厭世と錯乱と3コメント

1 黒川聖(元 黒の組織) id:FJBEA6i0

2012-06-08(金) 20:46:07 [削除依頼]
絶望の果てに、彼が覚えた感情――厭世



螺旋状の事件とその真相、そして彼の狂気に満つ殺人――
  • 2 黒川聖(元 黒の組織) id:FJBEA6i0

    2012-06-08(金) 20:49:08 [削除依頼]
    ▼./創始の挨拶

    改名初の作品です。プロットは大分前に作っています。そして今作は何度もリメイクを重ねています。
    この作品は完全シリアスでミステリーです。それでもって冒頭部分からミスしてしまいました。
    戯けが描く作品ですが、もし宜しければ見てみて下さい。
  • 3 黒川聖(元 黒の組織) id:FJBEA6i0

    2012-06-08(金) 20:50:51 [削除依頼]
    -Prologue- 狂騒と慟哭と

     遠方に、茫漠と広がる樹林の翠色。
     黎明の淡い陽光が木漏れ日となって射し込み、廃れた田畑や藹々たる雑草でさえも美しく見えさせる。

     その辺鄙な地にひっそりと潜在する施設の前。松崎悠太は仁王立ちし、眼前の景色を見ていた。これまでこの施設に拘禁されていて、この景色を見たのはここに入る前。故に自然と望郷の念を抱いていた。
    「そろそろお時間です」
     スーツを纏い、髪形を整えた一人の男が言う。紳士的な姿勢で、熟達した口調。二十代には全く見えない。「もう少しだけいられないか?」
     彼の照れ臭そうな表情と口調。男を見ることなく、景色を見詰めながら訊いた。
    「かしこまりました。少々のお時間しかとれませんが……」
    「いいよ。ただこの景色を見ていたいだけだから……」

     ――何分かの時が刻まれた。すると彼は不意に微笑を浮かべ、足元に無雑作に置かれた鞄を背負った。
    「ありがとう」
     彼はその一言を残して、男に向かって頷いた。男は運転席へと向かい、悠太は後部座席へと重い足取りで向かう。
    「さようなら」
     名残惜しいような口調で、彼は動き出そうとする車窓から言い去った。
     彼の乗る車は砂利道に揺れながら、東の空へと、目映い朝の光へと、消えて行った――。
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