バタフライエフェクト4コメント

1 魅月 id:uqfms9V/

2012-05-15(火) 12:29:55 [削除依頼]
 バタフライエフェクト。
 それは、蝶の羽ばたきが巡り巡って地球の裏側でハリケーンを引き起こすというカオス現象。
 またの名を、風が拭けば桶屋が儲かるとも言う。
  • 2 魅月 id:uqfms9V/

    2012-05-15(火) 12:52:29 [削除依頼]
     中山優香(なかやまゆうか)高校一年生は自転車をゆっくりと漕いでいた。
     雲すら見えない快晴の空を見上げると、ため息がでてきた。
     優香はこの天気のせいで、今、自転車を漕いでいるのだ。
     体育祭。スポーツの得意な者にとっては晴れ舞台であり、苦手な者にとってはただの恥さらしの場である。吹奏楽部の優香はもちろんのこと、その後方に当たる。
     そんな体育祭が近づいてきた五月の半ば。日焼け止めを塗りたくって全校リレーの練習に参加していた。
     最初のうちは周りの親しい人たちと、多愛のない話を交わしていたのだが、この快晴暑さのせいで次第に話す気力も薄れてゆく。
     そしてついには話す気力どころか、意識が薄れていった。
     そして、意識を取り戻すと保険室の先生、山川敦子(やまかわあつこ)通称あっちゃんが、心配そうな顔でベッドに横たわる優香を見つめていたというわけだ。
     症状はただの熱中症。念のため早く帰りなさいと敦子が言うものだから、優香は渋々自宅へ帰るため自転車を漕いでいるのだ。
    「」
  • 3 魅月 id:uqfms9V/

    2012-05-15(火) 19:51:58 [削除依頼]
    「あーあ、佐久間先輩と帰る予定だったのになぁ……」
     そうぼやきながら、ペダルを漕ぐ足に力を入れる。
     佐久間春都(さくまはると)一つ年上の高校二年生。それは、優香にとって近い人であり、心は遠い人だ。
     春都と優香は一応両思いの恋人同士、ということになっている。しかし、実際は春都は優香のことを好きではない。
     優香はその事実を知っている。
     ましてや、春都は優香に向かって愛の言葉を幾度となく囁くが、その言葉を本当に言いたい人物が誰だと言うことも全てお見通しだ。
     花園朱祢(はなぞのあかね)高校二年生。優香にとって尊敬する先輩であり、春都にとって愛しき人物。
     少し癖毛の優香とは打って違ってまっすぐなロングストレート。顔も可愛らしい優香と美人という言葉が合う朱祢。正反対と言っても過言ではない。 
  • 4 魅月 id:uqfms9V/

    2012-05-15(火) 20:01:48 [削除依頼]
     だが、同じ吹奏楽部で同じフルート担当のため年こそは違うが、お互いを下の名前で呼び合い、休日は二人で出かけることも多い。
     見た目は近寄り難い感じだが、話してみると結構ノリがよく口が悪くて面白い。優香にとって朱祢はあこがれ、理想。
     部活の帰り道近くのカフェによってデザートを食べながら談笑する。そんな二人を春都はよく見かけていた。
     だから優香に告白されたとき、もしかしたら朱祢と仲良くなれるチャンスかもしれないと思い、付き合うことにした。
     そんなことくらい優香はわかっている。いや、朱祢と仲が良いのを利用した。
     
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