Neverending9コメント

1 code name 00. id:ycqFsAo0

2012-08-05(日) 14:08:53 [削除依頼]
 はじめまして。code name 00.です。
 頑張って丁寧に書いていくつもりです。不定期更新でたぶん遅いと思われます。なんとか進めます。
 コメントとかあったら是非どうぞ。タメで全然いいです。宜しくお願いしますm(._.)mペコリ

character1. ※キャラクター増えます。
増戸 翔――Syou MASHITO

篠原 柚希――Yuzuki SHINOHARA

谷重 真弥――Shinya TANISHIGE
  • 2 れぴぴ。 id:VXoAwC6.

    2012-08-05(日) 14:10:15 [削除依頼]
    頑張ってください♪
  • 3 code name 00. id:ycqFsAo0

    2012-08-05(日) 14:13:37 [削除依頼]
    れぴぴ。さん>>

    ありがとうございます。頑張ります!
  • 4 code name 00. id:P7WPcgg1

    2012-08-05(日) 14:19:44 [削除依頼]
    00.Prologue

     バスは一人の乗客を乗せ、海岸沿いの綺麗な道路をゆっくりと走っていた。
     運転手は五十代後半に差し掛かった男性。白髪混じりの髪をかきあげ帽子をかぶっている。制服もきっちりと着こなし、優等生社員のようだ。
     乗客はまだ学生の男子。一番後ろの右側に座っている。制服を着ていたが、この辺りでは見掛けない制服であった。ネクタイを緩く結び、だらりとした着こなしだ。少年はぼんやりと窓の外の流れていく景色を見ていた。
     その少年がバスに乗り込んできて約三十分になる。運転手は何度か少年に話し掛けようとしたが、少年の雰囲気を見ると話しにくかった。結局、何も喋らぬまま運転を続けてきた。車内は物音をたてるのもためらわれるぐらいの静寂に包まれている。
     不意に少年の声が響いた。
    「東京にも、まだこんな綺麗な場所が残っていたんだ」
     それが独り言なのか話し掛けているのか、運転手には分からなかった。代わりに左側の景色に目をやった。右側は太陽の光に反射し輝いている海。真逆に左側は自然など一つもない人工の景色だ。
    『次はエリア04。お降りの際は近くのボタンを押して下さい』
     コンピューターで作成されたような女性の声が流れる。
     少年はボタンを押した。
    『次、止まります』
     またしばらく静寂が続いた。十分程でバス停に止まった。少年は料金を払い、バスを降りる。運転手はその背中を呼び止めた。
    「あんた、こんな危険な街に何の目的で来たんだい?」
     少年は振り向き、首を傾けた。
    「さぁ……。俺にもよく分からないんですよ」
     そう言うと、たくさんのビルがそびえ立つ都市の方へと歩いて行った。
     
     
     
     
  • 5 code name 00. id:9QcB5Ic/

    2012-08-05(日) 21:37:34 [削除依頼]
    01.飛翔

    1

    「へぇ……。こんな時期に転校生か」
     生徒会長、篠原 柚希が生徒の個人表を自分の顔の前でペラペラと揺らしながら呟く。生徒会室のソファに寝転び、なんともだらしない格好をしている。副生徒会長、谷重 真弥はそんな柚希を一発軽く叩く。そして、個人表を取り上げた。
    「なんだ、お前。転校生のこと今日知ったみたいな言い方……」
    「うん、今知った」
     真弥はもう一発叩いた。
     季節は五月下旬。そろそろ湿気のあるじっとりとした暑さがやってくる頃だ。そんな時期に転校生がやって来る。真弥は不安だった。
    「こいつ、この学校についていけるだろうか……」
    「まぁ、よっぽどの変人だったらな」
     柚希は笑いながら体を起こした。そしてパソコンの前に向かう。画面を見て、苦笑を漏らした。
    「まぁまぁ。初日からやってくれるぜ」
     柚希が真弥に手招きをする。真弥は黙って柚希の隣に立った。横から画面を覗く。画面にはいつもこの学校のロゴが書かれているはずだ。しかし今は黒い背景に赤い数字が幾つも流れるように映し出されていた。
    「なん……っじゃ、こりゃ!?」
     真弥は思わず顔を歪める。その顔を見て、またもや柚希は苦笑を漏らした。
    「ハッキングされてるよ。この学校のパソコン、結構セキュリティ厚いのにな」
     真弥が呆然と画面を見つめるなか、柚希はキーボードを触り始めた。黒い背景に赤い数字をバックに別のボックスを開く。パスワードを入れて、坦々と文字を打っていく。真弥は隣でその様子を見守る。静かな部屋にただ、ボードを打つ音だけが響いた。
     何分かして柚希がほっと息をついた。
    「よし、これでオッケー」
     そう言ってエンターキーを押す。それと同時にいつもの画面に戻った。
    「……何だったんだ。テロか?」
     柚希は不安そうにマウスを動かす。
    「テロはここまで出来ねーだろ。これは転校生だ、たぶん」
     二人が顔を見合わせているとドアの方から拍手が聞こえた。そちらに目を向けると一人の少年が立っていた。この学校の制服ではない。
    「さすが、生徒会長さん。はじめまして。転校生の増戸 翔です」
     翔と名乗った少年は柚希に自分のノートパソコンを渡した。柚希はパソコンを開き、電源を付けた。すると、その画面に生徒会室のパソコンにしかないはずの校内データがあった。
    「やっぱりお前がさっきのハッキング……」
     翔は小さく笑った。
    「コードネームは……『飛翔』です」
     
     
  • 6 code name 00. id:7H.3b570

    2012-08-06(月) 08:40:12 [削除依頼]
     柚希と真弥はパソコンの画面をまじまじと見つめる。しばらくして真弥が翔に歩み寄った。ダンッと大きな音がし、柚希は顔を上げた。翔は真弥に胸ぐらを掴まれ、壁に押し付けられていた。
    「てめぇふざけんなよッ! こんなことしてどうなるか分かってるんだろうな」
     翔から笑みが消えた。代わりに突き刺さるような鋭い目線を真弥に向ける。
     柚希が真弥の右腕にそっと手を置いた。
    「真弥、まぁいいじゃねーか。落ち着け」
    「柚希はいつも落ち着きすぎなんだよ!」
     真弥は柚希の手を払った。それと同時に翔からも手が離れる。翔から一歩下がり、眼鏡を上に上げた。次は柚希が翔に近づく。ノートパソコンを渡し、笑顔で接した。
    「増戸 翔。いい挨拶だった」
     翔は得意気な顔をする。
    「ようこそ、CT学園へ」
     柚希は翔に手を差し出した。しっかりと握手を交わす。
     日本で最も危険な街、東京。その街の中にある最も危険な学園。それがCT学園である。
  • 7 code name 00. id:4ZrqQ1Z.

    2012-08-06(月) 12:31:27 [削除依頼]
    2

     翔をソファに座らせ、柚希と真弥は向かい側のソファに腰を下ろした。三人分の麦茶を机に並べる。
     真弥はまだ翔に警戒心を寄せているようだった。麦茶をすすりながら睨んでいる。一方、柚希にそんな様子は無い。ニコニコと翔を見ている。また、そんな二人を不思議に翔は見ていた。
    「……」
    「……」
    「……」
     会話は無かった。生徒か教師の足音が廊下を行き交う。一つ、生徒会室に向かってくる足音があった。ドア付近でピタリと音が止まる。次の瞬間、勢いよくドアが開いた。
    「増戸 翔はいるかぁ!?」
     入ってきたのは三宅先生という男性教師だ。まだ二十四・五と若い。それでも実力のある教師である。
     三宅先生はどうやら走り回っていたようだ。息も荒く、少し汗が滲んでいる。
    「あ、俺。増戸 翔は俺です」
     翔が手を挙げる。
    「増戸、ずいぶん来るのが遅かったじゃないか。何があったんだ!」
     柚希は三宅先生に自分の麦茶を差し出した。
    「取り合えず、これ飲んで落ち着いて下さい」
    「あ、ありがとう……」
     三宅先生は風呂上がりの一杯のビールを飲むように麦茶を飲み干した。空になったグラスを机に置く。
    「で、何でこんなに来るのが遅くなったんだ」
    「あー……いえ、学園の最寄りバス停より二つ前のエリア04で降りちゃって。そこから歩いて来ました」
     三人は驚きの顔を見せた。
    「アホか!! エリア04からエリア06まで何時間かかるか!!」
     翔は涼しい顔で答える。
    「ざっと七時間ですかね?」
     柚希は確信した。
     こいつは変人だ。心配しなくても大丈夫だろう。
    「増戸……お前なぁ」
     三宅先生は大きなため息をついた。翔は本当は午前九時に学園につくはずだった。しかし、今は放課後、午後五時である。
     
  • 8 code name 00. id:nDNYPxo.

    2012-08-07(火) 10:38:16 [削除依頼]
     日は沈みかけている。生徒会室にもカーテンの隙間からオレンジの光が漏れていた。生徒の声は次第に消えていく。完全下校時刻はとうに過ぎていた。
    「ったく。校長への挨拶は明日でいい。谷重、増戸を寮へ連れて行ってやれ」
    「何で俺が……?」
     真弥が眉間にしわを寄せる。グラスを机に置いた時、少し麦茶が零れた。真弥の形相に三宅先生が身動ぎする。そこで柚希が生徒の救いの手を差しのべる。
    「あー、はいはい。俺が行きます、三宅先生。真弥と増戸を一緒にすると学園崩壊すると思うんで」
     三宅先生は頼む、と一言言って部屋を出ていった。真弥はブレザーの内ポケットから小瓶を取りだし、柚希に手渡した。
    「こいつ、何かしてきたらそれ飲ませろよ」
     そして、真弥も出ていった。
     翔が柚希から小瓶を取り上げる。蓋を開けて手で煽りながら匂いを嗅いだ。鼻をつまんですぐに蓋を閉じた。
    「何ですか、これ」
     鼻をつまんでいるせいか声がおかしい。
    「真弥のお手製。あいつ、薬物科だから」
    「薬物科……?」
     翔は首を傾げる。柚希は小瓶をポケットに入れた。
  • 9 code name 00. id:b8D8YH./

    2012-08-07(火) 14:24:06 [削除依頼]
    「さて、何から説明しようか」
     寮へ向かいながら柚希はこの学園について説明し始めた。学園の校舎から寮まで十分程かかる。林の中にある白い道を通る。昼間は木漏れ日が綺麗だが、日がくれると不気味に思える。今は街灯が所々で淡く輝いていた。
    「え……と、じゃあ、まずは全体的な説明を」
     翔は周りを見回しながら答えた。
    「全体的な、ね。この学園はテロ対策養護学校なんだ」
    「テロ……?」
     翔の目線が柚希に一点に集まった。
    「そう、テロ。日本では近年テロが増加している。特に東京でな。しかし、警察では止められなくなってきた。そこでアメリカのFBIに相当する機関を作ることになった。 この学園はその機関の卵を育てる所なんだ。あと、テロによって親を亡くした学生の保護施設でもある」
    「……なるほど」
     翔は興味深く頷いた。しかし、首をひねった。
    「でも、俺ってFBIのようなものになれるような能力を持ってたっけ? ついさっきまで平々凡々のボンクラだったのに」
    「どこがボンクラだっ!」
     柚希は翔の鞄を指差す。その鞄にはノートパソコンが入っている。
    「あのハッキング術、俺も見習いたいよ。増戸は確実にサイバー科だな」
    「サイバー科……?」
     またしても翔は首をひねった。柚希は小さく笑う。
    「じゃあ、次は各科の説明かな」
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