Think116コメント

1 ハル id:zQbjSO90

2012-06-27(水) 19:58:56 [削除依頼]
どうも、ハルです。
この話は、ぼくにとってはとっても大切な話です。
何かコメントを下さったら、嬉しいです。
 
最後まで、お付き合いよろしくお願いします!
  • 97 ハル id:tqoSc9C1

    2012-08-10(金) 20:13:45 [削除依頼]
    第十章 3人推理

    もう木曜日だ。
    これはまずい、このままでは俺が謎を解けないじゃないか!
    どうしよう。どうしよう。
    そうやってあせっているが時は止まることなく進んでいく。
    時か・・・
    “ ”と言う小学生はどうやっても時間もねじ曲げることは出来ないはずだ。
    うーん・・・
    でもどうして若林は分かったんだろう?
    同じものを見てきたはずなのにな。
    聞いてみると
    「うん、壮樹と同じものしか見ていない。そんなの新本格推理小説じゃなくなってしまうじゃないか。」
    ・・・ですよねー。
    だったら自分の頭を信じるのみだ。
    でも絶対おかしい。こんなに考えたら分かるはずだ。
    ということはなにか思い込みがあるのか?
    ここはガクの意見を聞いてみよう。
    若林も連れてガクの方へ行く。
    それでいままであった事を全部、鮮明に話す。
    「と言うことで協力して謎を解くヒントを教えてくれ。」
    でも困った顔をする。そりゃあガクでもいきなりは解けないだろう。
    それから色々と議論を交わす。
    でもなかなか良い事は思いつかない。
    それでふと思ったことを口にする。
    「なぁ若林、どうしたら推理力を上げれるの?」
    「えーとそうだな・・・」
    いきなり喋りかけられたのでびっくりしている。
    しばらく考え込む。
    「普段から色々観察したりする。たとえば街中で人がいたら、その人の服装とか色々見てこの人は大学生だなぁとか、この人はナースだなぁとか考えたり、日頃から推理小説を読んだり推理パズルをしたりすることかな。さぁ、見ている読者もレッツトライ!」
    なるほど、実践してみよう。
    「それでおすすすめの推理小説だけどね・・・」
    と言って若林のミステリー談義が始まってそのせいでぎょうかんが潰れた。
    なんてやつだ!
    そのせいで全然推理できなかったじゃないか!
    すぐ、誰かに殺されるだろう。
    長生きしないな、こいつ。
  • 98 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:18:10 [削除依頼]
    さて、人はどたんばにまで追い込まれると何も考えられなくなるのはどうしてだろう。
    考えようとするけど、なにも考えられなくなる。
    仕方が無い。一旦休憩しよう。
    ぼんやり空を見る。
    ああ、空がきれいだなぁ。けどこんなこと考えている場合じゃないんだけどなぁ・・・
    そうやって心を落ち着かせているところを邪魔するやつがいる。
    ヒョイと顔をのぞかせて空をさえぎる。
    「暗かった次の今度は精神が体から離れちゃったの?」
    なんてことを言うやつだ。
    そういやこいつっていつも話しかけてるってことはよほど暇なんだろうなぁと考える。
    この時、偶然にも田辺は同じことを考えていたことに気付く余地もない。
    「いや、今ものすごい難しい問題にとりかかっているんだ。」
    うそではない。こんなの勉強に比べたらかなり難しい。
    「なぁ、俺って千夏のことが好きな風に見える?」
    すると少し驚いた顔をしたがすぐに答えた。
    「いや、別に。」
    「だよなぁ。」
    やっぱりそう思う。
    でもなんで はあんなことを言ったんだろう。
    「どうしてこいつは人に自然に失礼なことを言えるんだ。」
    田辺がぼそっと言った。
    「え、なに。」
    「なんでもありません。」
    ほんと、よく分からないやつ。
    「で、その問題ってどんなの?」
    興味津々の顔で聞いてくる。
    なんでこんな時だけ首を突っ込むんだろう。
    でも、当然言える訳ないしでも言わないとかえって怪しまれる。
    さぁ、弱った。
    すると助け舟を出してくれたのは若林だった。
    「二の二乗は4だよな。」
    「うん、そうだけど。」
    「じゃあ、三の三乗は?」
    「えっと、二十七。」
    なにが言いたいんだろう?
    「と言う風に繰り返していって、その繰り返しを百回して、それで答えを出すというもの。ちなみにこの時にメモなどはしてはいけない。難しい問題だろ。」
    こいつ、無茶苦茶言ってないか?
    「じゃあ、がんばってね。」
    そう言ってすぐに立ち去る。
    はぁ、危なかった。
  • 99 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:30:03 [削除依頼]
    昼休みに集まって、第五回捜査会議を行なう。
    「壮樹。謎を解くことも重要だけど、返事も重要って分かっている?」
    ・・・すっかり忘れてた。
    「どうすればいい?」
    すると考え込む2人。
    お前ら、いままで真剣に考えてなかったのか!
    まぁ、いいけど。
    「・・・・」
    図書室が静かになる。
    それからは、ガクはじっくり謎のことを考えて動かず、俺は返事のことを考えて動かず、で、若林は静かに本を読んでいる。
    ・・・・・・・・・。
    点線がさらに増える。
    なんだかんだで、昼休みが終わってしまった。
  • 100 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:30:33 [削除依頼]
    記念すべき百!
    これからクライマックス!
  • 101 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:31:40 [削除依頼]
    第十一章 謎解き前夜


    読者のみんなはやっと謎が解けるってわくわくしているかもしれないけど、俺は違う。
    もう、残された残りわずかの時間で星の数ほどある答えの中からパーフェクトアンサーを見つけなければいけない。
    俺には無理だ。荷が重過ぎる。
    あーあ。なんで俺なんだよ。絶対若林の方が顔も良くて頭も良くて運動神経はたぶん俺の方が上だ。
    “ ”に問いたい。
    俺のどこがいいんだ?
    まぁ、気持ちは嬉しいんだけど、俺には佑華がいるんだよ。
    ほんと、人を好きになるとはよく分からない。
    あーもう知らん。
    ベットに倒れこむ。
    もうどうにでもなれ。その時はその時だ。
    未来の俺(正確には明日の俺)よ、なんとか答えを見つけ出せよ。迷惑をかけるけど。
    そう思い、俺は深い眠りについた。
  • 102 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:37:50 [削除依頼]
    第十三章 そしてクライマックス

    いよいよ謎が解けないまま向かえてしまった金曜日。
    ついにここまで来たのかぁと実感が沸く。
    ここ一ヶ月間悩まされた謎がいよいよ解かれるのか。
    それで登校してきて席に座ると若林が言った。
    「今日は金曜日だ。約束通り解けなかったからぼくが“謎解き”をさせてもらうよ。」
    約束は約束なのでしぶしぶと引き下がる。
    「それで重要なのは謎解きをする場所だけど、どこでしようかな。」
    確かにそれは重要だ。
    推理小説は謎解きのためにあると言っても過言ではない。
    「じゃあ、壮樹に質問だ。学校のあまり人がいないけどなかなかいい所ってどこだと思う?」
    いきなり言われてもなぁ・・・
    それで1つの場所が思い浮かんだ。
    「屋上とかは?」
    「おーお。壮樹にしてはナイスアイデアだ。よし、もう不安な要素は消えた。」
    やっぱり賛成してくれた。
    学校の名スポットと言えば屋上だろう。
    「じゃあ謎解きは昼休みにしよう。ということで壮樹、少し休んだらどうだ?」
    全然、休み暇なんてないっつーの。
    いや、でも謎が解けるとなるとやっぱりワクワクする。
    これだから推理はやめられない。
    そういえば1つ気になっていたことがあったんだ。
    「なぁ、若林。」
    「何?」
    「この前の第二回捜査会議にあったことなんだけどさぁ。」
    「だからなんだよ。」
    「今はいないよ。推理の方がおもしろいからね。って若林が言っただろ。」
    「うん。」
    「じゃあ、昔にはいたの?」
    若林があ然としている。
    すると黙って考える。
    俺は窓から空を見る。
    若林の顔が明るくなる。
    「ぼくの家に来たら教えてあげるよ。」
    よし、言い切ったな。メモ帳に今日の日付と契約を書く。
    「じゃあ、ここにサインを。」
    いやいやながらサラサラーとサインを書く。
    それでサインを見てみると普通に名前が書かれていた。
    「若林って自分のサインって持ってないの?」
    ちなみに俺はちゃんと持ってるぞ。
    すると若林は
    「能ある鷹は爪を隠す。」
    と言ってごまかした。
    もうすぐ謎解きをするのになかなかのんびりした空気だ。
    でもこんな空気も悪くはない。
  • 103 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:41:09 [削除依頼]
    そして向かえた昼休み。
    当然、授業などは全て右から入って左に流れていった。(よく考えれば最近、全然授業ちゃんと受けてないんじゃないのか。)
    屋上には幸い部外者はいなかった。
    それで今、屋上にいるのは俺とガクと若林だ。
    「あれ、“ ”は?」
    「もうすぐ来ると思う。」
    平然と答える。
    それに比べて俺とガクはずっとソワソワしている。
    「それで、返事は考えれたのか?」
    ガクが聞くが、人間痛いところを突かれると泣きそうになるものだ。
    実は、まだ決めていない。
    「まぁ、がんばれよ。」
    と若林が言うが全然、励ましになってない。
    ほんと、どうしようかな。
    ここで1つ、読者のみなさんに問いたい。
    あなたはこの返事、どうしますか?
  • 104 ハル id:bgBhqo01

    2012-08-11(土) 20:42:57 [削除依頼]
    そして、屋上の重い扉が開かれた。
    来たのは田代、城、藤田の御一行。
    「どうやってここまで呼んだんだ?」
    小声で若林に聞く。
    「ちょっと田辺に手配してもらったんだ。」
    あいつ、よく分からないところで活躍するな。
    「それでなんなのここまで呼び出しておいて。」
    城が言う。
    でもこの中の誰かが“ ”なんだろうな。
    「“ ”について謎を解き、“”を消滅させます。」
    御一行が一瞬だけ驚いた顔をする。
    「何言っているの、お前。」
    「あなたが“ ”と関わっていることは知っています。だから黙って聞きなさい。」
    その言葉はなかなか迫力があった。
    「黙って聞こう。」
    藤田も言う。
    その時びっくりした、あのもの静かな藤田が大きな声で言ったからだ。
    若林も驚いている。
    でも何か、俺達とは違うような表情な気がする・・・?
    若林の鋭い目が大きく見開かれる。
    「さて―」
  • 105 BUrai id:HhDafLY0

    2012-08-14(火) 14:53:13 [削除依頼]
    >104 「さてー」の棒線が「語尾を伸ばす」の意味じゃなかったら 2個ぐらい連続で使った方がいいっすよー
  • 106 ハル id:OhwRZfx0

    2012-08-21(火) 19:59:27 [削除依頼]
    なるほど
  • 107 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:43:09 [削除依頼]
    第十四章 謎解き

    「まず、物理的謎を解いてみましょう。あのポストの話です。まず、ここにいるガクと壮樹が夕刊を取る時にあの手紙が見つかったと言っています。」
    うん、夕刊を取るときだった。
    「つまり、朝刊がポストに入れられた時間は八時半です。そしてこの時間はみなさんは学校にいるから入れることは不可能です。」
    そりゃ、当たり前だ。
    「ということは、午前八時半から午後四時半の間に手紙が入れられたということです。それで下校時間は四時です。だからぼくたちはその四時から四時半までの間に入れられたと思いました。それで、張り込みをしているとやはりそうでした。」
    え?どういうことだ。
    たまらず俺は質問する。
    「おい、若林。無理があるぞ。ポストに怪しい人は誰もこなかったんだ。もう忘れたのか?」
    すると変わらず平然に若林は答える。
    「確かに怪しい人はいなかった。こういう話を知っているか?かなり昔に考えられたクイズだけど、あるホテルのエレベーターの乗員数が六人だった。それで乗客は六人だったので乗った。すると乗り過ぎのブザーが鳴った。一体なぜ。」
    「えっと・・・実はその乗客はお相撲さんで、全員百キロだからブザーが鳴った。」
    そしたらやれやれという風に肩をすくめる。
    「ヒント。そのエレベーターはホテルだった、とこのクイズは昔に作られた。」
    そんなこといわれてもなぁ・・・
    あ、分かった。
    「そのエレベーターにはエレベーターガールがいたんだ。」
    満足そうにうなずく。
    みんなは知っているかな?
    エレベーターガールとはホテルなどでエレベーターにいる従業員の女の人のことだ。
    で、これがなんの関係があるんだろう?
    「エレベーターガールはエレベーターには付き物だ。つまり、自然に人からは除外されたんだ。」
    うん、だから何?
    「まだ分からないのか?じゃあ聞こう。ポストはなんのためにある?」
    「そりゃあ、手紙とかを受け取るためだろ。」
    「じゃあその手紙を運んでいる人は?」
    「あ。」
    脳みそに核ミサイルを撃ち込まれたみたいだ。
    あのがんばって算数の解き方を見つけた時の衝撃を百倍にした位の。
    「そう、つまり郵便屋は自然的に除外されたんだ。だから怪しい人は来なかったんだよ。壮樹の欠点は手紙を入れた人を怪しい人を思ったことだ。ポストに来る人間全てを怪しい人と考えなければいけない。」
    あー、一本取られた。
    どうしてこんな簡単なことに気付かなかったんだろう。
  • 108 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:44:07 [削除依頼]
    「でも、小学生は郵便屋にはなれなぜ。」
    盛り上がっているところにガクが言う。
    「確かに、この中に郵便屋はいない。でも、親の職業が郵便屋の人はいる。」
    「そんなの分かりっこないじゃないか。」
    分かる訳が無い。第一、嘘付けば言いだけだ。
    「それが分かったんだよ、壮樹。第二回捜査会議を開く前の事を思い出せ。」
    頭の中で一ヶ月前のことを思い出す。
    「えっと、張り込みのことか?」
    「もっと前。」
    「じゃあつけられていたこと?」
    「あと少し。」
    もうやけくそになった俺は適当に言う。
    「じゃあ、授業中?」
    すると若林はうなずいた。
    「うん、授業中の話だ。」
    あ、下手な鉄砲和ありゃ当たるだった。
    「あの時の六時間目を思い出せ。」
    えっと・・・あの時は寝ていて授業全く聞いてなかったんですけど。
    また、やれやれと肩をすくめる。
    なんで若林と話をしているとぶん殴りたくなるんだろう。
    「あのね、壮樹。読者のみなさんは壮樹が見てきたことしか知らないんだよ。それで壮樹が寝ていた間に決定的証拠があったら新本格推理小説じゃなくなって、クレームが毎日来るよ。」
    じゃあ、どういうことだ。
    「壮樹が寝ていてそれでいきなり跳ね起きたんだろ。それから「状況は?」って言っただろ、それで「現在は城 菜月が将来の夢を発表しており、将来の夢は郵便屋で、理由は父が郵便屋だからといっておりそれから・・・」と言っているだろ、それがデータだ。
    なんならな、最初から読み返す?」
    あ、なるほど。起きてすぐだったから全然覚えてなかった。
    「ということはつまり―」
    ここで言葉を切る。
    犯人にビシッと指を指す。
    「つまり“ ”は城 菜月、あなただ!」
  • 109 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:45:30 [削除依頼]
    若林がすごい迫力で言う。
    俺は心のなかで、よっしゃあ。決まったぜ。と思っている。
    その城はショックを受けているように見える。
    「何言ってるの?郵便屋なんてクラスの中に他にもいるかもしれないじゃない。」
    もう、この弁解はもうお約束中のお約束だ。
    「そう言うと思って、ちゃんと証拠を取ってきました。ぼくは第二回捜査会議が終わった後、家に帰ってすぐに郵便屋に電話しました。それで城さんを出してくださいと言いました。それで城さん、つまりあなたのお父さんが出てきました。それで娘さんから手紙を届けるのを頼まれてないか?とたずねると、少し迷ってからはいと言いました。これが証拠です。」
    これで完全に追い詰めた。
    城がひざを着く。
    これで、事件解決だな。
    「まだ、完全なチェックメイトにはなっていない。」
    ・・・どういうことでしょう?
    「ガク、あの手紙の折り方を全部言ってくれ。」
    ずっと話を聞いていたガクがやっと登場する。
    「えっと、一回目がハイジの絵を折って封筒みたいになっていて、二回目が色紙で鶴に折られていて、三回目は丁寧にレターボックスになっていて、四回目はノートが折られていて、五回目は紙飛行機になっていた。」
    息が切れることなく全てを言い切る。
    「いままでちゃんとしてきたのにいきなりノートを折ってあるっておかしいと思ったんだ。それで二回目も紙飛行機って絶対おかしいと思った。だって鶴を折っている奴なら他の折り方も知っているはずなのに紙飛行機っておかしい。でもこう思ったら納得できた。」
    また言葉を切る。
    「“ ”は二人いる。」
  • 110 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:46:52 [削除依頼]
    ほんと今日は頭に核ミサイルを何発撃ち込まれただろうか?
    「じゃあ物理的謎はこの位にしておいて、心理的謎を解こうか。」
    もう、この場は若林に支配されている、俺はそう感じた。
    「今から話すことは想像だから間違っているところがあったら言ってください。」
    御一行の方を見て言う。
    「まず、田代さんはガクのことが好きだった。それで当然、田代さんはガクのことを調べようとするだろう。それで城さんは色々調べた。そして次第に城さんはガクのことが好きになってしまった。でも田代さんがガクのことは百も承知な城さんはどうしようもなかった。そこで“ ”になった。」
    そうか、俺の好きな人を情報屋に聞いて、それで俺が言うなって言ったから言わなかったのか。だから嘘を言った。
    若林が貸しを返したと言っていたけど、こいつらのことだったのか。
    「それであの郵便のトリックを思いつきさっそくやってみた。それで次の日にガクを見て面白かっただろうね。授業を良く聞かずにずっと考えているのだから。俺にはそれが理解できないけれど。それでそれを続けたがそろそろ返事を聞きたかったからあのチャットと言う決戦ステージを用意した。そこであなたは気付いた。ガクは自分には気がないことを。それでせめて友のためにと田代さんの話を出した。」
    「・・・・」
    「それでその次の日に思い切っていままで自分がしてきたことを田代さんに言った。それで田代さんは許したと思う。」
    「・・・」
    無言だが構わず続けている。
    「それから数日が過ぎ、城さんは次にそこにいる壮樹に恋をした。それで城さんはみんなに調べてほしいと言った。それで今度はさっきの逆で田代が壮樹のことを好きになってしまった。それですぐにそのことを田代さんが報告した。そしたら“ ”を使えばいいと言う話になったと思う。つまり」
    しつこいようだが言葉を切り、もう一人の犯人にビシッと指を指す。
    「第二の“ ”は田代さん、あなただ。」
  • 111 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:48:25 [削除依頼]
    反論もせずにうつむいている。
    「でもこの時点でおかしいんだ。失礼だけど、城さんは自分が不細工だということを自分が一番知っているはずだ。だから顔を見られないように“ ”という“自分の分身”を使った。それで自分とは違うあなたを演じた。」
    殺人者の心理はそういうことだったのか
    始めについ衝動的に殺人を行う。そしてそれを隠すためにまた殺人を行う。それでずっと隠そうとする。それでもう始めの殺人の理由なんてどうでもよくなる。二度目の殺人は必要ない。
    つまり始めに“ ”になり、それからまた別の人が“ ”になる。それで始めの顔を隠すという理由はどうでもよくなる。
    つまり、二度目の“ ”は必要ない。
    「あなたたは“ ”に乗っ取られたんだ。」
    その時、田代はやっと気付いた。
    いつの間にか、自分は自分じゃなくなっていたことに。
    「それでガクに負けたことで、“ ”からお前は解放された。でも今度は田代に取り付いた。ほら、もうこの時点でおかしい、“ ”は顔を見られたくないがために作られた“分身”なのに田代は別にコンプレックスがある訳でもない。つまり、“ ”の暴走が始まった訳だ。でもぼくがここで推理したことで“ ”は消滅した。あなた達は“”から解放されたんだ。」
    俺には話しがでかすぎてよく分からなかった。
    若林はガクと俺宛に送られてきた手紙をポケットから出す。
    「“ ”、チェックメイト。」
    そして真っ二つに破るそれでさらに破きまった。
    ぱらぱらと紙が空に浮き飛んでいく。
    ―こうして“ ”は消えていった。
  • 112 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:48:56 [削除依頼]
    「あと、ぼくらは今日、屋上に来なかったし、謎解きもしてない。教室に戻ると全て忘れている、そうだろ、壮樹、ガク。」
    ガクと一緒にうなずく。
    でも俺はまだ終わっていない。
    「おい、田代、城、俺・・・」
    「もういいのよ。私はもう良いの。だから忘れて。」
    城が言う。田代もうなずいている。
    それで田代と城が去ろうとする時に城がぽつんと言った。
    「ありがとう。」
    小さな声だったけど俺には聞こえた。
    それでガクと俺も屋上から去る。
  • 113 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:49:47 [削除依頼]
    もうずっと胸の中に謎というもやもやもがスーと無くなっていく。
    あー。すっきりした。
    そう思い、教室に足を踏み込む。
    しかし、その時に気付く。
  • 114 ハル id:Na990Y7/

    2012-08-24(金) 12:50:17 [削除依頼]



    ―若林がいない。
  • 115 ハル id:TOWXBUM1

    2012-08-25(土) 19:25:56 [削除依頼]
    ENDING


    あれから二日がたった。
    若林はあの謎を解いて家に帰ると高熱が出たので、一日休んだ。
    「なぁ、壮樹。」
    若林が珍しく喋りかけてくる。
    「なになに。」
    「結局、あの時どう返事をしようと思ったんだ?」
    「え?」
    突然言われてびっくりする。
    「永遠の謎ってことにはできないかな?」
    「できないよ。」
    言うしかないか・・・
    「気持ちは嬉しい。でも俺には好きな娘がいる。だからだめだ。って言おうとした。」
    すると若林はやっぱりと言う顔をする。
    「勝てるかどうか分からない勝負より、必ず勝てる勝負をしようよ。」
    そこで俺はフッと笑う。
    若林が不満そうな顔をする。
    「必ず、この勝負、勝ってやる!」
    拳を握り締め決意する。
    「まぁ、温かい目で見守るよ。」
    俺の迫力に負けた若林は弱弱しい声で言う。
    「まだ疲れているの?」
    「え?まぁ・・・ね。」
    なにかおかしい。でも謎が解けておおらかな気持ちになった俺はどうでもよくなった。
    「なぁ、これからもまた事件が起きるのかなぁ?」
    問いかける。
    すると若林は不敵に笑う。
    「名探偵いるところに事件あり。」
    続けて俺が言う。
    「その宿命からは逃れられない。だろ。」
    二人で笑いあう。
    今日も春風が気持ちいい。
  • 116 ハル id:rH3wamg0

    2012-09-13(木) 19:38:56 [削除依頼]
    あとがき

    どうも、ハルです。
    この推理小説。お楽しみいただけましたか?(そうであると願います。)

    それぞれのキャラクターについて解説を―
    まず、名探偵の若林 はるかは特に誰もモデルにしていません。すごい推理力があり、頼れる奴です。
    そして、本作の語り手、北村 壮樹はぼくの親友をベースにしてかなりバカにしました。(本人にごめんなさい)
    依頼主、折戸 ガクはモデルはいません。でも昔の誰かさんを少し、参考にしました。
    そして忘れちゃいけないヒロイン、田辺 佑華は外見は小中学生版によく出没していて、今はアク禁食らっているやつで、性格も、小中学生版によく出没していて、今はアク禁を食らっているやつです。外見の人と同一人物ではありません。それで、性格をもうちょっとひねくれたものにしました。
    で、情報屋の隅田 千夏は残念ながら二人ともモデルではありません。
    田代 美羽は旧友です。
    城 菜月も旧友です
    謎キャラの藤田 若菜は・・・モデルなんているわけない。です。
    あっと、忘れかけてた。
    松岡 美月はモデルはいません。
    久木田 朝香もモデルはいません
    ・・・・・“ ”のモデルは永遠の謎にしておきましょう。

    この作品では、犯人の別名を出していません。
    理由は簡単。
    みんなに知らせたくないからです。

    実はというと、ぼくはこの小説はたった五行が書きたかっただけなんです。
    とある人に見てもらうために。

    では、またお目にかかりましょう。
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