.*奇跡が咲かす、恋の花。19コメント

1 ちえ id:qBLvgDn0

2012-07-12(木) 10:03:07 [削除依頼]



ある日、私の目の前に
一人の男の子が現れた。


「だ、だれっ!?」


「んー…、梓沙の未来の
 旦那さん。かな♪」


私の大好きな君が、
未来からやってき‥‥‥‥‥


「…―えぇぇぇぇっ!?」
  • 2 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 10:20:12 [削除依頼]



    「バカ――………。」


    あいつに、彼女がいたなんて。
    ずっと一緒に居たのに、
    気づかなかったなんて。


    海吉梓沙
      +ミヨシ アズサ+


    幼なじみの


    松本渓人
      +マツモト ケイト+


    が好きな、高校1年。


    そして、その大好きな渓人に、
    彼女ができた。


    「もう…やだ…。」


    どうすればいいの…


    誰か…教えてよ…


    ―…私はその瞬間、
    睡魔に襲われ、


    自分のベッドにダイブした。


    「けい、と…。」


    意識がもうろうとする中、
    最後に頭に浮かんだのは、


    ―…渓人だった。
  • 3 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 10:29:51 [削除依頼]



    「んッ――……。」


    どれくらい、寝たのかな。


    外はもう、
    オレンジ色に染められていた。


    「起きなきゃ……えっ!?」


    あれ?私今、夢見てる?


    「…だれ…この人…。」


    私の部屋でスースー寝てる
    一人の男の子。


    えっ…えっ?


    「えぇぇぇ!?」


    「んっ!? もう朝ッ!?
     …―ってここ、どこ…。」


    ふ…ふ…ふし…不審者っ!?


    「うわぁっ!? あ、あずさっ??
     …ねぇ梓沙でしょ!!」


    「ひえぇぇ!?
     お母さん、たすけ…ぶごっ」


    「しーーっ!
     梓沙ちょっと黙って!」


    私の口を、大きな手で覆う
    見ず知らずの男の子。


    ―あれ。


    でも、この匂い……


    私知ってる。


    「ひぇいと?(けいと?)」
  • 4 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:07:31 [削除依頼]

    「う、うん。渓人。」


    「うっそ!?
     なんでこんなに変わっちゃったの??」


    背もさっきまでより高い。


    少し、
    おとなっぽくもなってる。


    「い、いや、俺26歳。」


    「…―はっ?」


    26…??


    「えっどういうこと?
     意味わかんない。」


    「寝て起きたらここにいた。」


    やばい…
    今私の目の前で
    不可思議すぎることが…


    「―いっ!?」


    「ん?!」


    急に未来の渓人が
    頬をつねりだした。


    「何して…、」


    「夢じゃない!!
     …おれ…タイムスリップしたの!?
     わーっありえねぇ!!
     それとも、梓沙が未来に来たの??」


    ―うわ。


    この人バカだ…。


    本物のバカだ…


    「ちょっと整理しようよ…
     頭がおかしくなっちゃう。」


    まだ、渓人だってことも
    信じらんないし。
  • 5 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:14:28 [削除依頼]



    「俺、色々あって、
     助けがほしくて、
     梓沙と過ごした高校の時
     思い出しながら寝てたら
     …梓沙が目の前にいた。」


    「私も…むしゃくしゃしてて、
     誰かに助けてほしくて、
     寝て起きたら…渓人がいた。」


    渓人を求めて、
    私は眠りに落ちた…。


    共通点。


    私達はおたがいを想いながら
    眠りに落ちた。


    「でも、本当に渓人?
     …まだ信じられない。」


    「えっ!? …じゃあ、
     証拠があれば、
     信じてくれる?」


    「証拠… うん。
     あったら信じる。」


    本当に渓人なら、
    今、この状況ななんなのかな。


    もし、渓人じゃなかったら、
    この人は誰…


    「外、でよっか!」


    「はっ!?
     えっちょっ…わっ」


    未来の渓人と名乗る男が
    私の手を握り、
    歩き出した。
  • 6 梨李 id:ruiHxrr/

    2012-07-12(木) 13:16:20 [削除依頼]



    頑張ってください!!!!


    梨李*/
  • 7 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:20:46 [削除依頼]



    「うわぁ…懐かしい…。」


    「ほんと、懐かしい。」


    私達が来たのは、
    大きな河原。


    小さい頃の思い出が
    たっくさん詰まってるんだ。


    「ここでさ、俺小さい頃、
     梓沙にプロポーズしたよな。
     ははっ
     めっちゃ緊張したよ。」


    「―うそ。
     覚えてくれてたのっ!?」


    あれは、本当に、
    私と渓人だけの思い出。


    ―…


    『あ、あずさっ!!』


    顔を赤く染めながら、
    大きな河原で
    君が私の名を呼んだ。


    『渓人?』


    『け、結婚してください!
     俺の…お嫁さんに、
     なってくれませんか///』


    『――……ッ///』


    ― 絶対忘れない。


    忘れちゃいけない。


    忘れれない。


    君からの…プロポーズ。
  • 8 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:22:03 [削除依頼]



    梨李さん

    ありがとうございます!!
    めっちゃ頑張ります!!
  • 9 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:29:29 [削除依頼]



    ―…


    「これで、信じてくれた?」


    「―…う、ん。」


    次の日が来れば、きっと
    この人はいないはず。


    「あっなーなー!
     今の俺とどうなってんの?
     うまくいってる?」


    「うまくって…
     ないない。本気でない。
     だって今渓人、
     
         ――彼女いるし。」


    「――えっ…。
     えぇぇぇ!?彼女ぉぉぉ!?」


    「何その反応…
     しらじらしい…」


    過去の自分のことじゃん。


    彼女できて、
    私のこと「幼なじみ。」って
    連発して…。


    「俺、梓沙が初めての
     彼女だったんだけど!?」


    「―はっ??彼女??」


    「あ……。」
  • 10 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 13:35:08 [削除依頼]



    「私たち付き合うの!?」


    「えっいや…その…。」


    「教えて!!お願い!!」


    もしそうだとしたら、
    私渓人と付き合えるの!?


    「言えない言えない!
     将来、結婚するなんて
     口が裂けても… あっ。」


    「け…こん…
     け、けけ、結婚!?!?///」


    私と渓人
    将来結婚してるの!?


    「わぁ忘れて!
     未来が変わったら困る!」


    「―未来が?」


    「…だってそうでしょ。
     俺の過去と今は全然違う。
     本気で梓沙としか
     付き合ったことねぇもん。
     これじゃ未来変わるっての。」


    ―…確かに。


    「はぁ……。」


    「でも!俺のこと…
     諦めないで好きでいろよ??」


    「えー…。」


    「えー…じゃない!
     頼むって!好きでいて!」


    ―…バカ。


    私が渓人を
    諦めれるわけないでしょ。


    小さい頃から
    渓人しか見てないんだから。
  • 11 梨李 id:ruiHxrr/

    2012-07-12(木) 14:42:52 [削除依頼]



    楽しみにまってます♪


    梨李*/
  • 12 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 16:59:39 [削除依頼]



    梨李さん


    嬉しいですーっ(涙)(。ノω\。)゚・
    そう言ってもらえると
    支えになります///
  • 13 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 17:03:12 [削除依頼]



    「さて…どうしましょ。」


    私と未来から来た渓人は
    私の家の前で
    突っ立たままそう呟いた。


    「お母さんとかお父さん、
     絶対びっくりするよ。
     …内緒、って訳にも
     いかないだろうし。」


    「だよな…。」


    「あら、ママがびっくりすることって
     何かしら?」


    「うん。実はね…」


    ――あれ…。


    聞き間違いかな…


    今、お母さんの声が
    聞こえたような…。


    恐る恐る、
    後ろを振り向いてみると…、


    「っ!?」


    買い物袋を手にして
    にこにこしてるお母さんがいた。


    「お隣の子、どちら??」


    夢ならば、今!


    今現実に戻してぇーーっっ
  • 14 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 17:10:56 [削除依頼]



    「え、えーと…その…。」


    「あ、友達ですっ!
     先日家が燃えてしまいまして、
     行く当てがなかったんですよ
     それで、友達の梓沙ちゃんに
     助けを求めていまして…、」


    …怪しい。


    確実に、怪しい…。


    どこで知り合ったの?
    って聞かれたら
    どーすんのよっ!


    「そうなの!?
     まぁ可愛そうに…。
     お名前は??」


    「け、けい…じゃなくて、
     斗真!…です。」


    「斗真!?
     何言ってんの、けい…ふごっ」


    今日で2回目…
    でっかい手で口塞がれるの。


    ある意味苦しんだから。


    「斗真君ね、
     お家が見つかるまで、
     この家にいたらどうかしら?」


    「ふぁ!?(はぁ!?)」


    まだ口を塞がれたままの私は、
    自分でも
    何を言ってるのか理解できない。


    「さっあがって
     あがって♪」


    「ありがとーございます!
     …やったぞ、梓沙!」


    …私のお母さんが
    抜けてる人で良かった…。
  • 15 ちえ id:qBLvgDn0

    2012-07-12(木) 17:14:59 [削除依頼]



    「梓沙、斗真君とは、
     同じ部屋でいいわよね?」


    「…はっ?なんでっ!?」


    「だって部屋数、
     少ないんだもん。」


    いい大人が″だもん″て…。


    「カーテンで仕切りを
     作ればいいわ。」


    私女ですよ…

    それとも
    カーテン並の女ってこと…?(涙)


    「梓沙、部屋行こう!」


    「…―はぁ。
     はいはい、分かりました。」


    未来の渓人だし、
    別にいいよね。


    未来の…


     『渓人。』


    !?


    渓人には変わりないじゃんっ


    「〜〜〜〜っ///」


    急に、緊張してきた…。
  • 16 ちえ id:tfS8QUN0

    2012-08-07(火) 17:45:03 [削除依頼]



    「じゃあ、
     ここに仕切り作る。」


    「う、うん…///」


    「梓沙?
     さっきからどうしたんだよ。
     顔があか………、」


    渓人は途中で話すのをやめ、
    意地悪に微笑んだ。


    …この顔、見たことある。


    「もしかして…、」

    「な、なによっ///」


    やば…顔近い…


    「意識してるの、俺のこと。」

    「…っ!?
     バ、バッカじゃないの!?
     もういい!寝る!」

    「はぁ!?待てよ、梓沙!!
     俺達いっつも隣で寝てたじゃん!」


    とな…っ!?


    アホなの!?バカなの!?
    なすびなの!?


    「知らないよっ///
     私は過去の梓沙だからっ!!」


    私はベッドにダイブして、
    布団を頭までかぶった。


    ―どうか、明日には
     普通に戻ってますように…


    そう、願いながら。
  • 17 ちえ id:tfS8QUN0

    2012-08-07(火) 18:45:15 [削除依頼]



    「梓沙ー!!
     早く起きなさい!!」

    「ん――…。」


    お母さんの大きな声で
    私は目を薄く開いた。


    …いつもの、朝。


    「あれ…カーテンない。」


    やっぱり、夢。

    私が渓人を想いすぎたから、
    夢にまで出てきちゃったのかな。


    そう思いながら
    少しだるい体を起こし、下に降りた。


    「お母さん、おはよう。
     今日は弁当いらないか…ら…。」

    「……おはよう、梓沙。」


    そうやって
    怒ったような顔で私を見てきたのは、
    渓人。


    未来のじゃなくて、今の。


    しかもその隣には
    見覚えのある背中が………。


    ―まさか…ね。


    「斗真??」

    「……お、おはよ…梓沙。」


    助けを求めるような目で
    振り返る、

    未来の渓人がいた……
  • 18 ちえ id:tfS8QUN0

    2012-08-07(火) 18:54:02 [削除依頼]



    この状況はやばすぎる……


    現在の渓人が、未来の渓人を睨んでて、
    未来の渓人が、現在の渓人に怯えてる。


    ヤバーい!!やばすぎるよ小沢さーん!!


    「なぁ梓沙。
     こいつ誰。」

    「えっ、と、とうま。」


    話しかけてきたのは、
    未だ渓人2(未来)を睨んでる渓人1(現在)。


    「だから誰だよ!?」

    「もー、渓人。
     彼氏に決まってるでしょ、ふふふっ。」

    「ちょっお母さん!?」


    なんて誤解を招くようなことをっ


    「かれ、し…………。」

    「あ、あのね、渓人!
     違うの、彼氏なんかじゃ…っ」

    「…よかったじゃん。」


    ――へっ。


    「おめでと。」

    「けい…、」

    「俺、先行く。」
  • 19 ちえ id:tfS8QUN0

    2012-08-07(火) 19:09:14 [削除依頼]



    「あちゃー…
     俺ってこんなんだったっけ。」

    「………バカ。」

    「えっ。」

    「バカ!!
     渓人なんて大嫌い!!」


    もう嫌。


    どうして、渓人は
    彼女いるくせに
    あんな顔すんのよ。


    ずるい。

    ずるい。ずるい。ずるい。


    「あら、どうしたの。
     渓人とケンカ??」

    「……ご飯いらない。」


    私はそれだけ言って、
    家を出た。


    嫌い。


    未来の渓人にも今の渓人にも
    当てはまる言葉。


    あいつの隣で笑う自分を
    何度夢見てきたんだろ。


    幼なじみから恋人になりたくて、
    がんばった日々が
    私の頭に何個も浮かんでくる。


    「…やっぱ…スキ、」


    嫌いになれないよ。
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