなそんなっ
  • 10 mana id:CBcGAvf.

    2012-09-22(土) 20:48:33 [削除依頼]

    バスに乗り込むと一年生の時からの
    顔なじみたちがこちらを覗く。

    「リカーーー!ミオーー!!」

    一番最初に声をかけてくれたのはナナだ。
    茶髪の似合う、ベリーショートの女の子。

    「きゃーナナーー!」

    途端にミオがナナにハグをしに駆け寄る。
    「私ナナの隣に座るー」
    と早速腰をおろした。

    「リカ、こっち空いてるよ。」

    ミオをにらんでいた私に声をかけてくれたのは
    1年生の終わりごろに仲良くなったシオリだった。

    「久しぶりだね、シオリ。」
    「なんか太った?」
    「えっ!」

    たじろぐ私を指さしケラケラ笑うのは
    幼馴染のレイだった。

    「ははっお前どうせ春休み中食いっぱなしだったんだろ」

    「うるさいよそこ!」

    リカはレイをバシッと叩いてカバンをぎゅっと握りしめた。
    レイってば、なんかかっこよく・・・なってない?


    レイは生まれた時から知り合いの男の子だ。
    なぜか趣味も一緒でそのままずっと仲良し。
    小学生の時からずっとバスケをやり続けるレイの誠実さに
    少なからず私は感心してしまうのだ。


    「いや、シオリは正しいぜ。」

    「どうも。」

    シオリが静かに返す。
    そのやりとりを黙ってにらんで見つめた私はバスのはずんだ
    動きにあおられ前座席に頭をぶつけた。


    くそー

    なんか幸先良いスタートじゃないじゃんこれーーっ


    バスからは笑い声だけが響いていた。
    それを吸い込む、一つの白い雲。
  • 11 花音 今珠理奈神推し id:Izjx370/

    2012-09-22(土) 21:39:19 [削除依頼]

     なんか文章がすごい
     なんか吸い込まれていくような
     青春ですね^^
     これからもがんばってください
  • 12 美波富 id:AupwTrw.

    2012-09-22(土) 22:51:27 [削除依頼]
    ファンに就任させていただきま〜す♪
  • 13 mana id:rfMofdj.

    2012-09-23(日) 22:15:53 [削除依頼]
    花音 今珠理奈神推しさん> そんなそんな(汗 ありがとうございます☆

    美波富さん>ぎゃあーー!!
  • 14 mana id:rfMofdj.

    2012-09-23(日) 22:23:02 [削除依頼]

    大きなはずみをつけてバスがとまる。
    ガシャーンと開いたバスのドアをめがけて
    一斉に前の座席の人たちが立ち上がりガヤガヤと
    出ていく。

    「みんな動くのはええな。」

    レイが感心したような驚いたような表情でつぶやく。

    「あたしたちも行こうよっ」

    ミオが勢いよく席から立ち上がり、
    嬉しそうにニコニコ笑う。

    「おう!」

    とレイも続きバッグをわざと私にぶつけて立ち上がる。

    「いまの治療費いくらまきあげてほしい?」

    私のセリフをサクッと無視し、レイとミオは2人でバスを降りる。

    …ちょっと。
    何2人一緒に先行っちゃうのよ…。
    なに2人で…。

    「リカ、早くおりて。学校ついたんだから。」

    シオリの冷静な声にハッとし慌ててバッグをつかみ
    バスを降りた。


    なんだろ。
    春休み中、あたしどうかしちゃったかな。


    レイが近くにいると、なんだか落ち着かない。

    そわそわする。
  • 15 mana id:rfMofdj.

    2012-09-23(日) 22:33:32 [削除依頼]

    心の変化に気づきながらもバスを降りた時の
    嬉しさは期待をうらぎらなかった。

    春を迎えて一層輝いてみえる綺麗な校舎。
    グラウンドの横にみえる小さな芝生。
    朝露にぬれて輝くその芝生は青々として健やかだった。

    校門をくぐったあたりで
    ミオとレイがいっしょに私とシオリに手を振っている。

    「おーい」

    と元気に手を降り返し、シオリの右手をぐいと引っ張った。

    「ちょ、なにすん…」
    「走るよっシオリーーー!!!」
    「えっ、ちょっ待っ!!」
    「ひゃーー!!」


    久々に走る感触はちょっとぎこちなかったけど
    その気分は爽快だった。

    「何走ってんだよ笑」

    ミオたちのところに着くと、レイがそういって笑った。
    走ってるときの顔、豚みたいだな
    そういって冷やかすレイをキッと睨みつけ
    うるさいっ、と叩いた。

    「ミオ、つけまつげ…とれてる。」

    シオリが乱れた髪を整えながら静かに言った。
    恐らくミオだけにこっそり言ったつもりだったのだろうが
    その声は私とレイの耳にもしっかり届いた。

    ものすごい勢いでレイがミオを凝視。

    右のほっぺたに見事につけまつげがついていた。

    「「ぶわっははははっ!!!」」

    途端に私とレイはお腹を抱えて大爆笑。
    ほんとは笑っちゃだめなんだけど笑

    「うるさーーい!!やだーもうっ
     新学期早々最悪ー」

    ミオは鏡を取り出しまつげを付け直したようだ。

    「ねね、まつげ大丈夫?」

    あんたたちなんか知らないっと言わんばかりの顔で
    シオリに聞くミオをみて、私たちはなおさら笑った。

    やっぱり、あたしレイのこと…。

    一緒に笑い合えるのがこんなに嬉しい。
    あたしと一緒にいてくれるのがこんなに嬉しい…。


    ちょっと違う、春になりそうです。
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