竹刀の舞17コメント

1 トウモロコシ id:Ji90pvf1

2012-06-10(日) 17:39:00 [削除依頼]
剣道かぁ〜...ちょっとやってみようかなっ!!

好奇心から始まった、剣道との出会い。
  • 2 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 17:42:47 [削除依頼]
    こんにちわ、ここで書かせてもらうのは何回目でしょう(笑)

    あまり長続きしないトウモロコシです。

    今回は初心者ながら、剣道の話を書いていこうかなと思います。
    更新が遅くなると思いますが、暇つぶしにでも
    読んでいただけたらうれしいです(・ω・)

    では、始まります!
  • 3 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 17:55:08 [削除依頼]
    「……俺、剣道部にした」
    「お前、入部したの?」

    5月、部活も新しく始まったこの時期。

    「…え〜、なんかかっこいいかなって」
    「ふうん。まぁ、お前に似合ってるし、いいんじゃない?」

    5月風がなびく。

    「うん。まぁ、俺がんばるわ!!」
    「おぅ。大会行けるようにがんばれよ!」

    2人は風と共に笑った。
  • 4 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 18:04:20 [削除依頼]
    小手川剣之助はこの春、剣道部に入部した。

    「小手川剣之助(コテガワ ケンノスケ)です!!よろしくお願いします!!」

    木の香りがする武道場にて、剣之助は先輩や先生方にあいさつをした。

    「小手川君ね〜。名前も剣之助ときた。
    剣道のために生まれてきた男みたいだね〜」

    顧問の先生が剣之助をまじまじと見下ろした。

    「君、経験者かい?」
    「いえ、初心者です」

    剣之助はきっぱりと答えた。

    「ほぉ〜、初心者か。これは意外だな。
    でも初心者のほうがおもしろくなりそうだ」

    先生は、フムフムと剣之助を見た。
  • 5 ゐ戸黄麗萌夂 id:.si4I6h1

    2012-06-10(日) 18:27:02 [削除依頼]
    剣道ですか!私も剣道やってます!!!
    更新がんばってくださいね!
  • 6 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 18:59:41 [削除依頼]
    「私は顧問の弦本博(ツルモト ヒロシ)。剣道歴7年だ。
    2,3年もあいさつして」

    弦本先生は軽く紹介してから、2,3年生に紹介させた。

    「部長の柄森結(ツカモリ ユイ)です」
    「副部長の長刀鍔貴(ナギナタ ツバキ)です」

    3年生2人の自己紹介が終わり、続いて2年生の紹介。

    「2年生の面川武(ツラカワ タケシ)です」
    「同じく2年の胴沢誠(ドウサワ マコト)です」
    「そして最後に篭手山達人(コテヤマ タツト)です」

    2年生の3人の紹介が終わり、そして1年生の剣之助。

    「よ、よろしくお願いします!!」

    あわてて剣之助はあいさつをした。

    3年生2名、2年生3名、1年生1名の計6名。
    そんな少ない少ない部活で、剣之助は剣道部員として戦う。
  • 7 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 19:01:36 [削除依頼]
    ゐ戸黄麗萌夂さま
    コメントありがとうございます!!

    剣道かっこいいですよね〜。
    昨日と今日、大会でした(疲)

    更新頑張ります!!
  • 8 トウモロコシ id:Ji90pvf1

    2012-06-10(日) 19:28:12 [削除依頼]
    ここ、上倉中学校の剣道部は、名も高く
    知らない学校はないほどの強豪剣道部なのだ。


    「早速、小手川君は剣道部員になったんだけれども、
    ここの先輩はみんな厳しくてな、ここにいる先輩も
    かつては先代の先輩方から厳しく教わったもんだ」

    弦本先生は、持っていた竹刀袋から竹刀を取り出した。

    スッ――。
    軽く構えただけなのに、先生の構えに剣之助は気迫を感じた。

    「剣道は、まず基礎基本が大事。
    竹刀を持つ構え、姿勢、そして声。
    これらがなくては、まず試合には勝てない」

    先生は竹刀をキュッと握り締め、鋭い目からの閃光を放った。

    「ヤァァァァァァァァ!!!!!メェェェン!!!!!!!!」

    バシンッ!!――ススススス――

    先生は大きく踏み込んで、足を勢いよく鳴らし、あとは音も立てずに走り進み振り返った。

    「これは残心といってな。
    打ったあと、振り返り、気を抜かないことだ。
    残心をしない場合の1本は入らない」

    鋭い目で剣之助を見下ろし、部員たちをも見回した。
  • 9 トウモロコシ id:aQGC/dV.

    2012-06-11(月) 20:26:59 [削除依頼]
    その鋭い目に、剣之助は少し顔がこわばった。

    「ははははは!!
    小手川君、これで驚いてたら竹刀も握れないぞ」

    先生が剣之助の表情に気づき、笑い声を上げた。
  • 10 トウモロコシ id:aQGC/dV.

    2012-06-11(月) 20:33:49 [削除依頼]
    「さて、新入部員は小手川君だけだったが、1人でも多く入ってくれてここにいる先輩や私はうれしく思っています」

    先生はしみじみと剣之助や部員全員を見渡した。

    「小手川剣之助君、改めてよろしく」
    「……よ、よろしくお願いします!!」

    先生は剣之助に手を差し伸べ、2人は堅い握手をした。
  • 11 トウモロコシ id:aQGC/dV.

    2012-06-11(月) 20:42:32 [削除依頼]

    ――次の日から、剣之助は剣道部員として新たな仕事を任された。

    「お、おはようございます!!」
    「小手川君、武道場に入るときは一礼して」
    「は、はい!」
    「小手川、俺の竹刀持っててくれ」
    「あ、はい!」
    「小手川〜!!武道場を横切るな!!」
    「すいません!!」

    朝早くから、剣之助と先輩たちの
    あわただしい声が聞こえる。

    「あのー……俺の竹刀は……?」

    先輩たちの用を済ませ、剣之助の竹刀は、と訊ねる。

    「竹刀なんかまだ持っちゃダメだ。
    1年生は外で校舎5周してこい!!」

    2年生の面川が剣之助に外へ行けと促した。
  • 12 トウモロコシ id:aQGC/dV.

    2012-06-11(月) 20:51:39 [削除依頼]
    「えぇー……外、ですか…」

    剣之助は聞こえないほどの声でつぶやいた。

    「小手川!!さっさと行け!!」
    「は、はい!!!」

    先輩たちに怒鳴られ、剣之助は涙目になりながらも
    外へ走っていった。

    玄関にて、たくさんの陸上部だと思われる部員たちが
    下駄箱でごった返していた。

    「よぉ、剣之助じゃん!」
    「あ、海斗!」

    陸上部の友達の市川海斗(イチカワ カイト)に会った。

    「お前、剣道部だっけ?なにしてんの?」
    「それがさ、外で走らされて」
    「へぇ、剣道部も大変だな。じゃ、行くわ」
    「お、おう…」

    靴紐を縛って、海斗は外へ走っていた。

    「はぁぁ、俺のほかにもう1人いればな」

    剣之助はため息混じりに外へ出て行った。
  • 13 トウモロコシ id:aQGC/dV.

    2012-06-11(月) 20:58:40 [削除依頼]
    1人で校舎5周はかなり寂しい。
    まして先輩も付いてくれない、孤独で走り続けるのは、剣之助にとってかなりきつく感じた。

    「やっぱ先生の言うとおり、先輩って厳しいな」

    1人で走りながら、剣之助は独り言をつぶやいていた。

    10分ほどで、剣之助は校舎5周を達成し、再び武道場へ戻っていった。
    武道場では、先輩たちの厳しい練習が行われていた。

    「……あのー…5周し終わりました」

    言いにくそうに、剣之助は先輩たちに言った。

    「お疲れ、じゃあその隅っこで筋トレやって。
    腹筋30回、腕立て20回、背筋30回ね」

    部長の柄森は、武道場の隅っこを指差した。
  • 14 トウモロコシ id:vG/pa0O0

    2012-06-12(火) 20:12:16 [削除依頼]
    「筋トレ終わったらダッシュを……」
    「せ、先輩!!」

    部長の言葉の途中に、剣之助が無理やり言葉をさえぎった。

    「筋トレばっかり、俺にも竹刀握らせてください…!」
    「な、なに…!?」

    剣之助の言葉に、先輩たちは生意気と見て、
    棘の刺さるような鋭い言葉を剣之助に向けた。

    「小手川ぁ!!
    それが先輩への態度か!?
    1年は先輩と部長の指示に従っていればいいんだよ!!」

    2年の篭手山がギロリと剣之助に目を向けた。
    そこへ、部長の柄森が仲裁に入った。

    「まぁまぁ、篭手山君。
    先輩としての気持ちは大事だけど、
    昨日入ってきたばかりの新人君を叱り付けるのはよくないな」

    柄森は篭手山を少し横目でチラリと見た。

    「しかし部長……!!」
    「うん、分かってる」
  • 15 トウモロコシ id:vG/pa0O0

    2012-06-12(火) 20:30:02 [削除依頼]
    柄森は一呼吸おいてから、今度は剣之助に目を向けた。

    「確かに、1年にしてはよく言えた口だね。
    こんなに先輩たちが怒鳴っているにもかかわらず…」

    柄森は、もう一度剣之助にキリッとした目を向け、
    かすかに口元が微笑んだのを剣之助は見逃さなかった。

    「竹刀、握ってみるかい…?」

    柄森の深みがかかった言葉に、剣之助は少々
    顔がこわばるのを感じた。

    「は、はい……握ってみたいです!」

    剣之助の返事に、ますます柄森の顔はにやけた。

    「いいだろう。
    ただし、ただ竹刀を握らせるだけとは言わない。
    …………私と勝負だ」

    部長の言葉に、部員全員がざわめいた。

    「部長、勝負って……??」
    「文句なしの1本勝負。
    もちろん、防具も何もつけていない状態でだ」

    部長の唐突な発言に、剣之助はもちろん、
    部員たちが慌てふためいていた。
  • 16 トウモロコシ id:vG/pa0O0

    2012-06-12(火) 20:56:12 [削除依頼]
    「部長、そんなことしたら……怪我します!!」

    部員たちが慌てているのとは反対に、
    部長の柄森は冷静な言葉で返した。

    「誰が?誰が怪我をするのだ?」
    「え……だから、2人とも……」
    「2人とも?私は怪我などしないから大丈夫」
    「え、いや……小手川も……」
    「いいじゃないか」
    「…えぇ!?」

    柄森のきっぱりとした言葉に、部員たちはもちろん、
    剣之助は顔が青ざめていくのが分かった。

    「いいじゃないか、怪我したって。
    竹刀を握らせるということは、この部では
    簡単なことじゃないんだ。
    よほどの筋トレをしてきてやっと握らせてもらえるんだ。

    それを簡単に握らせては、部にとって、
    強豪剣道部の名が傷つくだろう?」

    柄森の深い言葉に、部員たちは俯くしかなかった。
    剣之助さえも。いや、彼は違った。

    「私と勝負をして、どれほど自分の発言が
    いかに情けなく非力だったのか、考え直してほしい」

    ニヤッ――。
    再び柄森は剣之助にあざ笑いかけた。
  • 17 トウモロコシ id:8sii5Wb.

    2012-06-13(水) 19:31:57 [削除依頼]
    剣之助は唇をかみ締めながら柄森に言い放った。

    「い、いいですよ…!?
    勝負だろうがなんだろうがやってやりますよ!!」

    こうなればもうやけくそだ。

    しかしなぜ、
    同じ部活仲間同士、しかも1年と3年が争うのか――。

    同じ3年の長刀鍔貴はあごに手を当て、
    しばらく考え込んでいた。

    「柄森さん、ちょっとやり過ぎではありませんか?」

    長刀が柄森に呼びかけた。
    長刀の口調はいつでも敬語だ。
    もちろん、相手が同学年だろうが後輩だろうが…。

    それに関しては、同学年からにしてみれば
    少々うっとうしい、というのと爽やかというのに
    分かれる。女子からは爽やか系男子と呼ばれているが…。

    さておき、部活内でもこの口調。

    「相手は昨日入ったばかりの1年生。
    それに、誤って大怪我でも起こしたら大問題になります。
    そんなことが大問題になったら、
    部活停止ということもあり得ます」

    長刀は淡々とした口調で
    柄森を説得させた。
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