監視する少女の脳裏。8コメント

1 鹿谷 id:Sgm6Nzn.

2012-08-29(水) 21:55:08 [削除依頼]
 ふらふらと、歩く彼女を僕は抱き寄せた。

.

どうも鹿谷(しかや)と申します。
拙い文章ですが見てくださると嬉しく思います。
  • 2 皆無 id:882r4id0

    2012-08-29(水) 22:00:58 [削除依頼]
    皆無ともうします。頑張ってくださいね〜


    (鬼色の眼光[きいろのがんこう]とか言うしょぼい小説かいてるもんです。)
  • 3 鹿谷 id:Sgm6Nzn.

    2012-08-29(水) 22:11:55 [削除依頼]
     彼女はまた叫んだ。

     僕はそれに対して驚きはしなかった。
    どうでもいい日常茶飯事なのだから。
     耳を劈くような声にならない、きもちわるい叫び。一心不乱に頭を掻き毟って、僕の名前をか細く呼ぶ。
     今日も僕は彼女を愛してる。
    それなのに、彼女はどうしてその大きな目玉に涙を溜めて、必死に叫んでいるのだろう。
     ――僕にはさっぱり、分からない。
     そんなもどかしい気持ちに、僕は何とも言えなくって、黙って顔をしかめるしかなかった。

    「えいり、えいり……」

    空ろな目をして、手探りで「僕」を探す。
     優しく抱擁すると、彼女は口を止めて、顔を埋めて、そのまま静かに泣き出した。

     灰色の壁に、黒いイスだけの殺風景な部屋。
    大きな窓から見える自然の景色が唯一色を放っているけれど、それすらも僕らの前では意味を為さない。
     ――ぼくらはいつだって、色が混ざりすぎて穢れた絵の具だ。

    「そろそろ僕のことを、手放してよ」
  • 4 鹿谷 id:Sgm6Nzn.

    2012-08-29(水) 22:13:42 [削除依頼]
    >>2  どうもはじめまして、皆無さま。 まだ何も書いてない状態の小説にご訪問ありがとうございます。 精一杯頑張らせていただきますので宜しくお願いします。 
  • 5 鹿谷 id:KkDs6P6/

    2012-08-30(木) 22:37:47 [削除依頼]
    「そろそろ名前、教えてよ」

    いたずらっぽく、彼女は笑った。なぜか、ベッドで寝ていた僕の上にかぶさった状態で。
     僕の彼女の関係は続いたのは今からそう遠くない。2年前に、本物の偶然で彼女を見つけた。ぽろぽろと涙を流している、不安定な彼女の姿。
     
    「ねえ、なんでこんな状態なの」
    「目覚めのキスでもと思って」

    ふふ、とまた笑みを漏らす。子供らしく笑う彼女は、とても可愛らしい。
     そのまま成り行きで、彼女は、そのまま唇を近付ける。僕もそれを否定しない。距離が近くなっても、心臓は静かなまま。
    奇妙だが、落ち着く空間の中。彼女はまた急に、機能停止した。

    「……はあ」

    溜息を吐き出すと同時に、響く金切り声。その声量に耳が痛くなって、耳を塞いだ。彼女に被せられた状態なので、逃げることはできない。
     一つにまとめたポニーテイルを、激しく揺らしている。白目を剥き出して、涎もだらだらと垂れ流している。それでも僕は、そんな彼女が愛しい。
    彼女が愛した彼がずっと昔に、そう思っていたように。想っていたように。

    「有坂、しっかり」

    優しく優しく、揺さぶって、声をかけて、目を覚まさせる。罅割れている彼女が、壊れないように。

    「大丈夫、僕は君を、愛してるから」

    嗚咽と熱い息を吐く音。窓やドアを閉め切った部屋は、冬だというのに蒸し暑かった。

    「真宮――ッ、私は、どうしたらいいの……?」
    「詠里でいいよ、有坂」

    弱弱しい彼女の声が、次第にひとつの名前を、縋るように呟いていた。
     それはぼくじゃないよ、有坂。
  • 6 鹿谷 id:I0.LbVx1

    2012-08-31(金) 21:48:41 [削除依頼]
    流れはやすぎる…きびしいでぇ… 今から1話がはじまります。つーかはじまってます 区切りつけたほうがよかったですね。 >5からもう1話です。がんばってよんでください。
  • 7 鹿谷 id:I0.LbVx1

    2012-08-31(金) 22:15:08 [削除依頼]
     僕と有坂は、ただいま仲睦まじく登校中だ。
     遅刻ぎりぎりの時間であっても、焦ってはいけない。短気は損気。

    「真宮、今日デートしようよ」

    そう言った有坂は、はにかみながら頬を少し赤くさせた。

    「なんでだよいきなり」
    「美羽ちゃんのほら、誕生日だからさ」

    ……それは果たしてデートと言えるのか? 
     そんな疑問は置いといて、デート。デートっていうのは彼氏彼女がするものらしい。僕ら同棲しているものの、デートというのは今までにやったことがない。

    「初デートにしては、なんか複雑だよ」
    「何、妬いてるの? だいじょーぶだよ、私は真宮のものだから」

    にやり、と笑みを浮かべてそう言った。そんな恥ずかしい台詞をよくも余裕げに言えるなあ……。
    デート誘うのは恥ずかしいくせに。

    「じゃあ、学校終わったら校門で待ち合わせってことで」
    「え、今から行くんだよ?」

    僕の言葉に「どうして?」という様子で有坂は言葉を発する。
     僕は有坂の馬鹿っぽい言動に、思わず「はあ?」と聞き返してしまった。

    「有坂さん、今ちょうど校門前ですけど」
    「大通りも近いじゃん、そのまま進んじゃおうよ」

    子供らしい笑みを浮かべて、有坂はスキップし始めた。
     単純で純粋で、ああ、羨ましいよ。
  • 8 故 id:aozjZtc/

    2012-09-07(金) 17:27:50 [削除依頼]
     僕は有坂に服を引っ張られて、アクセサリーショップに連れて来られた。
     煌びやかな店内。高そうな物が、輝きを放ちながら綺麗に並んでいる。僕はこの子の金銭感覚が心配になってくる。

     ――客の蔑む様な視線が僕らに集まる。
    制服で来たらそりゃあそうだよなあ。有坂は気にしていないようだけれど。
     
    「有坂、お前何円持ってるんだ?」
    「えーと……あれっ、お札が無いよ真宮」

    からっぽの財布を開いて、頭を突っ込んで覗く。どんなに凝視しても無い物は無いぞ、有坂。
     それにしても、なぜお札の無い状態でこんな所に来たのだろうか。最低で八千円とかしそうな店に来てるのに。

    「帰ろう、有坂」
    「ええっ、可愛い物いっぱいあるじゃん!」
    「お金ないんじゃ買えないだろ」

    そう言って、少し乱雑に有坂を店の外に押し出す。
     外に出て、早歩きで店の前から姿を消す。お金持ち様の視線がまだ背中に突き刺さって抜けない。あー、嫌だ。
     しばらく早歩きで進んでいると、隣で有坂は怒っていた。

    「なんでだよ真宮ー、せっかく行ったのにさあ」
    「他にも店あるから、そこで買えばいいだろ」

    あんな場所行って買える物とかないっつのー。
     有坂は何も言葉を発さなかった。そのまま僕は、歩く。

     
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