太陽に恋をした。20コメント

1 ぁんざぃ id:xNfPamI.

2012-06-13(水) 16:59:28 [削除依頼]


近いからこそ、
遠く感じる。


そんな、
幼馴染の恋――


-ぁんざぃ-
  • 2 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:03:32 [削除依頼]

    咲坂双葉 Sakisaka Hutaba ♀

    春川太陽 Harukawa Taiyou ♂


    繭 Mayu ♀

    慶太 Keita ♂
  • 3 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:10:12 [削除依頼]
    恋愛ってのは、
    難しすぎる。


    恋をして
    愛をして

    愛をして?
    ってなんだ??


    恋をすると、
    大好きな彼に
    もっと近づきたくなる。


    でもね


    近すぎるのも
    駄目だよ


    だって、


    近すぎたら、


    "ずっと一緒にいようね"


    あたしたちのように、


    いつかは………
  • 4 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:18:22 [削除依頼]
    あたしたちのように、


    変っちゃうんだよ。


    『ねえ、双葉ちゃん』

    『なあに?』


    『俺たち、大きくなっても
     ずっと一緒にいようね』


    そう2人で小さな小指を
    繋いで約束した、

    あの丘の上。


    太陽……

    会いたいよ…
  • 5 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:22:07 [削除依頼]

    ハっ……


    その瞬間とほぼ、
    というより、全くの
    同時に、あたしは体
    を起こした。


    またあの夢か…


    時計に目をやると、
    まだ 時計の針は
    5:20を指している。

    あたしは仕方なく
    ベットから抜け、
    学校に行く支度を
    始めることにした。
  • 6 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:26:09 [削除依頼]

    あの夢…というのは、
    あたしの小さい頃の
    出来事。


    あたしには幼馴染が
    いた。

    初めて会ったのは、
    3歳の時で、それから
    よく遊ぶようになった。

    近所に住んでいて、
    一緒に丘へ行ったり、

    小学生になっても、
    よく遊んだ。


    あたしは彼のことが
    大好きだった。
  • 7 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:28:58 [削除依頼]
    だからあたしは、
    あのときの、あの丘の
    上の約束を信じていた。


    それなのに、彼は急に
    あたしの前からいなく
    なった。

    家に事情で遠くに引っ越した

    ママはそう言っていた。


    それを聞いたとき、
    彼はあたしとの約束を
    忘れたんだ。

    あたしのこともきっと
    すぐに、忘れちゃうんだ。

    って思って、いっぱい
    泣いたんだ。
  • 8 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:34:35 [削除依頼]


    みんな、いずれ
    変っちゃう。


    あたしは小さい体で
    こう思ったんだ。


    気がつけば、もう
    時間はあっという間
    に過ぎていて、もう
    家を出る時間帯。

    あたしは家を出ると、
    奥の上の方に見える
    小さな丘を見上げた。

    懐かしいなあ

    なんて思いながら、
    あたしは足を進めた。
  • 9 みこと((°ω*o id:y/cSb2l/

    2012-06-13(水) 17:34:50 [削除依頼]


      面白いし
      すごく読みやすいです
      私とは大違い←
      

      これからも頑張ってください*

      応援してます
  • 10 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:41:14 [削除依頼]


    「おっはよ、双葉!」

    この元気なのが、親友
    の繭。

    「双葉、聞いた!?」
    「なにをー?」


    「今日、転校生が来るって!!」

    「転校生!!?」

    繭はあたしのこの反応を
    待ってたかのように、
    話し始めた。


    「うん!なんかね、小学のとき
     まではこっちにいたらしい
     よ」


    「それでね……その転校生、


     めちゃくちゃかっこいい
     らしいの!!」

    「ほお、そりゃ気になるねー」
    「だよね!だよね!」
  • 11 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:41:30 [削除依頼]


    「おっはよ、双葉!」

    この元気なのが、親友
    の繭。

    「双葉、聞いた!?」
    「なにをー?」


    「今日、転校生が来るって!!」

    「転校生!!?」

    繭はあたしのこの反応を
    待ってたかのように、
    話し始めた。


    「うん!なんかね、小学のとき
     まではこっちにいたらしい
     よ」


    「それでね……その転校生、


     めちゃくちゃかっこいい
     らしいの!!」

    「ほお、そりゃ気になるねー」
    「だよね!だよね!」
  • 12 ぁんざぃ id:xNfPamI.

    2012-06-13(水) 17:43:15 [削除依頼]
    >9 みことさん 面白いし読みやすい!!? 本当ですか!?? 嬉しすぎです//// はい! 頑張りますbb コメントありがとう ございましたあ!
  • 13 ぁんざぃ id:zgljiYJ.

    2012-06-17(日) 22:45:29 [削除依頼]

    『君、名前なんていうの?』


    『あたしの名前は双葉!
     あなたは?』


    ―『俺の名前は太陽』


    「よし、じゃあ転校生紹介
     するぞー」

    気がつくと先生が黒板の前に
    立っていて、こう言っていた。


    ガラガラ


    教室のドアが開く。
  • 14 ぁんざぃ id:TnAYweK0

    2012-07-05(木) 21:55:47 [削除依頼]
    その瞬間、さっきまでは
    ざわついていた教室が
    少しだけ静かになる。

    そしてなぜか時間がゆっ
    くり進む気がした。

    その姿がゆっくり現れて、
    彼が黒板の前であたした
    ちに顔を向けた。


    ―「春川太陽です」
  • 15 ぁんざぃ id:TnAYweK0

    2012-07-05(木) 22:01:43 [削除依頼]



    春川

    太陽


    ……??


    頭に浮かぶあの光景―

    今となってはあたしの
    "思い出"のひとつにな
    っていた、彼の名前――


    「それじゃ、空いてる席
     に座って」

    先生がそう言ったと思うと
    彼はあたし目掛けて、ゆっ
    くりと向かってくる。

    そしてあたしの席の手前で
    向きを変え、腰をかけた。


    あ……
    席ね…

    少しほっとすると、隣から
    彼の声がした。

    「んじゃ、よろしく。
     双葉」

    え……
    隣!?

    「あ、よろしく」

    あたしは苦笑してそう答え
    た。
  • 16 ぁんざぃ id:TnAYweK0

    2012-07-05(木) 22:05:33 [削除依頼]
    授業が始って、あたしは
    頬杖をついて考え事をし
    ていた。

    たぶん…
    同姓同名の人だよね

    だって、あの太陽がこんな
    かっこよくなるわけないし。

    うん、初対面初対面!

    「おい、咲坂っ!」

    先生の声で我に返ると、
    みんながあたしを見て
    いた。

    「えーと……」
  • 17 ぁんざぃ id:TnAYweK0

    2012-07-05(木) 22:09:44 [削除依頼]
    「21ページの3番」

    小さく響いた彼の声に
    あたしは答えを発表した。

    ふぅ〜
    助かった…

    転校生の春川くんが親切
    に教えてくれたおかげで…

    「ありがとね、春川くん」

    あたしが笑顔でそう言った
    が、春川くんはその言葉に
    眉間にしわを寄せた。

    「えーと……どした?」
  • 18 ぁんざぃ id:TnAYweK0

    2012-07-05(木) 22:15:21 [削除依頼]


    ―「お前………
      俺のこと忘れたのか?」


    「え??……」

    "忘れたのか"って……


    「俺のこと……
     これっぽっちも覚えて
     ねえの?」

    "覚えてねえの"って……


    「うん……
     だって春川くん、今日
     転校してきたばかりじゃん」
  • 19 ぁんざぃ id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 19:45:38 [削除依頼]
    すると彼はしばらく黙り込んだ
    あとに「ふーん」と言った。

    なに…
    なんなの…

    ―あんたは本当に
    太陽なの?


    そして全ての授業が終わり、
    あたしは繭と学校を出た。

    「あ、ねえ双葉。やっぱり
     あの春川太陽って人かっこ
     よくない?」


    「そ、そうかなー…」

    あたしはそう言って苦笑した。
     
  • 20 ぁんざぃ id:Dl.VWq80

    2012-07-07(土) 19:49:57 [削除依頼]
    門を出ると、繭とあたしは
    反対方向。

    「じゃね、双葉!」
    繭は大きな声でそう言った。

    「ばいばーい」
    あたしも繭に答えると、家
    の方へ足を進める。

    すると目の前に現れるのは
    幼い頃に2人で見た丘の上に
    広がる夕日。

    ―太陽。

    ふと浮かんだあの名前に
    また少し切なくなる。


    早く帰ろ…。
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