ふたつの唇17コメント

1 愛 id:Dl.VWq80

2012-07-07(土) 20:10:21 [削除依頼]
あんたに出会えて、
よかったと思うよ
たぶんね…


北川ひかる
速水優
  • 2 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:13:33 [削除依頼]
    あんたがいなかったら
    今頃あたしは

    人の温かさ
    優しさ
    温もり

    を知らずにいたと思う


    あんたがいたから
    あんたがそばにいてくれるから
    あたしは今を生きてるんだ
  • 3 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:20:53 [削除依頼]
    1

    男の度々吐く息と、ベットに
    揺れる音が小さく響くこの部屋。

    あたしはなんの感情もないまま、
    そこにいた。
    するとその空気を遮るかのように
    あたしの携帯が鳴った。

    あたしは迷わず携帯を手にする。
    そして迷わず、部屋を出る準備を
    始めた。

    「おい、ひかる……なんだよ、
     帰んのか?」

    男が後ろで言った。

    「うん、帰る」
    あたしの声に男は少し驚いた後
    また口を開く。
  • 4 チャーミー id:gSXgx9W/

    2012-07-07(土) 20:22:22 [削除依頼]
    楽しそうですね。
  • 5 ☆ナポ子+.。 id:iEXTrF61

    2012-07-07(土) 20:25:13 [削除依頼]
    ん!!?
    先が見えない!!
    結末…っていうか、ストーリーさえも…!
    チェックしとかないと……!
    頑張ってください!!
    楽しみなやつがひとつ増えた!!
  • 6 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:27:03 [削除依頼]
    「んだよ、もーちょっと
     いろよ」

    男の甘えるような口調に
    あたしは簡単にシカト。

    すると男のチッと舌を鳴ら
    した。
    あたしは苛立つ心を抑え、
    てきぱきと準備を進める。

    「聞いてんのか」

    さっきよりも低い声で男が
    言うがあたしは玄関にある
    靴に足を入れ、部屋を後に
    した。
  • 7 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:28:33 [削除依頼]
    >4チャーミー様 コメントありがとうございます!
  • 8 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:29:45 [削除依頼]
    >5ナポ子様 コメントありがとうございます! 楽しみだなんて/// 嬉しすぎます♪ 期待に応えられるよう頑張ります!
  • 9 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:39:25 [削除依頼]
    玄関の重いドアを開けると、
    外の明るさに目の奥が痛く
    なった。

    ふぅ〜
    ひとまず作戦成功。


    作戦というのは、携帯の目覚
    ましをさっきの時間の設定し
    ておいて、連絡が来たかのよ
    うにあの男の前から去る、と
    いうもの。

    そうでもしないとあの男は、
    いつまでも帰してくれない。


    あたしは家族もいなければ、
    友達もいない。
    父は幼いころに死んで、そ
    れを期に母は、あたしのこ
    とを捨てて、他の男のとこへ
    行った。
  • 10 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:45:30 [削除依頼]
    母は暇なときに気が向いた
    ら家に来て、適当に食べ物
    を置いていった。
    それ以外はほぼ毎日あたし
    は家で1人。

    だからあたしには温かい感情
    がない。


    家に着くと母の面影が残る景色
    が広がっている。
    母のことは思い出したくない。
    思い出すと、心はなんとも感じ
    ないのに何故だか、涙が溢れる。

    母が恋しいんじゃない。

    ただ、自分の惨めさに涙が勝手
    に溢れるときがある。
  • 11 愛 id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 20:50:49 [削除依頼]
    辺りが暗くなってきたころ、
    あたしは家を出た。

    そして街を1人、ゆっくり
    歩く。

    すると何者かにグイっと
    腕を引かれ、店の間に連れ
    られた。

    「ちょ、離して!」

    あたしは腕を振りほどき、
    顔を上げると。

    目の前にいたのは、昼間に
    一緒にいたあの男だった。
  • 12 ひー id:a9bhvHT0

    2012-07-07(土) 22:00:20 [削除依頼]
    シュールな感じが
    カッコいいです!
  • 13 愛 id:qkbM1x./

    2012-07-08(日) 17:50:33 [削除依頼]
    >12ひー様 コメントありがとうございます! かっこいいだなんて/// 嬉しいです!
  • 14 愛 id:qkbM1x./

    2012-07-08(日) 17:56:13 [削除依頼]
    「なに?」
    あたしは冷たくそう言った。

    男は殺気を感じるほどの目
    をあたしに向け、強く握った
    拳が小刻みに揺れている。

    「なによ、最初から言った
     じゃない。あたしが欲しい
     のはあんたじゃない。金よ」

    あたしがそう言い放つと同時に
    男があたしに殴りかかった。

    やばい…!
    殴られる!!

    あたしはぎゅっと目を閉じた。
    が、なんお痛みも感じない。

    ゆっくり目を開けるとそこには、
    男の腕を片手で押さえる、長身
    で見た感じ20歳前半の男がいた。
  • 15 愛 id:qkbM1x./

    2012-07-08(日) 18:00:32 [削除依頼]
    そして長身の男は真顔のまま
    言った。

    「そろそろ来ると思うんだけ
     どなー」
    そして長身の男は左手にある
    時計を見る。

    「な、なにが来んだよ!」

    「え?警察だけど?」

    長身の男の言葉に、抑えられ
    ている男の顔がいっきに青ざ
    めた。
  • 16 愛 id:qkbM1x./

    2012-07-08(日) 18:08:36 [削除依頼]

    ウーーウーー#

    赤く光る車に乗り込む男。

    ―惨めな奴。
    あたしは心の中でそう呟いた。

    車の姿が見えなくなると、
    あたしの体は力が抜けて
    ペタンと座り込んだ。

    「おい、大丈夫か?」

    そう声をかけてくれたのは、
    さっきも助けてくれた長身
    の彼。

    あたしはコクンと小さく頷く
    と、再び立とうとした。
    でも何故だか全く力が入らない。

    するとその様子に気がついた彼
    が、肩を貸してくれた。
  • 17 愛 id:qkbM1x./

    2012-07-08(日) 18:17:38 [削除依頼]
    「ありがと…」
    あたしが少し照れながら
    言うと、彼は笑顔で「ど
    ういたしまして」と言った。


    「君さ、名前なんていうの?」
    「北川ひかる…あんたは?」

    「俺、速水優。じゃ、よろしく
     ひかる」

    「え、ちょ!なに勝手に呼び捨て
     してんのよ!」
    「え、じゃあ俺のことも優って
     呼んでいいよ」

    「よ、呼ばないし!」

    何この男…
    見かけによらず、軽いのね…

    あたしは速水優に背を向けて
    スタスタと歩き出した。

    が、ピタっと足を止めた。
    そしてまた速水優の顔を
    見る。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません