オヒメサマ気分16コメント

1 おくら♪ id:iehLv.b/

2012-08-14(火) 23:34:10 [削除依頼]
<第1話・オウジサマとの出逢い>
12月。
手もしびれるほど寒くて、受験生にとっては…最も辛い時期。
あたし、星川紗弥もその一人なのです。
今日は息抜きということで、大親友の麻友とショッピングに来ています。
まぁ、勉強なんてしてないけど。
「まーゆー…まだ終わんないの?」
「……もーちょっとで終わるから…」
洋服選びに夢中の麻友。
そして、ダルそうに待っているあたし。
この光景は何なんだろう…??
あー…ヒマ。家でマンガでも読んでた方が面白そうだったな…。
しかし、麻友はあたしのダルけた姿に目もくれず、服を選び、試着し、服を戻し…。
この動作の繰り返し。
「はぁ……。」
ため息をつきながら、近くにあった長椅子に越を下ろした。
スマホを開いて時刻を確認した。
「はぁ、もう40分も経ったのか…。」
「なーにがっ??」
「っ…!?」
顔を上げると、そこには見知らぬ男の人がいた。
「あの…??」
「キミ、中学生?」
「…はい。3年生です。」
いきなりのことに、あたしの頭はパニックになっていた。
突然声をかれられたこともそうだけど…何よりの理由は…。
目の前に、あたしの“理想像”があったから。
  • 2 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 00:10:17 [削除依頼]
    「3年生かぁ。オレも1年前はそうだったんだよなー。」
    「え?高校生の方ですか??」
    「うん!そうだよ。」
    店の照明に光る茶色い髪。
    そして、心の奥にまで入り込んでくるような眩しい笑顔。
    それは、あたしの心を一瞬で奪った。
    「あ、そうだ。」
    そう言って、バッグをあさった。
    「コレ、あげるよ。」
    「あ、ありがとうございます。」
    紗弥が受け取ったのは、『県立大山高等学校』と赤く大きな文字で書かれた、高校のパンフレットだった。
  • 3 夏帆(*∵)  id:AYDfdE6.

    2012-08-15(水) 00:22:21 [削除依頼]
    面白そうですね、
    応援してます!

    更新がんばです〜っ(
  • 4 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 01:00:52 [削除依頼]
    ありがとうございます。
    これからも、読んでくれたら嬉しいです☆
  • 5 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 04:14:16 [削除依頼]
    「えーっと…なぜ?」
    パンフレットを受け取った紗弥は、困惑していた。
    「あー…1年はね、近所の人にパンフレットを渡さなきゃいけないの。」
    「それで、あたしに…?」
    少し上目使いで、首をかしげてみた。
    「でも、あたし…近所なんですか?」
    「うーん…。分からないけど、オレんちの近くに中学生いなくてさ。」
    「あ、そうなんですか。」
    彼の苦笑いする顔に、またしてもドキッとしてしまった。
    「大山高の文化祭、あさってだから来てね。」
    「は……はい…。」
    ついさっきまで『大山高校』なんて全然興味なかったのに、思わず返事してしまった。
    「待ってるから!」
    そう言い残すとあっという間に走って行ってしまった。
    あ…名前聞くの忘れた…。
    そう思った時には、目の前に麻友がいた。
    「待たせてゴメンね!!さっきの人…誰??」
    「ううん。何でもないよ。」
    なぜ自分でもそう言ったのかは分からない。
    でも、彼を独り占めしたい…という気持ちが心の中にあった。
    紗弥がその気持ちに気づくのは、もう少し先の話。
  • 6 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 04:24:11 [削除依頼]
    <第2話・オウジサマとオヒメサマ>
    家に帰った紗弥は、大山高校のパンフレットを見てみた。
    まぁ、ごく普通の公立高校で、学力も普通らしい。
    「…悪くないかもなぁ…。」
    紗弥の志望校の条件。それは、
    ・共学であること
    ・偏差値が50辺りのところ
    ・家から近いところ
    くらいだ。
    大山高校は、紗弥の自宅から徒歩20分くらいだから、ちょうどいい。
    文化祭、行ってみよーっと。
    そう思いながら、再びパンフレットに目を戻した。
  • 7 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 06:42:00 [削除依頼]
    大山高校文化祭当日。
    紗弥は、いつもより念入りに髪の毛を整え、制服のリボンをきれいに縛り、学校へ向かった。
    あの人、いるかなぁ…。
    会えたらいいなぁ…。
    などと妄想しながら歩いていると
    「あれっ!?ここ…どこ??」
    狭い路地や複雑な道が多いため、紗弥は迷子になっていた。
    「どうしよ…この辺の道、よく知らないのに…」
    今にも泣きそうになりながら、必死に思い出した。
    通ってきた道、目印になるもの…。
    「…思い出せないよぉ…。」
    「どーしったのー??」
    ……!!!!!
    顔を上げると、見覚えのある顔があった。
    「「あの時の…」」
    二人は声をそろえた。
    「迷子になっちゃったの?」
    「は…はい。」
    「ったく…ドジだなぁ。おいで。」
    紗弥の腕は力強く引っ張られた。
    「う…わっ…」
    いきなりのことに、よく整理できない。
    手が…触れている。
    しかも、力が強い…。
    「あの…」
    「何??」
    「手が…」
    「恥ずかしいの?」
    「は…ははいっ!とても。」
    舌がうまくまわらない。
    どうしちゃったんだろ…。
    「手、つないだこと無いの?」
    「はい。付き合ったこと…無いです。」
    「オレも。仲間じゃん!」
    “仲間”という言葉が妙に嬉しかった。
    「そういえばさ、キミなんていうの?」
    「あ、星川紗弥です。」
    「オレは市川龍星。紗弥って、かわいいね。」
    プシューーーーーッ…。
    体中の力が抜けてくる。
    かわいいかわいいかわいいいかわいい…
    ヤバすぎる!!
    「ここだよ。大山高。」
    紗弥がのぼせている間に、学校に着いた。
  • 8 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 11:36:48 [削除依頼]
    正門の前では紺色のブレザーを来た女子生徒たちが案内をしている。
    「わぁ…スゴイ…!」
    あまりにも賑やかな文化祭に、思わず声が出てしまう。
    校庭も広いし、校舎もきれい。
    生徒もいきいきしていて、いい学校だと思った。
    「じゃ、オレはこれで。」
    「えっ…!?」
    「委員の仕事があるんだ。あ、昼になったら1−Aに来いよ。」
    そういい残した龍星は去っていった。
    えー…
    どうしよ、どこに行こう…
    先ほどもらった文化祭の案内を見ながら、そうつぶやいた。
    「ねぇねぇ、キミ中学生?」
    「かわいいねぇ〜♪」
    「一緒に遊ばない?」
    紗弥は3人の男に絡まれた。
    「え…ちょっ…やだっ!」
    男たちは、どんどん紗弥にせまってくる。
    ザッ…ザッ…と後ずさりながら逃げる。
    ドンッ
    紗弥の背中が校舎の壁にぶつかった。男たちは紗弥に手を伸ばし、グイッと力強く引っ張った。
    「キャッ!ヤダーっ!!」
    精一杯の声を上げてみるが、まわりの楽しむ声には勝てない。
    来なきゃ良かった…
    「何してんだよ!!!!」
    「うわっ!」
    男は声を上げた。
    龍星が、男を殴ったから。
    「て…てめぇ、よくも…。てめぇには関係ねぇだろうが!」
    「関係なくねーよ。こいつ、オレの女だから。」
    「えーっ!?」
    思わず声を上げてしまった。
    「行こ、紗弥」
    またしても龍星と、手をつないだ。
    「あの…すみませんでした。」
    「なんで謝んの?悪いの、アイツらじゃん。」
    「…。ありがとうございました。助けてくれて…。」
    「うん。そっちの方が嬉しい。」
    歯を見せて、イジワルそうに笑う龍星。
    それを見て、思わず笑顔になった。
    「さ、紗弥…。オレさ、先に行ってるから1−Aに来て。」
    「今…ですか?」
    「うん。今すぐ。じゃっ…」
    龍星は、いつになく慌てている。
    パンフレットを見ながら1−Aの場所を確認する。
    こっちか。
    今度こそ迷子にならないように…と念入りに確かめる。
    20分後…。
    「ここか…。やっと着いた…。」
    結局あの後道に迷ってしまい、何人もの生徒に教えてもらい、ようやく着いた。
    「方向音痴なんだな…。」
    15年間生きてきて、初めて気づいたあたし。
  • 9 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 15:44:22 [削除依頼]
    ガラッ
    ドアを開けて、1−Aの教室へ入った。
    「あ、紗弥こっち!」
    龍星は小さく手を上げてあたしを呼んだ。
    「1−Aは…なにをやっているんですか?」
    「占い。1対1で。」
    「そうなんですか…。」
    「……。」
    会話が途切れた。
    なんか悪いことしたのかな?
    「こっち来て。」
    そう言われて連れて行かれたのは…個室?
    「何ですか?ここ…。」
    「この中、入って」
    少し早口でそう言われた。
    黒い幕できれいに分かれている個室へ入ると、そこには小さなテーブルと椅子が2つ、向かい合う形で置いてあった。
    「座って。」
    椅子を引いてくれたから、言われるがままに座った。
    …………また沈黙。
    向かいの椅子に座った龍星は何かを言いたそうな感じだった。
    「あの…やっぱり怒ってます?」
    「別に…。」
    絶対怒ってる…。
    「何かしましたか?あたし…」
    「別に?」
    …。さすがに傷つくなぁ…。って、なんで傷ついてんの!?
    偶然ショッピングモールで会っただけで、偶然パンフレットをもらっただけなのに…。
    なのに、なんでこんな思いしてんだろ…。
    こんなに悲しくなるんだろ…。
  • 10 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 16:17:58 [削除依頼]
    <第3話・オウジサマの裏の顔>
    あたしは、今にも泣き出しそうだった。
    “恋”に気づいて、“辛さ”を知って。
    なんで話してくれないの?
    「…っ…っ…」
    「!?」
    あ、とうとう泣いちゃった。
    もう…嫌われるかな。
    「ご…ごめんなさ…い」
    席を立ったその時。
    思いっきり抱き寄せられた。
    あたしが最も愛している人に…。
    「どうしてそんなに優しいの…!?」
    「紗弥のコトが好きだから。」
    あたしの瞳からは大粒の涙がながれ、龍星を強く抱きしめた。
    「いつもあたしの心は、龍星…先輩に乱される…。」
    「じゃあ、紗弥の心をもっとオレでいっぱいにするよ。」
    「…!!」
    「こんなにドSなオレのこと、嫌い?」
    「…だ…大好きです…。」
    「これからも、オレのそばにいて。」
    「はい…!」
    「紗弥。」
    「…んっ…」
    龍星は少し首をかしげた状態で、紗弥にキスした。
    ほんの数秒が、何時間にも思えた。
  • 11 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 17:45:16 [削除依頼]
    「龍星…先輩…!?」
    「これで本当にオレの女だな。」
    そう言って小さく微笑んだ。
    その笑顔が愛しい。
    恋が叶ったことを実感した。
    そして、あたしの恋人はドSのオウジサマだということも。
    「あとちょっとで文化祭が終わるな。」
    「後片付け…あるんですか?」
    「何?オレと帰りたいの?」
    「………はい」
    「じゃ、チャリ二人乗りな」
    自転車の鍵を人差し指で回しながら、イジワルな顔で言われた。
    「はいっ。」
    龍星は紗弥の手を引っ張り、駐輪場へと歩いていく。
    冷たい空気が白い息となっている。
    「さむ…。」
    手袋をはめながら言った。
    「これ、羽織ってろ。」
    龍星が渡してくれたのは高校で決まっている、黒いコート。
    「ありがとうございます。」
    小さな笑顔を見せ、コートを
  • 12 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 17:45:38 [削除依頼]
    着た。
  • 13 チロハル id:i-1NvQd8h/

    2012-08-15(水) 21:06:31 [削除依頼]
    早く続きが楽しみです?2人はどうなるのか…?甘い恋がステキです!!
  • 14 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 21:32:14 [削除依頼]
    これからも書くので、ぜひ見てね。
  • 15 チロハル id:i-1NvQd8h/

    2012-08-15(水) 21:43:26 [削除依頼]
    ハイ?
    どんどん、新しく更新したら見ます?
    楽しみです?
    ストーリーがいいです?またコメント書きます?
  • 16 おくら♪ id:0iM9c5f0

    2012-08-15(水) 22:01:29 [削除依頼]
    ありがとうございます。
    あの…友達になってください!!
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