Life 〜愛しの君へ〜53コメント

1 smile id:aNLam2C/

2012-07-07(土) 16:55:05 [削除依頼]
プロローグ


  結凜はいつも俺にこう言った。

 「広君といると、夢の中にいるみたいにぽかぽかで幸せな
  んだ。」

  と、太陽より輝く笑顔で。

  俺と結凜は、中2でクラスが一緒になり、
  恋に落ちた…−

 
 井坂 結凜  isaka yuri
 病弱な結凜は、学校を休みがち。
 そのことからいじめを受けていた。
 だが、中2の時にできた彼により、
 毎日学校に来るようになる。

 広瀬 諒 hirose ryou
 勉強、運動と共に抜群で、
 何でもでき、そして顔立ち、
 スタイルがよく、とても女
 子から人気だった。
 中2で、結凜に出会い、恋に
 落ちる。そして、毎日幸せな
 日々を送っていた。
  • 34 smile id:8sfivEE.

    2012-07-25(水) 18:40:39 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

     
     「広君。今日は一緒に帰れる?」

      私は笑顔で話しかけた。
      地獄の日々を過ごしている事を隠すために…。

     「うん。帰れる、帰れる。」

     「本当?!よかった。」

      広君と話すときは、みんなが居ない時に話している。
      みんなが居るときに話すと、広君との関係がバレてしまうから。

     「あのさぁ、広君。大事な話があるからさ、帰りに喫茶店よろ。」

     「うん。いいよ。」

      広君は、“大事な話”という言葉には引っかからず、
      そのまま続けてくれた。
      
      部活後、私はいつものように校門で待っていた。
      なるべく、風香や遥達に見つからないように、ひっそりと隠れながら
      広君を待っていた。

     「もう6時だ。来るかな。」

     「結凜!お待たせっ」

      広君は、部活後、早く終わりにして、急いで私の元へ来てくれる。
      そんな優しい広君。
      大好きだよ。

      私は笑顔で、行こっと言って、広君の手を引っ張っていった。
      その時、広君は、どうしたの?と言ったが、私はいいのと言って誤魔化し
      た。

     「ここでいい?」

     「うん。」

      私は駅前の喫茶店へと足を踏み入れた。
      真剣な顔の私を、広君はのぞいた。

     「何だよ。そんな真剣な顔してさ。」

      私はその広君の声を無視し、店の奥の席へと急いだ。

     

      
  • 35 smile id:8sfivEE.

    2012-07-25(水) 18:52:42 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*
     
      私は、店の1番奥の席に座った。
      私は目で、広君に座って。と伝えた。

     「広君。私、変わる。突然で意味わかんないと思うけど、
      私は、今のままじゃ嫌なの。すっとそう思ってきた。」

      広君は、ポカ−ンとした顔で、私の言った事を理解し
      ようと必死で考えているようだった。

      しばらく沈黙が続き、広君がやっと口を開いた。

     「結凜、最近、俺気になってた事があるんだ。」

     「何?遠慮しないで言ってみて。どんなことでも受け入れ
      るし、ちゃんと本当の話だったら話すから。事実を。」

      私は真剣な顔で、広君に視線を向けていた。

     「あの…さ、前、一緒に帰ったとき、脚にアザがあるのが
      見えたんだ。その後も、腕とかによく絆創膏とか貼って
      たじゃん。それって、学校で何かあったの?それとも家
      庭でなにかあったのか?」

     「ううん。家庭じゃないよ。学校。」

     「もしかしてお前、いじめられてるのか?!」

      広君は、強い眼差しで私を見ていた。
      私も、負けないくらい強い眼差しで見ていた。

     「うん。」

      私はとうとう、うつむいてしまった。
      初めていじめられているという事を他人に打ち明け、
      その事を心配してくれている人がいるんだと思うと、
      涙がこみ上げてきた。
      私は、泣くな、泣くなと自分に言い聞かせ、涙を
      拭った。

     
      
  • 36 smile id:8sfivEE.

    2012-07-25(水) 18:55:21 [削除依頼]
    だんだん自分も納得いくような話になってきたぜ!!

        by作者
  • 37 smile id:5Mhceys0

    2012-07-30(月) 16:58:51 [削除依頼]
    夏休みに入ったと思ったらもう8月ですね…。

    速い…!!
  • 38 smile id:5Mhceys0

    2012-07-30(月) 17:13:10 [削除依頼]


     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

     「ごめんね。黙ってて…」

     「気づいてあげられなかった俺が悪かった。」

     「ううん。悪いのは私なの。」

     「そういえば、変わるって何だ?」

     「あ…、えっとね…」

      私は、何だか、また涙があふれてきて、言葉を詰まら
      せた。

     「ゆっくりでいいよ。」

     「うん…。ごめんね。」

      気持ちを一旦落ち着かせ、私は言いたい事を整理して
      また話を続けた。
      
      広君は、優しい目になって、静かに私を見ていてくれ
      た。
      その広君の優しい顔を見ると、また涙があふれ出そう
      だった私は、ずっとうつむきながら話していた。

     「あのね、私、小さいときから体が弱くて、ずっと弱気
      だったの。それで、学校とかよく休んじゃうから、み
      んなからズル休みだって言われ始めて、それからもっ
      と弱気な自分になっての。」

      私は、小さい頃の私を広君に話した。
      自分でも大嫌いな昔の自分を…。
  • 39 smile id:ZJbvyao1

    2012-08-03(金) 17:44:42 [削除依頼]
    なかなか話が進まなくてごめんなさい。

    一気にドォーンって進めちゃっていいんですかねぇ。
    小説って。
    難しいところですよ。
    小説のね。
  • 40 smile id:ZJbvyao1

    2012-08-03(金) 17:45:22 [削除依頼]
    ちょっと書きたいと思います。
  • 41 smile id:ZJbvyao1

    2012-08-03(金) 17:55:01 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

     「だからね、私は、風香とかみたいに、中心的な存在で、
      みんなから好かれて、あんな格好良い子になりたかった
      の。だから、変わるの。そういう子に。風香達に負けな
      い、強い女子になる。」

      私は、強く決意した。
      人生で最大の決意だろう。
      そして広君には、とてつもなく強い眼差しで見ていた。
      広君にどう言われようと、私は変わる。
      もう、いじめられるのは嫌だし、弱々しい女子は嫌い
      だ。そんな事を他人に話したのは本当に初めてで、な
      んだか緊張もした。でも、相手が広君でよかった。親
      とかだったら言えなかっただろう。
      こんなことは。

     「そっか。何だ。もっと結凜は大人しくて気の弱い子か
      と思ってたよ。何か俺が好きになるタイプと少し違っ
      たから、何か変だなって思ってた。でも結凜はちゃん
      と俺のタイプの子だよ。やっぱり間違ってなかったん
      だね。」

      広君は、私を理解してくれた。
      ちゃんと私の事を解ってくれた。
      広君で、よかった…−

     「結凜、何か悩みがあったらすぐ相談しろよ。」

     「うん。大好き。広君っ」

      私はスッキリした気持ちと、広君の優しさで、満面の
      笑みでそう言った。

     『大好き。』と。
  • 42 smile id:ZJbvyao1

    2012-08-03(金) 17:56:15 [削除依頼]
    もっと人気のある小説を書くにはどうしたらいいのでしょう。
    誰か教えてください…((涙))
  • 43 meruto id:Xnjee6z0

    2012-08-03(金) 18:00:24 [削除依頼]
    更新ガンバ!
  • 44 smile id:b/H2K.f.

    2012-08-07(火) 17:28:13 [削除依頼]
    merutoさん、ありがとうございますっ!
  • 45 smile id:VLRXePD0

    2012-08-09(木) 17:12:06 [削除依頼]
    では、ちょっと時間を早送りして物語り開始!!
  • 46 smile id:VLRXePD0

    2012-08-09(木) 17:26:20 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*


      広君に、あの事を打ち明けてからもう半年。
      この時にすでに私は中学最後の夏を迎えていた。

      この頃の私の精神はもう破壊されていた。
      そんな事は、広君は知らない。広君と居て幸せな私は
      いじめられている人という要素を1つも出さないよう
      にしている。広君に心配されたくないという気持ちが
      強いからなのだろうか。幸せだからなのだろうか。私
      にもわからないが、広君は普通に接してくれている。
      私は幸せ者だな、とつくづく感じていたのである。

     「結凜さぁ、最近ずっと元気だけどいじめは平気?」

      無邪気な顔で広君が突然口にしたのは、いじめの事で
      あった。突然の事過ぎて私は危うく心を乱しそうにな
      った。だが、すぐに気を取り直して笑顔を見せた。こ
      れが、最初で最後の私の嘘になる事も考えずに…。

     「そうっ!その事なんだけどね、何かぴったりなくなった
      の!不思議だけどね」

     「そっか。そりゃよかった。また何かあったら相談しろ
      よ。」

     「うん。ありがとう。広君。」

      私はこの時泣きそうになった。自分でもよくわからなかっ
      が、もう、私は崩れてしまいそうで、怖かった。  
  • 47 smile id:meFswFB/

    2012-08-10(金) 16:44:09 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

      あれから、広君は何も気にしていないような様子だった。私はもう限界
      に近かった。“強くなる”。そう言ってから半年。もう限界が来るとは
      思ってもいなかった。もう、私は何回も広君に手紙を書いた。でも、書
      いても、書いても私は腑に落ちなかった。だって、だってまだ、広君と
      一緒に思い出を作りたかったから。これで終わりにはできない。そう思
      っていた。

     「広君。今度の休みどっか行かない?」

     「結凜がそんな事言うとは思ってなかったな。」

     「何それ。で、行く?」

     「あぁ、行く、行く。」

     「やったっ」

      私は満面の笑みでそう言った。これが、最後の広君との思い出になると
      感じたから…。
  • 48 smile id:meFswFB/

    2012-08-10(金) 16:50:46 [削除依頼]

     *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

      約束の日…−

     「広君、どんな格好してくるかな。」

      ワクワクしながら待ち合わせ場所で待っていると、
      広君が後ろから走ってきた。

     「結凜!ごめん。準備が遅れたっ」

     「え?大丈夫だよ。まだ3分しか経ってないよ。待ち合わ
      せ時間から。」

     「えっ。本当?!よかった。」

      そして、広君と私は、買い物をするためにショッピング
      モールに行った。
      そこでは、ゲームセンターでUFOキャッチャーをしたり、
      私がした事がないような事を一緒にした。
      その後、一緒にお昼を食べて…。
      
      この日は、一生の宝物になった。最後の、思い出に…。
  • 49 smile id:26s2Kes.

    2012-08-28(火) 13:01:22 [削除依頼]
    また、話を一気に飛ばさせていただきます。
  • 50 smile id:26s2Kes.

    2012-08-28(火) 13:16:06 [削除依頼]
    *+⌒≫yuri storey≪⌒+*

      もう、肌寒い冬に、季節は変わっていた…。

     「広君。放課後…、教室でお話ししよう。」

     「教室?いいけど…。」

      広君は、不思議そうな顔をしていた。
      
      これから私は、広君を、悪夢に向かわせようとしていた。

      放課後…−

     「結凜。話って何だ?」

     「ごめんね…。」

     「何が?結凜、何かしたのか?」

     「…、もう、無理なんだよ」

      私は、涙をこらえて話しを続けた。
      今日が来なければいいのに。
      って、昨日からずっと思ってた。だって、怖いから。

      私は、凍えるような寒さのベランダに出て、綺麗な
      雪を眺めていた。今日は、珍しく雪が降っていた。
      最後の、雪になった。

     「もうね…、私は…、ダメなんだよ。ココにいちゃ。」

     「お前…、まさか!」

     「バイバイ。」

      私は、こらえていた涙が、頬を伝ったのを最後に、広
      君が消えた。
  • 51 smile id:26s2Kes.

    2012-08-28(火) 13:27:24 [削除依頼]
    *+⌒≫ryou storey≪⌒+*

      結凜は、訳のわからない事を言って、ベランダから姿を
      消した。

     「結凜!!」

      ドン…−

      俺がベランダから下を見たとき、もう結凜は真っ白な
      雪に、真っ赤な血を流して倒れていた。

     「ちくしょっ!!」

      早く結凜を助けなきゃ。
      そう心で叫びながら職員室に向かった。

     「先生!!ゆっ、結凜がっ…、ベランダから、落ちたっ!!」

      俺は息を切らしながら必死に伝えた。
      先生は、みんなこっちを向いて、不思議そうな顔をし
      ていた。

     「落ち着け、広瀬。」

     「落ち着いてなんか居られない!!」

      俺はもう頭が真っ白で、すぐに結凜の元へ向かいたかっ
      た。

     「救急車を呼んでください。」

     「わかったから。説明しろ。」

     「じゃあ、俺についてきてください。」

      これは、翌日には学校中に広まった…−
  • 52 GReeeeN id:CbDsyiO0

    2012-08-31(金) 18:01:53 [削除依頼]
    名前変えマスタ☆
    また、また飛ばします♪

    *+⌒≫ryou storey≪⌒+*

     結凜がベランダから落ちて1年…−

     今日は、肌寒い冬だが、空はとても綺麗だった。
     結凜は、窓側のベッドでもう1年も眠ったまま…。全然起きてくれない。俺は
     行きたかった高校にも行けた。でも、なにかが足りなかった。それは結凜だ。
     でも、そんな生活に慣れてしまった。そんな俺が嫌だ。

     結凜は、もう起きる事はなと言っていた。
     でも、俺は、結凜の分まで、結凜が背負った辛い事も全部背負って、生きてい
     くよ。だから、安心して、眠ってね。
  • 53 GReeeeN id:4KzDNmP/

    2012-09-01(土) 08:46:40 [削除依頼]
    *+⌒≫ryou storey≪⌒+*

     俺は、結凜に手紙を書いた。そして、お墓に一緒にいれてもらえたらって。
     そう。結凜は、意識が戻らないまま、天国へ旅だった。
     俺は、泣かない事にした。結凜はもっと辛い事があっただろうし、こんな事
     で泣いてちゃいけない。
     なんとなくそう思ったのだ。

     「結凜。幸せにね。」

     そう呟き、また新しい毎日を歩み始めた…−

                       END
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