_そばにいてくれる?43コメント

1 (¨)b星紗*-`. id:1m4B9fh1

2012-09-15(土) 17:40:54 [削除依頼]



始めましての方が多いと思います。
星紗と書いてarisaといいます。


まだまだ未熟ですがこめんとで
感想などいただけると嬉しいです!


           (2θ12.θ9.15.Sat)
  • 24 ノノ星紗/*_ id:DMs8g.o/

    2012-09-18(火) 23:18:14 [削除依頼]



    あたしはそのことに気付いてもただ一日を過ごすだけだった。麗未ちゃんは確
    実に莎織を狙ってる。それはそうだろうな。莎織みたいな可愛い子をいじめる
    のも面白いだろうけど、男子が黙っていない。あたしみたいな可愛くない子を
    いじめたほうが数倍楽しいだろう。


    「…ら!星來!星來ってば!」


    「…んあ。ごめん。何?何かあたしに話しかけた?」


    いつものことで慣れている莎織は、あたしの態度を気にも留めずに話を繰り返した。
    そんな莎織の後ろでは、麗未ちゃんがニコニコと作り笑いを並べていた。怖い、
    と不覚にも思ってしまう。


    「今日、麗未ちゃんと一緒に帰るんだけど……。星來、用事あるでしょ?
     だから先に帰ってるね」


    「……そう…。分かった。じゃあまた明日ね」


    返事すると嬉しそうに麗未ちゃんの元へ駆け寄る莎織に、あたしは、むっとしてし
    まう。あたしの友達は、莎織しかいないのに。本当は嫉妬してる。あたしからすん
    なりと莎織を奪おうとする、麗未ちゃんに。でも、口には出さない。
    相談なんかしたり、泣いたりなんか絶対にしない。負けを認めるなんて嫌だから。


    あたしは、一人でも十分やっていけるはず。


    強がるのは簡単だった。
  • 25 ノノ星紗/*_ id:DMs8g.o/

    2012-09-18(火) 23:50:14 [削除依頼]



    そんなときにあたしの人生を一変させてしまうようなことが起きた。


    放課後、あたしはあの手紙の通り斗真に呼ばれた。本当は心配していた。差出人は
    斗真本人じゃなくて別の人があたしをからかうために出したんじゃないかって。
    あたしはどうやら心配性みたいだ。あたしの前を歩いている斗真はどんどん前に
    進んでいく。どこまで行くんだろう。そんなに何か重要な話?それとも聞かれたく
    ないようなやばい話とか?斗真からじゃ想像もできないけれど。


    「…突然呼び出してごめんな」


    斗真は、学校の裏庭と呼ばれる、人気の少ないところにあたしを連れて行った。
    こんなところまで来てなんの価値があって、意味があるのかあたしには全然
    分からない。“ごめんな”という斗真に、「そうだよ、もう!」と言いたくなる
    自分を抑えた。


    「……星來は、はっきりしない奴とか卑怯な奴とか嫌いだろうから、ストレート
     に言う。俺は一年のときから、星來のことずっと好きだった。…あー。訂正。
     もちろん今もな。で、星來は混乱するだろうから返事はいつでもいいよ。
     お前に言っておきたかっただけだから。んじゃあ、また明日な」


    あたしは、驚いた。斗真はあたしのことを分かってる。“はっきりしない奴”
    “卑怯な奴”が嫌いってこと。あたしが独自の世界を広げる癖があり、混乱
    しやすいこと。なぜだろう。莎織よりもあたしのことをわかってくれそうな気が
    した。斗真は、ストレートすぎる。どう受け止めていいのか分からない。
    一年生のころから、って約一年もあたしのことを好きでいてくれたんだ…。こん
    な可愛くないあたしのどこがいいんだろうか。“今も”なんて訂正する斗真は、
    ちゃっかりしすぎてる。


    なんて何あたし、自惚れてるんだろう。
  • 26  和奏  id:3rPzdX8/

    2012-09-19(水) 18:46:33 [削除依頼]

     斗真くん、
     率直ですね〜!

     素直で
     かっこいいです((


     麗未ちゃん、
     今 この場にいたら
     睨んでやってます←

     あたしを
     ターゲットにして
     みろ、

     って叫びたいです( 笑


     逆に麗未ちゃんを
     ぎったんぎったんに
     してやりますよ?w
  • 27 ノノ星紗/*_ id:3ZUFA/p0

    2012-09-19(水) 23:15:32 [削除依頼]



       ( 和奏ちゃん. )


       斗真君は断然爽やか系男子です!
       もー素直すぎる奴ですよ(←
       

       そんなこと言われたら、
       いくら冷静な星來でも泣いちゃいます…
       星來は友達が少ないですから!


       いつもこめんとありがとうございます!
  • 28 ノノ星紗/*_ id:3ZUFA/p0

    2012-09-19(水) 23:41:20 [削除依頼]



    全校生徒に名が知れ渡っていて、それに学校の中で噂にならないことはないって
    ほど顔がひろい斗真。彼はあたしをからかってる?なんて一瞬考えてもみたけれど
    彼にかぎってそんなことはしない。言いたいことだけ言って、嵐のように去って
    行ってくれた彼に感謝してる。時間がほしい、と誰でも言いたくなるだろう。
    あんな好青年に気持ちを打ち明けられたのだから。だけど、あたし……。


    答えがでない。自分がどうしたいのか分からない。


    あたしはずっと立っていたことに気付いた。その途端、足にぴりっという刺激が
    して、あたしは近くにある白いベンチに座る。脱力して、頭を空のほうに向ける
    と、ほんの薄い虹がかかっているのが見えた。久しぶりだ、とあたしは目を細く
    した。そして思い出した。確か、あの時もこんな空をしてた。虹ができている、
    とはしゃいでいたときだった。懐かしい。


    「……ぁあのさ、楽しんでるとこ邪魔して悪いんだけど」


    突然、後ろから声がして驚いた。あたしは目を真ん丸くして、声の主を見る。
    トーンが低く男子だっていうことはすぐに分かった。あたしに声をかけるのは、
    正直悩んだといった様子。でも、ためらった様子も見せず、彼は話を続けた。


    「……二年の坂口麗未、知らない?」


    「知ってますけど……何か用ですか?」


    この会話さえ懐かしいような気分にさせる。何でだろう。あたし、前にも一回
    こういうことがあった。記憶を辿り、思い出そうとするけれど、ひどい頭痛に
    襲われる。だめだ。あたし、数年前までの記憶が全然ない。それでも、彼とは
    話したことがあるような気がした。すると、彼は顔の表情を何一つ変えずに、
    「星來」とあたしの名前を呟いた。あたしは、はっと気を取り戻したように、
    彼を見た。彼の目はあたしをしっかり捉えている。それが何だか怖かった。


    「神崎星來だろ?なあ、俺のこと覚えてねぇーの?」


    彼が一体何者なのか。あたしの頭はもう斗真の告白を完全に忘れていた。それよ
    りも初対面に等しい、会ったことがあるような気がするけれど記憶にない彼が、
    あたしの名前を呼んだときあたしの胸がドクンと妙になったのは分かった。
  • 29 ノノ星紗/*_ id:mpMO9C00

    2012-09-20(木) 20:27:39 [削除依頼]



    日曜日に更新します!
    感想もらえると嬉しいです。
  • 30 鉈 id:D9Ema5s.

    2012-09-20(木) 23:03:37 [削除依頼]
    あげ!
  • 31 ノノ星紗/*_ id:qQy6w6j0

    2012-09-23(日) 11:18:35 [削除依頼]



       ( 鉈さん. )


       あげありがとうございます!!
  • 32 星紗 id:qQy6w6j0

    2012-09-23(日) 11:56:02 [削除依頼]



    “覚えてないの”と言われても困る。記憶が教えてくれないんだもの。何も。
    あたしだって会ったような気がする。だって、じゃなく会ってるはず。目の前に
    いる彼はあたしの名前を知っているんだから。


    「事故にあった…って……聞いてたから…」


    突然、彼のあたしに対しての表情が柔らかくなった。ううん、泣きそうになって
    いる。なぜ?何であたしを見て泣くの?彼が口にしている、“事故”って何の事?
    あたしは全く分からなくて呆然としたままだった。


    「やっと……見つけた」


    彼が勢いよくあたしのほうに向かってきた。体が一瞬浮いたと思ったら、何だか
    温かいものに包まれた。あたしの肩に彼の頭があって、あたしの背中に彼の腕が
    まわれていた。つー、とあたしの頬を涙が伝う。何で抱きしめられてるのか分か
    らないけれど、本当は弾き飛ばすべきなのだけど、離してもらいたくなかった。


    『星來……!』


    キキキキキキ…―――


    彼と似た声が聞こえた。やっぱり、あたしは彼に会ったことがある。
    でも今はそれだけしか思い出せなかった。
  • 33 星紗 id:qQy6w6j0

    2012-09-23(日) 14:58:56 [削除依頼]



    「ごめん……」


    彼はそう言い、あたしからゆっくり離れた。どういう顔をすればいいのか分から
    なかった。彼は何に対して謝っているのだろう。抱きついたこと?それとも、
    過去にあたしに悪いことでもした?


    「……あの…あたし、あなたとどこで会ったんですか?…」


    「……は、は、はははははあ!星來、ばかだろ、お前。からかいやがって」


    彼は驚いた顔をしたけれど、冗談だと笑い出した。何で。何で。何で。彼は
    あたしのこと覚えてるのに、あたしは思い出せないの。どうして?

    あたしの顔を見た彼は、笑うのを止めた。さっきまでとは違う、深刻な表情を
    して彼はあたしにもう一度問う。


    「まじで、まじで俺のこと覚えてねぇーの?」


    彼の声は微かに震えていた。
  • 34 星紗 id:eVCJEjW/

    2012-09-24(月) 17:39:21 [削除依頼]



    「…………そーだよな。俺最低なことしたもんな……。ほんとすまなかった」


    分からないもどかしさにあたしは自分を責めた。覚えてないなんておかしいじゃ
    ない。胸がぞわぞわするような感覚は、心の底で覚えている証拠。それなのに、
    どうして彼のことが思いだせないの……?


    「……あ、居たあああああー!もー。迷うかもしれないから、学校の前で待って
     てって言ったじゃん。……あれ、星來ちゃん?どうしてここに居るの?」


    あたしの後ろから駆けてきて彼に正面から抱きついた少女。甘ったるくて、いか
    にも男子うけしそうな声。あたしの大嫌いな声。どうやら彼と親しい関係みたい
    で、あたしに見せびらかしているようだ。本当に性格が悪い少女ね、あなたは。


    「麗未ちゃん……。ううん。何でもないの」


    「そっかー。あーーー、まだ紹介してなかったよね」


    麗未ちゃんはさっきまであたしのことを憎たらしそうな瞳で見ていたけれど、
    何にもないと答えると人が変わったように、あたしに微笑みかけた。そして隣に
    いる彼の腕を引っ張ってこう言った。


    「この人は高島奏汰っていう、明日からあたしたちのクラスに転校してくる奴
     なんだよ。でねー、あたしの彼氏なの!!」


    「おい!!馬鹿!!今、それ言わなくていーだろ」


    彼の名前は高島奏汰なんだ??転校生なんだ??麗未ちゃんの彼氏なんだ??
    嬉しそうにあたしに自慢する未麗ちゃんと必死に言うなと奏汰君を見たあたしは
    その場から逃げるように立ち去った。
  • 35 星紗 id:eVCJEjW/

    2012-09-24(月) 21:25:45 [削除依頼]
    >34  訂正  最後から二行目   ×嬉しそうにあたしに自慢する未麗ちゃんと必死に言うなと奏汰君を見た    あたしは…   ○嬉しそうにあたしに自慢する麗未ちゃんと必死に言うなと止める奏汰君    を見たあたしは…    名前も間違えた(;)
  • 36 星紗 id:eVCJEjW/

    2012-09-24(月) 21:59:42 [削除依頼]



    また新しい涙が頬を伝う。走っても走っても涙は止まらなかった。彼に会わなきゃ
    良かった。彼に会わなければ……思い出すこともなかったのに。あたしは、今こん
    なに辛い気持ちにならなくて良かったのに。何で、何で今頃、思い出すの?


    「何で……涙出るのよ……あたしの馬鹿っ」


    あたしと奏汰君がこんな風になったのはあたしのせい。奏汰君はあたしに謝る必要
    なんて全然ないの。それなのに、“会ったことありますか?”なんて聞いて、奏汰
    君は悲しんだだろう。最低なことをした。忘れてはいけないのはあたしのほうだ
    ったのに…。


    ――


    あたしは数年前、高島奏汰君と付き合っていた。告白は奏汰のほうからで、その時
    は手紙だった。その手紙は机の中に入っていて、見たときにすごく驚いたのを
    今でも覚えてる。あたしもずっと気になっていたから、返事はすぐにだせた。
    その後、色んなところに遊びに行ったり、一緒に勉強をしたり……とにかく楽しい
    毎日だった。だけど、ある日奏汰君が転校する噂が流れて。でも奏汰君があたし
    に話してくれることはなかった。


    『ねー、星來ちゃん!ちょっといーかな?』


    そんな中あたしはある放課後にクラスの女子に呼ばれた。呼んだ子は、女子の
    ボスみたいなリーダー的存在で、奏汰君のことを好きだっていうことを聞いた
    ことが何度もあった。気をつけたほうがいいよ、と友達にも言われていた。
    だけど、あたしは不信感を感じながらも後をついて行ってしまった。
  • 37 愛萌梨 id:XflOHG70

    2012-09-25(火) 05:38:36 [削除依頼]
    気になる〜〜〜〜
  • 38 星紗 id:Q.q7XxL1

    2012-09-25(火) 17:02:53 [削除依頼]



       ( 愛萌梨さん. )


       わあああああー!
       ありがとうございます―っ!
  • 39 星紗 id:Q.q7XxL1

    2012-09-25(火) 17:06:56 [削除依頼]
    >36  訂正  最後から一行目  ×不信感を感じながらも…  ○不信感を抱きながらも…
  • 40 燈香 id:tLka73C1

    2012-09-25(火) 17:32:05 [削除依頼]

     うわああああやばい!!←

     めっちゃ読みやすい(●´ω`●)
     めっちゃ面白い(●´ω`●)

     何なんですかもう星紗さん!(笑)

     更新待ってるねー*
  • 41 星紗 id:i58tneX1

    2012-09-25(火) 17:41:26 [削除依頼]


     
    すごく引き込まれる!面白いですーっ!
  • 42 星紗 id:gAqioZD.

    2012-09-26(水) 21:35:02 [削除依頼]



       ( 燈香. )


       ありがとう!燈香にそういわれると
       すっごく嬉しいんだなあー!

       更新は土曜日辺りだと思う!
       それか明日かなー?

       こめありがとうねん^^
  • 43 星紗 id:gAqioZD.

    2012-09-26(水) 21:36:08 [削除依頼]
       ( >41さん. )    こめんとありがとうございます!    ナリですかね?    それとも名前がたまたま一緒なだけですか?    またきてください!
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