幽霊らしくない幽霊15コメント

1 桜子 id:C0YfbBn/

2012-07-28(土) 23:05:20 [削除依頼]
<登場人物>
・白河 夢歌
・吉田 美香
  • 2 桜子 id:C0YfbBn/

    2012-07-28(土) 23:15:54 [削除依頼]
    第一話 出会い

    「ねえねえ、幽霊って信じる?」
    「えー、いるのかなぁ。」
    幽霊。信じたいけど信じられない存在・・・。
     小6の冬。もうすぐ小学校卒業。私には、もう親友を作る暇などない。今まで静かに過ごしていた。あの日までは・・・
  • 3 桜子 id:g.rS/rB0

    2012-07-29(日) 10:02:56 [削除依頼]
     下校。静かに歩こう。そうしたら、喧嘩もない。面白いこともない。あるのは、寂しさだけ。
    「ねえ、一緒に帰ろう。」
    「!」
    あれ。一瞬、喜んだ?黒髪の女の子は、にこっと笑った。・・・・・こんな子、いたっけ?
  • 4 桜子 id:g.rS/rB0

    2012-07-29(日) 10:14:58 [削除依頼]
     私は、その子と歩いてみることにした。そうしたら、この寂しさを、少し埋めてくれるかも知れないから・・・。
    「名前、なんていうの?」
    「えっ!吉田 美香・・・。」
    まただ。いつもこうだ。話したあとは、すぐ黙って・・・。相手は、つまんなそうで。きっとこの子も・・・。
    「美香?かわいい名前〜!」
    「!」
    なんだろう。やっぱり、一瞬じゃない。この子といると心が暖かくなる。
    「じゃあ、バイバーイ!」
    「バイ・・・・・バイ。」
    なんか、またあの子と、一緒に帰りたい気がした。
  • 5 桜子 id:g.rS/rB0

    2012-07-29(日) 10:30:00 [削除依頼]
     次の日の登校。やっぱり一人。いつでも一人。
    「おはよう。美香ちゃん。」
    「え!お・・・おはよう!」
    やっと言えた。挨拶。
    「え。私に言ってるの?」
    え・・・。この子、同じクラスの愛奈ちゃんだ。
    「・・・・・・・おはよう。」
    あ、返事をしてくれた。なんだか、嬉しい。
    「ねえ、一緒に教室行こう?」
    「え?う、うん。」
    私は、愛奈ちゃんと一緒に、教室に言った。
  • 6 イリーガル id:jRRRz6D1

    2012-07-31(火) 10:11:15 [削除依頼]
    上手い・・・!!!
  • 7 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 16:42:35 [削除依頼]
     あれから、愛奈ちゃんと仲良くなった。登校も下校も一緒に帰るようにもなった。毎日が・・・・・・・・・、毎日が、少しずつ楽しくなっていく。
     ある日の朝。愛奈ちゃんが来ない。休みなのだろうか。今日は一人で登校した。
    「つまんないなぁ。」
    また一人になった。正直に言うと、寂しかった。この時、あの黒髪の女の子を思い浮かんだ。あの子は、私と同い年なのだろうか。疑問といえば、もうひとつ。あの日の朝、私に「おはよう」って言ったのは?
    「おはよう!美香ちゃん!」
    「え?」
    その子は、あの黒髪の女の子だった。
  • 8 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 17:06:55 [削除依頼]
    2 幽霊
    「ねえ、あなたって・・・・・?」
    「私?私は、白河 夢歌!!美香ちゃんと同じ、六年生だよ!」
    夢歌ちゃんは、にっこりしてそう言った。それにしても、何組の子だろう?てゆうか、うちの小学校の子?なんか、少し気になる。
    「ゆめ・・・・・・・・・・・・・・」
    石につまずいてしまった。夢歌ちゃんの体にぶつかってしまう!
    「!!?」
    ドタッ!!
    「え?な・・・・・に・・・・・?」
    ひざから血が出てた。でも、今は痛みなんか感じなく、ただ混乱してた。
    「だ、大丈夫?」
    「夢歌ちゃん・・・・・あなた、もしかして・・・・・・・・・」
    「・・・・・・・・・。」
  • 9 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 17:26:09 [削除依頼]
     頭がボーッとする。夢歌ちゃんは、あの後、スウゥッと消えていった。
    「次は、体育!サッカーだ。急げよ。」
    ・・・・・・・・・・・・・。
    (よし!なかったことにしよう!)
    私は校庭にかけだした。
  • 10 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 17:48:21 [削除依頼]
     サッカー。動くことは好きだ。
    「結城ー!がんばれぇい!!!」
    浜野 結城君。スポーツが得意。少し憧れるなぁと思っている。あ、恋愛ではなく、尊敬の意味で。
    「おっおい!そこのお前ーーっ!!」
    え?私?
    「パーーーースッ!!」
    うわっ!ボールがこっちにくるぅぅ!!!
    バシッ!!
    「シュート決まったーっ!!」
    あ、決まった。
    「わぉ、すごっ!」
    結城君だ。
    「確かお前、6年の女子で3番目くらいに、足速いよな!それって、結構すごいことだよ!」
    そんな・・・・・・、結城君ほどでもないのに。でも、すごく嬉しかった。
    「良かったね!美香ちゃん!」
    「うん!」
    「は?いきなり何いってんだよ?」
    え?確かに声が・・・
    「美香ちゃん。」
    私は、全力で教室にもどった。
  • 11 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 19:06:38 [削除依頼]
     教室。
    「ちょちょちょちょ、ちょーーっと待てよぉ!?」
    「うん、待つよ?」
    「!?」
    目の前を見ると、夢歌ちゃんが立っていた。彼女の体は透けて見える。そこで確信した。
    「夢歌ちゃんて、幽霊な・・・の・・・・・・?」
    「・・・・・・・・・うん。」
    や、やっぱり・・・って、え?なんだろう?寂しそうな顔。
    「私ね。重い病気で、小学校にも行けなかった。だから、友達が作れなかったんだ。」
    「・・・。」
    「そのまま、死んじゃった。」
    「夢歌ちゃん・・・・・・。」
    「だから、私には、私にできることをやろうと思ってたの。美香ちゃん、寂しそうな顔してたから。」
    え・・・。私が?あ、そっか。愛奈ちゃんと仲良くなったのも、夢歌ちゃんのおかげなんだ。
    「そしたら、美香ちゃん、結城君て子とも仲良くなったでしょ?」
    「え?そ、そんなぁ。」
    なんか、恥ずかしい。
    「美香ちゃん、これから、みんなと仲良くなっていく。私の願いが、叶うはずなのに。」
    「なのに?」
    「私は、成仏できない。」
    夢歌ちゃん・・・・・・。よし、
    「私が手伝ってあげる!」
    「え?」
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・これから、私の新しい生活が、始まろうとしてる。
  • 12 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 19:47:53 [削除依頼]
    3 友達
    「美香ちゃん、もういいよぉ。」
    「よくない!今度は私が夢歌ちゃんを助ける番!!」
    「そうだけど、幽霊を信じさせるって、難し・・・・」
    「美香ちゃん?何やってんの?」
    愛奈ちゃんだ!
    「な、なんでもないよ!!」
    「ふぅん、ならいいけど。」
    チャンス!愛奈ちゃんなら、私の話、理解してくれるかも。
    「ね、ね・・・」
    「ねーねー!!美香に愛奈!聞いて!」
    麻里ちゃんだ。私は、夢歌のおかげで、いろんな友達ができた。愛奈ちゃん、結城君、麻里ちゃんや、乃理ちゃん柘海君・・・・。もう普通の幸せな子になれた。
    「あはは!幽霊なんているわけないじゃん!」
    「なっ!」
    愛奈ちゃんは、幽霊なんか信じないのか。なんか、残念だ。なんだか、悔しくなってきた。
    「いるよ!!」
    あ、言っちゃった!
    「・・・・・。美香ちゃんさぁ、最近独り言が多いよね。」
    「!」
    愛奈ちゃんが怖い顔で、こっちを見た。
    「美香ちゃんは、幽霊と仲良くする方がいいんだよね!!」
    「・・・・・・・・。」
    愛奈ちゃんは、教室から出ていった。
    「美香・・・・・。」
    麻里ちゃんが、心配そうに、私の顔をのぞきこんだ。
  • 13 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 20:12:57 [削除依頼]
     一人の友達が消えた。愛奈ちゃんは、私をとことん、無視している。
    「美香、ごめんね。私が幽霊の話なんてするから・・・・・・。」
    「ううん。いいの。私が悪いんだ。」
    ポタ
    床に、悲しみのしずくが落ちていく。そうだ。私、今悲しんでるんだ。
     キーンコーンカーンコーン
    放課後のチャイム。麻里ちゃん達は、私の家と、反対方向にある。私と同じ方向に帰るのは、愛奈ちゃんだけ。
    「美香ちゃん・・・・・・。」
    「夢歌ちゃん、私は大丈夫。」
    夢歌ちゃんだって悲しいだろう。幽霊の存在を信じてもらえないということは、自分の存在を信じてもらえないということだろうから。
    「あれ?美香じゃねーの?」
    結城くんだ。
  • 14 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 20:35:53 [削除依頼]
    「そっかぁ。」
    私は、愛奈ちゃんとのことを結城君に話した。
    「きっとさぁ、寂しかったんじゃねーの?」
    「寂しい?」
    「あぁ。」
    結城君は、石を蹴って、話を続けた。
    「愛奈は、お前と仲良くなれたことが、嬉しいんだよ。誰よりも・・・・・な。」
    「嬉しい?愛奈ちゃんが?」
    「思い出してみろよ!今までお前を嫌いだ!なんて思ったことがあったと思うか?」
    ない。愛奈ちゃんは、いつもにっこりと私と仲良くしてくれた。
    「好きなんだよ。美香も、愛奈も、お互いのことを。」
    「・・・・・・・・・!」
    泣いてしまった。でも、嬉し泣きだった。
    「ありがとうっ!結城君!本当にっ!」
    「!あ、あぁ・・・・・」
    私は、行かなくては行けない場所へ駆け出した。


    「・・・・・・あれ?ったく、なんだよ。ドキドキいってる。」
  • 15 桜子 id:0k1unl11

    2012-09-26(水) 20:51:11 [削除依頼]
     私の家の近所の公園。そこには、愛奈ちゃんがいた。愛奈ちゃんは、私を見たまま、動かなかった。
    「愛奈ちゃん。私達、友達だから、ここに来たんだよね。・・・・・、私、何も分かってあげられなかった。愛奈ちゃん、私の大切な友達なのに・・・・・・・。」
    「んで」
    「え?」
    「なんで!!!!」
    ・・・・・・・・・・・・・。
    「何を言われても、何度も言う。愛奈ちゃんは、私の、大切な友達だから!」
    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう。」
    やっと、やっと私達、気づいたんだね。
     
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