めんどくさがりな俺の日記36コメント

1 きくらげ id:Sy6jV30/

2012-05-21(月) 21:55:40 [削除依頼]
ゆるーくのんびりいきます
ストーリー定まってないという状態で!

俺は山田一。あぁ、送りがなは「やまだはじめ」ね。
特徴は、めんどくさがり!そんな俺が、日記書くぜ。
ま、多分そんなに書かないと思うけど。
  • 17 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:RzQeOkb/

    2012-05-30(水) 20:07:01 [削除依頼]
    「どうも、こんにちは。」
    【……はぁ、どうも。えっと…先程は、失礼。】
    「ははは、いいんですよ。ところで、
    お二方とも姫を助けに?」
    町人は、やはり微笑みながら言った。
    【ええ。】
    「だったらその剣、あげますよ。
    うちの家宝なんですけどね…」
    【えっ!?家宝ですか?!】
    いきなりリョウは大きな声を上げ、
    酷くうろたえだした。
    「それが、何か?」
    「コイツが、狼をこれでぶったたいたんだよ」
    「あー、なるほど。ま、いいですよ。
    それで、続きですが、譲り受ける時に
    この紙も一緒に貰うんです。」
    そういうと、町人は懐から古びた
    紙を取り出した。
    <真なる勇者現れし時、之を其の者に与えよ。
    さすれば剣は真の力を発揮し其の者の力と
    なるであろう>
    「頑張って下さい。」
    【わかりました。それでは、貴方の家宝を
    暫しの間預かりましょう。】
    「姫を助けたら、必ず返すから!」
  • 18 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:RzQeOkb/

    2012-05-30(水) 22:48:48 [削除依頼]
    あのあと、俺たちは王宮だけを
    目指して進んだ。
    会話は一切なく、ぶっちゃけ気まずい。
    「紙も一緒にもらう、か」
    あまりにも気まずいので、俺が話題を振った
    【紙まで代々受けついでるなんて凄いよな。】
    よし!とりあえず乗った!
    「そうだな」
    【…………………………………。】
    やっぱダメか。
    【何うつむいてるんだ。うつむいてちゃ、
    神々しい王宮がみえないだろ?】
    「そうだな。っと、すげー近づいてるな!」
    【下で見たより、近く感じないか?】
    「大概そんなもんだろ。」
    【……………………………】
    あ、まただこのパターン。
    俺って学習能力ねぇなぁ…………
  • 19 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:CMGDrQB.

    2012-05-31(木) 19:33:23 [削除依頼]
    暫しの沈黙。
    その沈黙を破ったのは、あろうことか
    浮浪者だった。
    ドンッ
    かなりの音を響かせ、そいつがぶつかってきた。
    「な、何だよ急に?!」
    「へへっ、おめぇ、金持ってるだろ?」
    男はニヤニヤと笑う。
    「金?俺は万年金欠病なんだ。
    そんな俺が金なんか持ってる訳ないだろ。」
    男はニヤニヤしたままだ。
    「ポケットにコレ入ってたぜぇ?」
    そういうと、男は腕を天高く上げ、
    紙きれーいや、サツだなありゃーを
    頭上から指で吊り下げた。
    「何でそんなもんが………」
    【さっきの十万だろうな】
    あーーーー やっちゃった
    「ありゃあ?まだ持ってんのかい金?」
    男は急に指笛を吹き始めた。
    家宝使うのは申し訳ないが仕方ない!金の為だ!
    (なんといっても、俺金の亡者だしな)
    バコォンッ!
    俺は、男のひじを家宝でぶったたいた。
    「ッ!て、てめぇぇっ!!!」
    男の手からサツが離れた。
    よし、今だ!!俺は跳び上がった。
  • 20 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:CMGDrQB.

    2012-05-31(木) 20:38:43 [削除依頼]
    ハズだった。
    気づくと俺は、後ろからホールドされていた。
    「うへへっ!もう仲間は着いてたんだよ。
    ついてねぇな!金持ちの旦那!」
    お前だって変わらないだろう?
    と思わずにはいられないほど、
    男は額に脂汗を浮かせ、顔をしかめていた。
    「……オマエ、目ついてるのか?」
    「何だと?」
    浮浪者は先程より顔をしかめて言った。
    そして、別に俺の肩を逃げないように
    掴む事もせずに、男は後ろを見た。
    「なっ……」
    男の後ろには、いた。
    右手にサツを掴み、左手でまさに今
    肘うちをしようとしているリョウが。
    ゴンッ!!
    鈍器で殴打したかの様な音が響き、
    そのまま男は、倒れた。
    そして俺は、後ろの奴に追い討ちをかけた。
    「動けば命はない」
    とびきり低く、ドスを効かせた声で俺は脅した。
    そして右手は、男の薄汚れた服を剣で突き、
    服をゆっくりと斬り裂いた。
    「命が惜しければ、俺のポケットから
    ものをとらずに、手をあげろ。」
    後ろの男が唾を飲む音が聞こえた。
    少ししてから、衣擦れの音も。
    「利口だな。そのまま待ってろよ。
    お姉さんが前の人を縄で縛り終わるまで。」
    心の中で、なんでこいつは布やら縄やら
    至極フツーに持ってるんだ?と思いながら、
    俺は相変わらずの声で脅した
  • 21 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:CMGDrQB.

    2012-05-31(木) 21:29:48 [削除依頼]
    かくして、俺たちは2人の浮浪者風山賊と、
    1匹の狼を手土産に、王宮に着いた。
    俺たちはついてすぐに、王の間に通された。
    【連れて参りました。山田です】
    「山田一と申します。」
    「ふむ。それでは早速。山田一。
    そなたは、姫を救う事をその身に誓うか?」
    王は、穏やかに、けれども威厳をもった声で問う。
    「誓います。」
    「わかった。リョウ。一。
    ここまでの手柄や旅路、ご苦労であったな。
    今日はここで疲れを癒し、明日にでも
    出発するがよい。」
    【わかりました】

    すると、王の間にメイドが入ってきた。
    「山田様。お部屋にお連れいたします」
  • 22 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:0Ji4s9C/

    2012-06-01(金) 16:50:16 [削除依頼]
    今俺は、スキャン装置ではなく、
    パソコンを使って日記を書いている。
    ここまでの日記を見返してみたが、
    不具合はなさそうだ。
    ツイッター状態になってはいるが。
    そして、俺の説明があちこち足りなかったり、
    文法がおかしかったりというのは山ほどあるが!!

    さて、部屋についての率直な感想は、
    「さすが王宮。」
    部屋は異様に広いし、冷蔵庫の中には
    各種飲料がずらりと並んでいる。
    しかも、俺の世界の飲料が。
    確かに、こちらの世界まで電波がフツーに
    届く位なのだ。俺の世界の飲料を手に入れるのは
    さほど難しい事ではなかったのだろう。
    王宮だし。
    取り敢えず俺は、カルピスソーダをチョイスした。
    炭酸が体に染み渡る。この世界に来てからは
    何も口にしていなかったので、お世辞ではなく
    いつもより美味しく感じた。

    明日に備えて、もう寝るか。
  • 23 忘れさられ氏?(漢字の氏でおk)きくらげ id:0Ji4s9C/

    2012-06-01(金) 18:29:12 [削除依頼]
    翌朝俺は、モーニングコールで起こされた。
    寝ぼけた頭で
    「俺はどこのホテルに泊まったんだっけ」
    と考えたのは一瞬の事。
    何故なら、電話の向こうから聞こえてきた声が
    冷えきっていて無愛想だったからである。
    【起きたか?山田。】
    「自分で起こしといて何言ってるんだよ…」
    【そうだったな。
     えっとだな。今は7時ジャストだろ?】
    「あぁ。9時位に出るか?」
    【了解】
    その後俺たちは、豪華すぎる朝食を済ませ
    結局8時30分にはすべての準備を終えていた。

    さて、いくかー
  • 24 きくらげ→CR-Z id:47AE1eu/

    2012-07-10(火) 14:13:09 [削除依頼]
    その時だった。
    「昨日はよく眠れたか?」
    目の前に居たのは、物語で描かれる狐の様な
    切れ長の吊り目の少女。
    白目は黒く、瞳孔は紅いというアブナイ目だ。
    赤に黄メッシュの髪は、登頂部で束ねられ
    その先の髪はライオンのタテガミの如く
    全方向へ整髪料でガチガチに固められている。
    「………誰だよ」
    俺は、まがまがしい気に押されながらもいった。
    「…俺か?ククク…そんなもん知る必要ねぇよ!
    なぜならテメェは、すぐに何も
    わからなくなるんだからな!」
    「お前、さては敵の差し金かっ!」
    少女はニヤリと笑ってとびかかってきた。
    「御名答!!」
    降り下ろされたのは華奢な手。
    しかし、鋭く尖った漆黒の爪を見る限り
    並みの威力ではなさそうだ。
    「漆黒縛壱式 染光縛鎖」
              ギシッ
    咄嗟に剣でガードしたが、間に合わなかったのか、
    俺の全身には少女の爪から伸びた
    黒い糸が纏わりついていた。
    「これは、光の届く所ならどこでも
    縛れる鎖!始めは糸だが、徐々に堅固なものになっていく。」
    何処かに、光りの当たらない所があれば…
    「おっと。暗い所に行くってか?
    読めてるよ。
    漆黒縛弐…ぐっ…タイムリミットが……」
    その刹那、少女と黒い鎖は消えた。
  • 25 CR-Z id:47AE1eu/

    2012-07-10(火) 21:05:02 [削除依頼]
    タイムリミットー何処かからここに、一時的に
    ワープしてきてるような言い方だな…
    そんな事を考えていると、電話がかかってきた。
    【もしもし?随分と長いトイレだな?】
    独特の、冷えきったトーン。リョウだ。
    「あぁ。悪い。ちと、ね。察してくれ」
    【……すまない。】
    もう少し考えていたかったが、仕方ない。
    俺は廊下へ出た。
    【悪かったな。…その、まぁ、あれだ…
    お前が…不健康だとは思わなくて】
    「オブラートぐるぐる巻きだな…ま、いいよ」
    『なんせ、嘘だったんだからな』
    この一言がでなかった。
    事を話すべきだとわかっていたのに。

    「誓いは立てたぞ。」
    俺は王宮からでてすぐに切り出した。
    【そうだな。】
    「さっきお前、いってたろ。
    誓いを立てたら教えるって。」
    【さっき?何の話だ】
    「あ!昨日。お前は俺なのか?って」
    【普通に考えれば違うな】
    「あぁ。そっか。」
    俺は変人か………………
    俺は少なからずショックを受けた
  • 26 CR-Z id:ZgKE6Qz/

    2012-07-11(水) 20:29:45 [削除依頼]
    【今私達は、首都ヴァーリアルから西に行った都市、
    ギルティに向かっている。】
    あそこ、あまり活気は無かったけど首都だったのか。
    東京にすんでると、首都のイメージはアレだもんな…
    って、今ギルティに向かって……ギルティ?
    「意味は有罪…だっけか。務所でもあるのか?」
    【いや、それは昔の話だ。
    ただ、出所後その周辺に棲み着いちゃう。
    そんな奴が多かったそうだ。だから、今でも
    その辺りはガラの悪い奴が多いんだ。
    姫がどこに連れ去られたのかはわからない。
    ただ、可能性として高い事は確かだ。】
    「誰も知らないってのも妙な話だな。」
    【この国はそんなもんだ。
    ボディガードなんていう、自らを犠牲に
    するかもしれない職業には人が就かなくてな】
    「温かい感情を持つ人がいなくなった。
    とは聞いたけど、それは関係してるのか?」
    【大いに。あれは…あの事件は……
    「くへへへ!呑気に話し込んでるな
    ギルティにはガラの悪い奴が多いんだろ?
    その道中は気を付けなくていいのか リョウさんよ!」
    【名前を知ってるだと?…貴様、刺客か】
    「あぁ、そうよ。ホワイトエンプティーが
    お前のせいでしくじったから、
    俺がその尻拭いをしてるんだっ!」
    【何の事だ。私には身に覚えがないんだが】
    「ぼっちゃんの方さ。わかるだろ?」
    くっ……もう伝わってたか……!
  • 27 CR-Z id:F2NgzRC.

    2012-07-12(木) 20:41:02 [削除依頼]
    【貴様、隠し立てをしていたのか?】
    「敵ではあるが、俺も一体どうやって、
    お前があいつを退けたのか知りたいねぇ!」
    「まず俺は、用を足すため部屋のトイレに行った。
    そんでトイレから出たら、よく眠れたか?
    って声がした。」
    「あいつは必ず言うんだよ。
    “今日が最期の日なのに、よく眠れたな?”
    そういう意味が込められてる。」
    【ホワイトエンプティーに会ったら最後、
    生きて帰れないとはよく聞いたが、
    今回の世襲で落ちぶれたのか?】
    「まぁ、新人だからな……」
    「らしいな。それから、案の定俺は攻撃されたよ。
    黒縛なんちゃらとか言ったかな。
    光のある所ならどこでも使えるって言ってた。」
    「漆黒縛の事か。あいつも一応使えるんだ…」
    「それだ。漆黒縛。壱式だったハズ。
    そして、俺が暗い所へ行こうとしたら、
    読めてると言われて、その時には既に、
    弐式を唱え出してた。」
    【ふむ。それで?】
    「タイムリミットだとかいって消えた。」
    「あちゃ〜。という事は、
    坊っちゃんは何も出来なかった!
    勝手にホワイトエンプティーが消えた。
    そう言うことか!本当に、実力で
    あいつを退けられる程の技量を持ってたら、
    見逃してやったんだけどなぁ〜」
    【どうせ罠だろう?】
    「いーや。だって俺、あいつよかキャリアはあるけど
    実力はねぇもん。あいつと渡り合える程の
    すげぇ実力持ってたら、俺なんか一捻りで
    殺されちまうからなぁ!!
    悪の芽は早いうちに摘めっていうだろ?
    大木になったら終わりだからだよ!
    しっかし、安心したぜぇ〜?
    大した実力は持ってないってわかってさァ!!」
    【来るぞ!!】
    「あぁ!」
  • 28 CR-Z id:8dv8OUz.

    2012-07-13(金) 21:17:41 [削除依頼]
    「ひよっこさんたちには、技名先に
    教えてやるぜ… 瞬間移動。」
    「瞬間移動?くそっ…どこに行く!」
    「そうやって180°だけ見回すのは、バカのやる事だ。
    死角から攻めるのがセオリーだろっ?!」
    頭上にはハンマーが見えた。
    剣のガードが先か、向こうが先か…!
    精一杯体を反らしてみたが、
    相手もそれに合わせて微調整をしてくる。
    その時ー
    【新人をサポートしてやるのは上司の常識だ!】
    リョウが横からハンマーを奪い去った。
    「降り下ろす途中で微調整かよ…っ」
    「さっきまでの俺からは考えられないってか?」
    相手は、素知らぬ顔で懐からもうひとつ
    ハンマーを取り出しながら言った。
    【もう一つあるだと?!】
    「スペアは必要不可欠って習わなかったか…?
    そして、攻撃には変化を付けると良いって
    習わなかったかぁ?!」
    ハンマーを、投げた!!
    俺は慌てて飛び退いた。その刹那、
    俺の体の横を風切り音を立ててハンマーが飛んだ。
    ドッ!
    大きな音を立てて、ハンマーが地面に突っ込んだ。
    「秘技・ハンマー投げ!」
    「後始末は考えて無かったようだな!
    お前のハンマー、俺が頂くぜ!!」
    「お前にそれが出来るかよ!!
    巻きとり装置作動。」
    後ろから負け惜しみが聞こえて…くるハズだった。
    なにかがおかしい。やつは何で挑戦的なんだよ?
    てか、巻きとり装置だぁ?!
    ウィーーーーーーーーーーン!
    けたたましい音が響きわたったかと思うと
    シャアアアアアアア!
    と糸を巻きとるような音が後に続く。
    何とかハンマーを先に取らないと!
  • 29 CR-Z id:8dv8OUz.

    2012-07-13(金) 22:46:07 [削除依頼]
    「うおらぁぁ!!」
    自慢じゃないが、オレはこういう時には凄い
    力を発揮するタイプだ。
    【向こうで騒いでる今、それに気をとられて
    無防備なお前に私が攻撃を加えたら、どうなるだろうね。
    コンパクト・フルスイング varハンマー】
    ハンマーが動きだすと同時に、相手の足も
    それを相殺するように動きだした。
    ガキィィン!
    としか形容できない音を立てて、両者は静止した。
    「うっ…足が、痺れた…たかが女の肘から先だと
    たかをくくっていたのが間違いだった…」
    【フルスイングを甘く見たからだろうな。
    …お前、その靴の先端に金属いれてるだろ?
    上からの衝撃には耐えても、足の裏からの
    衝撃には耐えられなかったようだな】

    その間にも、シャアアア!と順調に糸は巻きとられる。
  • 30 CR-Z id:ieTLbd01

    2012-07-14(土) 14:40:56 [削除依頼]
    「間に合えぇっ!」
    その時だった。足に糸が引っ掛かった。
    糸はビィン!と滑稽な音を立て、
    俺の体は宙に投げ出された。
    「ククク……急速巻きとり・作動!」
    ただでさえ暴れていた糸がもっと暴れだした。
    いや……暴れているというより、
    俺が…巻きとられている!
    「本当に巻きとりたかったのは、お前だよ山田一。
    瞬間移動ってのは疲れるんだ。
    それを連発してまでお前を巻きとり
    たかった理由、教えてやろうかぁ?」
    「……ハッ…何が、教えてやろうかだよ
    いらねぇよそんなもん!何故なら……」
    さぁ、今のうちだ!リョウ、助けてくれぇ……
    「何故なら?」
    【コイツはまだ、巻きとられきってないからだ
    よし行くぞ!42回転ジャンプ!】
    俺の体が急に持ち上げられ、またも
    俺は空中へ投げ出された。
    強烈な回転をかけられて。
    「うわあああああああああああ!」
    ああ…あの時糸にひっかからなければ
    こんなことにはあああ
    てか何で俺、後ろ見て走ってたんだっ?
    ううっ 目がああああああああ!!
  • 31 CR-Z id:Z/fHWdv/

    2012-07-22(日) 00:57:09 [削除依頼]
    「うぐうっ!!」
    俺は地面に叩きつけられた。
    目が回ってこのうえなく気持ちが悪い。
    そんな体験を最後にしたのは…俺が小4の頃。
    「俺は確か、凧糸を巻き付けられていた。
    周りでガキ大将の円堂が遠心力に逆らって走り回り、
    俺がミイラになりかけた寸前救いの手が……」
    【似すぎじゃないか?】
    リョウの声で俺の思考は途切れた。
    「………え?なんでお前…それ…」
    逆にリョウの方が、よくわからないといった
    表情でこちらを見返してくる
    「気づいてないのか…全部口に出してたぜ?
    概ね当たりな事をずらずらとだ。」
    俺は、内容を言ってしまっていたらしい。
    「そうか…俺、疲れてるのかな…」
    「【当然】」
    【昨日、ぶっちゃけよく眠れてないだろうしな】
    「この糸は、触れた者の意識を奪う効果があるからな。
    それに無意識のうちにあらがって疲れたんだろ
    意識保つのにも結構力を使うんだぜ?」
    「成程。だからさっき、名前なんだっけ?
    いいやお前が…瞬間移動を連発がどうのこうの
    って言った時しっくり来なかったのか」
    【貴様…あの風と砂ぼこりの中で、こいつが瞬間移動
    していた事に気づいてないだと…?!】
    「逆に、それがわかってると凄いぜ。
    あの状態ではっきり言葉を喋れるだけで
    常人を凌駕する精神力ではあるんだが、
    その比じゃない精神力を持ってる奴じゃないと
    この糸にやられちまう。」
    そういって、相手は自慢気に糸を手で握った。
    「ちなみに俺は、そんなやつ♪」
    こいつ…本当に円堂と瓜二つだ……
  • 32 CR-Z id:Z/fHWdv/

    2012-07-22(日) 14:51:16 [削除依頼]
    【くそっ!謎が多きすぎてイライラしてくる】
    「何を唐突に。山田一の過去の経験と
    今の体験の事か?それとも…俺の名前か?」
    【両方ビンゴ。概ねじゃなくて正確に当たりだ。】
    「だからさっき、名前わからなかったのか」
    「そりゃ、名乗ってないから当然だろ!
    ただ戦うだけの相手に名乗る必要は無ぇ。」
    今も悠々と談笑タイムを過ごしてるじゃねぇか…
    これも戦いかよ?と皮肉ってやろうと思ったが
    逆上されて糸で首を絞められると、最早
    ガード云々の話ではないので言わないことにした。
    代わりに…
    「お前は武士道精神の一つも知らないのか!」
    と言ってやった。
    「ブシドー精神?なんじゃそりゃ。
    そんな日本人のとっくに廃れた習慣。
    ここギルティで通用するかよ
    やあやあ我こそは!なんていってる間に殺される。
    こういう風にな!」
    相手はニヤリと笑った後、俺との距離を詰めてきた!

              ズガアンッ!
  • 33 CR-Z id:d5RscWe/

    2012-07-23(月) 20:54:39 [削除依頼]
    「……なん……だと」
    「ハンマーが、剣で受け止められた。
    ただそれだけじゃねぇの?
    何でそんなに怖い顔するんだ…逆に怖い!!
    俺だって…ひよっこな俺だって!学習したんだ。
    剣をすぐだせる様にスタンバってたんだよ」
    「違う…そうじゃねぇ…」
    【それこそが、私が貴様を選び出した理由の一つ…
    そう。うさんくさいが特殊能力だ。】
    「と、特殊能力だァ?!
    俺はそんなもんもってた覚えはない!
    第一俺は、そういう『特別な奴』は嫌いなんだ!」
    メロs…俺は、いきりたって反駁した。
    【…悪い。ちょっと説明してやってくれないか】
    相手は少しためらって、さっきと同じ表情を
    作ってから言ったー
    「ハ ン マ ー が く っ つ い た」
  • 34 CR-Z id:/nnP.6m1

    2012-07-24(火) 22:02:17 [削除依頼]
    「く、くっついた?バ、バカ言ってんじゃねぇよ…っ!」
    どうしても声が震えた。そりゃそうだ。
    俺は…そういう、非科学的な現象なんか、
    特殊能力なんか!信じねぇんだから
    あの時…俺はこの目で…非科学的な現象を見た
    あれは確かに、見ればはっきりわかった
    有り得ない事が、起こっていると。
    だが、非科学的な事だ。裁判なんかで
    勝訴できる筈なかった。
    それ以来俺は、非科学的なものが嫌いになった。
    今こうして、もう一つの世界にいる身ではあるが、
    既に、そういう現象を、世界を…
    人生に於いて2度見てはいるが!
    それでも俺は、こういう類いのものを
    信じない。…信じたくない!!

    剣を持つ手を、剣から離せば、すぐに分かることだ
    それぐらい、俺だってわかっている
    だが、そんな事は俺には出来ない!
    あれだけ、非科学的な事を証明しようと
    躍起になっていたのに、その主張を翻したのだ…!
    翻ざるを得なかったのだしかし!
    一度こういう立場になった俺はあの日の俺には顔向け出来ない!そんな俺がさらに元の立場に戻るだと?許される訳がない!妹を一度裏切った俺がさらに妹を裏切るなんて出来ない……!いくら俺がそういう現象を見ようとも俺は絶対にそれを信じないと決めたのだだから俺は例えそれが自分の身に起こっていても信じない!
    「お前が証明出来ないのなら、俺が証明する」
    気がつくと息は荒くなり、脂汗をかいていた
    「やめろ!!その手を離すな!!俺に現実を…
    突きつけるなぁぁ!!」
    「……時既に遅し」
  • 35 CR-Z id:GbIXRIj/

    2012-07-26(木) 20:12:35 [削除依頼]
    ハンマーから、相手の指が一本ずつ離れていく。
    「人間の時間感覚は、常に変化している」
    そんな一節を前に本で読んだ事がある。
    今の今まで忘れていたのに、ふと思い出した。
    こんな事を思い出す時間がある程、
    俺の目にはその動作はゆっくりとしたものに見えた。
    こんな事をスキャナーで読ませている間にも、
    男の指は離れていく。男の手には、如何にも
    不良という様な輝く指輪がはめられていたが
    そんな事は、男の最後の指が離れるときに
    一際大きな輝きを放つまで気づきもしなかった。
    俺はその時チラリと指輪を見てから、
    慌ててハンマーに視線を戻した。
    事はあっというまに運ぶと信じていたからだ。
  • 36  CR-Z id:ZI9KDko1

    2012-08-03(金) 22:09:11 [削除依頼]
    残った指がとうとう小指だけになったとき、
    俺はたまらず目を閉じようとした。
    だが、出来なかった。俺があの時心に決めたことは
    まだあった。それは…見届ける事。
    これは、年の離れた姉の言葉だ。
    『抗いたい事実はいつかまたやってくる。
    けれど、見逃した瞬間はもう二度とやってこない。
    世の中には受け入れなければならないものもある。
    抗ってもいい。拒否してもいい。
    しかし、何時でも目を開けていなさい。
    結局信じられるのは、自分の目だから。
    目で見て人は、諦めと言うものを知る。
    目で見て初めて、人は受け入れられるようになる。
    受け入れた時、見えなかった物が見えるようになる。
    だから目は、何時でも開けていなさい。』
    俺は、見届ける。しかと見る。
    男のハンマーが降り下ろされて、剣に弾かれた時
    ハンマーは跳ねなかった。動かなかった。
    俺はもう、薄々感じていた。だが、例え
    結果の予想がついていようと、俺は見る。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?

このスレッドの更新通知を受け取ろう!

ログインしてお気に入りに登録すると、
このスレッドの更新通知が受け取れます。

最近作られた掲示板

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。

ログイン

会員登録するとお気に入りに登録したスレッドの更新通知をメールで受け取ることができます。

お気に入り更新履歴設定

お気に入りはありません
閲覧履歴
  • 最近見たスレッドはありません