守る覚悟6コメント

1 虎視眈々 id:gzzb8jP0

2012-05-21(月) 16:03:10 [削除依頼]
 闇にひれ伏せ。光を見つめろ。

 エント。それは、人の精神を喰らい成長するもの。また、精神を食われた者達はエントになると言う。しかし、エントは夜を主とする生きものだった。
 そして、そのエントを倒す機関。それを人々はこう呼んだ。
 「夜の使者」と―

 晴天の朝。すんだ青空の空に耳に響くような音が鳴る。その音は、「明倉(あかくら)」と書かれた表札の家から鳴っていた。
 数分ほど鳴ると音は消え、その代わりに家のドアが開く音がした。中から出てきたのは、肩の下まである髪を靡かせ右目を黒い眼帯で隠した少女が現れた。その、少女は両手をグーンと上げ「んんっ」と言いながら背伸びをした。少女は背伸びをするとポストのある塀にまで歩み寄りポストに入っていた朝刊を取り出した。
 「あら、おはよう。莉紅(りく)ちゃん」
 新聞を取り出したのと同時に隣の家から高めの声がした。莉紅と呼ばれた少女は、声のしたほうを向くとニカっと笑い
 「おは!」
 莉紅は、明るく言うと一礼して家の中に戻った。
 
  • 2 虎視眈々 id:gzzb8jP0

    2012-05-21(月) 17:30:44 [削除依頼]
     「バタン」
     ドアが閉まったと共に莉紅の明るかった顔は一瞬で暗い絶望に満ちた悲しい顔に変わった。
     「…おはよう、ハッ」
     そう呟くと玄関から廊下へと足を上げ手に持った新聞を両手で広げた。そこには、デカデカと『夜の使者現る』と書かれていた。しかし、そんな見出しわおかまいなしに莉紅はすぐに裏のテレビ欄に目を移した。じっと上から下まで見下ろすと新聞を4つ折りにしすぐ隣にある台所の横引き戸を開けた。そのまま莉紅は、皿洗い場の手前にある脚長机に新聞を放り投げ、近くにある冷蔵庫を開けた。莉紅は、そこから「イチゴジャム」と「トーストパン」と書かれた2つの食品を取り出し冷蔵庫を閉めた。そして机の上にあった、トースターに1枚だけパンを放り投げるように入れタイムをっセットする。セットし終え3分ほどの暇が生まれたのでリクは、2階にある自分の部屋に行き「明桜高等学園」と書かれた名札をつけた男物の制服を着、机の椅子にかかっていた紫のチェック柄のリュックを左肩に背負い1階の台所に戻った。
     「チンッ!」
     台所を開けた時トースターのパンを焼く音がした。
     (タイミングピッタシ…)
     特に嬉しがるような顔もしないで莉紅はトースターからパンを取り出し机に出しっぱなしにしていたイチゴジャムをぬりパンの耳からかぶりついた。
     莉紅は、手も使わずにもぐもぐとパンを食べながら隣の部屋のリビングに場所を移した。
     リビングに着くとまず、テレビの電源をつけながら白いソファーに腰を下ろした。
     『えー今私は、昨夜エントが出現した公園に来ています』
     つけた瞬間エントの特報が莉紅の目と耳に入った。
     『このように、公園の遊具はボロボロに壊され地面には大きな穴があいています。ですが、これほどの被害が出ているというのにけが人は1人としていません。これも「夜の使者」の活躍なのでしょうか』
     テレビのアナウンサーは、自分の後ろの背景を視聴者に伝えるべく指をさしながら説明している。
     それを見て莉紅は、呆れたようにつぶやいた。
     「……ただの弱者じゃん」
     強く思いながら立ち上がりリュックを背負いながらテレビの電源を切った。 
     (夜にしか姿を現さねーような雑魚が…。)
     一体どうしてここまで夜の使者を軽蔑するのかはわからないがどうも冗談ソコソコで思っているような顔はしていない。
     莉紅は、怒りとも言えぬような思いを募らせ家を出て、本校「明桜高等学園」に向かった。
  • 3 虎視眈々 id:gzzb8jP0

    2012-05-21(月) 18:29:20 [削除依頼]
     「よう、おはっ!りーく君」
     莉紅が通学路を歩いていると後ろから莉紅と同じ制服を着た男が声をかけてきた。
     「だーかーらー。私は、女だ!メス!」
     すぐさま振り向き莉紅は、男に怒鳴る。
     「べっつにイイだろ。性格も、顔も、名前もおと…ブゴッ!!」
     男は全て言う前に、その顔面に莉紅の左肘が降りかかった。
     「ちょ、莉紅、ひどくね(T▽T)」
     「ひどくない。こうなることくらいわかって言ったんだろう木田(きだ)。あと、あまり調子に乗ってると雷落ちるぞ(私から)」
     苦笑いをして木田は返す。それにつられ莉紅も苦笑いをした。
     ―「前から思ってたんだけどよー」
     通学路。木田と莉紅は、肩を並べ歩いている。
     「ん?」
     莉紅は軽く聞き返す。
     「莉紅ってよー、髪ストレートより結んだほうが可愛い気が済んだけど?」
     突然そんなことを言われキョトンとする莉紅。
     「もしくは、切ったほうが断然可愛いって」
     素直に言う木田を見て莉紅はもっとキョトンとする。
     「…打ちどころ悪かったか?いつもだったら、朝のテレビや新聞の話してきてひつこいと断固されもう1発くらうのがオチだというのに」
     薄々しい顔になりながら問い正す。木田は、「そこまで言う!?」という顔をして莉紅を見る。すると先ほどまでの言葉とは裏腹に鈴鹿に笑って見せつぶやいた。
     「まぁ、気が向いたらしてみる」
     そう言われ木田も小さく微笑んだ。


    まぁ、今日はこのくらいでお暇します。みなさんのご感想お待ちしています。
  • 4 ヒーハ-! id:BRvgdQe0

    2012-05-22(火) 19:23:34 [削除依頼]
    戦い系キタ―――!
    まだ戦いには、入ってないけど早くは言ってほしい!
  • 5 花火 id:BRvgdQe0

    2012-05-22(火) 19:26:56 [削除依頼]
    あれ?リクの性格変わった?
  • 6 虎視眈々 id:BRvgdQe0

    2012-05-22(火) 20:10:42 [削除依頼]
     「じゃ、37ページを…綿谷(わたや)読んで」
     明桜高等学園、1年D組。そこでは、1時限目の授業である国語が行われていた。
     担任の八屋(はつや)に言われ計34名いる中で1人の生徒が立ち上がり文章を読み上げていく。
     その中で莉紅は1人、窓側の席で校門の方を眺めていた。特に理由があるわけでもなく。そんな莉紅が今考えていたことと言えば
     (夜の使者)
     だった。朝の方にも言った通り莉紅は夜の使者をあまりよく思っていない。
     (光を嫌い、闇を制す…)
     夜の使者が初めてテレビで報道された時のアナウンサーの言葉を思い浮かべた。
     (光に出てくるのが怖いただの陰でしかない奴らが何であそこまでみんなから慕われてんだか)
     クラスの中でも夜の使者の事は大分人気があった。見てもいないのに見たなんて言うばればれの嘘をついたり、本当かもわからないようなエント情報を流したり。莉紅は、内心そんな話うんざりしていた。
     「キーンコーンカーンコーン」
     1時間目が終わる鐘が鳴ると生徒は一斉に「終わった―」と喜声が上がる。
     2時間目までにはまだだいぶ時間がある。莉紅はしばらく窓の外を見ていたが少し経つと目を前に向き直し国語の教科書などをかたずけ席を立った。
     「…なぁ、木田」
     莉紅は席を立った直後教室の後ろで数名の男子生徒とじゃれあっている木田に話しかけた。
     「ン、何?」
     木田がきょとんとした顔で聞き返す。
     「お前ってさぁ。…好きな人居る?」
     突然の質問。それを聞いて木田とじゃれあっていたものも木田本人も一瞬動きがぴたりと止まった。
     「ぜ、ぜぜ、全然。い、いや生まれてこの型、俺告られたことも告った事もないから」
     頬を赤くしながら言う
     「……だよね」
     『えっ』
     周りの者たちと反応がかぶる。
     莉紅はそのまま周り右をして自分の席の戻った。


     えー今日はおかしな所で終わりましたがまたご感想お待ちしてます。
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