響け、恋の歌 14コメント

1 美麗衣 id:wKxci8B0

2012-09-02(日) 20:10:54 [削除依頼]
 
 みんなは、«運命» ってやつがあると思いますか
 
 −信じますか 
 −願いますか 
 −−叶うと思いますか

 −オレ? 
 オレはー…


どうも 美麗衣です。今回初めて小説を書きます。
全くの初心者なので、おかしなところが
あるかと思われます。そういうところは
意見して下さったらうれしいです。
  • 2 美麗衣 id:wKxci8B0

    2012-09-02(日) 20:43:28 [削除依頼]
     〜登場人物紹介〜

     ◎千原 響貴 ちはらひびき

     高2。前の学校では陸上部に入っていた。
     足は速かったが、今はもう走らない。
     初恋の相手を今でも想っているほど一途だが、
     名前や顔を覚えていない。

     ◎魅喜 歌乃音 みきかのん

     高2。歌うことが大好きで、うまい。
     運動神経がいいが頭はよくない。
     スタイルの良い美少女だが、意外と不器用で
     センスが悪い。響貴と屋上で会う。

     ◎音巻 恋華 おとまきれんか

     高2.小柄でおっとりしている。鈍感で、少しドジ。
     器用でセンスが良く、楽器を弾くのがうまい。
     だがしかし、歌声は破滅的。頭はいいほう。

    これからも増えていく予定です。
       
  • 3 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 12:04:19 [削除依頼]
     オレは今、すごくドキドキしている。
     そりゃぁ、転校生だからっていう理由もあるけど、それだけじゃない。
     ここは…昔アイツと出会った場所だから。
     だから、この高校にいるのかもしれない、会えるかもしれない、
    という密かな期待を持っていたりする。
     …でも。アイツは、俺との約束を覚えているのだろうか。もし他に好きな
     奴がいたら、俺はどうすればいいんだ。そんなことをぐるぐる考えていた
    ら、不意に声がかかった。
     「おい、千原…だっけな。もうすぐ教室行くぞ」
     「え、あぁ、はい」
     びっくりして、こんな声しか出せなかった。
     そしたら先生は、俺が不安がってると勘違いしたのか、
     「そんな緊張しなくていいんだ。俺のクラスは楽しい奴らばっかだぞ。
     すぐに慣れる。ま、緊張すんな」
     先生は、『緊張するな』を2回も言った。俺、そこまで緊張してないんだ
     けど…。
     教室に近付くにつれ、生徒のざわめきが大きくなっていく。
     そして、教室の前の廊下に待たされているとき、
     アイツ、いるのかな
     なんてことを考えていたので、先生に声をかけられたとき、
     俺はまたびっくりしてしまった。
     「紹介する。今日からこのクラスに入る、千原響貴だ」
     「あ、えーと千原響貴です。ンと、まぁ気軽に声をかけてください。あと
     昔少しここに住んでいたので、もしかしたら知っている人も
     いるかもしれませ…」
     ガタッ
     言い終わる前に2人の女の子がいきなり席から立った。 
  • 4 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 12:27:20 [削除依頼]
     「どうしたんだ、魅喜、音巻」
     先生が声をかけると2人はハッと我に返ったように、
     「「い、いえ…なんでもないです、すいません」」
     と頭をペコリと下げて、座った。
     「知り合いか?」
     今度は俺に聞いてきた。
     「え、いや…髪の長いほうの人とは今朝会った
     ばっかですけど…。短いほうは…」
     俺は、うやむやな返事を返し、空いている席
     (まぁ俺の席だろう)に座った。
     なんだろう。短い髪のほうには会った記憶がないけど
     会った気がするのは気のせいなのか?うぅ、なんか
     引っかかる…。長い方ともあれが初めて会ったって
     感じがしないし…。
     「歌声、きれいだったなぁ」
     髪の長い方と屋上で出会った時のことを思い出し、
     小さく呟いた。
  • 5 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 19:17:14 [削除依頼]
      恋華side

     「明日、転校生が来るぞ」
     先生が、何の前触れもなく言った。
     「えー!」
     「だれだれ?!」
     「どんな奴!?」
     『転校生』というワードに、みんな興奮している。
     もちろん、私もその中の1人。
     ざわついている私たちをよそに、
     先生が次に発した言葉は
     私にとって、とても衝撃的だった。
     「そいつは昔、ここに住んでいたことがあるそうだ。
     だから、もしかしたら知り合いがいるかもな」
     ついでに男な、と先生は付け足し、クラスのざわつきは
     最高潮となった。…私の心の中も。  
     もしかしたら、あの子かも。私の初恋の相手…。
     そんな考えしか浮かばなかった。名前も、
     顔も覚えてないのに、それしか…。

     でも、そういう気持ちを持っているのは、このとき
     私だけじゃなかった。そのことに私が気付くのは、
     もう少し後のことだった。
  • 6 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 19:26:36 [削除依頼]
    読んでいる人がいたらの話ですけど、一応説明を。
    話の中じゃわからないと思うので…。

    髪の長い方=歌乃音

    短い方=恋華 です。
  • 7 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 19:55:39 [削除依頼]
      歌乃音side

     先生の、転校生が来る、という話にはびっくりした。
     違う可能性だってあるのに、私は、絶対に初恋の相手
     が転校してくると確信していた。幼いころの、淡い恋
     のことを考えながら。
  • 8 美麗衣 id:D1onUvT1

    2012-09-03(月) 21:19:40 [削除依頼]
      歌乃音side

     物心ついたときから歌うことが好きだった。
     みんな、私の歌声をほめてくれた。

     ただ1人を除いては。
     
     「なんだよその声…頭割れそー」
     「チー君…っ」
     頭を押さえてこっちに来るなり文句を言ってくる。
     正直、いらっときた。でも、それ以上に、ショックが
     大きかった。だって…私の好きな人だったから。
     「なんなのっ…」
     泣きそうになりながらも精いっぱい見栄を張り、怒る。
     「ん?本当のことを言っただけだけど?」
     「ほ、本気?本気じゃないって言ったら、許す、よ?」
     「本気で言ってますけど何かー」
     …本気じゃないって、嘘だって、言って欲しかった
     のに…。私の強がりもそう長くは持たず、
     顔をぐしゃぐしゃにして、走って逃げた。

     「うっ、っく、うぅっ」
     涙が止まらない。幼稚園の裏庭で、私は泣いていた。
     「なんでっあんなことっ言うのかなっ…
     私のこと、嫌いなのかなっ」
     私は、好きなのに。大好きなのに。この想いは君には
     届かないのー?
     「大丈夫か」
     誰…? 振り返ってみるとそこには…
  • 9 美麗衣 id:svSdmr3/

    2012-09-04(火) 21:57:51 [削除依頼]
    「大丈夫か」
     と声が聞こえ、振り返ってみたら、
     「チー…君」
     その姿を見て、あわてて私は涙を拭う。
     「何よッまた…馬鹿にしに来たのっ」
     言葉は強がっているけど、きっと顔は泣いているだろう。
     「…だから」
     「え? 」
     急にそれまで黙っていた口が開いた。
     「なんて言ったの? 」
     最初の部分が聞こえなかったので、聞き返したら
     チー君の顔が赤くなった。
     「嘘だから、さっき言ったの」
     「それって…私が歌下手って言うのが?」
     その言葉は本気?
     いつもの意地悪じゃないの?
     思ったことを口にしてみると、
     「…これは、本気。つーか、本当はずっと歌うまいな、
     て思ってた。でも、恥ずかしいから反対のこと言ってた。
     …ごめん」
     照れながら言っているその姿がとても愛しく思えて、
     つい、あふれ出す想いを抑えられず
     「好き」
     って、私、気付いたら言ってた。
     「「え…」」
     突然のことに、言った方も言われた方も、真っ赤。
     「「…」」
     2人とも、黙る。この沈黙を先に破ったのは私だった。
     「あ、えと、さっき言ったこと忘れて! ね!! 」
     なんてことを言ってこの場から逃れようとした。
     でも、それはできなかった。
     だって、チー君に手を掴まれたから。
     そして、
     「自分から言っといて、忘れろ、なんて卑怯」
     と言われ、抱きしめられた‐
     とまではさすがに幼稚園生なので行かないが、
     手を握って
     「俺も…好き」
     って言ってくれた。
     
     でも、そのあとチー君は引っ越しちゃって、
     それからずっと、会えてない。
     でも、悲しくなかった。
     だって、また会おうって、約束してくれたから。
     私はそれを信じた。いつか、きっと、会えるって。
     

     
     
  • 10 美麗衣 id:ecqk7le.

    2012-09-06(木) 19:52:45 [削除依頼]
      響貴side  に戻る

     君と屋上で会ったとき、初めて会った感じが
     しなかった。

     「…暇だ」
     俺は今、職員室で待たされている。
     転校生だから、教室に入れる時間までが長い。
     ふと右の壁を見ると、いろんな鍵がぶら下げられてある。
     でも、『屋上』の鍵がない。誰か使ってるのかな。
     …。行ってみよう。ここにいても暇だし。
     俺はそっと、先生の目を盗んで屋上へと向かった。
     場所は知らないけど、とにかく上だろ、上。
     そんな気持ちで階段を駆け上がっていく。
     !あった!あれが屋上のドアか?

     ‐ガチャッ‐
     大きな音を立てて、ドアを勢い良く開いた。
     「ついたー…ん?わっ」
     誰かの声がする。つい隠れちゃったけど、
     女子…だなこの声は…。…歌ってる?
     「♪またいつか、会おうと約束したあの日から、
     私はずっと、あなたを待ち続けた 
     きっとまた会えると信じて♪‐」
     「…」
     すごくきれいな声。なんていうか、その、
     透き通るような、心に響く声。何故かすごくドキドキする。
     「聴いたことない歌だな…」
     小さくつぶやいた。
     歌ってる子は誰なんだろう…。
     壁から顔をひょっこりのぞかせて、そっと見てみた。
     「「…っ!! 」」
     目があった…!! 
     あわてて隠れたけど、遅い。
     「だれ…? 聴いてたんでしょう? 隠れてないで
     出てきなよ」
     そういった声もやはり高くてきれいだが、
     ちょっと照れているのが分かる。
     「…」
     ちょっと気まずいのだが、このままでいてもどうにも
     ならない。そう思い、出てきた。苦笑いしながら。
     「えっと、別に聴こうと思ったわけ
     じゃないんだけど…聴こえちゃったというか…」
     「何それ。意味分かんない。聴いといて何よ」
     きれいな声で、ズバッという。正直…
     「ココにグサッとくる物言いだね」
     胸を軽く押さえて言った。
     「…」
     無視された。て言うか、え? 
     なんか泣きそうなんですけど。
     彼女はそっぽを向いて、震えている。
     「…俺、なんかした? 」
     「…」
     これにも無視。さすがにイラッとくる。
     「なんも言わないならいい。じゃっ」
     怒った口調で言い、屋上から出て行こうとする。
     そしたら…
     「だって…私の歌を笑ってんじゃないの? 」
     泣きそうな表情で、突然言った。
     「…は?何言ってんのお前」
     続けて、そんなのあるわけない、と言おうとしたけど
     「…ごめん。じゃぁね」
     そう言って彼女が先に出て行った。
  • 11 美麗衣 id:ecqk7le.

    2012-09-06(木) 20:10:53 [削除依頼]
     「ッちょっと待て!! 」
     気が付いたらそう叫び、彼女の腕を掴んでいた。
     「ちょっ、放して…」
     彼女はそう叫び、俺の手を放そうとした。
     「俺は! 俺は、お前の歌を変だなんて思ってない!」
     急にどなられたからか、びっくりして
     彼女は抵抗をやめた。
     「むしろ…その、めっちゃきれいだなって思ったし…」
     照れる。きっと顔は真っ赤だろう。
     でも、それ以上に彼女も顔の方が真っ赤だった。
     「な、何言って…バ、バッカじゃないの!? 」
     
  • 12 美麗衣 id:JeU7Khz/

    2012-09-07(金) 20:53:42 [削除依頼]
     照れた顔も可愛い。そう思うと、
     「…別に、勘違いされるのが嫌だっただけ」
     態度を素っ気なくしてしまった。
     でも、顔は赤かったようで、彼女は笑った。
     「何それー、君、ツンデレー? 」
     …ツンデレなんて、言われたことあんまないんだけどな。
     何だろう。彼女といると、狂ってしまう。
     ちょっと、ドキドキしている。
     「あっいや俺はアイツ一筋で…」
     「何言ってんの?」
     あ、ヤベ、声に出てたか。
     「別に何も…」
     「好きな子いんの?アイツ一筋とかなんとか…」
     ギクッ。全部聞こえてたか…。
     「あぁ、昔の初…」
     …待てよ。男が昔の恋の相手を今でも想っているなんて、
     気持ち悪いと思われるんじゃ…。初対面? の相手に
     そう思われる趣味は俺にはない。
     「あ、やっぱ何でもない。じゃぁ」
     「え? ちょっと? 」
     待って、と聞こえた気がするが、とりあえず、逃げた。
     
     「どこ行ってたんだ」
     職員室に戻ると、担任の先生がキレ顔で
     俺を待っていて、その後どうなったのかは、
     言うまでもないだろう。
  • 13 凛子 id:BNJY6d9.

    2012-09-09(日) 20:24:33 [削除依頼]
     初めまして。隠れ読者?でした。
     面白いです!頑張ってください♪
     歌乃音ちゃん可愛い♪
  • 14 美麗衣 id:U0F7kx2/

    2012-09-11(火) 21:53:58 [削除依頼]
    凛子さん、初コメありがとうございます!
    面白いだなんて、私にはとても勿体ない言葉です。
    がんばりますので宜しくお願いします♪

    更新します

     転校してからの初めての昼休みは、
     1人でいられる時間なんてなかった。
     「ねぇねぇ響貴君! 前の学校って、
     どんなとこだった? 」
     「響貴はもしかして、彼女いたりするのか? 」
     「ねーどうなんだろうねー」
     「でも結構かっこいいもんねー」
     「お前こんなに女子に囲まれるとかずりぃー」
     「ねぇどうなの? 」
     
     ねぇ、ねぇ、ねぇ!
     とにかく質問されまくりで大変だった。
     でもまぁ、こんなにズバズバ来るのは一部だし、
     こっちを遠目で見ている奴も少なくない。
     質問されたりしゃべったりするのは別に、
     嫌いじゃないけど俺は、
     「あの、音巻さん? と、魅喜さん…は
     どこに…」
     「あぁ、あの2人はそれぞれの友達と
     いるんじゃないかな。特に、音巻さんは
     教室にいないことが多いよ」
     「そっか」
     ちょっとガッカリ。
     すると、くすくす笑いながら、1人の女子が
     「何、まさかあの2人に惚れちゃった? 
     まぁ2人ともかわいいもんねー」
     と意地悪く言った。対して俺は
     「いや、別にそういうわけじゃ…」
     ない、と最後まで言えなかったのは、
     ちょっと思うところがあるからだ。
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