地味少女の春。11コメント

1 ユーナ id:AuCxrrp/

2012-08-29(水) 17:46:39 [削除依頼]
地味な少女、百瀬 蘭(ももせ らん)は高校二年生。
二年生になった春に転校した蘭は、グループの中に入れず・・・
そんな蘭の目標は「地味少女を卒業すること」。
出会いと恋によって成長していく、ごく普通の少女の物語。

こんな感じで書いていきます。
細かいところは変わるかもしれません。
  • 2 ユーナ id:AuCxrrp/

    2012-08-29(水) 17:54:26 [削除依頼]
    1.[地味少女のプロローグ。]

    わたしは百瀬 蘭。高校二年生で、転校する事になった。
    『地味』。自分でもわかってる。
    いつも、友達のグループをみてうらやましいと思ってた。
    だから、だから、転校した先の高校では、自分を変えるんだ。
    地味少女を、卒業するんだ・・・っ!
    ・・・その目標は、わたしには高すぎたのかもしれない。


    次回[2.地味少女と新しい学校]
  • 3 ニコラ id:LaM4YSi/

    2012-08-29(水) 17:57:26 [削除依頼]
    面白そう!頑張ってね!
  • 4 ユーナ id:AuCxrrp/

    2012-08-29(水) 18:15:28 [削除依頼]
    [地味少女と新しい学校]

    「よし、がんばろう!」
    大きく深呼吸して、校門をくぐる。
    新しい学校に着いて、緊張感が波のように押し寄せてきた。
    職員室にいかなきゃ。でも、地図も何も無くって、どこかなんてわかるはずない。
    「うー、迷った・・・」
    お父さんとお母さんは今日も仕事。
    知らないところで迷うなら我がまま言ってでもついてきてもらえば良かった。
    「どうしたの?」
    知らない人の声。振り向くと、可愛い女の子がそこにいた。
    「あ、あ、あのぉっ!職員室は・・・っ?」
    あがり症なところも直したい。
    「あ、転校生?二年だよね?わたしもなんだ!こっちこっち!」
    元気だなあ。あの子みたいになれればいいのに。
    「な・・・んで・・・?」
    言いたい事も、あがって言えない。
    「え?」
    「なんで、二年って・・・?」
    可愛い子はああ、と笑って
    「その襟に着いてるリボンね、学年によって色が違うんだよ!赤は一年生、緑は二年生、青は三年生なんだ」
    と説明してくれた。
    「そうなんだっ」
    やっと笑顔で言えた。でも、ちょっと強ばってたかも。
    「あ、笑った」
    可愛い子はニコッと笑ってくれた。
    皆、こんなに気軽に話しかけてくれればいいのにな。
    「着いたよー!同じ組だと良いね!バイバイ!」
    嵐のように去って行った。結局、名前も聞けなかったな。
    最初の難関・・・職員室。
    さあ、ノック・・・しないとっ!でも、体が動かない。
    もう、嫌な性格!
  • 5 ユーナ id:AuCxrrp/

    2012-08-29(水) 18:42:11 [削除依頼]
    職員室のドアの前で固まったまま、五分くらい経った?
    すると突然ドアがガラッと開いた。
    「ひいいいっ!」
    ビビリなのも直したい。
    「もしかして、転校生?百瀬 蘭さん?」
    優しそうな女の先生。髪の毛はくるっとしていて可愛いイメージ。
    「は、はいっ」
    「入ってきて良かったんだよ?あなたは二年五組。ついてきてね」
    入ってきて良かったんだよ?って言われても。わたしにはそんな勇気さえないんだから。
    そして、『二年五組』という札がさがっている教室の前。
    「じゃあ、呼ぶまで待っててね」
    そういうと先生はキビキビと教室に入って行った。
    「皆、今日は転校生がいます」
    教室の中がザワついた。
    「女?男?」
    「可愛い?」
    いろんな質問が飛び交う。
    わたしが皆の前にでていったら皆がっかりするだろうな。
    地味だし、可愛くないし。
    「じゃあ、入ってきて」
    先生がこっちに手招きする。
    その瞬間、体が油を注してない機械みたいに動きにくくなった。
    「!?」
    多分、緊張のせい。
    「どうしたの?」
    先生と生徒がこっちを見ようと首をのばしている。
    「す、すみませんっ」
    ぎこちなく足と手を動かして前に進む。歩いてる姿は、きっと変だ。
    やっとの事で皆の前に立った。
    「はい、自己紹介して」
    先生は黒板に大きく『百瀬 蘭』と書いた。
    「ひゃくせ、らん?変な名前」
    「バーカ!ももせ らん、だっつーの。お前、高校生だろ?」
    そんな会話が聞こえて、ちょびっと微笑んだ。
    「自己紹介して」
    先生はわたしを励ますように優しい口調で言った。
    「えっと・・・百瀬 蘭です」
    なに言ったら良いかわかんないよ。
    「趣味はー?」
    わたしの名字を『ひゃくせ』と呼んでいた男の子が大きな声で言った。
    「えっと・・・読書?」
    『地味な趣味だ』きっと、皆そう思ったよね。
    「じゃあさー、性格は?」
    せ、性格!?そんなの、地味な事くらいしかわかんないよ。
    「わかんない・・・です」
    ボソリと呟く。・・・わたしの性格って、どんなんなんだろ。
    そんな感じで自己紹介は終わり、放課。


    次回[地味少女の放課]
    ニコラs、ありがとうございます!がんばります!
  • 6 ニコラ id:LaM4YSi/

    2012-08-29(水) 18:55:48 [削除依頼]
    面白いね!頑張ってね!
    あがり症・・・私も!
  • 7 ユーナ id:qgXR2xw/

    2012-08-30(木) 06:29:06 [削除依頼]
    [地味少女の放課]

    教室がザワザワしている。
    転校生が来たなら周りに集まって質問するって言うのがお決まり、だけど。
    それは、可愛い子だけの話。地味なわたしには到底無理な話。
    女子は昨日の人気恋愛ドラマの話題でもりあがっている。
    『わたしも見たよ』って、この一言が言えない。
    わたしのバカ、地味少女を卒業するんじゃなかったのか!
    男子はゲームの話をしている。実はわたし、ゲーマー。
    でもそう言ったら『うわー、暗い・・・。』って言われるのがオチ。
    悪い風に考えちゃう。もう、わたしって本当に嫌な人間。
    それに、職員室に案内してくれた可愛い女の子はこのクラスにはいない。
    そのことも気持ちを落ち込ませた。
    仕方ないから本を読む事にした。
    この本の主人公は元気で、明るくて、前向きで・・・。
    わたしと正反対じゃないか。
    だけど、『こんな風になりたいな』って、何度も思った。
    この本を読んでるとちょっぴり明るくなれるような気がした。
    でも、それは気のせいだったみたいだ。
    地味少女を卒業なんて、無理だったのかな。
  • 8 ユーナ id:qgXR2xw/

    2012-08-30(木) 18:49:51 [削除依頼]
    そんな事を考えてたら放課が終わった。
    結局わたしに話しかけてくれた人はいなかった。
    「百瀬さん?」
    女の子がおずおずとこっちに来て話しかけてくれた。
    「はい」
    「次、移動教室だから」
    やっと話しかけてくれたと思ったら。
    ていうか移動教室って、どこ・・・?
    そう思っているうちに皆いなくなってしまった。
    「おい、ひゃくせ!!!」
    「!?」
    いや、まだ一人残ってた。二回もわたしに質問した男子だ。
    「次さー、美術室なんだよ!」
    「・・・」
    男子は何を言いたいんだ?
    「だからー、ひゃくせ、わかんないだろ!美術室!!」
    ああ、そういうことか。
    こいつ、意外と良いヤツかも。『ひゃくせ』って言わなきゃね。
    「・・・はい」
    やっとひねり出した言葉は小さくてぶっきらぼうだった。
    「敬語なんて使うなよー、同級生だろ!」
    そういって男子はわたしの背中をバシッと叩く。
    「あいたっ・・・!なにすんの!!!」
    「あ、やっと普通っぽくなった」
    つい、いつもは出さない大きな声が出てしまった。
    そして、なぜか男子はニカッと笑っていた。
    「はやく行かなきゃな!俺は白石 翔太(しらいし しょうた)!よろしく!」
    そう言って白石くんは『こっちこっち』、と言って手招きした。
    「よろしくね」
    そう短く答えて白石くんについて行く。・・・やっぱ良いヤツかもね。


    次回[地味少女と初めての授業]
  • 9 ☆*°まーちゃん°*☆(`・ω・´)♭ id:SLg29.k/

    2012-08-30(木) 21:22:16 [削除依頼]
    ユーナ!
    小説、ちょーうまい(*´∀`)
    頑張って♭"
  • 10 ユーナ id:ApIKw3u/

    2012-09-01(土) 08:00:07 [削除依頼]
    [地味少女と初めての授業]

    「おっし、着いたぞ!」
    着いたのはギリギリ。
    「広い・・・」
    前の学校より断然広い。
    「ひゃくせは、あの夢井の隣!!」
    夢井さん・・・?
    「後ろで一つに縛ってる女子だよ」
    あの子・・・?すごく活発そうな女の子だなぁ。
    「あ、百瀬さーん!こっち」
    ありがたい事に夢井さんはわたしに声をかけてくれた。
    「あ・・・はい」
    ボソッと返事をして夢井さんの隣の席に座った。

    まー、見てくれてありがとぉ♪
  • 11 ユーナ id:/BRi/02.

    2012-09-03(月) 17:49:19 [削除依頼]
    「では・・・」
    先生が色の効果の説明をしている。
    そんな事、耳に入って来ない。
    ーー『また、一人』ーーー
    この言葉が頭の中でグルグル回る。
    「では、色を二人一組で塗ってください。色の効果を良く考えてね」
    気づいたら先生がそう言って、気づいたらグループが出来ていた。
    ーー『ほら、一人』ーー
    自分で自分を笑う。ああ、もう。嫌だな。
    「ねえ!蘭ちゃん、やろうよ!」
    ほら、こんな風に誘ってくれる人なんか・・・?
    「ね、蘭ちゃん?聞いてるー?」
    いた。隣の席の夢井さんだ。
    「え・・・わたし?」
    「やーだ、他に蘭ちゃんなんかこのクラスに居ないよー」
    夢井さんはクスクス笑ってわたしの背中をパシッと叩いた。
    「あ、そう・・・だね」
    「じゃ、わたし、ここの色塗るから!蘭ちゃんはここねー」
    「あ、はい」
    元気で、明るい。あの本の主人公と一緒だなあ。
    「やだあ、蘭ちゃん、敬語なんか使わないでよ!同級生でしょー」
    このフレーズ、何か聞いた事ある。あ、白石くんか。
    「うん、夢井さん」
    「あ、私の名前ね!夢井 未羽(ゆめい みう)っていうの。未羽って呼んでね」
    「へー、可愛い名前」
    そう言うと、夢井さ・・・未羽はえへへっ、と笑った。
    「そう?ありがとっ」
    そう言ってニコッと笑う姿は、わたしとは対照的にまぶしかった。
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