うまく愛せていますか?22コメント

1   胡枯 id:0IzKKxG0

2012-04-21(土) 15:22:37 [削除依頼]



   Q. うまく愛せていますか?
   


   A.  Yes/ No
   
  • 3   胡枯 id:0IzKKxG0

    2012-04-21(土) 15:41:24 [削除依頼]



       
       「 俺、奈々のこと
         一生愛してるからな! 」


       
       毎日、毎日、そんな風に
       愛の告白というものを、
       されていた。もちろん、
       彼氏に。私と彼は学校の
       有名カップル。


       
       「 もー。
         恥ずかしいってば 」


       そんな彼にいつも、
       ドキドキしていたし、
       不満なところとか、
       嫌なところは全然なかった。
       


       本当に毎日楽しかった。
       なのに、そんなことを
       言っていた彼から、ある日、
       こんなメールが届いた。


       奈々へ--------------------
       
       突然ごめん。
       俺、最近奈々の気持ちが
       分からない。
       自分の気持ちも分からない
       んだ。
       
       
       奈々のこと本当に好き。
       だけど、距離を置いてくれ
       ないかな?


       じゃあ、


       拓馬より---------------------


       その内容は、私にとって
       信じがたい内容だった。
       宛先が、ううん。

       頭が狂って変なメール送って
       ごめんな。っていう、彼から
       のメールが来ることを祈って
       いた。


       「 嘘でしょ… 」


      
       現実は、そう上手くいかない。
       結局、私の手の中の携帯が
       震えることはなかった。
  • 4   胡枯 id:0IzKKxG0

    2012-04-21(土) 15:45:30 [削除依頼]



       
       私。一瀬奈々(Itinose Nana)は、
       彼。斉藤拓馬(Saitou Takuma)に
       振られました。
  • 5   胡枯 id:0IzKKxG0

    2012-04-21(土) 15:56:48 [削除依頼]



       「 …さむー 」


       心も体も寒い。
       屋上に来ても、今日は
       暖かくなかった。
       


       昨日の夜、拓馬から送ら
       れてきたメールを読み返し
       ては、ため息をついての
       くり返し。


       これ、冗談じゃないんだな…
       本当に、私は拓馬と別れたんだ。
       そうなんだ…


       「 お、 」


       屋上にあるベンチに座った
       途端、屋上の扉のほうから
       誰かの声が聞こえた。
       私は、すぐ視線を向ける。
       だけど…知らない人だ。


       「 噂で有名な、一瀬?
         拓馬と別れたっていう 」


       初対面で、しかも名前を
       名乗らずに、一番聞きた
       くないことを、さらっと
       言う男子生徒。


      
       きっと、拓馬の友達なん
       だろう。そうでもなきゃ、
       こんなに知れ渡らない。
       拓馬はべらべら話すような
       奴じゃないし。
       私だって、まだ誰にもこの
       ことは話してない。


       「 拓馬の友達? 」

       「 俺のこと?  」


       疑問に疑問で返された。
       私の目の前には、あなた
       しかいないじゃん。
       誰と話してることになる
       のよ。


       「 俺は高島蒼。
         一瀬と同じクラス
         のな 」


       彼の名は、高島蒼(Takasima Sou)。
       拓馬以外の男子にそれほど
       がなかった私には、高島蒼が
       同じクラスの男子ということ
       にも、もちろん気付いていなかった。
  • 6 妃音さん。 id:LMQPArH/

    2012-04-21(土) 16:00:37 [削除依頼]
    面白いッ
    応援してます♪
  • 7 菜穂 id:oxZpslE/

    2012-04-21(土) 16:10:42 [削除依頼]
    続きが気になります!!
    頑張ってください!!
  • 8   胡枯 id:0IzKKxG0

    2012-04-21(土) 17:51:44 [削除依頼]



       妃音サマ▽ ありがとう
            ございます!


       奈穂サマ▽ ありがとう
            ございます!  
  • 9   胡枯 id:0IzKKxG0

    2012-04-21(土) 18:17:29 [削除依頼]



       「 え。同じクラスだって
         いうこと知らない…っ
         て何だよ 」


       名前を聞いたことを不思議
       に思った高島君は、私に質
       問した。

       何で俺の名前聞いた?って。


       いやあ…同じクラスだった
       こと、本当に知らなかった
       わけだし。休み時間は、拓
       馬と廊下で話してたし。
       


       「 ごめーん…
         あははは… 」


       笑って誤魔化そうと思った
       けど、拓馬の顔が頭によぎ
       って駄目だった。中途半端
       な作り笑い。


       「 私、もう生きれない。
         拓馬がいないと… 」


       隣にいる高島君を一瞬忘れ、
       本気で泣きそうになる私。
       放課後は、高島君の座って
       いる場所に拓馬が座って、
       その隣に私がいた。


       
       ―お腹空いたね。
       ―あの雲、クロワッサンみたい!
       ―奈々は、本当食い物の話好き
        だなあ。


       
       なんて、呆れ顔でクスクス笑う
       拓馬。私、可愛げなかったな…
       って思い出して改めて思った。


       放課後の屋上が居場所じゃなく
       なった拓馬は、今どこにいるん
       だろう…。


       
       
       
       
  • 10 春(´・ω・`)坂 id:dlRg4gM0

    2012-04-21(土) 19:01:43 [削除依頼]
    もしかして、
    私の小説に
    来てくださった
    胡枯さんですか??

    高島君がすごく
    気になる…!

    頑張ってください!*
  • 11   胡枯 id:4PCdq45.

    2012-04-22(日) 10:20:54 [削除依頼]



       春(´・ω・`)坂サマ▽はい!そうですb'`●
                コメントさせて頂き
                ました((高島君は…
                気になりますよね!
                いきなり現れですから。
                頑張ります*

       
  • 12   胡枯 id:4PCdq45.

    2012-04-22(日) 10:51:21 [削除依頼]



       「 奈々!
         ちょっといいかなあ 」


       次の日の朝。私はクラスの
       女子に呼び出された。多分、
       というか、絶対拓馬の話だと
       思う。


       クラスの女子の中でも権力を
       持っている、谷口仁南(Taniguti Nina)。
       仁南は、拓馬のことが好きだと
       いう噂があった。もちろん、
       今もだと思うけど。


       仁南の歩き方から、少し焦っ
       ているのが見えた。あ…違う。
       私に早く聞きたいんだ。手っ
       取り早く答えを。


       すると、仁南は人目のつかな
       い二階に繋がる階段の脇で止
       まった。私は、動かず仁南の
       様子を見る。仁南は私のほう
       に向きを変えると、息を吸い
       こんだ。


       「 拓馬と本当に別れたの? 」
       
       「 …うん。 」


       私と仁南は、黙り込んだ。
       私は何て言ったらいいのか
       分からないし。うん。本当
       のことを話せばいいんだから。
       何も考える必要なんてない。


       「 私が拓馬のこと好きだ
         ったって知ってるでしょ? 」


       仁南の言いたいこと、分かる。
       そんな確かめなんかいらない。
       私を惨めにさせたいだけじゃん。
       別れたんだから。私と拓馬は。
       


      
       「 今も好きなの。
         だから告白するね。
         拓馬に。 」


       仁南の目は、怖かった。
       頷けとでも言っている様で。
       私は止める理由もなく、ただ
       仁南の言うとおり頷いた。


       仁南の教室へ戻る足音が、
       聞こえる。私は、俯いたまま
       思った。


       「 これで良かったん
         だよね… 」


       私の靴に、廊下の床に、
       数滴の涙が落ちた。
  • 13 春(´・ω・`)坂 id:i72WGcV1

    2012-04-22(日) 11:10:46 [削除依頼]

    仁南ちゃん怖いなぁ

    続きが読めなくて
    おもしろい!!(*´ω`*)
  • 14    胡枯 id:4PCdq45.

    2012-04-22(日) 14:47:33 [削除依頼]



       春坂サマ▽ 仁南は怖いです!
            続きを書きますね*
  • 15   胡枯 id:4PCdq45.

    2012-04-22(日) 15:03:48 [削除依頼]



       この涙が流れるわけが、
       よく分からない。拓馬か
       らメールが来たとき、あ
       んなに泣いたのに、私は
       まだ泣くか?


       本当、情けないなあ…


       「 一瀬。 」


       私は屋上のベンチで、
       校庭のほうをずっと
       見ていた。


       私の名前を呼んだのが
       誰だか分からなくて、
       焦りながら涙を拭った。


       

       「 なーんだ。
         高島君…かあ… 」


       高島君だったことが
       分かると、また私の
       涙が出そうになった。


       「 拓馬だと、思った? 」


       「 ううん…
         そうじゃない、んだ
         けど… 」


       そうなのかもしれない。
       一瞬、拓馬であること
       を期待したのかもしれ
       ない。でも、否定しな
       いと何だか高島君に悪
       い気がした。


       「 また泣いてた。 」
       
       「 え? 」


       高島君がボソッと言った
       一言が聞き取れなかった。
       何を言ったんだろう。

      

       すると、高島君は優しく
       微笑んで私の隣に座った。
       そして、私の手に四角い
       ものを置いた。


       「 何?これ。 」


       高島君は、私の問いかけ
       にこう答えた。


       苺味のキャラメル。
       元気の出るおまじない!


       
       と。
  • 16   胡枯 id:4PCdq45.

    2012-04-22(日) 15:14:00 [削除依頼]



       「 おばあちゃんから
         聞いたんだ。
         苺味のキャラメルは
         元気が出るおまじない
         って。 」


       無邪気な笑顔。
       高島君って、おばあちゃん
       大好きなんだね。
       


       「 ありがと。 」


       私は笑った。高島君の
       優しさに答えるように。
       そしたら、本当に少し
       元気になれた気がした。


       「 笑えんじゃん、一瀬。」


       いっつも、俺の前では
       泣いてばかりだから。


       高島君は言った。
       私、そう思われてた
       んだ。でも、確かに
       高島君の前では泣いて
       ばかりいた。


       「 笑ったほうが可愛いよ 」


       そんなこと言われた
       ことなかった。拓馬にも。
       


       高島君の嘘一つもなさ
       そうな笑顔が私を包む。
       私の涙は、出そうに
       なかった。ちゃんと、
       止まっていた。


       それは、
       不覚にも高島君に
       ドキドキしてしまった
       からかもしれない。


       
  • 17 ☆Aya☆ id:q8qGuT/0

    2012-04-22(日) 15:50:28 [削除依頼]
    面白いですね♪
    頑張ってください!
  • 18 菜穂 id:Si.Y9EN/

    2012-04-22(日) 15:55:44 [削除依頼]
    高島くん優しい
    そういう人好きだぁw
    頑張ってください!!
  • 19   胡枯 id:5T7eftA0

    2012-04-23(月) 20:44:53 [削除依頼]



       Ayaサマ▽ ありがとうございます♥
            頑張らせて頂きます!
  • 20   胡枯 id:5T7eftA0

    2012-04-23(月) 20:47:20 [削除依頼]



       菜穂サマ▽ ありがとうございます♥
            頑張りますね!


       「 俺、優しくねぇよ、全然//」By.高島
  • 21   胡枯 id:5T7eftA0

    2012-04-23(月) 20:59:44 [削除依頼]



       「 ね!ちょっと!奈々! 」


       清掃中、私の服の袖を思い
       きり引っ張る三野沙姫(Mino Saki)。
       沙姫は、小学からの腐れ縁と
       いうか…クラスが全て同じ。


       だから、私の一番の良き
       理解者でもある。そんな沙姫
       には、拓馬と別れたことをまだ
       言っていなかった。


       なんか…言いづらかったし。


       
       沙姫の驚く顔を見てから、
       私は指差すほうを見た。
       そこにいたのは、
       楽しそうに笑う拓馬と、
       幸せそうな仁南だった。


       うまく…いったのかな?
       告白したんだよね。
       あの様子じゃあ…


       「 モロ浮気じゃん!
         奈々は何も言わないの? 」


       「 あのね、沙姫… 」


       やっぱり沙姫には言っとく
       べきだった。沙姫の声は、
       よく響く。周りの人も少し
       驚いた感じの目で沙姫を
       見ていた。


       もう…恥ずかしい。


       今度は私が、沙姫の服の
       裾を引っ張ると、二人で
       話せそうな場所に移動した。


       沙姫には、
       ちゃんと話さなきゃね。
  • 22   胡枯 id:SCyy9wJ.

    2012-04-24(火) 21:27:49 [削除依頼]



       とは思っても、何から
       話していいのやら…。
       沙姫は、何を話しても
       きっと驚くし。


       「 あのね、 」


       拓馬に振られちゃったんだ。
       メールが来てね…
       
       そう説明した。


       「 え?何で?何で? 」
       
       「 何でって言われても… 」


       
       “何で”を連発する沙姫。
       そんなに言われても、過去
       は帰れないし。私は何を
       返していいのかすら、分か
       らない。


       「 それでね、仁南に宣誓
         布告されちゃって… 」


       「 あ〜。
         好きだったもんね、仁南 」


       やっと、さっきの現場に
       繋がった。沙姫は、納得
       したようで“ウンウン”
       と頷いた。


       「 だけど、 」


       沙姫は、全然納得が
       いってなかった。


        

       何で拓馬は別れを切り出し
       たんだろうね。と。


       それは、私が拓馬に一番
       聞きたいよ…
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