歪解6コメント

1 くものす id:7oM51Ey.

2012-06-27(水) 17:12:43 [削除依頼]
燃え盛る街並み。
逃げ惑う人々。
謎の兵器に撃たれる人々。
紅の海を作りながらバタバタと倒れていく。
それを俺はただ見ているだけ。
何も出来ない。
体が動かない。


「…ッハ!」
朝。起床。
夢だった。しかも悪夢。
そりゃあ夢だということはわかっていたはずだ。
だが夢では夢が現実のように思えてしまう。
しかし、この夢を最近かなり見るようになってきた。
そんなことを考えながら
朝の準備をすませて俺は自宅を後にした。

東 正敏(あずま まさとし)
高校二年生。特技はあまりない。

登校。

教室。
「おっはよーございっまーす」
適当に挨拶を済ませて自分の席に着く。
家と高校は近くもないが遠くもない。
そのため俺が来るときは大体生徒はまばらである。

HRまで時間があり暇なため(毎日そうなのだが)、
昨日買ってきた本を読んでいた。
そのとき、

「えりるとりくすぷらまさーむ」

謎の呪文が聞こえた。
声の主は親友のクラスメート、
霧島 浩太(きりしま こうた)だった。

おそらくその呪文は挨拶のつもりだろう。ネタの。

「えりるとりくすぷらまさーむ…って何だよ」
笑いながら言った。というか言い返しながら言った。

「そういえば昨日テレビ見た?」

「見たよ。中古ショップと家電量販店で。
中古ショップは安かった。」

「そういう意味じゃねえっつのw番組番組w」

まさに普通。
そんな二文字が、俺の人生だった。

普通に高校に通い、

普通に親友と話し、

普通に勉学をし、

普通に生きる。

それが青春で、それが普通だと、

普通(それ)が自分の人生だと、ずっと思ってた。


しかし、それは間違いだった。
大きな不正解だった。


日常が、消えていく。
  • 2 球磨川禊 id:XLp8R5X.

    2012-07-01(日) 10:20:16 [削除依頼]
    「なんか今日来るみたいだよ…例の」
    「何が?」
    「転校生。しかも二人も。どっちも男」
    転校生が来ること自体は前から知っていた。
    しかし二人だということには少し驚いた。
    タイミングが良すぎないか?
    「なんかその二人、
    学校が一緒で親の仕事の転勤先も一緒だったから
    一緒に転校することになったんだって」
    「なるほど。知り合いなんだね。その二人は」
    珍しいが、それほど珍しいことでもなくなった。
    むしろ納得できた。

    そんなときに担任が教室から入ってきた。
    名前は藤宮 末松だったと思う。性別は男。
    体のごつさ故にゴリ松というあだ名で親しまれている
    体育教師である。
    「ホームルームはじめっぞぉ 皆席に着けぇ」
    霧島は急ぎで自分の席に着いた。
    ほかの生徒も。

    「皆わかってると思うがぁ今日から転校生がこのクラスに入る」
    このクラスに入るんだ。
    そんな単純な感想しか持てなかった。

    基本的に俺には?わくわく?というものや?どきどき?が無い。
    教室で席替えをするときには教室の中心か黒板が見やすいところになれば
    それ以外はどうでもいいと思っているし、
    もし仮に、もし仮にだが下駄箱にラブレターが入っていたとしても、
    確実に無視するであろう。
    そのため、こんな風に転校生が入ってきたとしても
    喜んだりすることはあんまり無い。
    せいぜい、「仲良くなれればいい」と思うだけである。

    「二人ともー 入って来い」
    ゴリ松の言うとおりに二人転校生が入ってきた。
    一人目は…男。それといった特徴が無い。平均。
    二人目は…男。眼鏡。一人目よりも背が高い。

    「父親の都合でこの度この学校に転校することとなりました
    春日 桜花です。この学校にはまだ不慣れですが、
    その事に関してはご鞭撻よろしくお願いします」

    固い。笑いそうになるほど固い。
    二人目にはそんな印象を持った。
    新任教師かコイツ。

    「親のつごーでこの学校に転校しましたー海原 舵で〜す。
    この学校では…友達多く作っていこうと思ってま〜す」
    ゆるい。
    二人目の桜花さんとまさに魔逆というイメージがあった。

    「二人は同じ会社の両親の仕事の都合の関係でこの学校に同時で
    転校してきた。まあ、仲良くしてやれよ。」
    ゴリ松がまとめた。

    「席は空いているところだったらどこでもいいから」
    「了解しました」
    「は〜い」


    ということでこのクラスに転校生が二人入った。
  • 3 球磨川禊 id:XLp8R5X.

    2012-07-01(日) 10:50:23 [削除依頼]
    昼の大きい休憩時間。
    人だかりが出来ていた。
    購買かと思ったが、場所が違った。
    俺は流れでそこに押し入るようにして近づいた。

    そこには、
    おびえる一人の背の低い生徒。
    それと転校生 海原 舵。
    そして、
    真っ赤に染まって倒れている約三人の生徒。
    それを囲む何十人かの生徒。
    その姿、否、有様があった。

    「どんな学校にもあるけどいじめっていけないよね〜
    そう思わない?みんな。」
    海原はそういった。
    海原の手は真っ赤に染まっている。
    制服は紅で汚れている。
    「だから僕が制裁を下してあげました〜
    ここに今、人形のようにしてぶっ倒れている人たちは
    この生徒をカツアゲしてました〜」
    そして海原はおびある生徒の方向を指差す。
    「ま、そういうことだよ。みんな解散!」

    「解散じゃねーよ」
    教師登場。名前忘れた。
    「この学校ではな、いかなる場合でも生徒に暴力を
    振るうことは禁止しているんだ。
    だからお前はれっきとしたルール違反者だ」
    「ルール違反者ねぇ…。面白いこと言うね」
    「はあ?ふざけてるのか?」
    「それはこの学校のルールでしょ。
    そんなもの僕は知りませんでしたーで通るでしょ。
    だって転校生だもん。
    だいたい、カツアゲ犯もぎりぎりのところで暴力
    振るおうとしてたしね」
    「…後で職員室に来い。説教だ」
    「説教?言葉の暴力でしょ。それ。
    生徒間の暴力禁止しているなら行きませんよ
    だってそれがルールでしょ。」
    「停学処分にするぞ?」
    「恐喝ねえ…言葉の暴力ここで振りますか


    …じゃ。」

    海原はその教師をぶちのめした。
    教師はカツアゲ犯のようになった。
    真っ赤な人形に。ぶっ倒れた。
    海原はまさに悪魔のようだった。

    「目には目を、歯には歯を、正義には正義を、
    悪には悪を、暴力には暴力を」

    このことは誰もほかの人間に
    言うはずが無かったということは言うまでも無い。

    そんな真っ黒で真っ赤な休み時間だった。
  • 4 球磨川禊 id:XLp8R5X.

    2012-07-01(日) 11:00:44 [削除依頼]
    名前変えました〜
  • 5 球磨川禊 id:XLp8R5X.

    2012-07-01(日) 12:19:57 [削除依頼]
    そんな休み時間の事件があったにもかかわらず、
    海原は普通に授業を受けていた。

    このクラスの生徒はその事件を「知らない」のだろうか、
    授業の合間の休み時間にも、海原舵の席は生徒によって囲まれる。
    この「囲まれる」とは、海原に対して質問などをし、
    興味をもたれるという意味である。

    要するに、事件など無かったかのように
    普通に海原は転校生としての生活をしていた。

    しかし、
    それに対して桜花さんは席など囲まれること無く、
    ただ一人で、独りで本を読んでいた。
    孤独が好きなのだろうか。
    一人ぼっちでいることに抵抗が無いのか。

    そんなことを考えているとき、
    霧島が俺の席に寄った。

    「なんか海原さん、武道系の部活に入るそうだよ」
    「柔道とか空手とか?」
    「うん。そういうヤツ。」
    あの事件の有様からして武道部に入れるのは危険すぎると思う。

    というか教師を殺った時の戦い方は、
    柔道でもなく空手でもなくボクシングでもなく
    人間でもなく人でもないような戦い方だった。
    否、
    ここでは戦い方という表現は正しくない。
     正しくは?殺りかた?である。
    「なんか好きなんだって。戦うっていうことが。」
    「好戦的ってことか…」
    「でも暴力は嫌いだってさ。この学校は暴力は禁止だしって」


    ん?それは嘘だろう。
    「 暴力には暴力を 」とか言っている男だぞ。
    むしろ暴力が好きなのではないかと思う。
    言うならば、好戦的であり暴力好きだろう。
    なんてことは言えなかった。


    「暴力と武術は違うっていう考えだもんねこの学校。」
    そうでないと、武術部が息してない。

    そんなところで休憩時間が終わった。


    ちなみにその放課後、
    空手部部長が病院送りになったらしい。
  • 6 球磨川禊 id:XLp8R5X.

    2012-07-01(日) 12:41:51 [削除依頼]
    夜。
    海原 舵と春日 桜花が電話をしていた。

    「初日からやるねえ…4人だっけか」
    「5人。空手部部長もやった。」
    「やりすぎじゃねえのか?一日で5人は。
    ?混じってた?らどうするんだよ」
    「大丈夫、大丈夫。絶対に?混じって?なんかいない」
    「なんでそれがわかるんだ?」
    「アレを発動したから」
    「んで、全員引っかかったと。強引すぎるだろ」
    「いや、唯一人だけかからなかった奴がいる」
    「誰だ?ソイツ」
    「東 正敏ってやつ」
    「東 正敏…ああ、アレか。つまりソイツは…」
    「可能性があるよ。かなりでかい。
    明日会ってみようか。そんでメンバーにする」
    「いや、?気づいていない可能性?がある。
    メンバーにするのは絶対にやめたほうがいい」
    「でも、いつかは知るでしょ。そのことを」
    「そうだな…
    それを?知らせる?程度だったら大丈夫だと思う」
    「場合によってはそれからメンバー入り…と」
    「ああ。これで明日の予定はたったな。
    あと、俺はやるのは一気にやりたいから。
    あまりやらないでくれよ」
    「了解。んじゃ」
    そして電話は切れた。


    そして、非日常が動き出す。
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