荒廃バビロン9コメント

1 棡原 id:.4yJAW71

2012-05-12(土) 00:50:37 [削除依頼]
どうも、棡原(ユズリハ)と申すものです。ちょいちょいうpしてく予定です。
  • 2 棡原 id:.4yJAW71

    2012-05-12(土) 01:04:35 [削除依頼]
    ちょっとした前置きと探偵稼業-1


    ここは、空中浮遊都市・バビロン。数ある浮遊都市の中でも特別大きく特別ーーー犯罪の絶えない都市。毎日何処かの何かが壊れ、誰かの何かが失われて行く。そんな中でも一際目立ったのが灼熱の炎の色の髪を持ち、冷たい黒い眼の青年が1人。彼の名は

    「オイコラそこの駄目探偵。いい感じに倒すって俺の家が半壊してるんだが。」

    「んなもんデフォルトだろうが。」

    「ざけんなこの駄目探偵!!」

    「名前があるだから名前で呼べっての」

    「ほーうそうかそうか。そんなにウチの修理費全額払いたいかそーかそうか。じゃあここの名前欄に署名しろ」


    「バビロン(Babylon)ってな」
  • 3 棡原 id:.4yJAW71

    2012-05-12(土) 11:47:44 [削除依頼]
    「いや、それは正直あんま面白く無いわ。」

    「面白いがな、俺は。」

    いやいやいやいやと首を横に降るバビロンとバビロンに署名させようとする青年−−彼はジャック・ビーンズ。バビロンの友人にしておそらく最大の被害者。

    「大体なんでお前を追っかけて来たヤツを俺の家でぶっ飛ばす必要がある!」

    「さぁ?」

    「探偵名乗るなら数秒でいいから考えろやぁあああああ!!!!」

    バビロンは数秒考え直し、無いメガネをクイッとしてドヤ顔で


    「知らぬ」

    「ドヤ顔で済むとでも!!?」

    ジャックはグリグリと眉間を揉みながらバビロンに

    「いい加減お前仕事に就け!探偵なんてそんな不安定なモンなんの利益がある!?」

    「じゃーん。そんな不届き者ジャック君にお知らせでーす。」

    ピラッと見せた一枚の紙。

    「あぁん?」

    覗き込むと

    『探偵事務所・EZグランドサーチ様

    ご依頼したい事が御座いますので本日6:00前後にそちらに伺います。

    P.S.謝礼金は弾みます


    ? ? ? ? ? ? ? ? ? ラビット・タップ』

    一読してジャックが

    「ほう」

    バビロンを見つめ

    「全額俺の家の修理費に当ててくれるんだろうな?」

    酷く無表情に言い放つ。その言葉を聞いたバビロンはこくこくこくと首を縦に降りまくる。

    「だからお前も一緒に来てくれ」

    「何でお前の仕事に付き合わなきゃなんねぇんだよ」

    「じゃあいいよ、お面屋に頼む」

    「いや俺が行こう。」

    お面屋とは、この都市の東区画を縄張りにしている一種の盗賊だ。顔に何重もの面を被っており、その素顔は誰も知らない。飯はどうやって食っているのか。バビロンとは情報経由で親交があり、ちょいちょい仕事の手伝いをさせられている。ジャックとは犬猿の仲だ。

    「あんなヤツ稼いだ金で家治すより自分で奪ってなんぼのもんじゃい!」

    「おー、すげぇやる気。」

    そんこんなで即席探偵コンビは誕生した。
  • 4 棡原 id:.4yJAW71

    2012-05-12(土) 23:17:56 [削除依頼]
    ところ変わって東区画。お面屋は今日の昼飯を何にするかで四時間悩んでいた。もう昼では無い。

    (チャーハンにするか、パスタにするか・・・。しかしテツの混ぜご飯も捨てがたい・・・。)

    それでいいのかボス。

    ぼーっとして歩いていたせいか、結構でかめな瓦礫にぶつかった。

    「いてっ…ん?」

    あー、と呟くと腰をその場に降ろす。地面から広い上げたのは彼の仮面。

    「うっかり取れた。」

    それでいいのか。

    「よし、今日はうどんにしよう」

    「選択肢になかっただろそれ」

    お面屋の頭にチョップをかましたのは東区画No.2・テツ。この人の混ぜご飯はマジ美味いです(お面屋談)

    「おー、てっちゃん。お面付けるから向こう向いててー」

    「はいはい」

    キュッと後頭部で組紐を結ぶ。そういえば、と全く気にしていない風に適当に

    「またクスリが流行ってるらしいな。しかも大分俺らの方にも流れてるらしいじゃねぇか?」

    そこんとこどーなの、とテツに問いかける。テツは

    「その事だが。クスリ配ってたのは西区画のガキ共だ。一度やると中々抜けねぇ。まぁ、それが普通ちゃぁ普通だがよ。あれはちっと・・・異常だぜ。」

    「ふぅーん。バビロンにでも頼もうかなぁ」

    「ん?あの探偵にか。」

    うん、と相変わらず表情の分からないお面屋は言う。

    「困った時は、探偵さんに相談、さ。」
  • 5 棡原 id:oyTLJNr1

    2012-05-13(日) 19:30:10 [削除依頼]
    第1話『ご利用は計画的に』


    ところ戻りバビロン達。二人は今、西区画の中心の方にある裏町にいた。何故かというとそこにバビロンの事務所があるからだ。

    「ハルセーただいまー」

    「お帰りなさいなのです師匠。」

    「久し振り、ハルセちゃん」

    バビロンの声に反応したのは大体12歳くらいの緩いおさげの少女。
    春瀬が本当の字面だがバビロンは敢えてハルセと呼ぶ。

    「ジャック様もいらっしゃったのですね。今ちょうど御依頼人の方が到着されたのですよ。」

    「マジかー。じゃあさっさと依頼内容聞くかね。」

    「了なのです」

    と言い春瀬は台所の方に消えた。バビロンは部屋に一つしかない机に座布団をひいて座った。ジャックは隣で立っている。依頼人が口を開いた。

    「始めまして、私が今回手紙を送らせて頂いたラビット・タップです。種族は長耳族です。まず最初に聞いておかなければいけないのですが…」

    二人を見比べコテンと首を傾げる。

    「どちら様がバビロン様でいらっしゃいますか?」

    「俺です。」

    スッとバビロンが手を上げる。赤髪がふわりと揺れる。依頼人:ラビット・タップは納得したように首を元の位置にコキッともどした。

    「それでは依頼の中身のですが…。私たち長耳族は長年猫目族(キャッツアイ)と争っているのはご存知ですよね?」

    長耳族と猫目族と言えば猿と犬並に仲の悪い事で有名だ。長耳が歩けば猫目がキレる。

    「あー、それはもう嫌って程。」

    どこか遠い目をしつつ、バビロンは答える。

    「師匠は前に抗争に巻き込まれたのですよ。」

    どうぞ、と紅茶を置きつつ春瀬が言う。ジャックも

    「あれは酷かった。本当酷かったなぁ…」

    あの時も今みてぇに依頼に付き合わされて…、と遠い目になる。苦労している。

    「あぁ…。それは大変で御座いましたね。それでは今回はお断りになられるかもしれませんね…。」

    「「え?」」

    ラビットは少し嫌そうな顔で

    「実は、首領の娘が猫目族の奴等に誘拐された様なのです」
  • 6 棡原 id:UbqLlaj0

    2012-05-15(火) 06:28:42 [削除依頼]
    ちょいと補足。長耳族はラビッティアと読みます。他にも弓目族とかいてシープアイと読んだりもします。

    ちょいちょい補足していきますねー。

    落ち着いたらキャラクターの絵をブログの方にうpしますのでもう少しお待ち下さい。
  • 7 千本桜 id:nUrPXAy1

    2012-05-15(火) 19:41:21 [削除依頼]
    読みました。探偵ものですか…その発想はなかった!という感じです。
    構成とかにも問題はありませんが、即席コンビの容姿などがよく分からないといったところです
    その他は問題ありません。このまま更新に励んでいただければと思います。
    では評価です。
    ☆☆☆★★
  • 8 棡原 id:OuObXa4/

    2012-05-21(月) 07:22:26 [削除依頼]
    忘れかけてた人物紹介

    バビロン

    種族:不明

    本作の主人公(多分)。頭脳派に見えるが武闘派探偵である。スラムの捨て子だったため正しい年齢は不明。195くらい背がある。赤髪黒目。いつもダルそう。

    ジャック・ビーンズ

    種族:ヒト

    バビロンとは腐れ縁ないいとこのお坊ちゃん。黒髪緑目。25歳。170ちょい背がある。よく家を半壊される。修理費がかさむ。即席探偵コンビ結成中。

    春瀬(ハルセ)

    種族:ヒト

    12歳くらいの少女。おさげ。ふんわりした茶髪。ミニスカート。ナイフ常備。140ちょいしか背がないのが悩み。スラムの捨て子だった。バビロンに依頼の関係で助けられ、以来バビロンを師匠と呼び慕っている。

    :その他種族・区画等について:

    主な民族はヒト。

    ・長耳族(ラビッティア)

    兎の様な長い耳を持っている。占いや霊能力にのある者が多い。猫目族とは紛争が起こるレベルに仲が悪い。

    ・猫目族(キャッツアイ)

    猫の様な瞳孔が特徴。力仕事に向いている。プライドが高い。高慢。長耳族を奴隷だと思っている節がある。

    ・弓眼族(シープアイ)

    穏やかな性格の多い部族。しかし裏で何を考えているかわからない。大きな巻角とヤギの様な眼が特徴。男性は外巻、女性は内巻。
    頭がよく回るため商人などにおい。

    ・龍人族(ドラグニール)

    龍と人の混血民族。美形が多い。根っからの戦闘民族なので男女とも常に大剣装備。辺境の森などに住んでいる。用心棒などに向いている。特殊能力がある。

    ・水人(アクアピープル)

    海に住んでいる、エラと水掻きを持つ民族。魚取りが上手い。漁師に多い。瞳孔が魚の様になっている。水がないと干からびるので滅多に中心部には来ない。

    ・吸血族(ドラキュラッド)

    伝承上の吸血鬼の元となった民族。勤勉。警察や技術者に多い。耳が尖っていて、牙があるのが特徴。


    まだまだいるけど書ききれないため増えたら書く方針で行きます。
  • 9 棡原 id:rsLgdwC0

    2013-02-03(日) 22:30:49 [削除依頼]
    「首領の娘が誘拐、ねえ。そいつは大変だ」
    「おい、棒読みだぞ」
    バビロン は やるき を うしなって
    いる ▼
    「笑い事ではないのです!今年は100年に一度の大祈祷の年。しかも祈祷の日は陽炎月の20日」
    タップが声を荒げ、語る。
    「え!?陽炎月の20日って…。ああ!もうあと一週間ないのです!」
    ハルセが急いでカレンダーを確認し、声を上げる。(陽炎月=7、8月)
    「…毎年陽炎月には雨が降らない。だから長耳と猫目はお互い、交代しながら毎年祈祷をしてきた…はず。」
    ジャックが顎に手をそえ、考えんがら言う。しかし、バビロンが
    「いーや、そいつは違うぜジャック」
    「は?」
    「タップさん、俺の記憶が正しければ確かここ10年は長耳しか祈祷を行っていないはずだ。」
    タップは苦々しい顔でうなずき、
    「…ええ。10年ほど前になるでしょうか。猫目族のラモーラ、という者が我らの祈祷中、突如暴れだし仲間を4人、殺害したのです。それまでは歪みあうとはいえ祈祷を捧げる同士。そこまで争いも酷くはなかったのです。…しかし…」
    「その事があってから、溝は深くなり、祈祷はあなた方長耳族の仕事となり猫目族との交流絶えた」
    バビロンが後を継ぐ。
    「その通りです。…しかし何故貴方がこの事を?部族外には流出していない情報のはず…。」
    「いやー、何を隠そう俺が巻き込まれた紛争ってそれが原因のヤツだったんですよね。知らなきゃ可笑しいっつーかなんつーか。」
    ふ、と真剣な表情になり
    「祈祷が行なわれなければ我々中心部の民だけでなく全ての部族が困る。下手をすれば死ぬ。水人なんかは特にやばいだろう。…この依頼、受けさせて頂く。」
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