PrincessStory31コメント

1 巫女 id:4A8.B7c1

2012-06-26(火) 16:08:16 [削除依頼]
王子様とお姫様の恋にあこがれて
ノリで書いてみます・・・
自己満なのでスルーしていただいて大丈夫です

でも気に入っていただけたら
コメントとか書いていただけると嬉しいです
  • 12 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 11:30:54 [削除依頼]
    〜第6章〜

    先生「えーということで、小野と加納はアリア王国の
      光学園に3年間留学に行くことになった」
    路音「結城〜かなしいよー」
    樹音「未来もいなくなるとさみしいね」
    「・・・・・」
    「・・・お前もさみしい?」
    「え?・・・あー・・・そんなことないよ?
     二人の夢がかなうかもしれないんだから」
    「・・・」


    ??「ねぇ!あれみてよ」
    ??「なーんかイイ感じじゃない?」
    ??「菜乃花ってばいつのまにー?」
    ??「そういえば、昨日学校裏の湖で王子様と仲良くしゃべってらしいよ」
    ??「へぇ〜・・・・・」


    ??『・・・ムカツクよね〜』


    ぞくっ・・・

    「・・・?」
    「どうかしたの?」
    「んーん・・・なんでもない・・・」
    「?」
    (気のせいかな…)
  • 13 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 16:57:43 [削除依頼]
    〜第7章〜

    ガザっ
    「玲君?いる・・・?」
    「・・・いるよ」
    「・・・ほんとだ、寝転がってたら服汚れちゃうよ?」
    「いいよ、芝生だから」
    「はいっ約束のケーキ!」
    「うん、ありがとな
     たべていい?」
    「ここで?」
    「うん、腹減ってるし」
    「じゃあめしあがれ!」
    「・・・いただきまーす・・・へーうまいな」
    「ほんと?じゃよかった」
    「自信なかったの?得意料理なんじゃないの?」
    「うん、でも今日はちょっと・・・ぼうっとしちゃったから」
    「・・・小野と加納のコト・・・やっぱ気にしてたんじゃん」
    「・・・気にしてないって言ったら、ウソになるかな」
    「・・・一気に2人も幼馴染が遠いところに行くって
     やっぱり辛いよな・・・」
    「辛い・・・か・・・」
    「違うの?」
    「・・・あの二人は昔から夢に一直線で
     それがすごくうらやましくて・・・わたしには
     まだ夢がないから・・・」
    「・・・うん」
    「だから、わたし・・・あの二人の子とすごく応援してて
     昨日初めて光学園に留学できるって聞いて
     それがすごくうれしくって・・・アリア王国だろうとどこだろうと
     二人が夢に近づいたことが、すっごく・・・すっごく・・・
     嬉しかったはずなのに・・・・・」
    「・・・」
    「わたしっ・・・ひどいよね・・・
     あれだけ応援してたのに・・・今は『行かないで』なんて思ってる
     わたし・・・最低だっ・・・!っ・・・」
    「・・・」
    ふわっ・・・
    「?」
    きゅっ・・・
    「・・・!」
    「そんなことないよ」
    「れ・・・れい・・・くん・・・?」
    「大事な幼馴染がいっしょにいられなくなるなんて寂しいし
     つらくて仕方ないと思うし多分その気持ちは
     誰が同じ立場になったってたぶんいっしょ・・・と思うよ」
    「・・・」
    「菜乃花だけじゃない・・・だから、いまは思いっきり泣いとけば?」
    「・・・え・・・」
    「・・・で、明日からまた二人の事応援してあげたらいいじゃん」
    「っ・・・!・・ぁあああっ・・・!」
    「・・・」
    「み・・・みくっ・・・ゆぅきぃ・・・!!」


    わたしはしばらく泣き続けた
    玲くんのやさしさが温かくって、その腕に包まれて
    あたたかい胸に身を寄せて
    目が赤くなるまで
    なみだが出る限り泣き続けた・・・
  • 14 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 17:34:04 [削除依頼]
    〜第8章〜

    ??「ねぇ・・・あれ・・・」
    ??「なにあれ」
    ??「・・・」
    ??「・・・・・ふっ」


    「っ・・・」
    「・・・落ち着いたか?」
    「ごめんね・・・玲君、年上のくせに
     みっともないとこ見られちゃったね」
    「べつにいいよ、みっともなくもないし」
    「・・・ありがとう」
    「どういたしまして・・・おねーさん」
    「・・・ふふっ」
    「・・・くっ・・・目ぇまっか・・・」
    「・・・ひどいな・・・ふふっ・・・」

    「今日で玲君も学校に来る期間おしまいなんだよね」
    「・・・さみしい?」
    「うん、さみしいよ・・・だって・・・
     せっかく・・・」
    「・・・」
    「んーん・・・やっぱしょうがない・・よね
     忘れてた、玲君は王子様だもんね」
    「・・・一言余計、別にこれが最後の別れじゃないし
     ハイ、これ・・・」
    「?なにこれ・・・」
    「俺のプライベート用のケータイの番号」
    「え!?わたしなんかに…教えていいの?」
    「・・・べつにもんだいないだろ、菜乃花だし」
    「・・・え・・・?」
    「・・・いる?いらない?」
    「・・・・・いる」
    「ハイ・・・」
    「・・・ありがとう」
  • 15 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 18:05:27 [削除依頼]
    〜第9章〜

    1週間後・空港―
    「いってらっしゃい、結城
     いってらっしゃい未来!」
    未来「菜乃花ぁ・・・っ」
    結城「ありがとな、見送りに来てくれて」
    「あたりまえでしょ、ふたりは
     わたしの自慢の大事な幼馴染なんだから」
    未来「っううぅ〜〜」
    結城「・・・すごい目赤い」
    未来「五月蠅い」
    「・・・がんばって!ずっと待ってるからね」
    未来「うん!!」
    結城「おう」

    ゴオオォ・・

    「・・・いってらっしゃい」
    ♪〜 ♪〜
    「あ、電話・・・玲君・・・!」
    ぴっ
    「もしもし?」
    「俺、今空港?」
    「うん、二人の見送りしてきたの」
    「・・・そっか、もう行ったんだ」
    「うん・・・」
    「大丈夫か?」
    「だいじょうぶ・・・玲君、わたし
     笑っていってらっしゃいって、言えたよ」
    「・・・そっか、えらいえらい」
    「もう、子供扱いしてるでしょ!
     でもありがとうね、心配してくれたんだ」
    「・・・明日も学校だろ、もう切るぞ!」
    「ふふ・・・ありがとう!明日からもがんばるね!」
    「・・・がんばれ」
    「うん、玲君もお仕事がんばって」
    「おう」
    ・・・ぴっ

    「・・・よしっ!コンビニよって行こう」

    「・・・ふぅ・・・よし、仕事仕事」


    ??「これでオッケー♪」
    ??「だね〜」
    ??「ふふ」
    ??「明日から、たのしみー」
    ??「あたしも〜」

    にやっ・・・
  • 16 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 18:38:03 [削除依頼]
    〜第10章〜

    「いってきまーす!」
    母「いってらっしゃ〜い」
    父「気をつけていってくるんだぞ?」
    「はーい」
    筑紫「お姉ちゃん!」
    「なに?筑紫」
    筑紫「い、いっしょに学校いこう?」
    「え、中学にいく途中で高校ついちゃうよ?」
    筑紫「いいから!いこ?遅刻しちゃうよ!」
    「う、うん・・・」

    「ねえ筑紫、もしかしてお父さんもお母さんも
     気遣ってる?」
    筑紫「え?!なにがっ?」
    「・・・わかりやすい・・・」
    筑紫「だ、だって・・・みんなで心配してるんだよ
      結城兄ちゃんと未来姉ちゃんが二人とも
      いなくなっちゃって・・・いつも3人で学校行って
      でもそれがいきなり一人で・・・」
    「やっぱり、そんな事だろうと思ったよ
     だから筑紫も一緒に学校行ってくれてるんだ?」
    筑紫「う・・・うん・・・」
    「ありがと筑紫、でもお姉ちゃん大丈夫だよ」
    筑紫「・・・ほんと?」
    「ほんとほんと!ね、だから元気に学校行っておいで」
    筑紫「・・・」
    樹音「菜乃花〜」
    路音「おっはよーう」
    「おはよー、じゃあね筑紫!」
    筑紫「・・・お姉ちゃん!いってらっしゃい!」
    路音「菜乃花の妹?」
    樹音「かわいいね〜あーいう姉妹っていいよねー」
    路音「ちょっと!樹音それあたしに言ってない?」
    「まぁまぁ」

    筑紫「元気に学校行っておいで・・・って
      こっちのセリフだって、おねーちゃん・・・」
  • 17 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 19:35:36 [削除依頼]
    〜第11章〜

    樹音「だって路音が筑紫チャンみたいにおねえちゃんって
      言ってくれたこともないからじゃんー」
    路音「樹音がお姉ちゃんらしいこと何もしないからじゃんー
      てか双子っていったってほぼ同時みたいなもんじゃない
      菜乃花みたいなお姉ちゃんらしい包容力もないしー」
    樹音「ひっど!菜乃花なんとかいってよー」
    路音「樹音ズルイ!なんで菜乃花に振るのー!」
    「ふたりともなかよしだね〜」
    路音・樹音「菜乃花ー・・・」

    がら・・・

    「おはよ〜」
    ざわ・・・
    「?」
    路音「なに?」
    樹音「なに?」
    A「な・・・菜乃花ちゃん・・・」
    「どうしたの?」
    I「黄野の机が・・・」
    「え・・・?」
    樹音「菜乃花?」
    路音「どうしたの?」
    「机に・・・ミルクが・・・」
    路音「なにこれ」
    樹音「菜乃花・・・引き出しの中・・・」
    「?」
    路音「うわ・・・!・・・ヨーグルト?」
    「・・・!」
    (ひどい・・・ノートやワークがぐちゃぐちゃ・・・)
    樹音「菜乃花!平気?」
    路音「ちょっとだれよ!こんなことしたの!!」
    A「わかんない・・・朝私が一番に来たけど・・・」
    I「そのあと追って俺がすぐ教室はいったけどもうその時から・・・」

    くすくす・・・
    E−1「ねえみてあれ」
    E−2「うーわー」
    E−3「ひさーん」
    E−4「かわいそー」

    「!!」
    路音「菜乃花、あの子たちE組のリーダーグループの子たちだよ」
    樹音「たしか玲王子様のとりまきの中にもいたよ」
    路音「菜乃花が王子様としゃべってたから
      こんな嫌がらせしたってこと?」
    「そんな・・・」
    樹音「E組がエリートクラスなのに
      TOP2をD組に取られてもいたからかも?そうとう恨んでたみたい」
    「それって、結城と未来のこと?」
    A「菜乃花ちゃんが二人の幼馴染だからってこと?」
    I「何だそれ!くだらねー!」
    路音「それはわかんないけど、エリートクラスだからって
      ひどすぎだよねー」
    樹音「ほんとー菜乃花、気にしちゃダメだよ!」
    「うん、ありがと・・・大丈夫」

    ・・・ちょっと・・・ショックだけど
    樹音やみんながいてくれてよかった・・・
    未来たちも頑張ってるし、ぜったい負けない・・・
  • 18 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 21:06:46 [削除依頼]
    〜第12章〜

    ―あの日から
    わたしは誰からかもわからない過酷な嫌がらせを受けた
    ただ、心配をかけないように親や妹の筑紫
    そして結城と未来と玲君にはこのことを話さなかった
    嫌がらせを受けるたびにクラスのみんなはやさしく
    かばってくれたし、声を掛けてくれた
    ただ、それでもわたしはすごい勢いで気滅入っていた


    「なんかあった…?」
    「え?なんで…?」
    「…声が、元気ない気がしたんだけど」
    「そんなことないよ?クラスのみんなもやさしいし
     なかよくしてるし…毎日たのしいよ?」
    「…そ?ならいいけど」
    「じゃあごめん、明日製菓部だから準備しなきゃいけないの」
    「わかった、がんばれよ」
    「うん…ありがとう」
    ぴっ

    (…玲君には知られたくない…
     みんな結城と未来が留学してから気を使ってくれてる
     樹音たちも応援してくれるから、負けたくないよ…でも…)

    部長「…野!黄野!おーい黄野ってば!!」
    「はい!」
    部長「どうしたの?ぼうっとしてらしくない」
    「ごめんなさい…」
    部長「…さ、つくるわよ!クッキー」
    「はい…」

    A「菜乃花ちゃん、だいじょうぶかな」
    K「あれから毎日嫌がらせ続いてるよね」
    A「嫌がらせなんてレベルじゃない、あんなのイジメだよ」

    「はぁ…」
    「…すごいため息だな」
    「え…?」
    「やっぱり元気ないじゃん」
    「玲君…!」

    『王子様!!』『どうしてここに!!?』

    (ほんとに…どうして…)
    「なんでここに?」
    「今日製菓部だっただろ?こないだのケーキすごいうまかったから
     また菜乃花のつくったスイーツ食べたくなった」
    「…今日はパウンドケーキじゃないよ…?」
    「今日はなに?」
    「…クッキーだよ」
    「食いたい…あそこ行こうか?」
    「うん」

    ??「…もう少しで追いつめられたのに」
    ??「…王子様が来ると思わなかった」
    ??「じゃあ、もう終わらせよっかぁ…」
  • 19 巫女 id:Z4hK0qM.

    2012-06-28(木) 21:53:44 [削除依頼]
    〜第13章〜

    「うまかった、ありがとな」
    「よかった、残りも良ければ持って帰っていいよ」
    「ありがと、じゃお言葉に甘えとく」
    「ありがと…玲君に会えたからなんだか元気でてきた」
    「…何があったか知らないけど、笑ってくれてよかった」
    「…何もないよ?何もないの…
     ただちょっとだけ元気が出なかっただけ」
    「………」
    「でも未来や結城は知らない国で難しい勉強頑張って
     きっとわたしより大変なはずだもん
     玲君と会えて元気出た!ありがとう」
    「…どういたしまして」

    「クッキーごちそうさま」
    「また来るときはがんばってもっとおいしい
     お菓子作って待ってるね」
    「…楽しみにしてる」
    「うん」
    「じゃ、頑張れよ…菜乃花」
    「…がんばる…ね」
    (玲君、心配してきてくれたんだ…忙しいのに
     時間つくってきてくれたんだね)
    「ほんとにありがとう…玲君」

    (俺にあえて元気出たとか…)
    「ばか、あんまかわいい事言うなよな…」

    「さて、わたしもそろそろ帰ろうかな」
    (わ、ちょっと遅くなっちゃった…曇ってきたし…)
    「早く帰らなきゃ!」
    ベチャ・・・
    (…え?)
    「つ、つめた…!な…にこれ?!…アイス!?」
    ??「いーざま!」
    ??「そんなにスイーツが好きならこれもあげるー」
    べしゃ! べちゃ!
    「つめた!や…やめて!」
    ??「王子様に媚打って気持ち悪い奴!」
    ??「ちょっとお菓子作りうまいからって
      男に売り込んだりしてサイテー!!」
    ??「王子様のこともお菓子で釣ってんでしょ!!?」
    「ちがっ…!」
    (アイスが目に入って見えない…!)
    ??「消えろよブス!!!」
    (…!)

    ザアアアアァァ

    わたしは、そのあとその場に立ち尽くしていた
    体が雨でぬれても、溶けたアイスでべたべたになっても
    どれぐらい時間がたったかもわからない
    その場からうごけなかった
  • 20 巫女 id:uKkLQ9d0

    2012-06-29(金) 09:42:00 [削除依頼]
    〜第14章〜

    夕立が止んだころ
    重い体を引きずるようにして
    わたしはなんとか歩いていた
    でも心はもう限界に近くなってぼろぼろになっていた

    ??「あれ?菜乃花?」
    「…?」
    ??「あ、菜乃花ー」
    「路音、樹音…」
    路音「菜乃花も今帰りー?あたしらも夕立ちで足止めされちゃってぇ」
    樹音「…どうしたの!びしょびしょじゃない、雨宿りしなかったの?」
    「うん…ちょっと…」
    路音「それにどうしたの?このクリームみたいなべたべたしたの」
    「それ…は」
    樹音「もしかして、またいつもの嫌がらせ!?」
    「…うん、身体じゅうに当てられて…」
    樹音「ひっどい!ここまでしなくたっていいのにね!」
    路音「人にアイスなげるなんてさいてー!」
    (…あれ?)
    路音「菜乃花きにしちゃだめだよ!」
    樹音「じゃあね!」
    「うん…」

    「こんな溶けきったクリームなのに、なんでアイスって…」
    (…まさか…ううん、そんなわけない
     だってふたりは…ずっとずっとわたしを支えてくれてた)
    「…直接聞いてみよう…」

    路音「菜乃花のあのカッコ超ウケた」
    樹音「あたし笑いこらえるの必死だったし」
    路音「ヤバいよね(笑)あれでよく気付かないよねー
      声聞いたのにー」
    樹音「信頼されてるんじゃないのー今までのも全部あたしたちが
      ぜーんぶ仕込んでたなんて思わないでしょー」
    路音「だよねーwやっさしい菜乃花チャンだしー」
    「!!」

    (路音たちだったんだ…仲良くしてくれるふりして
     本当は…)
    「うっ…うぁ…あああ…!」
  • 21 巫女 id:Upt.xyr/

    2012-07-04(水) 18:50:05 [削除依頼]
    〜第15章〜

    重なり続けたショックにわたしの心はもう限界を超えていた
    何もかもがどうでもよくなるくらいに
    涙さえも出なくなるほどに
    重い体を引きずり放心状態でなんとか家にたどり着いた
    「・・・・・・?てがみ・・・!!」
    届いていた一通の手紙
    その送り主の名前を見たとたんにすごい勢いで我に返る
    「結城っ・・・未来!!」
    (たすけて・・・二人しかいないよ、もうわたしがたよれるのは
     このふたりしかっ・・・!!)
    「・・・!!」
    手紙を一気に読み、同封されていた一枚の写真を見たとたん
    わたしにみえたかすかな希望の光は消えた
    その瞬間、心の奥で何かが音を立てて割れる音が聞こえた

    『菜乃花へ―
     そっちは相変わらずかな?
     私と結城はこの学校にきて好きな勉強を思う存分して
     すっごい充実してるよ!
     寮の生活も家事とかやってなかったから
     初めてだらけで大変だけど、最近はようやく慣れて
     毎日が楽しくて仕方がないの
     こっちの人たちはすごいフレンドリーで親しみやすい人が
     ものすごくいっぱいで学科の人たち全員と仲良くなったよ
     結城はこっちでもクラスで一番成績良くて
     学科は別だけど人気ものみたい!
     こんな生活が送れるのも菜乃花のおかげだね
     快く送り出してくれてありがとう
     菜乃花に背中を押してもらえたからわたしたち
     これからもがんばるね!
     会えないのはさみしいけど
     まっててね!きっと夢をかなえるから
     
     PS,同封してあるのはクラスの友達だよ!
     みんなすごいやさしくしてくれるから毎日楽しいの。

                未来より!』

    「なん・・・で・・・?」
    (だれかおしえて?)
    (なんで・・・どうして・・・)
    「なんで・・・わたし・・・だけ・・・?」
    (どうしてわたしだけが・・・
    こんなことになっちゃうの・・・?)
    「ふたりとも、幸せそう・・・」
    (なのにどうして?)
    (いつも3人でいたのに、わたしだけ・・・)


    (もう、なにも考えたくないよ・・・)


    (かんがえられないよ)


    (・・・なんだろう・・・頭がぐるぐるする・・・)


    (どんどん・・・意識が遠のくかんじ・・・)


    (眠っちゃいそう・・・)


    (・・・いいや、もうなんだって)


    (・・・もう・・・いっそこのまま・・・)


    (そうだ・・・このまま・・・眠って・・・)


    (・・・もう、目が覚めなければいいのに・・・)
  • 22 巫女 id:Upt.xyr/

    2012-07-04(水) 19:46:55 [削除依頼]
    〜第16章〜

    筑紫「ただいまー!・・・あれ?お姉ちゃん?
      靴はあるのに・・・寝てるのかな」
    がちゃ!
    筑紫「あれ?部屋にもいない・・・
      リビングかなぁ・・・」

    がちゃり
    筑紫「お姉ちゃん?」
    ふわ・・・
    筑紫「なに・・・?甘い香り」
    (何だろう…胸騒ぎがする)
    筑紫「?!お姉ちゃん!!!」

    ピーポー… ピーポー…
      


    「・・・おかしいな・・・菜乃花から
     メールが一通も帰ってこないな」
    忙しいのかな・・・でも前は
    絶対すぐに返信が来たのに・・・
    「電話してみるか・・・」

    ピリリリリリ…

    オカケニナッタ電話ハ電波ノ届カナイ処ニアルカ

    電源ガ入ッテイナイ為掛カリマセン

    「・・・?なにかあったのか?」
    (・・・)


    翌日―

    先生「玲王子、わざわざお越しくださいまして」
    「いえ、先日の学校訪問が楽しかったので
     是非お礼にと思った次第ですので」
    先生「光栄です、ひさしぶりに2−Dのクラスに
      お顔を出されますか?」
    「そうですね・・・御迷惑でなければ」

    ―2年D組
    路音「王子様〜!!」
    樹音「あいにきてくださったんですか〜?」
    「いや、先日のお礼にと顔を出したんですが・・・」
    (・・・あれ・・・?)
    「黄野さんは・・・休み?」
    先生「ああ、黄野ならお母さんからしばらく休むと」
    「え?」
    先生「もう一週間くらいになりますかね」
    「そんなに・・・」
    事務「先生、お電話がきております」
    先生「はい、申し訳ありません王子
      少々お待ちを」
    「いえ」
    (一周間以上も休みなんて・・・何があったんだ?)
    A「あの・・・王子様」
    「あ・・・同じクラスだった・・・」
    k「あの、菜乃花ちゃんのことなんですけど」
    A「もしかしたら、菜乃花ちゃんの休みの理由って・・・」

    「嘘・・・だろ・・・?」
    A「本当なんです、いつもいつも・・・それは悲惨で」
    K「すごくいい子だし、だれからも愛される子だから
     どうしてあの子がこんな目にってみんなで言ってました」
    「そんな・・・」
    K「詳しいことは誰も知らないんです」
    A「でも、もしかしたら」
    「もしかしたら・・・?」
    A「筑紫ちゃんなら」
    「つくし・・・?」
  • 23 巫女 id:Upt.xyr/

    2012-07-04(水) 21:17:42 [削除依頼]
    〜第17章〜

    「ここか・・・」
    菜乃花のクラスメートの紹介で筑紫という
    菜乃花の妹がこの中学に通っていると聞いてきた
    「・・・あ」
    (似てる・・・あの子・・・)
    「あの、」
    筑紫「はいっ」
    「黄野筑紫さん?」
    筑紫「え、私の名前・・・なんで・・・」
    「・・・菜乃花にすごく似てるから・・・」
    筑紫「あ・・・もしかして
      玲王子様・・・ですか?」
    「!なんでわかったの?」
    筑紫「お姉ちゃんが、話してたから
      王子様が学校に3日だけ通うことになった時
      すごくかっこよくてクールそうだけどほんとは
      やさしい人だったんだよって・・・」
    「・・・菜乃花・・・」
    筑紫「でも、お姉ちゃんはいま・・・」
    「菜乃花は?なにかあったのなら教えてくれない?」
    筑紫「・・・お姉ちゃんは今、病院に入院してます」
    「!!」
    筑紫「お姉ちゃん・・・すごい精神的ショックをうけて
      1週間前に倒れて、わたしが一番に
      お姉ちゃんを見つけて、救急車で運ばれて
      そのまま入院してるんですけど・・・
      一度だって目覚めないままでっ・・・!」
    「・・・っ」
    筑紫「お姉ちゃんのクラスの人にいじめを受けてること
      聞きました、でも・・・父と母にはいってないんです
      きっとショック受けるから・・・でも、なんで
      私も気付いてあげられなかったんだろう・・・
      未来姉ちゃんたちが留学したころから
      お姉ちゃんがつらい思いしないように
      いつも一緒にいたのに・・・!」
    「筑紫さん・・・
     俺、菜乃花に会いたいんだ・・・
     どこの病院か教えてくれないか・・・?」
    筑紫「・・・わたしも、教えてあげたいです
      たぶん、お姉ちゃんも王子様に会いたいと思う
      でも、意識不明だからって父と母が面会謝絶してて」
    「・・・そうか・・・」
    筑紫「ごめんなさい・・・」

    ―お城―
    執事「おかえりなさいませ」
    「ああ・・・」
    執事「お食事は?」
    「・・・いい、食べたくないから」
    執事「何かお召し上がりにならなければお体に・・・」
    「食欲がないんだ」
    執事「玲王子・・・」
    「下がっててくれ」
    執事「かしこまりました」
    「・・・菜乃花・・・ごめんな・・・
     ずっと、気づいてあげられなくて・・・」
    (あの時、最後に俺にほほ笑んでくれたあの日にも
     菜乃花はつらい目にあっていたのに)
    「ごめん・・・っ・・・」
    (なんで今頃気づいたんだろう・・・)
    「なんで・・・もっと早くに気付かなかったんだよ」
    (菜乃花の事・・・いつの間にかこんなに・・・)
    「ごめんな・・・・・・菜乃花・・・!」
  • 24 巫女 id:tm6Fh5l1

    2012-07-05(木) 10:12:19 [削除依頼]
    〜第18章〜

    あの日から数週間後
    重なり続けた仕事が片付いた
    その数週間のなかで、絶対に内緒だという約束で
    菜乃花の妹の筑紫から入院している病院をメールで教えてもらった
    仕事を放り出して病院に行きたかった
    けれど周りはそうさせてはくれない
    執事やSPたちに頑なにガードされてしまっていた
    そして数週間がたち
    ようやく仕事が片付くと真っ先に病院へ向かった

    〜朝顔総合病院〜
    「ここか・・・」
    (会えるかどうかは分からないけど・・・)
    それでもじっとはしていられなかった
    菜乃花への思いに気づいてしまったから
    「筑紫ちゃんが言ってたみたいに
     ご両親に面会させてもらえないかもしれないけど・・・」
    (それでも、会いたい・・・)

    院長「これはこれは玲王子!お久しぶりです」
    「院長、ご無沙汰してます」
    院長「今日はどうされましたか?」
    「以前希高校に社会勉強として3日だけ通っていたんですが
     そこで仲良くなったクラスメートが入院していると聞いたので」
    院長「わざわざお見舞いにいらっしゃったのですか」
    「はい、黄野菜乃花という人なんですが」
    院長「ああ!あの黄野さんですか」
    「ご存知ですか院長」
    院長「ええ、3週間ほど入院されていた・・・しかし・・・
      あの子はもうすでに退院しておりますが」
    「退院・・・?では・・・意識は戻られたんですか!?」
    院長「え、ええ・・・外傷などもありませんでしたので
      目を覚まされてから1週間ほどで退院されました・・・
      ですが・・・あ!玲王子?もうお帰りで?」
    「ええ、院長ありがとうございます」

    〜黄野家〜

    ピンポーン
    (菜乃花が退院してるなら、今日は祝日だし家にいるはず)
    がちゃ
    筑紫「はい・・・!玲王子!」
    「こんにちは」
    筑紫「お姉ちゃんの退院のこと聞いたんですか」
    「ああ、だからここにいるかと思って・・・どうしたの?目が赤いけど」
    筑紫「・・・っ!玲王子!」
    「・・・どうした?」
    筑紫「会いにきてくださったのに、ごめんなさい・・・
      お姉ちゃんは・・・もう、ここにはいないんです・・・」
    「え・・・?」
    からだが一気に鉛のように重くなる
    「どういうこと?」
    筑紫「父と母がいじめのことを知ってしまったんです
      もうこの街にはいさせられないって・・・遠縁の親戚の家に
      預けられることになったんです、場所は私も知らなくて・・・
      国外なのか国内なのかもわからないんです・・・」
    「・・・そんなこと・・・ありかよ・・・」
    筑紫「ごめんなさい、玲王子は・・・お姉ちゃんのこと・・・」
    「・・・好きだよ・・・菜乃花のことが・・・こんなにも・・・」
    筑紫「・・・王子・・・っ・・・」
    「・・・筑紫ちゃん、独り言だって思って聞いてくれない・・・?」
    筑紫「・・・っ・・・?」
    「・・・俺、菜乃花が好きだ、たった数日一緒にいただけなのに
     こんなにも好きになってた・・・早く気付いてあげれなくてごめんな」
    筑紫「王子・・・」
    「・・・いまさらだけど、いわせてくれるか・・・
     俺は菜乃花だけを思って生きてく・・・菜乃花以外の人を
     一生・・・愛さないって・・・」
    筑紫「っ・・・!・・・」



    ・・
    ・・・
    ・・・・
    ・・・・・


    物語は3年後に続く
  • 25 蓮璃 id:ZeEvFJh0

    2012-07-05(木) 15:19:06 [削除依頼]
    面白いです。
    巫女さん、頑張って下さい!
  • 26 巫女 id:tm6Fh5l1

    2012-07-05(木) 18:14:41 [削除依頼]
    ありがとうございます
    次のお話から設定が
    3年後のお話になります
    楽しんでいただけるように頑張ります!
  • 27 巫女 id:GGO4RzS/

    2012-07-10(火) 20:16:06 [削除依頼]
    〜第19章〜

    ゴオォォォォ・・・

    〜3年後,空港〜

    未来「よいしょっと・・・」
    結城「あーやっとついたな・・・」
    未来「うん、久しぶりのエリオ王国!」
    結城「さてと、じゃ家に戻るぞ」
    未来「まってよ!お土産買わないの?」
    結城「自分の国の空港の土産なんているか
      さっさといくぞ!」
    未来「・・・まあいいか、早く会いたい人もいるもんね」
    結城「・・・だろ?」

    あれから、わたしたちはアリア王国での留学期間を終えて
    それぞれの夢をかなえてプロになった

    未来の母「未来!結城くん!」
    未来「おかあさん!おとうさん!」
    結城の母「結城おかえりなさい」
    結城「母さんに兄貴まで」
    元城「おかえり、結城」
    結城の母「お父さんも来たがってたんだけど
        しごとでどーしてもこれなかったのよ」
    結城「ったく、自分たちで帰るから迎えはいいって言ったじゃん」
    未来「そうだよ!みんなお仕事あるのに!」
    元城「そんなこと気にしなくていいんだよ未来ちゃん」
    未来「そうよ!すなおによろこべばいいの!」
    未来「もう!・・・でもありがとう」
    結城の母「さあさ!みんなでお昼でも食べに行きましょ」
    結城「なあ、ところで・・・菜乃花も今日は仕事か?」
    元城「ああ、菜乃花ちゃんは・・・」


    未来「どういうこと!!?」
    結城「マジか・・・!?」
    元城「ほんとだよ、結城たちが留学に行ったちょっと後から
      菜乃花ちゃんは行方不明なんだよ」
    未来「だから、その行方不明ってどういうことなの?!
      菜乃花はどこにいっちゃったのよ!!」
    結城の母「それが、わたしたちにはよくわからないのよ
        詳しいことを知ってる人はたぶんだれも・・・」
    未来「〜っ!!結城!いくよ!」
    結城「・・・!わかった!」
    未来の母「ちょっと未来!」
    未来「わたしたちの荷物お願い!」
    結城「ちょっと行くとこあるから!」
  • 28 つう id:SWhdSDX1

    2012-07-19(木) 13:27:17 [削除依頼]
    続き気になる!
  • 29 *玲乃*【mai】 id:0lMyFwF0

    2012-07-19(木) 13:28:24 [削除依頼]
    続き、気になるわ〜

    あっ、初めまして!

    玲乃です!

    玲乃って呼んでね^^
  • 30 巫女 id:GdsU7s/1

    2012-07-30(月) 16:45:40 [削除依頼]
    ごめんね
    仕事忙しくてなかなかお話考えてる暇がないんです
    もちょっと待ってください

    コメありがとう(^^♪
  • 31 *玲乃*【mai】  id:XZrL.NZ/

    2012-07-30(月) 16:46:16 [削除依頼]

    いえいえ♪
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