革命δ戦争9コメント

1 おはようポテト id:/VoHTQy0

2012-04-26(木) 22:53:46 [削除依頼]
「うっ」 
相手の放った[引き胴]が外れて、美月のわき腹に直撃した。
美月は痛みで気が逸れて、次の一瞬に出遅れてしまった。

「メン!」

僅かな差だった。
時間にすれば0.1秒も無かっただろう。
ほんの少しの差で、美月は負けてしまったのだ。
美月の、中学三年の夏が終わった。
「勝負あり!」


そして、森本美月の夏が始まる。
  • 2 れとろ id:i-D/RAIQg/

    2012-04-26(木) 22:59:21 [削除依頼]
    剣道ですか!
    自分剣道やってます^^
    更新頑張って下さい
  • 3 おはようポテト id:/VoHTQy0

    2012-04-26(木) 23:20:39 [削除依頼]
    中学生の一大イベント、夏の総体が終わった。今はその帰り道。
    といっても、やたらと長い。
    ひどい山中で、携帯のアンテナもかろうじて一本だ。
    「この道長すぎだって。もう足が重くて亜里紗死にそう。美月は大丈夫?」
    「大丈夫な訳ないじゃん。疲労が溜まってるし、わき腹痛いし」
    亜里紗は親友だ。何でも明るさで乗り切ろうとする。
    今日は、あと一勝の所で県への切符を逃した。その事もみんなの足取りの重さに影響してるはずだ。
    でも、亜里紗は大声で喋って時には笑っている。亜里紗をみていると心が軽くなる。
  • 4 おはようポテト id:/VoHTQy0

    2012-04-26(木) 23:32:18 [削除依頼]
    れとろさん
    ありがとうございます!
    剣道やってるんですか。大変ですよn(殴
    でも、この小説、剣道あまり出てこないかもしれません。
    ほとんど出てこないかも知れません。('ω'`;) 
    更新頑張ります!
  • 5 おはようポテト id:/VoHTQy0

    2012-04-26(木) 23:48:08 [削除依頼]
    突然、亜里紗が足を止めた。森の小道の様な細い道だったので、美月は亜里紗に思い切りぶつかってしまった。
    「ちょっと、いきなり止まらないでよ」
    美月は文句を言ったが、亜里紗は木立の奥を覗きながら美月にも見るように言ってきた。
    不審者でもいたのかと思い、美月は肩に掛けた竹刀袋に手を掛ける。
    そして木立の中を覗くと、そこには、

    色とりどりの花の咲き乱れる空間が、森の中にぽっかりと広がっていた。
  • 6 おはようポテト id:VXTQMTy/

    2012-04-28(土) 23:37:53 [削除依頼]
    「すごい……、何ここ?」
    美月達は、一面の花畑に入っていった。
    まるで、天国のようだとみんなはしゃぎ回った。美月は、竹刀袋を肩から下ろし、花の中に思い切り寝ころんだ。
    仰向けになると、視界はいっぱいの青空に切り替わった。
    鼻からは花の香りを味わい、目からは一面の青を満喫している。美月は自然にリフレッシュされた。
    今日が快晴で良かったと、美月は思った。もし、曇りだったなら、きっとこんな気持ちになれなかったからだ。

    そろそろ暗くなってきたから帰らないと。亜里紗は剣道部部長として、部員全員をまとめなければならないのだ。
    「そろそろ帰るよ!集まって!……みんないる?」
    亜里紗は部員を集め、人数を確認してみた。
    「あれ、美月いなくない?美月方向音痴だから迷子になったのかも」
    この何もない野原で迷子になることなんて有り得るのか。亜里紗はいささか疑問に思ったが、美月なら有り得る。と亜里紗は思ってしまわざるをえなかった。美月の方向音痴は、手に負えない程なのだ。
  • 7 おはようポテト id:oH.MQk30

    2012-04-30(月) 22:43:09 [削除依頼]
    「とりあえず、先生に連絡しよう」
    困った時は先生に連絡。誰もが知ってる解決法だ。
    亜里紗は携帯を取り出して、先生へ電話を掛けようとした。
    「えっ、ここどんだけ電波悪いの!?」
    ちらっ、と液晶をみると当たり前のように、圏外と表示されている。
    これでも最新型の携帯なのだ。今まで圏外になったことなんて、一度も無かった。つまり、ここは今までに行ったどこよりも電波が悪いと言うことだ。
    部員達がひそひそと囁いている。こいつらだけでも家に返さなきゃ。
    「みんな、聞いて!美月が行方不明だから探そうと思うんだけど、用事があって帰りたい人は帰っていいよ!」
    亜里紗の呼びかけに対して七人位の部員が帰りたいと言ってきた。
    理由は塾や習い事で、親が心配するからという部員もいた。
    亜里紗はその部員達に、家に帰ったら先生に連絡するように頼んだ。それから家に帰らせた。
    七人減って残ったのは三人。亜里紗も含めて四人のメンバーが捜索班となって美月を探すことになった。
  • 8 おはようポテト id:oH.MQk30

    2012-04-30(月) 23:14:34 [削除依頼]
    「……かわいい」
    美月は今、草むらでとかげと向かい合っている。
    さっき花畑で寝転がっていた時に耳の横を通り抜けるかさかさという音をきいた。
    そこで、気付かれないように後を追ってきたのだ。
    美月は実は[きもかわいい]生物が大好きなのだ。だから、このとかげ観察時間をたのしんでいる。
    とかげの方も最初は興味があったのか、美月を見つめていたが飽きてしまったようで、くるっと向きを換え、しげみへ逃げ込んでしまった。
    観察タイムを終え、満足の美月は周りを見渡して、初めて大変な状況に気がついた。
    全く知らない森の中に一人で迷い込んでしまったのだ。
    美月は自分が方向音痴なことを把握していたので、大変な事になった、と青ざめた。
    その時、
    「美月ー!」
    亜里紗の声が聞こえてきた。美月は嬉しくて涙が出そうになった。やっぱり亜里紗は頼りになる!
    「亜里紗ー!」
    そう叫びながら、美月は声のした方角へ走り出した。しかし、ここでも方向音痴が出てしまい、実際にはその真逆へと進んでいた。
  • 9 おはようポテト id:KhdhJi8.

    2012-05-01(火) 22:53:41 [削除依頼]

    「あれ?今美月の声が聞こえたような……」 
    亜里紗は耳をすました。
    しかし、何も聞こえない。
    がっかりして捜索に戻る。四人が捜索を開始してから四時間位たった。太陽も沈んでしまい、花でいっぱいの幻想的な空間は少し不気味な雰囲気を醸している。
    木立の中の闇も濃くなって、捜索が困難な状況になってきた。
    「今日はもう無理だね」
    一度集まって、もっちーがみんなに言った。
    「暗いから探せないし、離ればなれになったらまた誰か行方不明になるかもだよ」
    もっちーは本名は望月愛香、ポジションは中堅で慎重派なため引き分けが多い。
    もっちーの言い分はもっともで、亜里紗としてはまだ探したかったけど、他の二人も今日はもう無理と判断した。
    仕方がないか。
    また明日じっくり探せば見つかるだろう。
    それに、と亜里紗は思いついた。一度帰れば、情報を集められる。この森の規模や周辺の地形がわかれば格段に探しやすいはずだ。
    亜里紗は一度全員帰すことにした。情報を集めるのだ。
    亜里紗は全員に決定事項を伝えた。
    そして、明日は絶対美月を見つけて、厳しい罰を与えると心に誓った。
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