略奪愛―奪い取られた愛するヒト―4コメント

1 ギン id:0AZ4HHu0

2012-08-24(金) 14:06:54 [削除依頼]
―前書き―

始めに私は略奪愛の話が苦手です
嫌いではありませんが苦手です。
物語の主人公が彼氏、または彼女を好きになって
それを奪い取る話、私は主人公目線ではなくその彼氏、彼女を
取られたほうの目線で話をみてしまうからです

だからこそこの話の主人公は彼氏、彼女を奪うほうではなく
奪われたほうの目線で書こうと思います
この時点で「えー…」と思う方は
今すぐユーターンをオススメします
長々と語りましたが…
まぁ、楽しんでいただけると幸いです

PS,苦情は受け付けませんよ〜
  • 2 ギン id:0AZ4HHu0

    2012-08-24(金) 14:38:10 [削除依頼]
    すごく幸せだった。

    毎日が明るくて、楽しかった。

    彼に会うまでは感情なんていらないものだと心から思っていた

    恋も愛も言葉だけの存在なんて信じるものかと思っていた

    でも本当に恋や愛はあるんだね、あったんだね。

    「蛍、」

    私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

    菜の花畑、蝶々がひらひらと飛ぶ

    いまがすごく大切、かけがえの無い時間

    もう二度と同じ時間は過ごせない

    だからこそいまが大切

    「蛍…?」

    菜の花畑の真ん中で座っていた私が無反応なのを不自然に思ったのか

    彼、紫苑が近づいてくる

    「寝てるの?」

    そう問いながら近づいてくる紫苑

    ほんの少し驚かしてやろう。

    「………」

    がさりと音を立てて私の目の前に立った。

    長い前髪で私の顔はよく見えないはずだ。

    そして私は少しだけくすりと笑い、紫苑の頬に口付けをした

    紫苑は顔を真っ赤にしてえ?え?と驚いている

    「…ふふふ、」

    私は紫苑の驚いている様がおもしろくて笑った

    こんな時間がいつまでも続けばよかった


    いいえ、続かなくてもいい
      彼が、紫苑が幸せならこの時間が続かなくてもいい

    それが私にとって最悪の形であったとしても
  • 3 ギン id:0AZ4HHu0

    2012-08-24(金) 20:44:10 [削除依頼]
    ……数ヵ月後

    その言葉は、行動は私の心を抉り取るようだった

    私より2つくらい年下のその子は私を見るとものすごい顔で睨んできて

    「…私、紫苑さんのこと好きです。

    大好きです。この好きって気持ちは誰にも負けません。」

    そういってその子は言葉を続けた

    「私、紫苑さんの彼女になってみせますから」

    そういって少し遠くにいる紫苑のほうをむく

    「…私、紫苑さんと同じ大学だし蛍さんは紫苑さんと違う大学。

    大切なことなんでもう一度言います

    私、紫苑さんの彼女になりますから」

    実際はもっと控えめで優しい言い方だったと思う

    それでも私にはそう聞こえた

    私は重い口をひらき震える声で言った

    「で…でも、紫苑の彼女は私です。

    そういうの略奪愛って言うんですよ?貴方だってやられたら…

    いやでしょう?」

    できるだけ優しい声で、悲しみを押し殺して、

    「はい、そうですね。」

    彼女はあっさりと肯定した、が

    「でも私はこの数ヶ月、ずっと紫苑さんを陰から見ていました

    …最初は彼女いるって聞いて諦めようと思いました

    でも、でも…!

    私だって本当に好きなんです!」

    最期な涙目でそう訴えた。…なんでそんなことを言うの?

    貴方が現れなければ私たちは幸せでいられたのに…

    「………ぃや…」

    最初の声はかすれてしまった。彼女に私の声は聞こえない

    「紫苑さん!」

    そういって彼女は紫苑のほうへ走っていった

    いやだ、行かないで…

    紫苑を取らないで…

    彼女がどんなに優しい声で言っていてもそれは悪魔のような声に聞こえて

    言葉使いもどんなに丁寧で綺麗でもそれは汚くて、乱暴に聞こえる
  • 4 ギン id:0AZ4HHu0

    2012-08-24(金) 20:55:04 [削除依頼]
    私と紫苑はまた菜の花畑に来た

    来年の今頃、紫苑は私の隣にいてくれるだろうか?

    いや、いるのだろうか?

    彼女にとられてしまっているのではないか、そう思ってしまう

    「…蛍?どうしたの?」

    私の顔を覗き込む紫苑の顔を見た途端、涙があふれる

    「ほ…蛍…?」

    「………っ」

    「…なにかあったの?」

    「なんでもない…

    ごめん…」

    そういっても私の涙は止まらない

    ……止まって…

    ……止まってよ…

    ……止まれよっ……!!!

    いつまでも涙が止まらない私に紫苑は黙って私を抱きしめた

    「……………うぅぁ…」

    好きだよ、紫苑大好きだよ紫苑

    どこにも行かないで、紫苑……

    それでも願いは届かない

    ……届かなかった
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