しゃぼんだま。18コメント

1 栗加 id:8wdpiwT1

2012-05-05(土) 09:41:18 [削除依頼]



吹き出されたしゃぼん玉は
空に向かって飛んでいく。

途中で静かに消える
空色のしゃぼんだまは、


―私達の恋を
     予感させた―
      
       
  • 2 天夢夜音叶 id:I.OWopB/

    2012-05-05(土) 09:42:26 [削除依頼]

     面白そうですね!頑張ってください!
  • 3 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 09:48:50 [削除依頼]


    天夢夜音叶さん→

    ありがとうございます!
    面白くできるように
    がんばりますねッ><
  • 4 天夢夜音叶 id:I.OWopB/

    2012-05-05(土) 09:50:13 [削除依頼]
     >>3  頑張ってください☆  早く小説書いてほしいです
  • 5 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 10:18:14 [削除依頼]



    太陽が照りつけ
    蝉が鳴りやまない夏。


    神山芹菜
    ( kamiyama serina )


    高校1年の
    平凡女子。


    「xにyを代入して‥‥」


    先生の声すら
    子守唄に聞こえる。


    「…あっ。」


    窓側の席の私は
    ふと屋上の方を見た。


    空に向かって
    飛んでいくしゃぼん玉。


    …あの人だ。


    しゃぼんだまを
    空高く飛ばしてるのは、


    あの人しかいない。


    私は確信し、
    手をゆっくりあげた。


    「ど-した、神山。」


    「すいません。
     体調悪くて‥‥…。」


    「そ-か‥…。
     保健室行ってきなさい。」


    「はい。」


    ほんとはバリバリ元気。
    走ったりできるし、
    爆笑もできる。


    …でも私は
    先生に嘘をついてでも、


    しゃぼん玉を飛ばす
    あの人に会いたかった。
  • 6 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 10:19:53 [削除依頼]


    天夢夜音叶さん→

    はい!
    応援ありがとうございます(涙)
  • 7 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 10:34:53 [削除依頼]


    がたん-…っ


    重い扉を開け、
    私は息を整えた。


    「へへっ
     やっぱいた。」


    「…やっぱ来た。」


    私が会いたかった人。


    それは、
    一つ上のセインパイで
    私の幼なじみの…


    和田祐介
    ( wada yuusuke )


    「隣座ってい?
     先輩。」


    「おう。…つか、
     先輩はやめろよ。
     幼なじみなんだから。」


    「は-い(笑)」


    私は返事をしながら
    祐ちゃんの隣に
    ゆっくり座った。


    「…サボり魔。」


    「はっ?」


    「祐ちゃんのあだ名。
     サボり魔になったよ?」


    祐ちゃんは
    しょっちゅうサボって
    しゃぼん玉を吹いてる。


    「お前こそ、
     サボってんじゃん。」


    「…祐ちゃんのせい。」


    屋上からしゃぼん玉が
    見えるたびに、


    祐ちゃんに会いたくなる。


    コンビニで
    しゃぼん玉を売ってると


    祐ちゃんを思い出す。
  • 8 天夢夜音叶 id:I.OWopB/

    2012-05-05(土) 10:38:50 [削除依頼]
     へぇ。おもしろいじゃん

     私評価屋やってるんですよ!

     
  • 9 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 10:48:32 [削除依頼]


    天夢夜音叶さん→


    面白いなんて
    ありがとうございます><

    そうなんですか!
    評価屋さんに読んでもらってると思うと
    緊張しますねw
  • 10 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 11:12:09 [削除依頼]



    「ねぇ祐ちゃん。」


    「ん-。」


    「彼女さんとは、
     うまくいってるの?」


    大好きな祐ちゃん。


    きれいでかわいい
    彼女がいる。


    安斎冬華 
    ( anzai touka )


    祐ちゃんと同級で、
    すごくモテる女の子。


    「まぁ…な///」


    …なにやってんだろ。

    祐ちゃんが
    冬華先輩を想って

    顔を赤くする姿なんて
    見たくないのに…


    「あいつ、昨日から
     弁当作って来てくれて。
     卵焼きとか
     焦げてんだぜ?(笑)」


    バカだよ、私。

    地雷ばっか踏んで、
    勝手にやきもち妬いて…。


    「お前もそろそろ、
     彼氏作れよ。」


    「‥‥はいはい。」


    どうあがこうと、
    祐ちゃんと先輩の間には
    幼なじみの私でも

    入ることが気ない‥…。


    私はずっと、
    君の恋人にもなれず、


    友達以下になることも
    ‥‥ない。
  • 11 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 11:56:59 [削除依頼]



    「もー!芹菜!
     どこ行ってたのよ!」


    「ごっめん!
     祐ちゃんのとこ(笑)」


    「またぁ〜?」


    教室に戻るなり、
    親友の


    深澤江実
    ( hukatu emi )


    「そうそう!
     次の授業体育祭の
     種目決めだって!」


    「えっそうなの??
     う〜やだなぁ。」


    私は運動神経が
    怖いくらいになくて‥…。


    体育祭が近づくと
    気分が下がる。


    キーンコーンカーンコーン
    キーンコーンカーンコーン


    「ほら-席つけ。」


    チャイムが鳴るとともに
    先生が入ってきた。


    「んじゃ、あとでね!」


    「うんっ」


    私は江実ちゃんに手を振り
    席に着いた。


    「今から体育祭の
     種目決めをする。
     学級委員前でろー。」


    ‥‥…祐ちゃん。
    ちゃんと
    授業うけてるかな?


    私は再び、
    外を眺めた。
  • 12 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 14:48:26 [削除依頼]



    「ねぇ芹菜。
     借り物競争出て?」


    「えっ!?」


    「お願いっ!!
     人が足りないの!」


    …借り物競争。

    それはこの学校で一番の
    名物かもしれない。


    ″好きな人とゴール″


    ″好きな人に(を)
     お姫様抱っこ
     してもらう(する)″


    こんな内容が
    たくさんある。


    去年の祐ちゃんも
    そんな感じだったし。


    昨年は
    お兄ちゃんの見たし…。


    「じゃっ決定♪
     先生、芹菜さんが
     やってくれます!」


    「へっ!?…ちょっ!」


    私の言葉はみんなの
    ざわめいた空気に消され、


    学級委員が
    黒板に書いた。


    【借り物競争:神山】


    と‥‥…。
  • 13 たかみな id:jnDDw6a0

    2012-05-05(土) 18:05:14 [削除依頼]
    おもしろいす・・・・・・・
  • 14 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 18:35:10 [削除依頼]


    たかみなさん→

    ありがとうございます///
    すごく嬉しいです><
  • 15 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 20:56:01 [削除依頼]



    「うぅ……。」


    「こら芹菜ー。
     いじけないの。」


    「だ、だってぇ
     借り物競争だよ??」


    私以外の借り物競争
    選手は、
    みんな彼氏持ち。


    だから、何が出ても、
    楽ってわけ…。


    「芹菜ぁ!!
     そこのボールって!!」


    私が俯いてると、
    遠くの方で
    誰かがそう言った。


    「あっ蓮くん。」


    皆藤蓮
    ( kaidou ren )


    同じクラスで一番
    仲のいい男の子。


    今は隣の席。


    「はい!」


    私はサッカボールを手にし、
    蓮くんに投げた。


    それなのに、
    蓮くんはボールを持ったまま、


    こっちにきた。


    「蓮くん??」


    「お前借り物競争なんだろ?
     大丈夫なわけ?」


    急にそんなことを聞かれ、
    少し戸惑った。


    そんな私に
    蓮くんは口を開いた。


    「変なやつだったら、
     俺頼っていいかんな。」


    「へっ」


    「じゃ、俺行くわ。」


    蓮くんはそういうと
    走っていってしまった。
  • 16 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 21:01:13 [削除依頼]



    「今の‥…
     どういう意味だろ?」


    「んー。
     あいつなりの
     アプローチっしょ。」


    アプローチ?


    江実ちゃんがグミを食べながら
    そう言った。


    「深く考えないこと!
     …かえろっ。」


    「えっあっ…うん。」


    私は返事をして、
    江実ちゃんの後ろを歩いた。


    「あっ‥…。」


    門の前にくると、
    ある二人の姿が見えた。


    …見たくない。


    そんなことが
    頭をよぎる。


    それなのに、
    私の目ははっきりと
    とらえていた。


    冬華先輩と祐ちゃんが
    手を繋いで

    楽しそうに
    歩いているとこを‥…。


    「芹菜‥‥…。」


    「…ごめ。
     今日、アイス食べにいこ。
     駅前の。」


    咄嗟に笑顔を作り、
    江実ちゃんの手を取り
    引っ張った。
  • 17 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 21:31:13 [削除依頼]



    「…ねぇ芹菜。」


    「ん?」


    アイス屋に来て、
    食べてる最中に、

    江実ちゃんが
    真顔で話しかけてきた。


    「なんで、先輩なの?
     なんで、祐介先輩なの?」


    「……なんで、だろうね。」


    私も聞きたいよ。

    何で祐ちゃんなのって。


    祐ちゃんを
    好きにならなかったら、


    こんなに苦しくなかった。


    「…祐ちゃんのこと、
     もう諦めたいよ。
     もう忘れたい。」


    「…芹菜。」


    江実ちゃんの
    低く心配するような

    声が聞こえる。


    「な、なーんてねっ
     嘘うそ♪
     …ほら江実ちゃん!
     アイス溶けちゃうよ!」


    自分でもわからない。


    周りが暗いと、
    明るくしなきゃって

    そう思ってしまう。


    「芹菜は強いね。」
  • 18 栗加 id:8wdpiwT1

    2012-05-05(土) 21:58:25 [削除依頼]


    .


    江実ちゃんと別れて、
    家に帰ると、


    リビングから
    微かに声がした。


    「ただいまー。」


    「おー。おかえり。
     遅かったな。」


    「…祐ちゃん。」


    私には親がいない。

    お母さんは私を産んで
    すぐに亡くなって、


    お父さんは交通事故で
    亡くなった。


    「なんでいるの?」


    「…いちゃ悪い?
     帰った時に一人だと
     寂しいだろ。」


    祐ちゃんは
    ニコッと笑い、


    テレビをつけた。


    「ただ、のんびり
     したいだけのくせに。」


    「ははっ
     痛いとこつくな(笑)」


    私ってかわいくない。


    素直になればいいのに。

    ″ありがとう″
    …って。

    言えればいいのに。


    「なぁ体育祭の種目、
     なになった?」


    「えっ…あっ
     借り物競争……。」


    「はっ!?」


    祐ちゃんは
    珍しく驚いてる。


    「…かわいそうに。
     同情するぜ、
     幼なじみよ‥…。」


    「むっ」


    「…まっ嫌なやつだったら
     俺のこと頼れ。
     幼なじみとして
     助けてやるよ。」


    ……全然違う。

    さっきも蓮くんと
    同じこと言われたのに、


    祐ちゃんに言われたのとは
    全然違う。


    なんでこんなに
    ドキドキさせるの。


    「バカ。」
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