絶縁体のオメガ   32コメント

1 猫村 創 id:yJdlARS1

2012-05-10(木) 20:23:10 [削除依頼]

 ギリシャ文字は全部で26文字ある。
 それに伴い、ギリシャ文字の紋章を持つ者も26人居る――
  • 13 猫村 創 id:zNbOjZ2/

    2012-05-12(土) 21:20:06 [削除依頼]
    「ああ、やっぱり力を貸すことが出来ないんだ……」
    「なら、あいつの話をしてあげるよ」
     デルタは空に向って、指を指した。すると、雲行きが段々怪しくなってきた。
    「あいつ……?」
    「もう一人のお前の話さ」
     やがて雨が降り、二人は地面に向って落ちてくる雨粒に叩きつけられるかのように打たれる状況になった。幸いなことに、雨だったから良かったものの、コンクリートや隕石といった物が降ってきたら、流石の能力者でも一溜まりもないだろう。
    「お前……オメガの分身の名前はオーム。同じΩの刻印の持ち主さ。この間、戦っているのを見たんだ。アルファとな」
    「アルファ!? 今じゃあいつとオームじゃ差がないはずだが……」
    「アルファは負けそうになっていた。だから俺が助けたんだ。アルファのことを……」
  • 14 猫村 創 id:xH1sOwe/

    2012-05-13(日) 21:59:26 [削除依頼]
    「助けた? 何故そんなことを……!!」
     滴る雨水を手で拭き、睨みながら言いつけた。
     デルタは頬の紋章を擦り、首を横に曲げた。
    「何故って、仲間が欲しいからだよ。争いをなくすための仲間を……」
    「それで、アルファはどうするって?」
     オメガの質問に、下を向いて黙り込むデルタ。そんなデルタを見るオメガは、足全体に力を入れた。
    「お前なぁ、馬鹿なんだろ!? ちょっとは考えろよ! 皆は争いが好きで参加してるんだぞ!!」
     疑問と怒りをデルタにぶつける。オメガは胸倉を掴み、怒鳴りつけたのだが、デルタはいじける素振りを見せただけだった。
  • 15 猫村 創 id:qq1ltlp1

    2012-05-14(月) 20:20:54 [削除依頼]
    「ふふふふ……」
     すねた直後、デルタは不気味に笑い出した。
    「ふふふ、ふふふふ……。ふふふふふふふふふふふぅ!!」
     デルタの笑い声が公園周辺の電波を乱し、鼓膜を破るような超音波がオメガの耳の中で鳴り響いた。
     オメガはそのまま膝をついて座りこんだ。
    「声も出ないほど辛いだろ!? それが、それが、今の俺の心境だぁ!!!!」
     とデルタが叫ぶと、更に電波が乱れた。まるで電波が暴れるかのように。
    「言っておこう、今のお前じゃアルファどころか、俺に勝てない!! その上にはガンマやカッパ、オームがいるんだからなぁ……。あー可笑しい! それでもお前は戦うなんてな!」
  • 16 優太(^_−)−☆ id:XnAGXt11

    2012-05-14(月) 21:37:30 [削除依頼]
    また来ましたぁ!2回目かな?
    超面白い!
    これ更新すっごく楽しみなんだ♪
    また更新されてたら来るね♪
    ばいちゃ★
  • 17 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 14:25:18 [削除依頼]
    うん、二回目だねw
    ありがとう!! その言葉で執筆するきになりますww
    コメありがとね
  • 18 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 16:25:33 [削除依頼]
    >15 「ガンマやカッパが、お前とどう関係してるんだ!?」  鼓膜の痛撃を忘れる程、オメガには気になる内容だったらしい。 「俺に勝ったら教えよう」 「分かった、約束な」  二人はファイティングポーズを取り、お互いが距離を詰めた。  オメガの構えは、パンチに特効のある、ボクサーの様な構え。一方、デルタの構えはカポエラのような構えをしている。  先制攻撃を狙ったのは、デルタだった。オメガとの距離を少し離し、踵が丁度後頭部に当たる様な間になっている。 「くらいな、これが――」  その直後、デルタ自身が一回転をし、空気を抉った。
  • 19 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 17:10:56 [削除依頼]
     デルタの靴についていた泥で、オメガの目の光を遮られてしまった。
     あたふたするオメガに、脳天から踵を落とすデルタ。重力とデルタの筋力に負けたオメガは、そのまま倒れこんでしまった。

     ***

    「……」
     ボソボソと聞こえる声が、オメガを起こした。
     ゆっくりと目を開け、ぼやける視界から誰かが声を掛けるのを、遠目のような感覚で眺めていた。
    「オメガ、オメガ!」
     弱々に強く音割れする声に、流石のオメガも絶えられなかった。
    「っるせーよ!!」
     寝ていた所の側にある机を、強く握った拳で、思い切り殴りつけた。
  • 20 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 17:37:54 [削除依頼]
    「わお……」
     机は無残に砕け散っていた。木の破片が重力に逆らい、天上に上っていくようにして吹っ飛んでいった。しかも、真ん中には大きな穴が開いてしまった。
     こうなった机の修復は、職人じゃない限りは厳しいだろう。
     オメガを助けたと思われる男は、悲しみに満ちた目をし、涙を堪えようとしている。
    「と、ところで、お前は誰だ!?」
     今になって聞いてきた。オメガの目は、デルタが蹴った際に飛んでいった泥にやられ、闇しか映らない状態になっているのだ。
    「俺か? 俺はカッパだ」
    「カ、カッパ!?」
     デルタの話によると、カッパはアルファより強く、オメガには勝てないと言われていた。そんなカッパが目の前に居る。
     目が見えない今、不意打ちの可能性も大だ。ここでカッパを殺さなくては、すぐにオメガは殺されてしまう。
  • 21 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 18:25:17 [削除依頼]
     そう、何となくオメガの脳裏に焼きついていた。
     目の見えない恐怖。即ち、暗闇の世界に、一人ぼっちでいるような感覚。
     電波の暴走により、超音波が発生し、微かにしか聞こえない耳。
     今のオメガには、頼る物は一つしかない。それは、嗅覚だ。
     オメガの五感のうち、最も発達しているのは嗅ぐ能力だ。
     これを使って、カッパを倒すしかない。
    「何で戦おうとするの?」
     自然と戦闘体形になるオメガに、疑問をぶつけたカッパ。
    「何故って、今、この状況じゃお前を殺すしか方法が見当たらないからだ」
  • 22 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 18:37:29 [削除依頼]
    「はぁ?」
     呆れた様子でカッパはオメガを見る。
    「なんで俺がお前なんかと戦わなくちゃいけないんだ」
    「無駄だ! 俺に隙をつこうったって、そうはいかないぜ!!」
     デルタの話が本当なら、カッパは相当な実力者。
     自分の体に抵抗という悪影響しかない物がついていようと、必死で戦おうとするオメガに、足音を立てずに近づいた。
    「な、なにを……」
     カッパはオメガの目を手で押さえ、暫くその状態をキープしていた。
  • 23 PUMA id:h6eANMv0

    2012-05-15(火) 18:50:33 [削除依頼]
    デルタさん好きだわw
    評価のために読み直してそう思った!
  • 24 猫村 創 id:ugLW3740

    2012-05-15(火) 18:54:01 [削除依頼]
    >23 あの嫌味な奴かw 以外に武道派だったね、知らなかった← コメありがとんちゃん☆彡
  • 25 猫村 創 id:GEjNkL1/

    2012-05-16(水) 20:23:12 [削除依頼]
    >22 「もう良いだろう……」  カッパは手を離し、オメガに顔を近づける。 「もう少し時間が立ったら、再び見えるようになるだろう。しかし、デルタも考えたな。靴底に付着した泥で、神経障害を指示するデータをいれておくなんて……」 「そうなのか!?」  オメガは半目を開けて、驚愕いている。 「ああ、デルタも恐ろしい刺客だよ。今のお前じゃ正直キツイかもな」  当然の結果に、未だに耳を疑い、悔しがるオメガ。カッパもその雰囲気に合わせ、声のトーンを下げた 「技巧派のデルタには今は勝てるはずがない。しかし、それは今だけだ」
  • 26 猫村 創 id:qGq7ER3/

    2012-05-17(木) 18:02:05 [削除依頼]
    「なら、何時になったら勝てるようになるんだ?」
     オメガは不自然に首を横に曲げ、薄々見える目でカッパの顔を見た。
     カッパの右頬には、Κのマークがある。間違いない、本物のカッパだ。
    「それは、お前が技巧派に慣れることだ」
     紋章を軽く擦り、オメガに言った。
    「慣れること、か」
     とオメガが言った直後、カッパは黙り込んだ。そしてカッパは無言のまま、オメガの破壊したテーブルからナイフを手に取った。
    「なんで黙りこ――」
    「ところでさ、お前はこのナイフをどう使う?」
    「話をさいご――」
    「俺なら、こう使う……」
  • 27 猫村 創 id:qGq7ER3/

    2012-05-17(木) 18:46:54 [削除依頼]
     そう言い終えたあと、カッパは能力で林檎を出した。“オールイメージ”と呼ばれる物だ。カッパの能力は、自分のイメージした物を具現化させる能力で、林檎の他にもバナナや梨等の果物も出せる。その他にも、剣や盾等も出せる。が、出せない物もある。それは動物だ。どんなイメージをしても動物だけは出せないと本人は言う。
     そして、カッパは林檎の皮を丁寧に円を描くように剥ぐ。
    「俺なら、こう使うんだよ」
    「? ただ、皮剥いただけじゃん」
    「分かってないなー。物には正しい使い方があるってんだよ。お前なら、このナイフをデルタとかと戦うために使うだろ? それ加え、お前の戦い方も正しくないってことだ。オメガだったらデルタに通用する能力を持ってるじゃないか。それを使ってれば確実にデルタに勝っていただろう」
  • 28 猫村 創 id:2Izb0AQ.

    2012-05-18(金) 20:14:47 [削除依頼]
    「それってどうゆう……」
     オメガはデルタとの戦闘状況を思い出した。
    「分かったか?」
    「分かった、ありがとうカッパ」
     そのまま、勢い良く部屋を出ようとするオメガを、カッパが小声で止めた。
    「まだ、原理を分かっただけで、デルタを倒せるとは限らない。うちで修行するか?」
     コクッと頷き、部屋を出る二人。
     廊下は縦にも横にも長く、広い。それどころが、白い絨毯と大理石の壁が、オメガの目をチカチカさせている。
  • 29 猫村 創 id:1LgZxIs0

    2012-05-19(土) 14:25:12 [削除依頼]
    「どうかしたか?」
     この家の主には、気づくはずはない。
    「目が痛くて……」
     涙腺から溢れそうな水で、視界を遮られることに不満に思いながらも、カッパの後ろを付いて行くオメガ。
     カッパは茶色いドアを開け、オメガを先に入れた。
    「此処なら、そうゆうことはないか?」
    「ああ、心配してくれてありがと……」
     オメガは照れ臭そうに笑顔を作る。
     オメガとカッパが入っている部屋は、先程の四畳くらいの部屋とは比べ物にならない位に広い。
     真っ赤な絨毯はフカフカ、大理石のテーブルの傍には暖かな暖炉が火花の音を鳴らしていて、周りの白壁には黄緑色で薔薇の柄が入っていて、尚且つ優美な絵画が掛けられている。とても綺麗な部屋だ。
  • 30 晴嵐(seiran) id:bmVkm/11

    2012-05-19(土) 20:51:47 [削除依頼]
    自分はこういう「架空のものを設定して」ってのが苦手なんで、こういうのが書ける猫村さんが羨ましいです。
  • 31 猫村 創 id:cevK6wp0

    2012-05-24(木) 20:12:07 [削除依頼]
    >30 そうなんですかw でもかなりの妄想でしかないんですがね^^; お互い頑張りましょう
  • 32 猫村 創 id:9.gDwIk/

    2012-06-01(金) 21:23:42 [削除依頼]
    「此処で何をするんだ?」
     何も知らないオメガを小さく睨み付けた。その瞬間、静電気が部屋を走り回る。何者でもない。カッパの気力だ。
    「お前には此処で修行をして貰う」
    「何で!?」
     唐突な話でカッパの言動を、全く理解出来てない様子のオメガ。確かに、此処の部屋は床と天上迄が高く、面積も広い。動きやすい部屋なのだ。しかし、殆どの家具は高級品。それに暖炉の近くで暴れたりしたら火事はまのがれないだろう。
    「お前にやって貰うことは、これだ」
     パチンと指を鳴らして、“オールイメージ”の能力を使うカッパ。すると、カッパの手から無数の和紙で出来た折り紙が出てきた。
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