あぁ、トマト35コメント

1 ブラック id:2YfJiT4.

2012-06-09(土) 09:52:57 [削除依頼]
 僕には二つ下の弟がいる。嘘だ。
 僕には弟などいない。ほしいと思ったことはない。
 しかしながら、二つ下に妹がいる。妹はトマトが大嫌いな奴だ。妹いわくトマトをみると吐き気がするらしい。実際小学校時代、不意に給食にトマトがでたりすることがあると大騒ぎだったらしい。
 らしい。らしい。
 そんな妹という悪魔の話を兄である僕が、僕らしく、兄らしく、自分の胸の中で整理する意味を込めて、語っていこうと思う。
  • 16 ブラック id:iZLvRDl0

    2012-06-10(日) 18:45:04 [削除依頼]
    「手荒……ですね」
     僕が座っていたのはダイニングテーブル。大前野家の家族だんらんの場である。
    「力加減は苦手なんだ……デビ」
     正面、清潔感あふれる短髪に真っ白な白衣を着た30代くらいの男。右耳に風変わりな十字架のピアスをつけている。
     その右隣り、目を疑うほどの筋肉質、黒い肌、その黒さは黒人というレベルではない。完全な黒。とても人間の肌には見えないそいつも男。風変わりな鼻栓をつけている。
    「怪我はしてませんか? していたら私としてはうれしいのですが」
     白衣の男はうすら笑いながら軽い調子で僕に向かって言った。
     その手で紅い液体の入った注射器を弄びながら。
     よく見れば、テーブルの上にも同じ注射器が数本並んでいる。
  • 17 ゆぅ id:kw.KiLb0

    2012-06-11(月) 16:37:35 [削除依頼]


    どうなるのぅ(´Д`)
  • 18 ブラック id:PayJkjI/

    2012-06-15(金) 18:38:57 [削除依頼]
    「……」
     なんと口を開けばいい?
     こんな状況でとぼけることなどできるはずもなかった。
     視線。
     筋肉質の黒い男が指すような視線で僕を見ている。おそらく、心音のしない生き物。そいつの視線からはただ恐怖しか感じ取れない。
     まるで今にも食い殺されてしまいそうな錯覚を覚える。
     いや、もしかしたら本当に……。
    「どうですかポータント」
    「薄い……デビ」
     白衣の男の問いに即座に答える黒い男。
     会話の流れから推測すると、黒い男の名前がポータント、白衣の男がデビ。
     しかし、デビは愛称か何かだと思うけれど、ポータントは……なんか名前じゃない気もするんだよなあ。
    「全く、いい加減その『デビ』っていう口癖、あきらめたらどうですか? さっきからぎこちなさすぎますよ」
     デビは只の口癖だった。
  • 19 ブラック id:gyWHADR0

    2012-06-16(土) 11:23:49 [削除依頼]
    「む? 俺は悪魔だから自然に語尾に『デビ』がついてしまうだけだぞ」
    「……語尾、つけ忘れてますよ」
    「……ついてしまうだけデビ」
     よくわからないが、黒い男のキャラ作りのための語尾だった。
     ……。
     そして、やはりこいつらは――悪魔だった。
     悪魔がうちを訪ねてくる目的。
     妹。
    「それにしても、この女に続きはずれを引くとは……ついてないですね」
     白衣の男の視線はダイニングテーブルの下に向けて言った。
     この女?
     忘れていた。
     突然の座らされたこの席、目の前の二人に気をとられ、完全に意識の外に行っていた。
    「母さん!!」
     ダイニングテーブルの下で意識を失った母が白衣の男の足に抑えつけられている。
    「おっと、変に動かないで下さいよ。あなたたち二人の優先度は低いおとなしく言うことを聞けば、場合によっては見逃しますよ」
     白衣の男の顔は見ているものを不幸にするような、残額な、残忍な、残酷な笑顔だった。
  • 20 ブラック id:9n7plUO0

    2012-06-30(土) 00:24:09 [削除依頼]
    テスト期間の為更新がとまってます。
    ですが、テスト明け次第戻るので評価依頼したみなさまいなくなったわけではないのでよろしくお願いします。
  • 21 奈津 id:wRtFJbM1

    2012-06-30(土) 08:02:59 [削除依頼]
    面白いですね!
    作者さん上手><
    私もトマト嫌いです,w
  • 22 ハマグリ id:36ltOcq/

    2012-06-30(土) 17:39:23 [削除依頼]
    更新まっとる。
  • 23 ブラック id:9n7plUO0

    2012-06-30(土) 22:52:55 [削除依頼]

    奈津さん
    ありがとうございます!
    僕なんかにはもったいないお言葉です。
    誤字脱字等の読みにくい点をなくせるようこれからもがんばります。

    トマトは栄養たっぷりですよww


    ハマグリさん
    文化祭、体育祭は明けたのですがテストが五日〜十日なのでそれまでペースは遅くなってしまいます。
    せっかく読んでくださっているのに申し訳ないです。
  • 24 ブラック id:FPCIdIy.

    2012-07-01(日) 00:03:50 [削除依頼]
    「わ、わかった。動かないから母さんをはなしてくれ……よ」
     その笑顔は確実に僕の沸騰しかかった頭を畏怖の二文字へと凍り付かせる。
     優先度は低い。
     つまり、妹だけに用があるのではなく、僕らにも用あるということ。
    「あなたたち家族を相手に手を抜くつもりはありませんよ」
     笑顔を崩さない断言。対象は妹ではなく、僕ら家族だと、そういうことだ。
    「母なる星の守護者たる人類の最大の敵であるあなた達にはね」
     ん?
     僕ら家族が人類最大の敵?
     こいつらは悪魔で人類の敵はむしろ……それにさっき黒男の方は自分を悪魔だっていっていたはずだ。
     わからない。こいつらが何なのかわからない。けれど、わからないときにどうすればいいのかはわかる。
     聞けばいいのだ。
     そして、すこし、ほんの少し、暗闇が照らされた気がした。
    「……おまえ等、悪魔じゃないのか?」
    「人間ですが?」
    「悪魔だ……悪魔デビ」
     二人の来訪者は即答だった。
     そして答えはバラバラだった。
  • 25 ブラック id:FPCIdIy.

    2012-07-01(日) 13:52:51 [削除依頼]
    「わ、わかった。動かないから母さんをはなしてくれ……よ」
     その笑顔は確実に僕の沸騰しかかった頭を畏怖の二文字へと凍り付かせる。
     優先度は低い。
     つまり、妹だけに用があるのではなく、僕らにも用あるということ。
    「あなたたち家族を相手に手を抜くつもりはありませんよ」
     笑顔を崩さない断言。対象は特異な妹だけではなく、僕ら家族だと、そういうことだ。
     白衣の男は続ける。
    「母なる星の守護者たる人類の最大の敵であるあなた達にはね」
     ん?
     人類最大の敵?
     今の発言にはいろいろな疑問があるが、この侵入者たちは、自分たちは人類の味方だとそう言っているように聞こえた。
     こいつらは悪魔で人類の敵はむしろ……それにさっき黒男、ポータントの方は自分を悪魔だといっていたはずだ。
     僕はわかっているつもりだった。この侵入者の目的に見当が付いているつもりでいた。
     おそらく、妹を連れ去りに来た向こうの住人だと、そう思っていた。勝手に思い込んでいた。
     誤解? お互いがお互いを誤解している?
     そして、すこし、ほんの少し、暗闇が照らされた気がした。
     この誤解を解きさえすれば、誤解を解けば。
    「……おまえ等、悪魔じゃないのか?」
     時計の短針長針が12の数字をぴったりと重なって指していた。
    「人間ですが?」
    「悪魔だ……悪魔デビ」
     来訪者の回答は見事にまったく同時に重なった。
     そして答えはバラバラだった。  
  • 26 ブラック id:FPCIdIy.

    2012-07-01(日) 14:14:30 [削除依頼]
    >>24はミスです。 すみません。 >>1+3+4+5+6+7+8+10 >>14+15+16+18+19+25 所々訂正が入り見にくいので整理。 誤字脱字とか全部は訂正し切れてませんが……。
  • 27 ブラック id:8oaqiIE0

    2012-07-06(金) 21:37:11 [削除依頼]
     だがそれは予想通り。来訪者は'奴等'ではないと確認がとれたことを意味する。白衣の男は人間である。
     奴等は人間を食料としかみないのだから。
     そして来訪者はいったのだ。人間の、人類の敵は悪魔だと。では、自身を悪魔だというポータントとは何者なのか?
     簡単だ。
     僕の夢にまで描いた、いい悪魔なのだ。少し古いがデビルマンというマンガがある。その主人公は悪魔と戦う正義の悪魔。
     それがポータント。人間サイドの悪魔。
    「おまえ達は僕らをさらいにきたわけじゃないんだよな?」
    「先ほどからなにを訳のわからないことをいってるのですか? 殺しに来たに決まっているでしょう」
     白衣の男は先ほどから手でいじくり回していた赤い液体の入った注射機の針を僕に向けて言い切った。そして、そのままじっと、僕を凝視しする。耳の十字架のピアスが光を反射して光っている。
     十字架。簡単な連想ゲームじゃないか。十字架が象徴するもの、神。
     悪魔と殺し神を信じるもの、いわゆるエクソシストってやつだろう。
     そんな彼らは僕ら家族を敵だと、悪魔サイドだと勘違いしているのだ。
     僕は僕を凝視するエクソシストの目を凝視する。
    「おまえ達は勘違いをしてる」
  • 28 ブラック id:8oaqiIE0

    2012-07-06(金) 21:39:15 [削除依頼]
    悪魔と殺し×→悪魔を殺し
  • 29 ブラック id:8oaqiIE0

    2012-07-06(金) 21:40:58 [削除依頼]
    いろんなことを隠しながら書きすぎて分けわかんない状態になってしまってますね……。
  • 30 ブラック(デデデデーン♪) id:jAeDttI1

    2012-07-10(火) 21:32:50 [削除依頼]
     自称するに、悪魔であるポータントは風変わりな鼻栓をつけているにも関わらず、口を真一文字に結んでいる。
     推察するに、エクソシストのようなものであろう白衣の男は注射器を僕に向かって構えたまま微動だにしない。真正面に向けられている僕には針に赤い液体がわずかにたまっているのがわかる。そして、それから発せられる臭い。
     この臭いは……。
    「勘違い? 神の使いである私が勘違いをしていると?」
     白衣の男は口だけを動かし、僕の浮気がちな思考を正す。
    「……あぁ、そうだ」
     そうだ。今は誤解を説くことが先決。
    「僕たち家族は、人間だ」
     この時、僕は希望を抱いていた。この二人なら、僕らを理解してくれるのではないかと。そして、この誤解を解き、理解してもらえた時、奴等に追われる僕らの味方になってくれるに違いないと。
  • 31 脳砕スラ id:N9xaMn3/

    2012-07-10(火) 22:00:10 [削除依頼]
    トマトは嫌いじゃないけどいつも顔をしかめて食べる俺。
    見に来たよ。ちなみに打ち上げで行った所のドリンクバーに
    ジョージアのアイスコーヒーがあったから飲んで来た。
    そんだけ。
  • 32 ブラック id:yElxPpy/

    2012-07-15(日) 21:22:01 [削除依頼]
    スラさんのご来訪に感謝。
    うぅむ、思ったよりトマト嫌いって多いんですね。
    僕は好きなんだけどな、トマト。
    アーウィスゥゥゥコォオオォオオフィィィイイイイ!

    コメントありがとうございました。
  • 33 ブラック id:yElxPpy/

    2012-07-15(日) 22:03:16 [削除依頼]
    「そ、そそそうなの!?」
     ひどく驚いたようにポータント。語尾にデビはついていなかった。
     いける。これなら誤解はとける! そんなことを思ったのもつかの間。
     ポータントとは対象的に、落ち着いてくださいと落ち着いた様子でエクソシストは言った。
    「悪魔の戯れ言に耳を貸すな。あなたが散々私に言ってきたことじゃないですか」
    「戯れ言じゃない! 僕たちは人間だ!」
     僕はすかさず訴える。が、そのすかさずの上にすかさずエクソシストは一言。
    「トマト」
    「は?」
     発言に対し疑問符を浮かべた僕だったが一つ些細な謎が解けた。注射器からから発せられていた臭いの正体は、言われて気づいたがトマトのにおいだ。つまり、注射器の中の赤い液体はおそらく、トマトジュース。
    「あなたはこれを打ち込まれれば死にますよ。だからあなたを殺すんです」
     その台詞と同時に、僕は体を押さえ込まれた。突如背後から両腕を捕まれ、両腕とも締めあげられて机に押さえこまれたのだ。
     尋常ではない力。
     机に体を押さえつけられたまま顔をあげ、正面をみると先ほどまでエクソシストの隣にいたはずのポータントがいつの間にか姿を消していた。
  • 34 ブラック id:yElxPpy/

    2012-07-15(日) 22:35:52 [削除依頼]
    「あなたは薄い。けれどあなたが人類の敵ならこれで死にますよ」
     そう少し笑いを含んだ言い方で注射器を首筋に近づけるエクソシスト。

     父の死にはトマトが関係している。

     僕は知っている。トマトを漢字で書くとどうなるか。そしてそれが、なにを意味するか。
     吐魔吐。
     吐、つまり拒絶反応、何かがそれを拒絶する。
     なにが吐魔吐を拒絶するのか?
     魔、魔族いわゆる悪魔。
     そして最後は吐、それを取り込んだら最後、悪魔は最後まで吐き続ける、吐くすなわち拒絶。
     トマトとは古くから対魔の食物として、一部の地域では知られている。
     それを食べた悪魔は終始吐き続け、最後には消えてしまう。
     そんな、言い伝えは証明された。僕の父によって。
     僕の父の死によって。

     つまるところ、僕の父親は悪魔なのである。
  • 35 ブラック(崩壊した精神) id:MG8O1kt1

    2012-07-22(日) 15:37:36 [削除依頼]
    ピンポンパーン
    ・注意書き
     これは本編とは関係が一切ありません


    うわあああああああああああ!!
    まじでまじでなんなんだよ!
    もう鬱で鬱で鬱で、どうしたらいいんだあ!!?
    なんか当初の設定といろいろ違うし、がっがgどうしたいいんだよ!!
    これじゃあ先の展開呶ddっづすんだあよ!!!
    か?ーーーっと。

    せっかくここまで書いたのに、おれは俺はここで終わるのかよ
    挫折なんて許されんのかよ
    もっと書きたいよ
    せっかく考えた最高のラストまでたどり着きたい世おおおおおおおおおお
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