右手に初恋。28コメント

1 あずみ id:002WV/J0

2012-06-15(金) 08:26:08 [削除依頼]

「好きです!」

「え?」


一世一代の告白は疑問形で返された。


「大好きなんです。付き合ってくれませんか?」

「えっ、ちょっとま…ってえぇ!?」

動揺しまくっている様子。
それもそのはず、相手は何て言っても


「俺…教師なんだけど…」


…先生なのだから。
  • 9 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 01:29:07 [削除依頼]

    「…であるからしてxに5を代入して計算すると…」


    黒板に当たるチョークの音と女子のヒソヒソ声が耳につく。
    まぁ、ヒソヒソ声が集まっていてもうヒソヒソではなくなっているけど。


    初めての数学の授業から3回目の今日。
    先生が意外と毒舌なことと、めんどくさがりなことが判明した。

    あ、いらない情報かもしれないけど左利きだということも。

    「…おい、お前らうるさいよ?静かにできないのならその口縫いますけど」

    「きゃーっ!!///」

    …何故にきゃー?
    女子の何心をくすぐるのだろうか。
    まぁ、私も一応同意しておくけど。

    早く終わんないかな。
    何がって?数学の授業もだけど…
    世界が終わっても後悔しなさそうだな、と思ったことは内緒で。

    その時だった。

    (ん?)

    さっきから先生の黒板消しを持つ右手の甲がチラチラと見えるんだけど…
    そこに何か書いてある…?

    (暇だし…ちょっと何書いてあるか当ててみようかな?)

    しかし、私の席は教卓からかなり離れている、
    窓側の一番後ろの席。
    なかなか見えるはずもなく、授業終わりのチャイムが鳴った。


    (まぁ、メモかなんかだよね。さっ、みんな先生の所行ってるし…
     私も行っとこうかな…)


    今日も私は
    みんなに合わせて自分を見失っているのかな?


    自分を好きになれるのかな?
  • 10 日向くn id:tWn43600

    2012-06-16(土) 01:47:55 [削除依頼]
    とっても面白いっすね(*´∀`*)

    ネクです☆
  • 11 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 02:05:26 [削除依頼]

    次の授業も、その次の授業でも、
    右手のメモはずっと残っていた。

    (うーん…どうでもいいことなんだけど…)

    なんだか、気になる。

    一度気になると、追求したくなるのが人間の性というもので。
    先生が一人になった時に、面白半分で聞いてみた。

    本当に、暇つぶしの一種として。

    「せーんせっ!こんにちはー」

    「はぁ…変な媚び売るな気持ち悪ぃ」

    「ひどいなぁ!!毒舌キャラが受けてるからって勢いつけすぎると
     みんな離れてっちゃいますよー?」

    「キャラじゃないけど?」

    「ははっ、そーなんですかぁ?」


    はぁ…とため息を吐かれた。
    私だってため息吐きたくなるよ、そりゃあさ。
    でも、コレが私のキャラなんだからしょうがないじゃん。
    急にキャラ変えしても引かれるだけだし。
    苦労してんだよ、もう。

    「…ところで先生。右手のそれ。
     何書いてるんですかぁ?気になるー」

    そういって先生の右手を覗いたら、バッと勢いよく手を引かれた。
    見られたらまずいかのような顔をして。

    「…見たのか?」

    「見ちゃいました、バッチリと」

    はぁ…と今度は深いため息を吐いた先生。
    なんだろ?

    「絶対に誰にも言うなよ?恥ずかしい」

    そういって少し頬を赤らめる先生。
    ちょっと可愛いななんて思う自分にビックリしながら

    恐る恐る右手を見た。

    「なんですか、コレ」

    手には『15 優しいヤツ』の文字が。

    「…生徒に感じたことを忘れないように書いてるんだよ」

    そう言いながら手をパタパタさせている。
    生徒の事?15っていうのは出席番号か何かだったり?

    「今日はたまたまお前の性格が分かったからココに
     忘れないように書いただけだ。
     こんなん気持ち悪いだろ?だから知られたくなかったのに…
     まぁ、手に書く習慣をなくせばいい話なんだけど…」

    「あ…15ってことは、私の事か…」

    そういえば15番は私の番号でもあったりした。
    っていうか、優しいヤツ?私が?なんで…

    スカートの裾をギュっと握りしめる。


    絶対、嘘だ。


    先生も、誰も、みんな
    私の事なんてわかりゃしないのに。

    よりにもよって『優しい』って。
    なんて綺麗な言葉。


    一番似合わないのに。


    「…おい、何泣いてんだ…?」

    「へ?…って、うぁっ!!」

    気づいたらポロポロと涙を流していた。

    ゴシゴシと目をこすって逃げようとしたけど、腕を掴まれた。
    なんか、問いただされるかも…
    どう説明すれば…


    「行くならもっと泣いてから行け。
     じゃなきゃ、お前、涙隠すだろ?」

    「っ…!」

    予想外の言葉。

    驚きすぎてもっと涙が出てきた。

    溢れてくる。

    「そんな言葉…どうやって、受け取れば、いいのか…
     分からない…ですっ…」


    柄にもなく泣きながら話す私は
    先生にどんな風に映っているのだろうか。
  • 12 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 02:09:43 [削除依頼]
    >8  >10 ありがとうございますぅぅううっ!!!(感激) もう…目から汗がドバっと… もう…こんな駄作を読んでくださっているということだけで すごい嬉しいです>< これからも頑張っていきます^^ ありがとうございます!!!m(__)m
  • 13 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 17:03:18 [削除依頼]

    「あー…たく、お前は力入り過ぎなんだよ」

    先生は右手で私の髪の毛をぐしゃぐしゃにかき乱した。

    「私…優しくなんかないです…っ」

    「じゃあ、優しくないのかもな」

    へ?

    上から降ってきた言葉に反応して、顔をあげてみると
    そこには…

    いまだに私の頭に右手を乗せている、
    先生の笑顔が。

    「お前は、強いよ。自信もってもいいんじゃない?」

    いつも毒を吐いているその口からは
    普段では考えられないような、優しい言葉。

    やっと

    深く、息を吸えた。

    「先生の前でなんて…泣きたくなかったのになぁ…」

    「もう、遅い」

    ははっなんて楽しそうに笑う先生は
    初めて、他の友達が言うような「かっこいい」という風に思えた。

    心からね。


    少し間が開いた時、スッ…と頭に乗っけられてた右手を引かれた。
    その右手が恋しいなんて、すぐに思ってしまった私は気持ち悪いと思う。


    「だから、もう俺の前では泣けるだろ?
     過去に何があったのかしらないけど…
     人に合わせるのが辛くなったら、俺んとこ来な?これ、命令」


    ?過去になにがあったのかしらないけど…?


    その言葉にハッとした。
    誰にも話したことがなかったのに。
    なんで、気づかれた?


    「過去に何かあったって…なんで分かるんですか…?」

    「は?あぁ…何となくだけど、
     そこまで友達に合わせようと頑張るのには何か理由があるのかなって」


    そういってポリポリと頭を掻く、先生。

    この人には、何か心の奥を見る目があったりするのかな?


    そう。


    私は、中学の間

    ずっと…いじめられてたのだ。
  • 14 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 21:01:10 [削除依頼]
    じゃんじゃんコメント下さいなー♪

    待っておりますm(__)m
  • 15 ソラ id:qX.MEZv/

    2012-06-16(土) 21:13:33 [削除依頼]
    あずみーーー!!!

    ・・・って、誰かわかるかな?
    ソラだよーっ><
    わかんなかったらスルーしてください^^;


    タイトルに惹かれてやってきたよぉっ♪
    先生系、すっごいイイっ!
    更新頑張ってね☆
  • 16 あずみ id:iKOmUzP0

    2012-06-16(土) 23:34:48 [削除依頼]
    >15 ソラ様…!!! 分かりますとも!!!あの、素敵小説の作者様ですから!!!(#^.^#) コメントありがとうございます♪ 私もコメントはしてないけど、迷い込んだラブレター。読んでますよ^^ 岳くんがすっごい今、揺れててちょー気になります><; 更新頑張ります(●^o^●) そっちも頑張ってね!!!
  • 17 あずみ id:D0ejkAb/

    2012-06-17(日) 07:07:16 [削除依頼]

    今日は、吹奏楽部で遠くの方へ行くので
    更新無理かもしれないです…><;

    なんで毎日あるんだよー。
    少しは休ませてくれよー(泣)

    でも、吹奏楽は好きなので
    そんなことは一言も言わないあずみでしたっ♪

    みなさん、じゃんじゃんおこし下さいねーぇ☆ミ
  • 18 あずみ id:D0ejkAb/

    2012-06-17(日) 18:07:04 [削除依頼]

    いつ頃だったか。
    いつも一緒に学校に通っていた友達に無視をされた。

    たまたま聞こえなかっただけかな?と思ったけど、
    次の日も、その次の日も。
    学校に行くときも帰るときも、何も返事を返してくれなかった。

    そんな私達を見て、私側につく子と友達側につく子とで
    クラスのみんながだんだんとグループ化していった。

    でもそこは、息苦しくて、吐きたくなるほど
    居づらい場所で。
    だんだんと自分から離れて行った。

    離れていくヤツを追いかけに来るほど親しくなかった子たちは
    すぐに私のことを無視し始めた。

    暴力とか、そんな外に見せつけるようないじめではなくて…
    まるで、存在が消えているようで。
    みんなの目に私は映っていなくて。

    私は、そこには…いなかった。


    それから約二年の月日がたったある日、また急に、最初の頃一緒に通っていた子に
    遠くから話しかけられた。

    「桜子ーっ一緒に帰ろうよーっ!!!」

    …まるで、何も無かったかのように。

    でも、私はその言葉にすがった。
    ただ…居場所が欲しかったんだ。

    怖くて怖くて、毎日が不安でしょうがなかった。

    でも、私は人に合わせるようにして
    どんどん自分が分からなくなっていった。

    気づけば

    もっと

    自分の居場所がなくなっていた。


    けれど、そうしなきゃまた無視されてしまう。
    そっちの方が怖かった。


    「ん、どうした?」

    「あは…なんでもないですー
     ただ、ちょっと、思い出しちゃいまして…」

    「ふーん?」


    あ、やばい。
    涙腺ゆるんだ。


    涙が零れてしまわないようにグッとこらえる。
    それでも目に滲んできてしまったから、固く目を閉じた。

    「おぉ〜見事に何も見えない〜
     先生どこー?ははっ」

    「…馬鹿か、お前は」


    なに言ってるんだろ私。
    今、絶対変な子だと思われた。


    そのとき。
    フッ…と瞼の上に暖かい何かが降ってきた。

    これは多分…先生の手?


    「大丈夫だ。
     次、目を開けた時、お前の世界は変わって見えるはずだから。

     だから…目ぇ開けてみ?」


    そんな事あるわけない。
    でも…なんでだろ?
    先生の言葉は私を動かす魔法になっているみたい。

    ちょっと信じたくなるよ。

    瞼の上の重みが無くなったと思い
    そっと目を開けてみると

    先生はそこにはいなかった。


    「わっ…綺麗、だ…」


    だけどそこには、先生の代わりみたいに

    少し沈みかけている太陽の輝きが

    キラキラと、チカチカと。


    「先生…世界が変わって見えたよ」


    あぁ…好きだ。

    完全に堕ちてしまった


    こんなにストンと迷いもなく入ってきたこの感情に
    戸惑いもせず、ただ私は

    この夕日を見ていた。
  • 19 あずみ id:D0ejkAb/

    2012-06-17(日) 18:24:25 [削除依頼]
    ふぅ〜っ更新できました♪
    また後で…じゃないかもしれないですけど
    更新しに来ますね〜(●^o^●)
  • 20 ソラ id:KKk2nXC1

    2012-06-17(日) 18:39:09 [削除依頼]
    カッコいいー♪
    先生サイコーだぁ♥(笑)


    覚えててくれてよかったぁ^^
    放置しちゃってたけどね(苦笑)
    また書き始めたから、
    ぜひ読みに来てほしいな^^
  • 21 あずみ id:n/mDjTl/

    2012-06-18(月) 10:01:54 [削除依頼]
    >20 また、コメントありがとうございますーっ!!!>< 先生サイコーだなんて…なんだか私が嬉しい気分…!!!(感動) 先生「なんでお前が嬉しいんだよ、アホが」 うっ…な、何もきこえないぞ〜私は〜;; ぜひ、読ませていただきます!!!ちょー楽しみです!!!
  • 22 あずみ id:n/mDjTl/

    2012-06-18(月) 11:06:10 [削除依頼]

    今思えば、それが初恋で。

    現在進行形で、初恋なんだ。

    「…おい、誰かそこのバカ起こせ」

    「んぅ…先生ー…」

    「頭叩き割れ」

    「ひどっ!!!」

    遠くからなんか怖い言葉が飛んできたので
    寝たふりをやめ、急いで顔をあげた。

    「なんだ、寝てなかったのか」

    「先生の授業で寝る訳ないじゃないですかー」


    そう。今は数学の授業中であった。

    「寝言で先生、そんなに俺のこと好きだったのかドキッ」作戦は
    失敗に終わったみたい。

    「お前…寒いな…」

    「心の中読まないでください!!
     そして、なんとでも言ってください!!!」

    Vサインを先生に向けるとため息を吐かれた。
    あぁ…これは本格的に失敗なのかも。
    あきれられたらダメじゃん、ばか。

    「桜子って先生のこと本気で好きなのかなー?」
    「えー…それは無いだろ…」
    「そうだったら引くわー…ウチ桜子とつるんでねぇよ」

    コソコソと仲良い子たちの内緒話の声。
    内緒話になってないけど。

    …こっちの関係にも悪影響が出るみたいだ。

    話していた子たちの方を見て
    「そんな事あるわけないし先生はみんなのアイドルなんだから!!私みたいなブスが
     狙う訳ないじゃーん?」
    とかなんとか言うと「だよねぇーっ桜子面白いーっ」とかなんとか返ってくる。

    …なぁにが面白いだよ。
    アンタらも本当は好きなくせに。
    誰かがアタックしてるの見ると「引く」だの「無い」だの。

    でも、やっぱり怖いから、みんなに合わせちゃう。


    まだ、こういうのはつらいけど

    先生の言葉を思い出せば前を向けるよ。


    (先生、気づいて)

    私が先生をすごい好きなこと。

    私が告白したのは、

    すごい…勇気を使ったってこと。


    (冗談で笑い飛ばせるとか、)

    そんな気持ちじゃないんだ。

    そんな声に出せない気持ちを、
    私は先生の背中に呟いた。
  • 23 あずみ id:n/mDjTl/

    2012-06-18(月) 13:04:54 [削除依頼]
    「お前はまた…なんで、まだ残ってるんだ」

    「えー?先生がいるから「黙れ」

    「はーい…ちぇー…」

    今は放課後。
    他に部活をしている人たちがたくさんいるけど
    私は帰宅部で、早く帰らなければいけない。
    そういう学校のルールなのだ。

    「なんでこの学校は、帰宅部の人は四時までに帰んなきゃダメなの?
     マンガとかじゃぁ居残りとかしょっちゅうあるのにぃー」

    「…なら他の学校受ければ良かったじゃん」

    「えー…前は思ってたけど…」

    今は、先生がいるから。
    (…って言えるか!!///)

    本気すぎて、冗談では言えない。

    「…まぁ、いいけど。
     早く帰れよ?夜道とか危ねぇからさ」

    頭をポンポンと叩かれた。

    きゅん

    …とか。
    鳴るなよ、おさまれ、
    赤面するな私。

    「先生…好きです」

    「…はい?」

    「だぁからー!!!好きなんですってば!!!」

    「あー…ハイハイ」

    毎度のように流される。
    どうせ、こうしてれば諦めるとか思ってるんでしょ。

    「好きって言われて嬉しいですか…?」

    「ん?…まぁ、嬉しいっちゃ嬉しいけど…」

    嘘つき。
    本当は困ってるんじゃないの?
    本当、逆効果なんだから。

    先生が、最初に拒絶したみたいに
    冷たくあしらってくれたら、すぐにでも諦めるつもりだった。

    けど…
    やっぱり、先生は優しすぎるよ。

    胸がぎゅぎゅっと締め付けられる。

    「気持ち悪くないの?…私のこと」

    「は?」

    ずっと思ってたことを言った。
    このドキドキ…告白してる時みたい。

    告白したときみたいに
    冷たくしてよ。
  • 24 あずみ id:n/mDjTl/

    2012-06-18(月) 13:13:31 [削除依頼]

    これから言われるであろう言葉に
    やっぱり怖くなって、スカートの裾を握る。


    「…何言ってんの?」

    俯いていた顔を先生の方へあげると

    先生の顔は、
    少し苛立ちを含んでいた。

    何故だか恥ずかしくなって
    また下を向く。

    「い…いや、そうかなって…」

    「お前なぁ…」

    そういってため息を吐いた先生は
    私の頬を右手でむにっとつねった。

    「いひゃいれす…先生」

    頬をつねられてるせいか
    舌足らずな声になる。

    「最初に言った迷惑ってのはな…お前の事を考えて言ったんだよ」

    そんな先生の目は、揺れている。

    「俺に告白することで、好きでいることで…
     お前が積み上げてきたものが崩れたらどうする?
     そんなの、俺が耐えられねぇ」

    積み上げてきたもの…?
    友達とのことを言ってるのかな。

    「自分のことを卑下する事言うな。絶対に言うな。
     分かったならこの手を放すけど、分からなかったら…」

    左手をもう片方のほっぺたにスタンバってる先生。
    今でも十分痛いのに両頬やられたとしたら…

    「わ、わあった、わあったはら先生!!!」

    「よし、やめてやります」

    ククッ…と少し笑ってから右手を降ろした。

    「ずるいですよ、先生」

    もう、止められないじゃないか。

    「なんとでも言え」

    ずるいの意味を先生は分かってなさそうだけど…
    そんな事どうでもいいや、もう。

    「好きです。先生」

    「何回目だよ…もう一回言うけど
     俺はお前の事…「本気です」

    先生の目を一直線に見た。
    真正面からちゃんと見た先生は
    あの時みた夕日みたいにチカチカしていた。

    「覚悟しててくださいねっ」

    そういって私は
    走り出す。

    「おい、涼見!!?」

    あの告白の時みたいに呼び止められたけど
    私はまた、あの時みたいに振り返らない。
    まだ、振り返る時じゃない。

    前を向いて、進んでいけ、自分!!!
  • 25 あずみ id:n/mDjTl/

    2012-06-18(月) 21:50:06 [削除依頼]

    また明日更新します^^
    長くて少し読みにくい小説かもしれませんが…
    アドバイスとかあったら、よろしくお願いしますm(__)m

    じゃんじゃんお越し下さい!!!(●^o^●)
  • 26 あずみ id:MHmFVqi0

    2012-06-26(火) 09:56:13 [削除依頼]

    「覚悟してて下さいね」って…
    何を覚悟するんだ?


    「ったく…何を言ってるんだアイツは…」

    柄にもなく熱くなる頬を
    隠すかのように片手で口元を抑える。


    「俺だって、そう何度も告白されたら
     意識もするつーの…はぁ…」


    廊下を歩きながら無意識に出た独り言。

     意識…かぁ…


    「…無ぇだろ、マジで。今のナシ」

    独り言に独り言を返す自分にまた恥ずかしくなって
    廊下を進む足が無意識に速くなる。


    (ってか、涼見の事ばっかじゃねぇか、俺)


    涼見の事を考えないようにと
    他の事を考えて考えて、でも涼見の事をどこか
    頭の中に置いてしまってる自分に絶望して。

    そんなのを繰り返していたら
    ポン…と誰かに肩を叩かれた。


    「せーんせっ!一緒に帰らない?」
  • 27 あずみ id:MHmFVqi0

    2012-06-26(火) 10:25:17 [削除依頼]

    「…もう下校時間とっくに過ぎてるぞ、お前」

    コイツは確か…
    俺が受け持ってないクラスで、
    神崎 梅李(かんざき うめり)っていう女子。


    「ウチ…部活の時に見ちゃったんだけど
     2−Aの桜子ちゃん…だっけ?」


    「…!?」


    もしかして、あの
    告白の時か…!?


    「あの子って何気に可愛いよねぇー。
     結構男子の間じゃモテてるみたいだし?
     ノリも面白いし。まぁ、よくは知らないんだけどー」

    自分の茶髪の毛を指でクルクルしながら「私も黒髪ロングにしよっかなー」
    なんて呟く神崎。

    (…告白を見てたわけでは無ぇのか…)

    良かった…とため息を吐いた。
    でも、なんだろう。
    なんか心の奥がモヤっと…ズキっと…

    なんだ、この気持ち。

    (アイツ、モテんのか)

    そんな気持ちが胸の中で渦巻いていた。

    「っていうか、お前は何なの?
     早く帰らないと暗くなるぞ」

    「だから先生も一緒に…」

    「俺はまだ仕事が残ってる。
     残念でしたー」

    「ぶーっ…いいもん。一人で帰るよ」

    「まだ暗くないしな。帰れ帰れ」

    そういうと「もう、いいし!」と言って
    パタパタ…と廊下を走って行ってしまった。

    なんだろう…
    アイツ、何の話がしたかったんだ?

    結局話したのは涼見の事だけ。

    しかも、今日初めて喋った生徒で。

    まぁ、そんな事どーでもいい話だ。


    「…仕事だ」


    そう呟き、職員室に向かった。
    誰もいない廊下に、自分の足音が良く響く。

    (ん?神崎梅李…
     前に、涼見と話していた記憶があるんだが…)


    気のせいか?
  • 28 あずみ id:MHmFVqi0

    2012-06-26(火) 10:29:14 [削除依頼]
    久しぶりの更新しました^^
    新キャラ梅李ちゃんの登場です!!!(*^^)v

    梅李ちゃんは…名前がとても気に入ってます☆
    なんか、名前に梅が入ってる女の子って可愛いです。

    梅李ちゃんは、どんな子なのでしょう???
    それは、物語を読み進めていったら分かりますよぅ(●^o^●)

    って訳であずみでしたっ(?ш??ノ
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