図書室の僕と私〜真面目君と不真面目さん〜14コメント

1 アルテミシア id:Boca/5/1

2012-05-27(日) 19:57:14 [削除依頼]
 少年、少女の恋物語。
  • 2 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:21:54 [削除依頼]
     秀麗は久しぶりに学校の門をくぐった。
     気がつけば、もう自分は中学二年生になっている。
     自分は先輩。そんな自覚は全くなかった。
     理由は簡単。中学一年の秋辺りから、学校に行かなくなったから。
     秋頃、クラスのリーダー的女子に私の彼氏を取っただなんの、身に覚えのない罪を着せられた。
     そして、クラスの女子から反感をかったのだ。
     それからの毎日は苦痛。ただそれだけ。
     教室に入り、自分の席につくと机には“泥棒”“クズ”などの言葉が挨拶程度に油性マジックで書かれている。
     だが、それはましな方で、酷いときは自分の机と椅子が廊下に捨てられていた。
     もう、どうでもよくなった。
     学校に来ること、勉強すること、笑うこと、泣くこと、怒ること、自分が生きていること、すべて面倒くさい。
  • 3 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:33:10 [削除依頼]
     学校に行かなくなった秀麗は家に引きこもり、毎日をだらだらと過ごしていた。
     秀麗が小さい頃、父はほかの女のところへ行き、母と離婚した。今頃、また新しい女のところへ行ったのだろう。
     母は生計をたてるために朝から晩まで仕事。
     誰にも相談できず、一人でずっと家の中で泣いていた。
  • 4 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:33:19 [削除依頼]
     学校に行かなくなった秀麗は家に引きこもり、毎日をだらだらと過ごしていた。
     秀麗が小さい頃、父はほかの女のところへ行き、母と離婚した。今頃、また新しい女のところへ行ったのだろう。
     母は生計をたてるために朝から晩まで仕事。
     誰にも相談できず、一人でずっと泣いていた。
  • 5 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:34:22 [削除依頼]
    3は無視してください。
  • 6 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:42:33 [削除依頼]
     そしていつの間にか春はやってきて、自分は中学二年生。
     それでも学校に行く気はなかった。
     “怖い”
     学校がすごく怖かった。
     でも、そんなある日一本の電話が家にかかってきた。
     新しいクラスの担任、大町由香だ。
     大町先生の言うには、放課後でもいいから顔を見せろと。
     今年先生になった新任だから、やけに心が熱い。
     その熱心さに負け、秀麗はくぐりたくもない学校の門をくぐったのだ。
  • 7 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 20:55:12 [削除依頼]
     校舎に入り、二階にある職員室へと向かった。
     職員室前につくと一呼吸付き、軽くノックをしてガラリと扉をあける。

    「大町先生いますか?」

     そう言って秀麗が職員室に入った瞬間、職員室にいた教師全員がざわめいた。

    「あいつきたんだ」
    「死んだんじゃなかったっけ?」

     自分より二倍以上もある年齢の大の大人が、心ない言葉を浴びせてくる。
     秀麗はそれくらい覚悟していた。だが、実際にその言葉を聞くと今にも職員室から逃げ出したいほど悲しく、悔しく、惨めだった。
     それでも、新任熱血教師のためと唇を噛みしめ、涙を堪えてその場に立っていた。
  • 8 萌歌♪ id:XS306n20

    2012-05-27(日) 21:16:56 [削除依頼]
    頑張って下さい!!応援しています!

    5>>
    無視できませんよ。
  • 9 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:20:30 [削除依頼]
    ありがとうございます!
  • 10 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:32:24 [削除依頼]
    「神田さん、来てくれたのね!」

     細くて小さな女性が声を弾ませ、笑顔で近づいてくる。
     秀麗は初めて大町を見た。結構自分の中で印象はよいほうだ。

    「先生、帰っていい……?」

     顔を見せたから十分でしょと言うように言う。
     
    「だめ、最低一時間は校内にいなさい。そうね“図書室”なんてあまり人がこないわ」

     “図書室”
     そういえば幽霊がでるとかなんかであまり人気(ひとけ)がなかった気がする。
     大町の言うことを聞かずに帰るのもよかったが、なにせ新任で私が言うことを聞かなかったら可愛そう。
     そう思って職員室から失礼し、一階の図書室に向かって階段をかけ降りた。
  • 11 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:37:30 [削除依頼]
     図書室は大町の言うとおり、人っ子一人も居なかった。
     図書室に入り、蛍光灯の電気をつける。それでもなんだか薄暗い。

    「一時間……か」

     秀麗は深くため息をつき、時間つぶしのため本を探すことにした。

    秀麗サイド終わり
  • 12 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:44:04 [削除依頼]
     大和サイド

    「大和君すごい!」
    「秋宮テメーは天才だな」
    「いいな、天才はー」
    「よっ、学年一位!」

     一学期中間テストの結果と順位が帰ってきて、みんなから注目の的になる。

     どうせ、僕はこれでしか注目を浴びないんだ。

     そう思いながらも、

    「僕、そんな頭よくないよ。でも、ありがとう」

     できるだけの笑顔でそう返すしかない。
  • 13 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:52:16 [削除依頼]
     大和は父が弁護士、母が中学教師と言う家族構成のため、嫌でも毎日毎日血が滲む思いで勉強を小さな頃から続けている。
     その努力を“頭がいいから”“天才だから”の一言で片付けられては少々悲しいものもあるが、勉強をがんばることによってみんなが自分に注目をしてくれる。
     逆に、それ以外では誰も褒めてくれもしない。
     そう、親ですら……
     
     ずっと愛を求めて勉強の日々。逃げ出したくもなったが、どこに逃げればいいのかがわからない。
     こんな時、どんな勉強も役に立ちやしない。
  • 14 アルテミシア id:Boca/5/1

    2012-05-27(日) 21:55:54 [削除依頼]
     家に帰ったら勉強しろと言われる。
     逃げるわけではないが、最近少し寄り道をするのが習慣となった。
     と、言っても学校の図書室のわけなのだが。

     
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