一匹狼の南沢くんと引込思案な早瀬さん。13コメント

1 まにまに id:gSfKBsb1

2012-04-14(土) 10:00:24 [削除依頼]
マイペースに更新していきます!
宜しくッ!!

*登場人物*

早瀬 飛香 ハヤセ アスカ

消極的で引込思案。席は窓際の一番後ろ隅。意外と好奇心旺盛でやればできる。
元村中学校二年三組。吹奏楽部で美化委員。


南沢 総司 ミナミサワ ソウジ

クラスから少し浮いている存在。席は廊下側の一番前隅。実はとても優しい。
元村中学二年三組。テニス部で飼育委員。


朝比奈 紫 アサヒナ ユカリ

飛香の友だちでクラスの人気者。とても元気で一目惚れしやすい。
元村中学二年三組。吹奏楽部で体育委員。

ほか
  • 2 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 10:13:47 [削除依頼]
    第一章

    *飛香side

    私は田舎町に住む普通の中学生。
    つい先月、中二になって、先生やクラスも変わり
    すっかり新しくなった。そして、友達の紫も同じクラスなんだ。

    今日は日曜日。
    新しい文具を買いに来た。

    今は、買い終わり歩いている。

    「はぁ〜ぁ」

    大きくため息を吐くと私は公園のベンチに座った。
    友達…できるのかな…。
    まぁ、紫がいるからいっか。

    ここの公園から見えるお日様はとてもきれいで、
    涼しい。

    「そろそろ帰ろうかな…」

    携帯を見ながら私は呟いた。
  • 3 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 10:26:36 [削除依頼]
    *飛香side

    家に帰ると、お母さんが昼ご飯をつくっていた。

    「お帰り〜」

    こっちを見ずに言うお母さんに、少し小さな声で
    ただいまと言った。

    「あ、そうそう!紫ちゃんから電話来たわよ!メールしても
    返信来ないから心配してるわよ!」

    お母さんに言われ、携帯を見ると、マナーモードになっていた。
    …メール、五件。
    どんだけだよ…。

    一つずつメールを見ていると、紫とは違うメールが来ていた。
    …未登録。
    見ると、生徒会長の出雲くんだった。
    出雲くん…。そっか最近、家行ってないな。

    出雲 恭助、私の唯一の尊敬する先輩であり、一歳違いの幼馴染。

    隣の隣に住む、生徒会長。
    まだ、慣れていないらしい。

    「…最近、ここらへんに不審者が出てるから気を付けてね。か」

    不審者…。まあ、大丈夫だな。

    私は部屋に行き、服を着替えて、リビングへ戻った。
  • 4 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 10:41:15 [削除依頼]
    *飛香side

    「ごちそうさま」

    炒飯を食べ終わると私は部屋のベットで寝転がった。
    そういえば…。隣に住んでるのは誰だろう…。
    カーテンを開け、隣の家を見た。

    意外にも毎朝見ているはずなのに、すごく近い。
    目を凝らし、中の人を見ると、見覚えのある人物が
    勉強をしていた。

    …あれって。まさか…

    「…南沢く〜ん!!」

    気がついた時にはもう言っていた。
    …恥ずかしぃぃぃい…。

    南沢くんは気付いたのか、こっちを向いた。
    …やだやだやだ!!
    見ないでぇ!!
    恥ずかしぃ!!

    「何やってんの?」

    長い前髪からは青く鋭い目でこっちを見ている。

    「え…いや…あの…えと…」

    「…」

    …だめだ。もう完全に嫌われたよ〜。
    めっちゃ目が冷めてる…。

    「用がないならいいけど」

    「…すみません。失礼しました」
  • 5 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:13:16 [削除依頼]
    第二章

    *飛香side

    次の日、私は紫の家の前にいた。

    「ゆーかーりー?早くいこー」

    「ちょっと待ってて〜」

    しばらくすると、紫がパンを咥えて出てきた。

    「…少女漫画かよ!」

    「えへへ〜」

    紫は恥ずかしそうに照れ笑いをすると、走りだした。

    「遅刻するよ〜。早くいこッ!」

    「こっちのセリフ!」

    私と紫は走って学校へ行った。
    おかげで、遅刻はしなかった。

    下駄箱に行くと、出雲くんがいた。
    紫は先に教室へ行くと、私は出雲くんと話し始めた。

    「どうしたの?」

    「いや…特に用はないけどね…」

    「…ふーん」

    私は教室の前へ着くと、出雲くんと別れ、教室に入った。
    皆は、いろいろしゃべっていて、特に紫の席はたくさんの人がいた。
    私は席に着くと、しばらくボーっとしていた。
    すると、南沢くんが喋りかけてきた。

    「早瀬」

    「は…はい」

    「これ、生徒会長から」

    「出雲くんから?」

    「まあな」

    「ありがとう…」

    「じゃ」

    「あ、南沢くん!」

    「何?」

    「あの…昨日の事…」

    「あぁ。気にしてないから」

    そういうと、南沢くんは席へ戻って行った。

    授業は普通にすすみ、普通に昼に入った。
    今日は午前授業らしいから早めに食べて早めに帰んないと。

    「ゆか「紫〜!一緒に食べよ〜!」

    「いいよ〜」

    佐伯さんか…。まあ、一人でもいっか。
    屋上空いてるはずだし。
  • 6 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:24:17 [削除依頼]
    *飛香side

    屋上には、誰もいない。と思ったら、誰か。いや南沢くんがいた。

    「み、南沢くん?」

    「何」

    いつも通り、南沢くんは冷たく言い放つ。
    でも、何処か寂しそう…。

    「お弁当、食べないの?」

    「腹減ってないし」

    「そうなんだ…」

    「早瀬は、朝比奈と食べないのか?」

    私はしばらく黙りこくってしまった。
    南沢くんはぼんやり空を眺めている。
    南沢くんの横顔は、誰かに似ていたような気がした。

    「… … …」

    しばらく、私たちは黙ったままだった。
    すると、勢いよく誰かが、屋上に入ってきた。

    紫と佐伯さん、安藤くんと…出雲くんだ。

    「あれ?飛香じゃん!」

    「あ、ほんとだ〜。それに南沢くんもいる〜」

    南沢くんは何も言わずそのまま座っている。

    「二人ってどんな関係?」

    「え?」

    佐伯さんは興味津々だ、目が輝いている。
    しかも紫もこっちを見ている。

    関係って、ただ…。

    「家が近所なだけ…だよ」

    「そーなんだ。つまんないの〜」

    佐伯さんは立ち上がると、手すりにつかまった。

    「ここって、涼しいね〜。ね?南沢くん?」

    「なんで俺なんだよ」

    「だって、喋ったことないし!」

    「関係ねーだろ」

    そういうと、南沢くんは何処かへ行ってしまった。
    その姿を見る佐伯さんの顔はどこか悲しそうだった。
  • 7 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:30:40 [削除依頼]
    *新・登場人物*

    出雲 恭助 イズモ キョウスケ

    生徒会長で飛香の幼馴染。飛香が唯一尊敬している人物。

    佐伯 紫苑 サエキ シオン

    紫の友達で、面食い。総司とは意外な関係が…。


    安藤 薫 アンドウ カオル

    学年一モテる男子。紫が好きらしい。
  • 8 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:39:21 [削除依頼]
    *飛香side

    「あの…佐伯さん」

    「何?」

    佐伯さんはすぐに笑顔を戻し、こっちを向いた。

    「南沢くんの事…なんか知ってるんですか?」

    「あぁ、小学校が同じだっただけ。でも」

    「でも?」

    「あいつは、交通事故にあったんだ。四年の頃。そのあと、転校して。で、この中学で再会ってワケ。おk?」

    「ありがとう。じゃあ、私は教室に戻るねッ!」

    「え、飛香ぁ?」

    私は階段を駆け下り、南沢くんを探した。
    なぜだかはわかんない‥。けど、今すぐに南沢くんに会わなくちゃいけないって思った。

    「一条さん!」

    「なに?」

    「南沢くんは?」

    「早退したよ〜」

    「ありがとう!それと、私も早退するって先生に言っておいて!」

    「え?あ、うん」

    南沢くん!…お願い!
    早く…。もっと早く!

    「い…いた…」
  • 9 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:43:03 [削除依頼]
    *飛香side

    南沢くんがいたのは、公園の前。

    「南沢くん!」

    「早瀬…。なんでここに…」

    「あ…あの…南沢くんって」

    「何?」

    「小さい頃の記憶がないんでしょ?それで、家族も…いない…」

    「それがどうしたんだよ」

    「え…」

    確かに…これだけのために…。
    なんか、息が…苦し…。

    バタッ

    「おい、早瀬!?」

    「ごめん…なさ…だい…じょうぶ…です」

    「大丈夫じゃないだろ」

    「…はぁ…はぁ…」

    「ったく」


    それから、私の記憶はない。
  • 10 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 11:56:46 [削除依頼]
    *飛香side

    目が覚めたのは、病院。
    横にはお母さん。

    「飛香!?大丈夫?」

    「うん…」

    「過呼吸だって。走りすぎよ」

    「ごめんなさい…」

    「いいのよ。でも、南沢くんが運んできてくれなきゃ、あんたどうなってたか…」

    「南沢くんが!?」

    「そうよ」

    どうして…。

    「み、南沢くんは?」

    「帰ったわよ。あと、今日は安静にしてなさい」

    「…」

    「じゃあ、お母さんも帰るわね。あんまり部屋からでちゃだめよ」

    「はい」

    …帰っちゃったんだ。
    そっか、もう六時か…。

    「おい、早瀬」

    「あれ、南沢くん?」

    「携帯、学校に置きっぱなしだったぞ」

    「あ、ありがと」

    「あと、林檎」

    林檎…。
    南沢くんが…。

    林檎…。

    「ククッ」

    「なんだよ」

    「だって、南沢くんが、林檎って…アハハハ!」

    「笑うなよ」

    南沢くんって、おもしろいなぁ。
    私はいつの間にか眠っていた。

    起きたのは、八時。

    隣に居たのは…。
    紫だ。
  • 11 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 12:16:11 [削除依頼]
    *飛香side

    「飛香…」

    「紫…」

    「よかったよ…無事で…」

    「ごめんね、心配かけて。でも、もう大丈夫!!」

    「うん…」

    「早く帰んないと、おばさん心配するよ?」

    「そうだね。じゃあ、気を付けてね」

    「じゃね!!」


    紫が部屋から出て行ったあと、私は枕元に紙が置いてあるのに気付いた。
    『無理するなよ』ただそれだけだった。
  • 12 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 12:45:10 [削除依頼]
    第三章

    *飛香side

    今週は学校を休み、部屋で寝ていた。
    夜はずっと南沢くんの部屋を見ている。
    自然と、意識してしまう。

    そして、次の日。
    私は体調も良くなったから、学校へ行った。

    「あ、飛香〜!」

    「早瀬さ〜ん♪」

    「早瀬じゃ〜ん」

    「おはよう」

    席につくと、みんな、私の方へ集まってきた。

    「ね、早瀬さんって南沢くんと付き合ってるの?」

    「え?いや、付き合ってないけど」

    「よかった〜。あたし、狙っちゃおう♪」

    「あ、私も〜」

    南沢くんって、結構人気なのかな。
    確かに、かっこいいもんな〜。

    「席座れ〜。南沢は休みだ〜。あと、転校生だぞ〜」

    いきなり?
    てか、適当すぎるでしょ!
  • 13 まにまに id:gSfKBsb1

    2012-04-14(土) 13:07:54 [削除依頼]
    *飛香side

    「あ、転校生は二人だ〜」

    「朽木 忍です。宜しく」

    「皇 宰早です。宜しく」

    二人とも、かっこいいな〜。
    でも、タイプではない。
    そのまま、普通に授業が進み、放課後になった。

    「じゃあね、紫〜」

    「また、明日〜♪」


    …もうすぐ、運動会か…。
    なんで、10月じゃないんだろ…。
    最悪…。
    てか、南沢くん大丈夫かな〜。
    家、行ってみようかな。

    「ただいま〜」

    「おかえり」

    部屋から見える南沢くんの部屋は真暗で、何も見えない。


    「…いないのかな…」
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