春紫苑―ハルジオン―11コメント

1 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

2012-05-27(日) 08:22:44 [削除依頼]
     いつも隣で笑ってくれてる君を
     


      いつの間にか好きになっていた
  • 2 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 08:45:45 [削除依頼]
    〜登場人物〜

    ・片桐  春  ーKatagiri Haruー

    ・片桐  花音 ーKatagiri Kanonー

    ・木下  蘭  ーKinosita Ran−

    ・小田桐 葉月 ーOdagiri Haduki−


    ・土方 颯   ーHzikata Souー


    ・黒羽 大和  ーKurohane Yamato−


    ・八神 柊汰  −Yagami  Shuta−


    ・出雲 空   ーIzumo   Sora−


           ・・・の予定。  


        出てこないかもしれないし(笑


         追加するかもしれない(笑


              そして


       読みにくい&字間違える→すいません


      コメ→ありがとうございます&待ってます
  • 3 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 08:47:25 [削除依頼]
    約束   


            〜Side of Haru〜

     

          「春、一緒にかえろーぜ。」

          幼馴染の颯が私に放った言葉。

        たったその一言で私の頬を赤く染める。

           「うん、わかった!」

        そういって私はランドセルをせおった。


           窓から風が入ってくる。


     廊下はひんやりしていて春だというのに少し肌寒い。
       

        小学校の桜がふわふわと散りはじめる。

            ピンク色の桜の雨。

         颯は、それをずっと見ていた。

        私はそんな颯をぼんやり眺めていた。

             こっち向いてよ。


     今日も颯が好きなポニーテールにしてみたんだよ。


            ・・・なんていえない。


         「あぁ、ごめんごめん帰ろっか。」

          そういって、はにかみながら


         颯は、靴を履いて外に飛び出した。


        
  • 4 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 08:50:06 [削除依頼]
        颯とは、家が近くてよく一緒に帰る。


       気が合うし、やさしいし、かっこいいし。


             今も同じ野球部で。


            だから、みんなから

     「ラブラブだね」とか「付き合ってるの?」とか


             いっぱいいわれる。


     ・・・だけど付き合ってもなく、ラブラブでもなく。


          そして、颯には好きな人がいて。


     
            このことは最近知った。


     この前一緒に帰ってると「俺、好きな人いるんだ。」


      って急に言われた。それから何回も相談された。


       思い切って前「その人誰?」ってきいたら


          「片桐 花音」っていわれた。

              私の姉だった。
       

         私は「そっか。」と苦笑いをした。

       「私、颯のコト好きだよ。」なんていったら

             空気読めないし。


        もちろん、姉は知ってなどいない。

     だってこれは、颯と私の二人だけの秘密なんだもん。
  • 5 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:10:23 [削除依頼]
              「あぁ!」

             急に颯が叫んだ。


              「えっ何?」

          「春、もーちょっとで誕生日だね。」

            私が考え事をしていたときに

        颯が私の顔を覗き込むようにしていった。


           「あっうん、そーだね。」


     「・・・考え事してた?あっ恋の悩み・・・とか?」

     
           正解だよ、あってるよ。


           って、いえるかぁぁぁ!!


         「なっなにいってるの?違うよ。」

              「ふーん。」


     
  • 6 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:17:56 [削除依頼]
       「ま、恋の悩みだったら俺に相談して?☆」


              「あっそ。」


          できるなら、今すぐしたいよ。


      だけど、颯の好きな人は私じゃないじゃん。


          私のお姉ちゃんじゃん――――


           「あ、この花綺麗だな!」


             ・・・女子か笑


     そっとつっこみをいれて、その花をのぞきこんだ。


            白くて、綺麗な花・・・。


     「これ、理科の教科書にのってたやつじゃん。」

    私は、「そうだっけ?」と思いつつ、理科の教科書を


           パラパラとめくってみる。


     

            「はる・・・じおん?」


             颯が、つぶやいた。

     
              「ふーん・・・」

     
           私は、適当に返事をした。


         お姉ちゃんのお古の携帯を片手に


        私は「はるじおん」とやらを検索した。

        

         ・・・花なんか興味ないんだけど。


         でも颯が好きなら私も好きになりたい。


     そんなほんのちょっとだけで親近感が沸いたような。


      「あった、えっと・・・ハルジオン(春紫苑)は


          キク科ムカシヨモギ属の植物。


       ヒメジョオンと共に、道端でよく見かける。
     
             ・・・だって。」


               「へー。」


      私は、下ボタンを何回か押しながら読み続ける。


       「あ、んで・・・花言葉は「追想の愛」。」


            まさに私のことじゃん。


          「えっ・・・俺のことじゃん」


           半笑いしながら颯は言った。


          その一言は、私に突き刺さる。
      

              「私もだよ。」


               「え?」


            思わず言ってしまった。


     私の頭の中は「ヤバイ」の3文字でいっぱいだった。
  • 7 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:23:58 [削除依頼]
       「なっ・・・なんちゃってだよ?」


           私は、ぱっと立ち上がった。

            続けて、颯も立つ。

        「・・・ん。んじゃ、また明日な?」


      「うっ・・・うん!明日、ここの春紫苑の前で!


               約束ッ!」


         そういって、私は小指を颯に向ける。


            「おうっ約束!」


           颯が、私に小指を向けた。


      そのはにかむ笑顔が夕焼けにそまっていた。


            そのときだった。


           「颯、危ないッッ!!」


          後ろから車が突っ込んできた。


              「えっ?」
  • 8 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:32:44 [削除依頼]
           それからの記憶はない。


        私は、目が覚めると白い花につつまれた


              花畑にいた。

        風が吹くたびにゆらゆらと白い花は揺れる。


     
         あたりを見回しても誰もいなくて。


          誰かを呼んでも、誰も答えなくて。


           「死んだのかな・・・・?」


          私は、そう呟いて立ち上がった。


      目の前には、白いワンピースをきた女の子がいた。

          6歳くらいの小さな女の子。

         とても綺麗な肌の色、淡いブルーの瞳。

          腰くらいまである長くて白い髪の毛。

             まるで人形みたい・・・。


             「っていつのまに!!」

         ・・・さっきまで誰もいなかったのに。


          その女の子は、ニコニコと笑っていた。


           「あ・・・ここどこかわかる?」


      その子の視線にあわせて、私は少ししゃがみこむ。

            「ここは、天国ですよ?」

        女の子は、相変わらずニコニコしていた。

     
             「・・・・は?」


             ふざけてやがる。
     

              なめてやがる。

        私は少し苦笑いしながらこういった。


          「・・・いや、そうじゃな」


        女の子は、私の話を無視してこう言った。


       「2007年4月13日、つまり5年前のあなた・・・・


        片桐 春は、交通事故でなくなったんですよ?」
       
  • 9 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:43:11 [削除依頼]
            「冗談やめてよ。」

        私は立ち上がり、女の子に冷たい目で見た。


      だけど女の子の手には私の死亡届が握られていた。

              『ナンデ?』


          「もう1回、言いましょうか?

            あなたは死んだんですよ。

            土方 颯を守るために。」
       


     私は急に、腰の力がなくなり、ペタンとそこに座った。

      


         それじゃ、もう颯に会えないの?


          あの笑顔も、あの声も・・・・        

            自然に涙が出てくる。


        雨のように、涙はそう簡単にとまらない。


                 だけど

           これで颯が助かったのであれば。


            ・・・これでいいんだよね?


    「・・・ふむふむ、春様は颯様のコトが好きなのですね?」


       女の子は口をω←こんな風にしながら言った。


        「・・・え?・・・あ、はい・・・。」


       そういって、女の子は私に『涙を拭うように。』


             ハンカチを渡した。


        「颯様にもう一度会いたいですか?」


     女の子は、首をかしげるポーズをしながら私に聞いた。 


           「そりゃ・・・もちろん。」


             だって好きだから。


         まだ、それも言えてないもの・・・。
  • 10 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 09:50:24 [削除依頼]
         「7日間私と契約どうですか?」


              「・・・は?」


    「私が7日間あの世界へ連れて行きます。その7日間中に


         颯様に想いを伝えられては・・・?」


         7日間・・・颯に会える・・・・?


             「会いたいッ!!」

          私はとても大きな声で言った。

        女の子はふっと笑いながら説明してくれた。


       「・・・では、必ず約束を守ってください。


        1つ目は、正体を絶対にばらさないこと。


        とんでもないことになりますからねぇ。


      2つ目は、絶対に病院や警察に行かないこと。


           身分がばれたら・・・」


    そういって、貧血を起こすオーバーリアクションをした。


            ・・・へんなコ。


       「あ、仲間とは仲良くしてくださいね?」


               仲間?

            どういうこと・・?

    「あ、仲間というのは春様と同じ2007年4月13日に

            亡くなった人達です。

          その人が春様のお仲間です。」

           まるで心を悟られたような。

             一体何者・・・・?


     「あ、ちなみに私の名前は紫苑(しおん)といいます。」


            そういってはにかんだ。
  • 11 黒うさぎ。 id:3IGJF3v0

    2012-05-27(日) 10:13:24 [削除依頼]
            始まりの日
     

           〜Side of Haru〜


           まだ少し頭痛がする。


        私は気づけば道端で倒れていた。

             

      私の周りには、少し人だかりができていた。


            「うわっ・・・!!!」


             すぐに立ち上がった。

             恥ずかしい・・・し。


          って・・・声が違うよーな?


      近くのコンビ二の自動ドアに私の姿を映し出す。


       その姿は、まるで小学6年生と違った私。


          いや・・・私とは違った私。

    背が高くなっていて、長かった黒髪がショートカットに。


          ポニーテールもできないじゃん。


       ・・・だけど自分で言うのもなんだけど


           とってもかわいくなっていた。

        目がぱっちりしてて、美脚になっていて。

              やるじゃん紫苑!!

         ・・・でもカモフラージュしすぎて

       本来の自分の姿が乙すぎて泣けてくる・・・。


             見た目はきっと17・18?

        だから、こんな制服を着ている・・・のか?


       ・・・そうか、あれから5年たってるんだっけ。

             だからえっと・・・

           「2012年4月13日午前8時。」

                「へ?」

           振り向くと、一人の男子生徒。

          私と同じ学校の制服を着ている。


            「俺も死んだんだよ」

          よく笑いながら言えるな・・・。

        と、いうか普通に聞いたらなんか怖い。


        いやいやそうじゃなくてまずコイツ誰だよ。

             「黒羽 大和。」

          ・・・また心を悟られた。

           「死ぬと心が悟れるんだ。 

      いや俺は死ぬ前から悟れてたけど・・・な(笑)

             春も悟れるよ。」

          そういって大和はうつむいた。

         どうして名前を知っているんだか。

       「『仲間』だからだよ。あと2人いるんだ。」 


              「・・・っ」

              また悟られた。

       
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