『 白 と 黒 . そ れ か ら 青 』15コメント

1 玲音.* id:cnNZ.hL0

2012-09-08(土) 09:25:44 [削除依頼]

__________

あの人は白が似合う人だった。
私は黒しか似合わない人だった。

あの人は真面目だけどドジだった。
私は真面目になれなかった。

あの人は遠くへ旅立ってしまった。
私はまだここから旅立てずにいる。


『 白 と 黒 . そ れ か ら 青 』
  • 2 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 09:51:21 [削除依頼]


    4月、入学式直前の朝……
    私、「上村麻里子(ウエムラ マリコ)中2成り立て」はベッドの上で眠っていた。
    後輩の入学式があることを忘れて……
    お母さんは仕事に行って、妹は学校に行って、
    私ことをすっかり忘れていたようだ。
    私だ入学式のことをすっかり忘れていたように。

    枕元に置いておいた携帯から私の好きなアイドルの歌が流れる。お母さんから電話だ。
    ゆっくり起き上がって、大きく伸びをして、ベッドの上で前転してみた。
    まだ歌は鳴り止まない。
    仕方なく、黒の携帯を開く。
    途端にお母さんの努声が耳に響く。
    「あんた、学校は? もう8時回ってるのよ? 入学式は?」

    「わっ! やっば、入学式忘れてたし」

    母の怒声を聞くまで入学式のこと忘れてた脳に拍手。

    そうして、ベッドから飛び降りながら電話をブチる。
    身支度を整えて、適当に荷物まとめて、一回に降りる。
    まだ肌寒いので本当は違反だけど、黒のジャージを羽織る。
    パンを口にくわえてチャリを漕ぐ。
    これも本当は違反だけど、黒の腕時計をチラリと見る。8時23分。
    約1kmちょいの道のりをチャリで飛ばしに飛ばしまくった。
  • 3 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 10:51:41 [削除依頼]

    8時50分。
    入学式が始まる10分前。
    なんとか校門に辿り着いた。
    本当はゆっくりチャリを押してチャリ小屋に行きたいところだけど、小走りにする。
    チャリを置いてリュックしょって、教室までダッシュ。
    昇降口で靴を脱ぐ。
    スリッパは走りにくいから手に持つ。
    大きく息を吸って、吐く。
    集中力を高めて、目指すは2-3の教室。
    『3、2、1』と心の中で数えて……
    走り出そうとした、その時だった。
    目の前を大きな“何か”で塞がれた。

    「おはようございます!」

    目の前の“何か”に挨拶された。

    「はよざいます……」

    つられて小さな声で挨拶を返した。

    挨拶した“何か”の顔を確認してみる。
    ……予想通りの「センセー」だった。
    でも私はこのセンセーが誰なのか知らない。
    昨日の始業式?行ってないから。

    目の前のセンセーは言った。

    「俺、今年から先生になった木村
     23歳の体育教師です、宜しく」

    またつられて自己紹介してしまう。

    「2年3組の上村麻里子。
     一応バスケ部、元生活委員です、宜しく」

    私が言った瞬間に木村は言った。

    「あー! お前が上村か!
     先生、上村探してこいって校長先生に言われてたわ」

    ここでハッとした。
    私は入学式で重要なことを任されていたことを思い出してしまった。
  • 4 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 11:08:52 [削除依頼]

    入学式での重要なこと……
    それは、『生徒代表挨拶』だった。

    「生徒代表挨拶……忘れてた。どうしよ……」

    思わず口からこぼれた優等生っぽい言葉。
    だめだっ。優等生なんかには絶対戻らないっ!
    てか大体センセー達が悪いんだよ。
    私みたいな『悪い子なりかけ』を『良い子ちゃん』にするために
    生徒代表挨拶を私に任せるからなんだ……

    それっきり黙り込んでしまった。

    「何があったか知らないけどさ」

    木村が口を開いた。

    「取りあえず、体育館行ったが良くない?
     俺も怒られるんだけど……」

    「ヤダ」

    即答した。

    「なんで」

    「優等生には戻らない」

    「何ソレ、意味がわからない」

    「わかんなくていい」

    「てか早く体育館……」

    「もう始まってる」

    嘘……という木村の呟きで言い合いは終わった。
  • 5 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 11:22:27 [削除依頼]

    その場に立ち尽くしたまま、呟く。

    「帰る」

    「今行かなきゃ明日怒られるぞ」

    「怒られることには慣れてる」

    そう。
    本当に慣れてるから……


    荷物を持ち、後ろを向いて歩き出そうとすると、木村が私の手を掴んだ。

    「待て」

    自然と足が止まる。

    「先生方は、お前がちゃんと出来るって知ってるからお前を生徒代表にしたんだ」

    「今年入ったばっかなのに何言ってんの」

    「俺にはわかる」

    風がザァッと音を立てる。
    中庭の桜の木が揺れる。

    「お前はいい生徒だ」

    違う、いい生徒なんかじゃない。
    中1の途中まではちゃんとしてたつもりだった。
    けど、みんなはっ……

    気付くと私は泣いていた。
  • 6 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 11:27:36 [削除依頼]

    \中途半端なところだけど挨拶/

    こんちわ!!
    玲音(れお)といいます*
    小説書くのは初めてじゃないんですが、
    続かないので、今回は頑張ります←
    マイペース更新ですし、駄作ですが、
    こめんと待ってます!!

    えっと、この話は「先生との恋愛」が
    メインです**
    まだそんな感じじゃないけど...
    頑張りますのでガチでこめんと待ってます♪
  • 7 玲音 id:cnNZ.hL0

    2012-09-08(土) 15:46:22 [削除依頼]


    いきなり泣き出した私を見て、木村は驚いている。

    ……と思っていたのに。

    私の頭の上には、木村の大きな手の平が乗っていた。

    涙でぐしゃぐしゃの顔をそっと上げる。
    そこには木村の優しい笑顔があった。

    「泣いていいよ。上村は人だしな、泣くことはある」

    その言葉を聞いた途端、もっと涙が溢れてきた。

    それから入学式が終わるまで泣いていた私の横に木村はずっと居てくれた。


    「明日からは絶対前に進むよな?」

    「……」
    素直に頷けなかった。
  • 8 玲音 id:nIkw/lm/

    2012-09-09(日) 15:11:09 [削除依頼]

    その後、私たちは呼び出しされて校長室でお説教された。
    前からちょこちょこ悪い事はしていたけど、校長室行きまではなかった。
    校長室のソファーに中2、2日目で座るとは思ってもみなかった。

    校長室からの帰り、廊下で白いジャージを羽織りながら木村が行った。

    「俺ね、校長室行ったの生まれて初めてやったわ」

    にかって笑いながら私より少し前を歩く。
    この人、白が凄く似合う。

    「まじですか」

    「大まじさぁ。俺、意外と真面目なんよ」

    そう言った途端、くるりと木村は振り返った。

    「始めての校長室行きの理由が、女子生徒と入学式遅刻て思いもしてなかった」

    「私も」

    超真顔で答えてやった。

    「でも、生徒と仲良くなれて嬉しいわー。
     ここ来て2日目なのに」

    超真顔の私を無視して楽しそうに話す。

    「よかったですね。けど私にはもう関わらないでください」

    そう言って私は駆け出した。


    少しだけ。
    本当に少しだけ、木村を信じてしまった。

    教師という名の大人は信じないはずだったのに。
  • 9 桜 id:EQKQUSV.

    2012-09-10(月) 01:03:08 [削除依頼]
    今日は。
    準備版にコメント有難うございました。

    感想は『宣伝しましょう(^^)』にあります。

    先生との恋ですか・・・。

    頑張って下さい。

    また見に来ます。
  • 10 玲音 id:RM2D96a.

    2012-09-10(月) 16:21:58 [削除依頼]
    >>9 桜様 此方こそ読んで頂きありがとうございました** 先程行かせてもらいました^^ これからも頑張りますねっ♪
  • 11 玲音 id:RM2D96a.

    2012-09-10(月) 16:33:52 [削除依頼]

    家に帰って泣いた。
    ふかふかで、いい匂いがして、あったかいベットは朝慌てて出て来たままで、グチャグチャだった。
    制服なのにも構わず、ぶっ倒れて泣いた。

    信じてしまった。
    前の学校からの転校が決まった時に心に誓った。
    「教師は絶対に信じない」と……

    私は去年の夏休み明けにこの学校に転校してきた。
    前の学校では、優等生だった。
    でも、心から優等生じゃなかった。
    優等生を演じていたのだった……
    理由は簡単。
    人から好かれるため。
    嫌われないため。
    そして何より一番の理由は……
    「親のため」
  • 12 玲音 id:Uu4DQ3t0

    2012-09-16(日) 16:18:40 [削除依頼]

    小さい頃から親を怒らせてはならないということに気づいていた。
    私の家には、父が居ない。
    幼稚園の頃に両親が離婚した。
    どういう流れで私と妹が、母につくことになったのかはわからない。
    私は、無邪気に「なんでお父さんは居ないの?」と聞けなかった。
    聞けないとなんとなく感じていた。小さいくせに。

    離婚してから母は、1人で娘2人を育ててきた。
    だから迷惑かけたくなかった。
    母が言うことに反論した記憶は中1までに一度もない、と言っても過言ではない。

    ある日、気付いてしまった。
    母が何か隠しているということを……
    夜中に目を覚ました小5の私は、一緒に寝ているはずの母が見当たらず、家の中をうろついていた。
  • 13 (●・v・ひろか・v・○) id:TFvvn1Q0

    2012-09-16(日) 17:03:21 [削除依頼]
    そしたら?そしたら???????????
  • 14 玲音 id:qOWk7J40

    2012-09-17(月) 16:24:12 [削除依頼]
    >>13 (●・v・ひろか・v・○)様 コメありがとうございます** そしたら... どうなってしまうんでしょうか!? 今から更新しますねっb
  • 15 玲音 id:qOWk7J40

    2012-09-17(月) 16:35:23 [削除依頼]

    「お母さーん?」

    小さな声で呼びかけながら、暗い廊下を歩いた。
    なんとなく、前まで父が居た部屋を覗いてみた。
    部屋の中には、母と知らない男が居た。
    2人の間には、親密な空気が流れていた。
    うっとり見つめあっていた2人は、キスをした。
    私はただただ、呆然としていた。
    私の存在に気付いてない2人は、だんだんと激しいキスをした。
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