小説 アネモネ12コメント

1 月子 id:gAUus761

2012-05-30(水) 21:22:54 [削除依頼]
「アネモネ」
  作 沖村 月子
      1
とても、声に出せない苦痛。
(あーあ。俺としたことが。)
降り積もる雪が傷にしみる。
街は赤と緑のクリスマスカラーにつつまれて、幸せでいるのにも関わらず、
彼は生きる気力さえ失っている。
(あーあ。)
ふふ、と彼は笑った。
天使がなかなか来ないのは、子供たちに幸せを届けにいっているから
だろうか。
 そのとき彼の身体につもった雪をはらう手があった。
「?」
「死ぬ気なのか。」
低い声、傷口に響きそうだ。
(俺、こいつ嫌いだ。)
「べ、つに。」
「立てるか?」
「立てない。」
「救急車呼ぶか?」
「呼ばないで。呼ばれたら、困る。」
男はちいさな傷には絆創膏をはってやり、雪がとけて濡れた
彼の腕や足をふいてやっていた。
「よっと。」
男は彼に衝撃が少ないようにおぶった。
「死ぬ気か?」
歩き出す前に男は聞いた。
「べつに。」
お前は沢●エリカか。
男は心のなかで思いながらあるきだした。

彼の名を「真原 慎太郎」(まはら しんたろう)といった。
真原は夜の街で有名な暗殺者だった。
真原に頼めば、絶対にそいつは死ぬ。
成功率の高さから、真原は暗殺者として人気が高かった。
そしてあるとき依頼人は言った。
「お前より高いレベルの暗殺者がいるんだ。
そいつを殺してくれ。」
そして真原はあいつを殺しにいったが、レベルの差がありすぎた。
真原は殺されかけたのだ。
「もう二度と俺に関わるな。」
そう残して相手は消えていった。
アネモネの静かな香りを残して。
 男の名を「牛窪 冬路」(うしくぼ とうじ)といった。
会社では「ガールキラー」という名をもつほどかっこいい。
イケメンとはちょっとちがう。
切れ長の目にすらりとした足。
モデルのようだった。
あるときおそらく189人目だと思われる彼女と別れ話をした
帰り道で血まみれになった青年を見つけた。
こいつは俺がほっておいたら死ぬ。
そう思い、牛窪は助けた。
  「ふふぁ・・・・・。」
真原はやわらかいベッドであくびをした。
昨日牛窪に車で家に送られてきた。
途中で意識を失って、気がついたら牛窪の家だった。
「だいじょうぶか。」
牛窪が部屋にはいってきた。
「・・・・・。」
真原は目をこする。
だって・・・・。
「そのうしろのやつなんですか?」
「あぁ、こいつ。こいつは、ペガサス。」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」   
続く
  • 2 月子 id:gYFFgM10

    2012-05-31(木) 20:07:49 [削除依頼]
           2
    「いやいやいやいや。」
    −俺は暗殺者で昨日死にかけて、そんで今ここにいて。
    思考回路がめちゃめちゃになる。
    「それなんですか?」
    「だから、ペガサ「なんじゃそりゃぁ!」
    そう、この牛窪という男。
    変なものになつかれる。

    「ふーっ。」
    お茶を飲んで真原はやっとこの状況を飲み込んだ。
    −この人には変なものがなついちゃうのか。
    別に矛盾してるとこには触れなければいいのだ。
    無駄に触れて、また思考回路がめちゃめちゃになってもいやだ。
    「ここにはペガサス以外に何かいるんですか?」
    「あぁ。中国からもキョンシーがいたり・・・。」
    『とーじ!客か?』
    真原の目が点と化す。
    だってそこにはキョンシーがいるのだから。
    そして重力に逆らいふわふわと浮いている。
    「あぁ。こいつがキョンシーのキョン助。」
    「・・・・・。」
    イメージしていたよりとても可愛い。
    映画などから、キョンシーとはもっと恐ろしいとおもっていたが、マンガのように
    かわいらしい。
    二頭身に、人間にはない白い肌はぷにぷにしてそうだ。
    『ふん。そち、名はなんという。』
    えらそうに空中でキョンシーは足を組んだ。
    でも足が短いから足を組んだ、というより重ねた、という感じだ。
    「まっ真原 慎太郎です・・・・。」
    いきなりのキョンシー登場と、えらそうな態度への怒りに真原は戸惑っていた。
    『しんたろー、か。良き名じゃ。』
    「はは・・・。」
    『ケサランパサラン!宴の用意をしておけ。」
    『ははー。』
    「あいつらはケサランパサラン。キョンシーの手下みたいなやつらだ。」
    「はは・・・。」
    キョンシーとケサランパサランの登場。
    そして勝手に決められた宴!
    どーなる、暗殺者真原!
  • 3 月子 id:iEirmZl1

    2012-06-03(日) 20:28:55 [削除依頼]
           3
    「宴じゃ、宴。」
    いきなり登場したキョンシーは宴で出す酒を選んでいた。
    『んー。この妖酒(ようしゅ)は人間にはちと強いかの。』
    鼻眼鏡をちょい、と動かしながら一つ一つ酒のラベルを見ている。
    『あの・・・・』
    真原の後ろで声がした。
    「は、はい?!」
    『おつまみはなにがよろしいですか?』
    「え、枝豆で・・。」
    『かしこまりました。』
    ケサランパサランと話したのははじめてだ・・・。
    真原は内心意味がわからなくなっていた。
    暗殺者が主人公の物語。
    普通はシリアスながらかっこいい話になるだろうに、殺されかけたうえに
    助けられ、助けた男には変なものがなついている。
    そしていきなり妖怪たちが宴の準備。
    ファンタジーそのものではないか。
    ディ●ニーにあってもおかしくなさそうだ。
    「は、はは。」
    「どうも。」
    真原の後ろで声がした。
    牛窪の声とは少し違う。
    ―また妖怪の類か?
    振り返ってみるとそこには普通の人間がいた。
    「どうも。冬路の兄の、牛窪 夏樹と申します。」
    メガネをかけていて、とても優しそうだ。
    「真原 慎太郎です。」
    「よろしくお願いします。」
    夏樹は名刺を真原に渡した。
    「イタリアンレストラン 「Te amо」の専属コック・・・。」
    ―ん?このレストラン名聞いたことが・・・。
    「あ、あぁぁぁぁぁ!」
    「?」
    実は真原、以前このレストランのオーナーを暗殺しているのだ・・・。
    「あ、いや。有名だったんで・・・。」
    「はは。どうも。」
    危機一髪だ。
    「なっちゃん。そろそろ俺も。」
    「はいはい。」
    夏樹の後ろにまた人がいる。
    「冬君の弟の春夜(はるや)です。よろしくね。」
    身長が低めの真原より背がちっちゃい。
    170あるかないか・・・。
    「春夜は売れない歌手なんです。」
    「売れない、は余計だよ。」
    夏樹、春夜。
    どちらも冬路と同じく美形だ。
    夏樹は優しそうな、春夜は目がおっきくかわいらしい。
    『宴の準備ができたぞ!・・・・って、春夜!』
    キョンシーはばつの悪そうな顔をしてキッチンへと逃げた。
    「きょ、ん、しぃぃぃぃ。」
    春夜から黒いオーラがただよう。
    にこり、春夜はほほえむと近くにあったイスをつかみキッチンへむかった。
    「実は春夜、前キョンシーにイタズラされて。怒りのあまりSにめざめちゃって。」
    夏樹は苦笑いをした。
    ガシャン、ドッガン、バキィ!
    キッチンからは断末魔が響く。
    「そろそろとめてきますね。 それでは、
    カワイイ暗殺者さん。」
    「!」
    そう夏樹は言った。
    アネモネの静かな香りを残して。
  • 4 月子 id:UHHB0Ft/

    2012-06-10(日) 21:26:07 [削除依頼]
              4
    「ん。」
    真原は草木も眠る丑三つ時に目をさました。
    みんな強い妖酒をのんで眠っている。
    頭がくらくらする。
    人間の飲む酒とは少し違った症状をみせる酒のようで、足はふらつかないし
    頭も痛くない。
    ただ頭のなかの脳みそがゆれてる感じがするのだ。
    『それでは、カワイイ暗殺者さん。』
    「(あれはたしかにあいつの声、香り)」
    『もう二度と俺に関わるな。』
    「(俺を負かしたやつの・・・・。)」
    ―またやられる。
    そんな弱虫みたいな考えなんて、と頭をふると脳みそのゆれ(?)が強まってしまう。
    「っ!」
    いきなり手首をつかまれた。
    ふりかえった瞬間顔にハンカチがあてられ、意識が遠のいていく。
    「ん、だ、れ・・・・。」
    ドサッ
    静かな廊下に真原は沈んだ。


    『・・・ぼ、・・・・くぼ、・・・・うしくぼ!』
    キョンシーの声で牛窪は目を覚ました。
    「どうした。」
    『あのシンタロウとかいうやつがいないぞ。』
    「・・・・。」
    『厠(トイレ)にでもいったのか?』
    「いや、もしかしたらまた兄さんが。」
    『あのヤロウ。まだ組織から足をあらっておらんかったか。』
    キョンシーはため息をつくとつぶやいた。
    「粧・・・・。」
    とたんにキョンシーは人間の身体へとかわった。
    長い黒髪をうしろで結っている。
    紅いチャイナ服がまたキョンシーらしい。
    (キョンシーは♂ですのでチャイナ服は、上が赤い服、したは白いズボンです)
    『はぁ。我に迷惑はかけないでほしいものじゃ。』
    そういい、人間版キョンシーは消えた真原と、一緒に消えた夏樹をさがしにいくのだった。
     
    『シンタロウー。夏樹ー。』
    一人暮らしの牛窪にはでかすぎる大きな家のなかをまわる。
    廊下は縁側といったほうがよいだろうし、ドアなんて厠(トイレ)しかない。
    ほとんど使われてない部屋はふすまだ。
    しかも『離れ』まであるしまつ。
    先祖が幕府からたのまれて武士を養成する道場を開いていたせいで。
    「・・・シッ、パシッ」
    離れのほうから音がする。
    「ガラッ」
    これは真原がいると思ってきたのであって、好奇心からではない。
    「っっ!」
    離れのなかでは、汗を輝かせた武士たちがバシンバシンと木刀をふっている。
    『・・・・・。』
    それをこっそりみていたキョンシーはいらいらしてたまらなかった。
    『あぁぁぁぁ!もう!』
    いきなり離れのそとから聞こえてきた大声に武士の霊たちはビクリと身体を薄めた。
    『なにやっているんじゃ!
    剣先が見え見えなのである!もっと速くふるのだ!
    もう、我の若いころは、『光の剣士』とよばれたほどだったのに、若者ときたら。」
    現在ではもう武士たちは若者ではないのだが、4000年いきているキョンシーにとっては
    若者だ。
    「そりゃぁ、私たちはこんなもんですよ。」
    「あの美青年の奏夜さんにはさすがの御老師でも・・・・。」
    クスクス・・・。
    武士たちは嘲笑うかのようにクスリと微笑んだ。
    『だぁぁぁぁ!その奏夜(そうや)とかいうやつだしやがれ!」
    「なんですかぁ。」
    奥からでてきたのは、やる気のなさそうな顔をした奏夜だった。
    「おーまえーが、そーやとかいうやつだな!我と手合わせしろ!」
    「いいですけど、俺に勝てる自身なんてどこにあるんですか。」
    奏夜は紅い瞳をキョンシーにむけて微笑んだ。
    その微笑は無邪気にも黒く、艶めいた微笑みだった。
        続く
  • 5 月子 id:UHHB0Ft/

    2012-06-10(日) 21:39:58 [削除依頼]
    コラム
    どうも、月子です。
    たぶん誰も見てないとおもうけど、書いてみたかったんです。
         第四章がやっとでました。
    最近は勉強や風邪でなかなかできませんでしたがやっとの更新です。
         行方不明の真原は。
    真原は助かるのか、そういうシリアスな感じに持っていきたかったのですが
    無理でした。
    脱線は私のなかでは定番です。
    きっと今度は書きます。
          春夜と奏夜。
    すいません。夜っていう漢字を使いたかったんです。
    哉、っていうのも浮かんだんですが、これをつかうと私の
    クラスメイトにいる超バカの名前に似ちゃうため、ぐっとおさえました。
    決して親族ではありません。

    それでは、見てくださった心優しい天使様。
    ありがとうございます!
    これからもよろしくお願いします。
    あと、「小説 憎く愛しい木曜日」というのもこちらの掲示板で
    ださせていただいてるので暇だったら見てください。
    それでは、アデュー!
  • 6 月子 id:kIoVxQu/

    2012-06-11(月) 11:56:18 [削除依頼]
             5
    「我と手合わせしろ!」
    「はぁ・・・。」
    いきなりのことに奏夜も驚いている。
    「まぁ、楽しそうですしね。どうぞ、あなたから来てください。」
    一陣の風が吹いた。

    「ん・・・・。」
    真原は目を覚ました。
    目を覚ましたのは今日で三回目だ。(朝、酒のんで寝てから、今)
    とても暗くてなにもみえない。おそらく、床が木製のところから、
    和風な冬路の家からはでてないのだろう。
    真原はおもった。こんな、閉じ込めたりするのは自分を負かした、
    暗殺者しかいない、と。
    「(やっぱり、あのシェフ・・・)」
    しだいに真原には恐怖と焦りがでてきた。
    もしかしたら、『二度と俺に関わるな』といったのに、偶然また関わってしまった
    から怒って今度は本気で殺そうとするのではないか。
     いつ死んでもおかしくない職業に自分はついてるのだ。
    殺し屋なんて恨まれて恨まれまくって最後孤独に死ぬのが運命というもの。
    なのになぜ自分は死に対する恐怖をもってしまっているのか。
    真原は考えていた。
    後ろにあの人が凶器をかまえていたのにも気づかずに・・・。

     ビュンッ!
    木刀が光のようにからまりあう。
    「おぉ・・・。」
    幽霊武士たちからは歓声があがった。
    「・・・・・・。」
    戦ってる者同士は焦っていた。
    「「((負ける!))」」
    キョンシーはさすがにもう一発強い一撃をくらわせてなんとか終わらせたいのだが、
    相手の剣筋は速く、強い一発をうつ暇はない。
    守り、攻め、守り、攻め
    時々通常的な攻撃をだすしか余裕がないのだ。
    一方奏夜は、華奢で、力がないため、もし力技でこられたら負けてしまう
    と思った。
    奏夜も、強い一撃をだしたかったが、守り、攻め、をくりかえすだけしか
    もう負けないようにする方法はなかった。
    「「((もしここで強い一撃をだす準備をしたら・・・・。
    隙をみせたのと一緒だ。瞬間てきに打たれる)。)」」
    同じ行動をくりかえして何も生まれないと、精神的にも身体的にも参る。
    「「あぁ、もう!」」
    2人が同時に動いた。
    そのとき。
    「こらっ!」
    そこにいたのは。
    「キョンシーも、武士さん達も、騒いだら迷惑でしょ!」
    夏樹だった・・・・。
    「な、つき?」

    「っ!」
    真原は後ろからの攻撃をかろうじてよけた。
    「だれだ!」
    「誰だと思う?」
    この声は・・・・。
    「春夜くん?」
    「大正解!」
    懐中電灯をパチッとつけた春夜はにっこり微笑んだ。
    「ごめんね。」
    「いや、なんでこんな?」
    「僕ね、新しい仲間ができたときは、みんなにこの実験してるんだ。
    ちゃんといきなりの状況に対処して、いきなりの攻撃にも対処できる人だけが、
    オトモダチ?」
    ―こいつ、こえぇぇぇぇ・・・・。
    たまらぬSっぷりをみせる春夜は、「もう遅いし、帰っていいよ。」と
    言った。

    我は夏樹に怒鳴られ、武士たちは金曜日が偶数日のときだけ、稽古
    してもいいと言われた。
    我と奏夜の戦いは、今のところドロー。(引き分け)今度は絶対に勝ってやる。
    ちなみに、読者の神様たちに教えてやるじょ。
    夏樹は暗殺者じゃなく、霊能者なんじゃ。
    人の顔をみただけでその人の職業、家柄、家族構成、すべてのプロフィールが
    ばれるから、読者の神様たちも、夏樹にあったときは気をつけるんだじょ。
    あと、夏樹からアネモネの匂いがしたのは、夏樹はイケメンシェフとして
    女の子から絶大な人気をほこってるから、よく花とかをもらうんだじょ。
    たまたまもらったのがアネモネで、その匂いがひっついてただけなんだじょ。
     そうそう、春夜のあのイタズラには困ったもんだじょ。
    ん、後ろに誰かいるじょ。
    誰かな?

     ここから、キョンシーの日記はとぎれてて、翌朝、返り血をあびた春夜君と、
    血まみれになったキョンシーが見つかったんだ。
          おしまい
  • 7 月子 id:kIoVxQu/

    2012-06-11(月) 12:04:41 [削除依頼]
    コラム2
     コラムでてくるのはやっ!
    つい昨日だしたばっかりなんですけど。コラム1。
         第一話です。
    最初、もっと冒険ストーリーになるかなぁ、と思っていたんですが、
    そうはならず、一つのテーマにしすぎたので、第一話、
    として完結させました。
    自分で読み返してみても、展開が速いし、起承転結がないし、
    文章がなりたってないし。
    悪いところばっかですが、まぐれでも読んでくれている天使様。
    本当にありがとうございます。
    たりないところはコメントしてくださったら幸いです。
    どのキャラが好き、とかコメしてくれたら、そのキャラスペシャルも
    やります。
    リクエストも受け付けます。(○○が○○にいく・・・など。)
    今度は第二話も書きますので、是非みてください。
    リクエストない場合は『舞台裏』やりますのでご期待ください。
    それでは、読んでくださりありがとうございます。
    アデュー!
  • 8 月子 id:t3n6gmB.

    2012-06-16(土) 20:53:38 [削除依頼]
    番外 舞台裏

    「かんぱーい!」
    真原はグラスをかかげた。
    「わーっ!」
    ※今回は作者目線だぞい。作者も参加してる飲み会なんだぞい。
    これはフィクションなんだぞい。
    第一話の終了を祝して、真原たち出演者は飲み会をしていた。
    「でも、あんなので見てくれた天使さんたちは満足してくれたのかぁ?」
    「まず見てくれた人がいたのか自体わかやせんねぇ。」
    あれ、まだ始まったばかりだよねぇ。みんな酔ってるんだけど。
    「ぷっはぁ。てか、僕歌手っていう設定だけど音痴なんだよねー。」
    春夜・・・・。あんたは私の親友じゃぁなかったんかい。
    「こら、春夜。お前まだ18でしょ。」
    夏樹君・・・・。お酒飲めないんだっけ。
    てか春夜、法律ぅぅぅぅぅぅ!
    「いいんでふよ、なっちゃん・・・・。」
    「って寝ないでよ!あと僕の呼び名がオレンジシュースのアレになってたからね!?」
    そういえば今気づいた。
    「うーしーくーぼーしゃーん。」
    「おいおい!抱きつくなって!」
    「うれしそーだよ、冬君。」
    腐女子に嬉しい!だが、だめだ!(作者は腐女子だったりする。 意味わからない子は
    今すぐ検索だ!そして私の仲間になれえ!)
           出演者の皆さんからひとこと
     真原 慎太郎
    「みなさん、どうも!見てくれてる人がいたなら嬉しいな。
    見てくれたらコメントを残して、読んだって証拠を作者に見せてくれたら
    いいなって作者がいってたよ。でね、俺からみんなに。
    本当にありがとう・・・・。
    意味わからないこんな小説をまぐれでも見てくれて・・・・。
    本当、「見る」ってことをしてもらえるだけで嬉しいんだ。
    ありがとうね。これからもよろしく!
     牛窪 冬路
    えっと、なにいったらいいかわかんねぇけど・・・。
    とりあえず読んでくれてありがとう。
    心のそこから感謝してる。
    で、その。
    お願いだからコメントだけでもしてくれたら・・・・・。
    俺は土下座してもいい。
    お願いだから。
    それじゃ二話を楽しみに。
     牛窪 夏樹
    どうも、夏樹です。
    お酒が飲めない25歳です。
    見てくださる方、本当にありがとうございます。
    もういいたいことは全部慎太郎君が言っちゃったんで僕はなにも言うことないけど・・・。
    ただ言いたいのは、僕はいいから、皆のことを応援してほしいんだ。
    よろしくね。じゃぁね!
     牛窪 春夜
    やっほー!春夜だよ!はるたんって呼んでね!
    いっつもありがとう!作者も喜んでるよ。見てくれる人がいるかもしれないって。
    僕、さっきの飲み会で音痴っていったけど、これは冗談だから!絶対違うから!
    酔ってたからつい冗談がね!
     そろそろ眠くなってきたな・・・。絶対寝顔みないでよね。
    それじゃーオヤスミ・・・・。
     作者
    どもっす。
    最近荒れて男っぽいといわれるようになった月子です。
    これでものすごいカミングアウトをしましたよ。
    すごいでしょ。引いたでしょ。腐女子って。
    でも小説でだしませんから、なるべく。それっぽくみえたらすいません!
    それじゃ、春夜とおなじく私も眠たいので、おやすみなさい。 
  • 9 月子 id:bdTt/gi.

    2012-06-17(日) 20:54:43 [削除依頼]
              1
    「しーんーくーんー!」
    それは突然だった・・・。
     
    真原 慎太郎の兄、真原 慎濡(しんじゅ)は変態である。
    「いやいや!違うよ!もし、そうだとしたらしんくんだけに変態なのかな・・・。」
    「うっとりしてんじゃねえよ。」
    『シンタロウ。こいつは誰じゃ?」
    「僕の兄貴・・・・。」
    似ておらんな。キョンシーは笑った。

    慎濡がきたのは昨日。
    道をあるいていた慎太郎にとつぜん抱きついてきた。
    「ブラコンーーーーーー!」
    慎太郎が最初に発したのがそれだった。
    「もうっ。兄なの?兄なの?」
    「落ち着け慎太郎。」
    「あ?最近出番なかったくせにかっこつけたんじゃねぇよ。」
    グサリ。
    『牛窪?』
    返事がない。ただの屍のようだ。
    「毒舌になっちゃうんだね、慎太郎君・・・・。」
    「かくれた性格?」
    夏樹、春夜はそっと遠ざかっていく。
    「てゆーか、なんで帰ってきたの?10年前に家でてったよね。」
    「うん。」
    「なんで今頃帰ってきたの?」
    「うーん。しんくんが悲しくなってるんじゃないかっっぐふっ。」
    慎太郎は慎濡の腹に蹴りをいれた。
    「あ、そうそう。しんくんに見せたいものが。」
    慎濡の立ち直りは速い。光よりも。
    「なに。さっさとして。そして帰れ。」
    「クリ。」
    「猫?」
    そこには一匹の仔猫がいた。
    「なぁ。」
    少し猫にしては低い声で猫は鳴いた。
    でも・・・・。
    「「「かわいい・・。」」
    夏樹、春夜はつぶやいた。
    「なっ!」
    とてもかわいいのだ。なっ!と鳴くクリは本当にかわいい。
    亜麻色の毛、赤く大きい目。
    とても小さい体。
    「かわいいでしょ。」
    『・・・・・・。』
    「どーしたの?キョンシー』
    『この猫・・・・。妖魔か。』
    キョンシーは妖魔、といった。
    妖魔とは簡単に、妖怪と悪魔のハーフだ。
    妖魔は妖怪や悪魔のように、人間に扮することができる。
    『人間に扮してみよ。』
    「なっ!」
    ボム!
    あたりは煙につつまれたあと、煙のなかから一人の人間があらわれた。
    「・・・・。」
    「僕より背、たかいぃぃ・・・。」
    春夜は涙目になった。
    「へーっ。クリったら、そんな能力もってたんだ。」
    慎濡は、まずキョンシーが現れたこと自体驚いておらず、クリの突然の変化にも
    驚いていない。
    「ふんっ。その猫紹介したかっただけなんでしょ。もう帰って。」
    「やだ。まだしんくんと一緒にいるもん。」
    「帰れ。」
    「やだ。」
    「じゃぁ帰らなくてもいいけど、俺に寄るな、触るな。」
    えーっ、と慎濡は落ち込んだ。
    「でも、まぁ、いっか。」
    慎濡が悲しそうにクリのほうをみると、クリがすばやく動いた。
    バキッ
    クリの攻撃が慎太郎のうしろの壁にぶちあたる。
    「・・・・・・。」
    慎太郎は驚きの表情を隠せずにいた。
    『シンタロウ!逃げろっ!
    この妖魔は危ないっ!』
    「へ?」
    キョンシーにつれられるまま慎太郎は逃げた。
    「ゴシュジンサマヲ・・・・。」
    クリはそうつぶやいた。
  • 10 月子 id:MS8wSfH/

    2012-06-18(月) 20:30:19 [削除依頼]
                2
    「なにがどーしたのー。」
    「つか、なんで俺たちは隠れたんだ?よ・く・し・つに。」
    「浴室に男5人+キョンシーは狭いよね。」
    キョンシーににげろ、言われ、逃げた先。それは「浴室」。
    そこに、牛窪(冬)、夏樹、春夜、慎太郎、慎濡、キョンシーがつまっていると
    けっこう狭く、暑い。
    「で、危ないってどーいう意味?」
    『妖魔には、二つの種類がある。
    それは、通常の妖魔と、自学能力のない妖魔。
    あいつはまさに自学能力のない妖魔じゃ。
    自学能力のない妖魔は人間の生まれたての赤ん坊と一緒。
    大人になってもそのまんま。
    良きこと、悪きことの区別がつかぬのだ。
    そして自学能力のない妖魔は、親、あるいは主人がなにか悲しむことがあると
    原因になったものや人物に攻撃することがあるのじゃ。』
    「主人命的な?」
    『まぁ、そうじゃな。』
    「えーっ。めんどくさっ。」
    春夜は息をついた。
    「こいつにどんな恩があるって。」
    慎太郎は慎濡を睨みながら言った。
    『おそらくあいつには主人の性格などどうでもいいのだろうな。』
    「もしかしたら・・・・。」
    慎濡は話始めた。
     俺とクリがであったのはね、十年前なんだ。
    俺が家をでてひとりで歩いてたとき。
    ダンボールのなかで死にそうになってるクリをみつけて。
    おかしいとは思ってたんだ。10年たっても弱る様子どころか元気になってってるんだもん。
     『前の主人から捨てられたショックがあるからすくってくれたお前に対する
    執着がより強くなったんだろうな。』
    キョンシーの横顔は、切なくて、なにか過去になにかを持っているような
    気が、慎太郎はしていた。
  • 11 月子 id:TF5kQ0T0

    2012-06-21(木) 20:14:20 [削除依頼]
             2
    「ゴシュジンサマ・・・・。」
    クリは膝をついた。
    「オレハ マタ ヒトリボッチ?」
    あふれる涙が、床にしみをつくった。
    記憶がバッと頭をよぎる。
    『こんなやついらないよ。』
    『捨ててきたら?』
    『うん!』
    飼い主とその母親の会話だ。
    こんなやつ?いらない?
    捨ててきたら?
    俺にはそんな言葉がお似合いなの?
    幼いころ、クリは捨てられた。
    そして餓死しそうになっていたところを、旅にでていた10歳の慎濡にひろわれたのだった。
    『一人も悲しいしね、おいで。』
    なんだかその笑顔が、飼い主に似ているような気がした。
    「なぁ・・・・。」
    弱弱しくクリは慎濡の手をなめた。
    だが、一緒に旅をしているとだんだんと慎濡の瞳の色が
    変わってくるのを感じた。
    そしてあるとき聞いてしまう。
    「えー。またこの会社の人ー?」
    「あぁ。よろしく頼む。」
    「つまんないんだよね。あそこの人。もう倒せばいい、みたいな。
    楽しみながら戦ってくれないんだよね。」
    「そんな文句言うな。報酬は1000万だ。あいつが死ねばきっとあの会社は
    つぶれる。」
    そう。慎濡の職業は暗殺者だった。
    弟の慎太郎もそう。
    暗殺者兄弟。それがふたりの名称だった。
    うではもちろんよい。
    その分高い報酬を払っても失敗しない、慎濡の評判はよかった。
    クリはそんな主人の背中をみて育った。
    証拠を残さぬ殺人方法、毒物の調合の仕方。すべて慎濡をみて知った。
    表は暗殺者でも、自分には誰より優しくしてくれる慎濡がクリは大好きだった。
    だからこそ、慎濡を悲しませるやつは許せないのだ。
    「ゴシュジンサマ・・・・・。」
    クリはペロリ、と紅い舌でくちびるをなめる。
    「ゴシュジンサマ、ダイスキ・・・。」
  • 12 月子 id:mKSKu2K0

    2012-06-25(月) 20:30:17 [削除依頼]
                 3
    「本当に慎濡がなんとかしてよ。」
    「まったく、かわいくないね。」
    「慎濡にかわいいっていわれたくないし。」
    また2人の言い争いがはじまった。
    「暑くなってきましたね・・・。」
    そう。5人はこの風呂場から出て行ってないのだから。
    『粧・・・・。』
    「ちょっとキョンシー!こんななかで人間になんないでよ、狭いんだから!」
    『・・・・・。』
    がちゃり、とキョンシーは扉をあけた。
    「へ?」
    『ちょっとでかけてくる。生きて帰ってくる補償は、ない。』
    「は?!」

    『おい。そこの猫』
    「!」
    『そち、我とどこかであってないか?』
    「・・・・・。」
    『勘違いだったか?』
    「アッタコト・・・・アル。」
    『やはり。』
    ふっとキョンシーは笑った。
    『そちは暗殺のテクニックなら何でも知っておるのじゃな?』
    「ウン。」
    『じゃぁ、我を殺してみぃ。』
    「!イイノカ?」
    『お前に負けるような我じゃない。』
    その瞬間クリの手がキョンシーののど元にのびる。
    ―死ぬ。
    クリは自信過剰だ、と思いながら死体をどこに埋めようか考えていた。
    筈だった―。
    首をしめようとしていたクリの手はキョンシーの白い手によってとめられてしまった。
    『みえみえな攻撃じゃ。慎濡とかいうあいつはな、腕がよいからすぐに相手の
    急所をついても失敗しない。だが、お前は違う。実践したわけじゃないからの。
    成功するか、なんてわからんのに。』
    「!」
    『遅いんじゃ。』
    「・・・・。」
    『あと、一つだけ教えてやる。
    誰か愛する人を守るんだったら、その方法じゃぁだめじゃ。
    愛する人を悲しませた人をたおす、なんかじゃあいつも参るじゃろう。
    だからこれからはあいつには笑顔をみせてやれ。
    それだけで、いい。』
    「!」
    『わかったか?じゃぁ、我は帰る。』
    「・・・!」
    クリはキョンシーの袖をつかんだ。
    「センセイ・・・・。」
    『よく覚えておったな。』
    「ニ。」
    『お前の笑顔は誰よりも見てる人を幸せにする。だからお前はいつも笑っていろ。』
    キョンシーは、笑った。
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