世界で一番素敵な恋。only you12コメント

1 聖奈 id:9Qqb1QA0

2012-06-28(木) 14:57:14 [削除依頼]



―もし、私に余命があって、
君とずっと一緒に居れない運命でも。


―もし、君が私以外に好きな人ができて、
恋が実る運命でも。


―もし、最後まで愛を貫いて、
ずっと君と一緒に居れる運命でも。


それはそれで、


私と君の、恋の形なの。


だからね、
私の最初で最後の恋は


世界で一番、素敵な恋にしたいんだ。


―愛してくれて、
      ありがとう。


    
    only you...*
         -キミだけを-
  • 2 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 15:06:37 [削除依頼]



    初めまして◎*.


    初投稿ながら、
    切ない恋を書いてみたいと思います♪


    未熟者ですので
    アドバイス、コメ…
    泣いて喜びます←(笑)
  • 3 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 15:14:54 [削除依頼]



    咲田春実sakita harumi、


    私には、大好きな
    大好きな、
    彼氏がいます。


    西城圭吾saijyou keigo、


    幼なじみだったけど、
    去年、両思いだと知った。


    君と付き合えたこと、
    それは、


    ―人生最大の喜びだった。


    …なのに。


    神様は意地悪だ。


    ピッ ピッ ピッ


    私は圭吾にメールを送った。


    ―別れてください。


    と。


    「…―ごめんね。圭吾。」


    ベッドから体を起こし、
    窓の外を見る。


    夕日は私に悲しみを
    優しく包み込むように
    照らしていた。


    ―スッ…


    そして、私の涙を、
    オレンジ色に染めたんだ。
  • 4 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:12:06 [削除依頼]


    ―…


    昨日。


    「余命、3か月です。」


    時が止まったんだ。


    一瞬だけ。


    ほんの、
    一瞬だけ―――、


    「…そう、ですか。」


    宣告されたとき、

    頭に思い浮かんだのは、

    圭吾の顔だった。


    ―どんな顔するだろ。


    そう考えたとき、

    浮かぶのは、

    圭吾の悲しむ姿だけ。


    「―…ダメだ。」


    言えないよ。


    言えないし、
    このまま一緒に居るのも
    …ダメな気がする。


    「圭吾―…。」
  • 5 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:19:19 [削除依頼]



    ―…


    今。


    〜♪ 〜♪


    携帯が鳴った。


    「圭吾からだ…。」


    いつも、メールが来ると、
    胸が高鳴るの。


    ―嬉しいっ


    て、思いながら。


    でも、今はね、
    すごく、怖いよ。


    −−−−−


    何言ってんの?
    別れるって、
    どういう意味だよ?


    −−−−−


    …そりゃそうだ。


    いきなりだもんね。


    私は震える手で
    返信を打った。


    −−−−−

    ごめんね。

    −−−−−


    それしか、言えないの。


    「大好きだよ。圭吾。」


    私の目から湧き出る涙を、
    神様は見ているんだろうか。
  • 6 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:29:39 [削除依頼]



    ガラガラガラ―…


    「春実。」


    「…お母さん。」


    花瓶を持ったお母さんが
    悲しそうに
    私を見つめていた。


    「圭吾くんとメール?」


    「…うん。」


    「そう。
     …余命のこと、
     ちゃんと伝えた?」


    ″余命″


    その言葉を
    遠慮がちに
    小さくいうお母さん。


    「…ううん。言ってない。」


    「えっ!?」


    「…別れたの。今。」


    私はそう言って、
    携帯の電源を切り、
    傍にあるテーブルに
    静かに置いた。


    ―――チャラン…、


    「…‥‥。」


    置いた瞬間、
    病室内に響く鈴の音。


    圭吾とおそろいの、
    キーホルダー。
  • 7 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:38:06 [削除依頼]



    ″圭吾、これがいい!″


    初デートのとき、
    女の子が行くような店に
    私が無理やり連れてった。


    お揃いのものがほしくて。


    「…これ、俺もつけんの?」


    「もっちろん♪」


    圭吾は優しいから、
    「嫌」なんて言わない。


    私のわがままに、
    いつも笑顔で
    付き合ってくれた。


    「うぅ……―…。」


    圭吾。


    キミの優しさは、
    夕日のようでした。


    キミの笑顔は、
    陸地に咲く、太陽のような
    向日葵でした。


    いつしか、私意外の人を
    想うようになって、
    結婚して、子供がデキて…。


    …―ねぇ。


    私、どうすればいんだろ。


    別れたことが
    正解なんだろうか。


    …圭吾に会いたい。


    そう思っちゃう私は、
    わがままですか?
  • 8 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:45:12 [削除依頼]



    *keigo+side*


    ―――


    ごめんね。


    ―――


    「なんだよ…
     ごめんって…。」


    訳が分かんなくなった。


    急に、
    別れようって告げられて、


    理由聞いたら、
    「ごめん」とか…。


    〜♪  〜♪


    静かに携帯が鳴った。


    ――春実!?


    俺は急いで携帯を手にし、
    耳に当てた。


    「…あ、出た出たー♪
     圭吾。俺俺!
     実は今さ―‥‥…、」


    …智志か。


    俺は、あいつの
    ハイテンションな感じに
    今は付き合えそうにない。


    ――ツーツー…


    ごめん。智志。


    大好きな春実が
    俺の彼女じゃなくなることが、
    …すげぇ


       ―辛い。
  • 9 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:50:32 [削除依頼]



    次の日。


    「えー、春ちゃんは、
     今日休みです。」


    春実は来なかった。


    …俺に
    会いたくないから?


    ふと、春実の席を見る。


    遠く離れた、
    春実の席。


    太陽が照らしている。


    「珍しいな、
     春実が休みなんて。」


    智志が俺に話しかけてきた。


    「風邪なの?」


    「………。」


    「…圭吾?」


    「別れた。春実と。」


    「――えっ…。」


    固まる智志をよそに、
    俺は、
    春実の空いた席を
    静かに見つめた。
  • 10 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 17:56:05 [削除依頼]



    *harumi+side*


    高校3年の私は
    あと1か月で卒業する。


    そう思うと、
    学校に行きたくなった。


    でも、
    お母さんはそれを
    許してなんてくれない。


    ″余命3か月なのよ!?
     何かあったらどうするの!″


    …そう、叱られた。


    手のひらを、
    ぎゅっと握った。


    「いいじゃん…。
     余命、3か月なんだから。
     好きに生きさせてよ…。」


    卒業まで残り1か月くらい、
    圭吾を見ていたい。


    「…屋上行ってくる。」


    「春実!」


    呼び止めるお母さんを
    私は無視し、
    ひたすら歩いた。
  • 11 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 18:02:47 [削除依頼]



    重い扉を開くと、
    そこから肌寒い風が
    私の服を透き通った。


    「さむー…っ」


    自分の体をさすりながら、
    柵の方へ歩いた。


    「…えっ。」


    「…ん? 誰?」


    柵に縋ってる
    一人の男の子がいた。


    「咲田春実…です。」


    「ふーん。…あ、
     俺、堀脇新horiwaki arata。」


    …堀脇、新…。


    「春実ちゃんも、
     気分転換に来たの?」


    「…うん。」


    「そか。でも寒いでしょ?
     …冬は来ない方がいい。」


    にかっと笑いながら、
    新くんはそう言った。


    「…いんです。
     病室にいると
     変になりそうで。」


    「………。」


    私は、新くんの隣に
    歩み寄り、
    柵に縋った。
  • 12 聖奈 id:9Qqb1QA0

    2012-06-28(木) 18:08:21 [削除依頼]



    「えー!?
     サンタっているの!?」


    「おう!いるいる!
     毎年俺は
     靴下用意してんだ!」


    「…私、ないよ?
     サンタ来たこと…。」


    時間が経つにつれて、
    打ち解けた私たち。


    「そりゃ、
     いい子じゃなかったからだろ。」


    「…いい子でしたもん!」


    「−…怪しい…。」


    「むっ」


    「うそうそ(笑)」


    何ていうか、新くんは、
    接しやすい人。


    「俺、明日退院するんだ。」


    「えっそうなの!?」


    「おう♪
     …春実は?
     いつ退院すんの?」


    ―――ぴくっ


    …退院、か。


    「…できないよ。
     きっと。」
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