ハイドアウト・インダストリアル6コメント

1 製造ナンバー.006 id:Vxgg6nn0

2012-07-26(木) 22:52:20 [削除依頼]
こんにちは。

初心者ですが小説を書いてみようと思います。


なんかこう、メチャクチャ厨二な小説が
書きたかったのです…
  • 2 製造ナンバー.006  id:Vxgg6nn0

    2012-07-26(木) 23:12:09 [削除依頼]
    ここら一帯は昔、辺鄙でのどかな農村だったらしい。

    しかし現在、この街にそんな面影は残っていなく、
    垂れ流された排気ガスで晴れの日も
    元の色がわからないほどの灰色の空と、
    剣のように高層ビルがそびえるだけだ。


    確かにこの街はめざましいほどの
    発展を遂げてきた。

    しかし発展のために目を背けられてきたものも
    あるのは事実だ。


    発展を遂げるため生じたものを
    農村であったという恥じるべき過去と一緒に
    彼らは全てここに捨て、
    蓋をするように高いコンクリート塀で覆い隠した。

    いつも灰色にけぶったこの街に住む人々は
    いつも何かで顔を多い、
    息を殺しては時折咳き込みながら生きてきた。


    ゴミ捨て場とされた排気ガスと同色の街。


    産業革命の負の産物という意味を込め、
    ゴミのような現状に眉をひそめながら、
    ここら一帯は昔、辺鄙でのどかな農村だったらしい。

    しかし現在、この街にそんな面影は残っていなく、
    垂れ流された排気ガスで晴れの日も
    元の色がわからないほどの灰色の空と、
    剣のように高層ビルがそびえるだけだ。


    確かにこの街はめざましいほどの
    発展を遂げてきた。

    しかし発展のために目を背けられてきたものも
    あるのは事実だ。


    発展を遂げるため生じたものを
    農村であったという恥じるべき過去と一緒に
    彼らは全てここに捨て、
    蓋をするように高いコンクリート塀で覆い隠した。

    いつも灰色にけぶったこの街に住む人々は
    いつも何かで顔を多い、
    息を殺しては時折咳き込みながら生きてきた。

    ゴミ捨て場とされた排気ガスと同色の街。

    産業革命の負の産物という意味を込め、
    ゴミのような現状に眉をひそめながら、
    最下層のその街を


    【ダストリアル】と人はそう呼ぶ―――。
  • 3 桐谷 黎明 id:1EU3NBq.

    2012-07-26(木) 23:30:02 [削除依頼]
     こんばんは☆ さっそく発見!!
     まだ、本当に書き出しですね。でも、なんかカッコいい!! 面白そう!!
     話の展開、期待しちゃってもいいかな? いいと((強制的に黙
     エヘヘ〜(*´∀`)♪ また来ます!!
  • 4 製造ナンバー.006 id:49pxaoX0

    2012-07-27(金) 10:59:22 [削除依頼]
    >>桐谷さん


    いいともー!いやむしろ良いですとも!

    ありがとうございます!


    いや、もう文才が無くて訳のわからん冒頭ですみません…

    がッ…がんばって更新せねば…


    私も更新楽しみにしとります!!
  • 5 製造ナンバー.006 id:0c9H6r./

    2012-07-28(土) 13:00:53 [削除依頼]
    排気ガスに染め上げられたコンクリート塀は
    緩やかな円を描きながら
    ダストリアルのくすんだ空気との境界も曖昧にそびえ立っている。

    全ての色が混ざり合い、元の色を失って
    薄汚れた灰色の空間―。

    その空間を切り取るようにして塀の中央の扉が開き、
    中央から一人の少年が出てきた。


    彼の作業服は少し灰色を帯びてはいるが藍色に近い青色で、
    青ざめたような肌の白さは
    まだ自分は汚れてはいないと主張し、
    その空間を寄せ付けないようにも見えた。

    少年は有刺鉄線に覆われた鉄の門を押して、一歩踏み出すと、
    すぐに鼻と口を覆うように黒いバンダナをした。

    再び歩きだそうとした彼の後ろから自分を呼ぶ大きな声がした。

    「ズク!」

    ズクと呼ばれた作業服の少年が振り返ると
    そこに自分より頭一つ分背の高い見知った少年が立っていた。


    「ゼン、最近見なかったけど何やってたんだよ」
    ゼンと呼ばれた大柄な少年はそれに答えず、にやいている。

    ズクは知り合いの変化に気付き、小さく声をあげた。

    「…お前、一体それどうしたんだ」

    ゼンは貧民街に似つかわしくないような新品の衣類を身につけ、
    心なしか血色もいい。
    ゼンはやっと気づいたかと満足げに笑い、頷いた。


    「仕事の報酬だよ。今回のは凄いぞ。
    郵便配達だけで俺達が一度もお目にかかったことがないような金額だ」

    そう語る彼表情は見るからに浮き足立っている。

    ゼンは何でも屋を生業としており、
    それ故に今までに何度も危険な目にあっている。


    「何かそれ、ヤバイよ。やめた方がいいんじゃないのか」
    そう言っての肩に手を掛けるズクを、軽くあしらいながら、ゼンは微笑んだ。


    「大丈夫だよ。それに前金だけでこの額だからな。
    ハイリスクハイリターンって奴だよ。
    そんな訳で仕事の時間だ」

    またな、と手を振ると、ゼンは踵を返し、
    お前も工事勤務なんかやめて何でも屋やれよ、
    と笑いながら元来た方向へと歩み出した。


    何も言えずに佇んだまま、ゼンを見送るズクの背中を痩せた同僚の少年が叩く。

    「ズク、知ってるか?

    最近ダストリアルにも過激な連中がいてさ、
    スラムの子供に小遣い渡して、配達とか言って、
    政府関連の建物に爆弾届けさせたりするんだって。

    アイツ、ヤバくないか?」

    ズクの耳の中でその言葉は繰り返され続け、
    ゼンの後ろ姿はやがてダストリアルの灰色の空気の中に消えていった。
  • 6 製造ナンバー.006 id:qyjcP78.

    2012-08-07(火) 02:01:02 [削除依頼]
    ―ゼンを見送ってから早くも三日がたっていた。
    もともと何でも屋という職業柄この街に留まっている時の方が
    少ないのだが、今回は事情が違っていた。

    ズクは工場内の壁にへたり込み、何度も浮かぶ最後に見た彼の後姿を
    「考えてもどうにもならない」と断ち切ろうとしていたが
    その言葉は錆びたカッターのように何度も押し戻された。

    その無限ループを容赦なく、いとも簡単に断ち切ったのは
    朝礼のチャイムだった。

    集められた作業員は皆一様に疲れ切ったようにうつ向き、
    クマで縁どられた目に希望はなく、最低限の数のみ配置された
    蛍光灯の光を反射するだけだった。

    全てが流れ作業の工場で、今日珍しく変化があったのは
    工場で働く仲間が一人増えたということだ。

    仲間といっても大抵は業務連絡意外言葉を交わすことも無く、
    業績を競う程出世の道のある職場でもないので
    ここでの作業員の増員は機械の備品が数個増えたのと何ら変わりはない。


    工場長に促され、彼女はやっと聞き取れるような声で
    リギ、と名乗った。

    彼女は何か言おうとするかのように口を少し開け
    小さく息を吸ったが、数秒後、ウェーブがかった髪をくしゃくしゃに
    編んだ三つ網を揺らし、
    会釈したようにも見えるようにうつ向いた。

    この工場で頭をうなだれるのは何年前から働いているかも
    わからないような輩も、今日は入ったばかりの新入りも同じなようだ。

    よろしくお願いします、さえ言わないことに疑問を持つような
    感覚を未だ持っている人間は
    ズクをはじめ、誰ひとりとしていない。

    ただ一度ズクの目を惹いたもの。

    彼女の目は濁った昼白色の光を反射してはいなかった。
    その前にリギの目に宿っているものがそれを拒否しているように。

    彼女の薄墨色の目に何が宿っているのか、
    彼女がそれで何を見ているのかをズクが知る前に
    リギは背を向け、工場長の後ろについて歩き出していた。
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