私の目の前に映る世界は44コメント

1 ゆま。 id:sRy/S7d.

2012-04-09(月) 13:22:42 [削除依頼]
それは、ある人の背中。

またそれは、草の広がる景色。

大きな世界の中の

少女の小さな世界が今、

動き出す。

********************

主人公
アリス・サキュロット
ペルシディアという国の城の姫。

他は順次説明いたします!
  • 25 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 18:33:05 [削除依頼]
    「さ、お昼を食べましょうか。
    今日も美味しそうね。」
    マリナはタルトをほおばりながら喋る。
    「シェフは毎日味付けを
    微妙に変えていらっしゃるそうですよ!
    本当、お城のシェフは格別で―…」
    「マリナ、食事中なんだから喋らないの。」
    アリスが止める。
    「ぶぅ。さっき姫も怒られてたくせに。
    しかも同じ事して…ぷぷ」
    「もう、やめてよマリナ!!」
    そんな2人を、王妃は優しい目で
    見守っていた。
  • 26 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 18:38:23 [削除依頼]
    「…ふ〜!お昼も
    たんまり食べたな〜!」
    マリナがお腹をさすりながら言う。
    「2人とも、また夕食にね」
    そう言って、王妃は食堂を去っていった。
    「さて、姫。どうします?
    さっきの続きを読まれたらどうですか?」
    アリスがうなずく。
    「そうね。もう少しで読み終わりそうだし、
    そうしましょ。行きましょうか、マリナ。」
    アリスに言われると、マリナは元気に
    「はいっ!!」
    と返事をした。
  • 27 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 18:42:39 [削除依頼]
    場所 アリス自室

    「私はここで待っていますから、姫は
    ゆっくり読んでください」
    「そんな時間の無駄はできないわ!
    …そうだわ。マリナ、庭園に先に行って
    紅茶の準備をしていて。分かった?」
    「はい、姫!!」
    マリナは元気よく返事をすると、
    テレポートでアリスの部屋から消えた。
    「…さて、残りを読んでしまいましょっと」
  • 28 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 18:51:44 [削除依頼]
    場所 庭園

    本をすぐに読み終え、アリスは
    庭園に向かっていた。すると…。
     ガッチャーーーーン!!
    「今のは、何の音!?」
    アリスが庭園にかけていくと―
    「いったたぁ…。」
    「マリナ!?どうしたの?」
    そこには、膝をついているマリナの姿。
    まわりには、破片のようなものが散乱している。
    「そ、そこの小石につまずいて…
    ティーカップを割ってしまいました…。
    これ、姫のお気に入りの品なのに。
    私、どうしたら―…」
    「大丈夫よ、マリナ。代えは
    いくらでもあるわ。」
    アリスが優しくはげますと、
    「ひ、姫ぇ〜!!わだじ、ぜっだい
    づいでいぎまずぅ…うえーん!!」
    「マリナ、泣かないで」
    アリスはマリナの頭をそっと撫でた。
  • 29 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 18:56:51 [削除依頼]
    「―さて、割れた分のカップを
    厨房に取りに―…」
    「そんなの私がいたします!!」
    マリナがアリスの手を掴む。
    「…もう、分かったわよ。本当、
    ここの城の人は過保護なんだから…」
    「姫なんですよ!?当然です!!」
    マリナがきっぱりと言い切るが、アリスは
    「ふーん…。」
    と、あまり納得していなかった。
    「と・に・か・く!!カップは私が
    厨房に取りにいきますので、姫は
    絶対にじーっとしてて下さい!
    いいですか!?じーーっとですよ!!」
    マリナが念押しで言うと、
    「はいはい」
    と、アリスは適当に返事をした。
  • 30 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:02:49 [削除依頼]
    「はい、持って来ましたよ〜」
    さすがテレポート。1分足らずで
    持ってきてしまった。
    「テレポート、便利ね。私も
    使えるようになりたいわ」
    「姫はしないほうがいいです!!」
    マリナが全力で否定した。
    「なによ、マリナ。ま、いいけど。
    ―ところで、最近はなにかあったの?」
    「明日、ブライト様がいらっしゃるそうですよ」
    …ブライト・ビーツ。隣町の王子で、
    昔から交流があるらしい。
    「明日なの?全然知らなかったわ。まあ、
    ブライトが来るのはいっつも
    突然だから、知ってたほうがいいけど」
    アリスが呆れた顔で言うと、マリナは
    お腹を抱えて笑った。
  • 31 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:10:22 [削除依頼]
    「…おや、喋っているうちに
    紅茶が切れてしまわれましたのね。」
    マリナは紅茶が出なくなったポットを見て、
    そうつぶやいた。
    「そうね。これ以上飲むと
    夕食がお腹に入らなそうだし、
    ここらへんでやめましょ。マリナ」
    「りょーかいですの。では、私は
    食器を片づけるので、姫は戻ってて
    いいですの」
    「ええ、分かったわ。じゃあ、
    片づけがんばってね〜、マリナ〜」
    「はいですの〜」
  • 32 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:11:31 [削除依頼]
    マリナの「ですの」キャラ
    すっかり忘れてた(;′Д`)あぶね
  • 33 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:22:21 [削除依頼]
    アリスがお城に戻ろうとした時―…
    1台の馬車が門の前で止まった。
    「お父様!!」
    アリスが馬車に駆け寄る。
    「元気にしてたか、アリス。
    今日はビーツとの話ですごく長引いて、
    すまなかったな」
    「いいえ、気にしません。明日は、
    ブライト王子もいらっしゃるのでしょう?」
    「ああ。そういえば、あいつは
    ロシアに行ってたとか言って、
    5年くらい会ってないか」
    「そんなに経ったのですね…」
    あの時のブライトは、6歳。つまり、
    今は…11歳!!
  • 34 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:28:50 [削除依頼]
    「明日、会うのが楽しみですわ!」
    「ははっ、そうだな。…っと、
    もうすぐ夕飯ができるんじゃないのか?」
    「そうですね。城の中に戻りましょう」
    ―と、馬車からもう1人降りてきたのは…
    「お姉ちゃん!ブライトくん、
    すっごい大きくなってた!すごかった!」
    この人は、私の弟のエドワード。
    いつも元気いっぱいで、
    マリナと相性がいいみたい。
    「お姉ちゃんもびっくりするよー!
    絶対!絶対びっくりする!」
    「そんなに?」
    「うん!!僕もびっくりしちゃったもん!」
  • 35 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:35:02 [削除依頼]
    「エドワード、その話は後でね。
    お腹すいてるでしょ?夕食の時間よ」
    「そうだね、いこう!僕、もうペコペコ!」
    エドワードの言葉に場が和んだ後、
    3人はお城へ静かに戻った。

    場所 食堂

    「今日、初めて家族そろっての食事ね」
    「そうだね、ママ。向こうでもご飯食べたけど、
    こっちのの方が大好き!!」
    エドワードがステーキをほおばり、言う。
    「ははっ、ノドに詰まらせるなよ。エドワード」
    「はぁい!!」
  • 36 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:47:07 [削除依頼]
    「―ごちそうさまでした。」
    家族で声を合わせて言うと、
    アリスは部屋へ戻った。

    場所 アリス自室

    明日はブライトが来るのね…。
    エドワードがあんな事言ってたけど、
    どれだけ大きくなったのかしら。
    それも楽しみね。…っと、
    今日は早く寝なくちゃいけないわね。
    今朝みたいに寝坊しちゃう。
  • 37 ゆま。 id:sRy/S7d.

    2012-04-09(月) 19:54:14 [削除依頼]
    次の日―
    カーテンの間からもれる光で、アリスは
    ふと目を覚ました。
    「姫!今日はブライト様が来られますのよ!
    だから早く起きるんですのー!!」
    カーテンを開けたの、マリナだったのか…。
    「分かってるわ。今起きるわよ」
    布団をのけ、ベッドから這い出た。
    「私が適当に服を選んでおきましたの。
    それに着替えて、食堂まで来てくださいですの。
    もうブライト様がまっていらっしゃるんですのよ」
    「そ、そうなの!?」
    そんなの知らない!早く準備しなきゃ!
  • 38 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 18:19:14 [削除依頼]
    「では、私は食堂で待っておりますの。
    早く来たほうがいいですの」
    「マリナ!!ちょ―…」
    アリスが止めようとした時には、もうマリナは
    テレポートで食堂へ移動してしまった。
    「―はぁ…。」
    ため息をつきながら、アリスは静かに
    準備を始めた。

    場所 食堂

    「お待たせいたしました…」
    「アリス様、もう来られましたの!?まだ
    10分程しかたっておられませんの!」
    マリナがイスから立ち上がる。
    「早くって言ったのはマリナ…あなた自身なのよ?
    だから早く来たって言うのに―」
    「アリス、そのへんで終わりにしな」
    今の声は―…
  • 39 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 18:25:44 [削除依頼]
    「…ブライト?」
    「ああ、久しぶりだね、アリス。
    またいちだんと綺麗になって」
    「あら、ブライトも随分
    凛々しくなったんじゃない?そう思うわ」
    本当だ。美少年化してる。
    昔はあんなにやんちゃだったのに。
    「アリス、そろそろ席に着きなさい。
    ビーツさんが待っていらっしゃるわ」
    そう言うお母様に、ビーツ王はこう言った。
    「いいのですよ、王妃。せっかく
    再会したのだから、話ぐらい
    させてやろうじゃないか。な?」
    「…ええ、そうね。」
    お母様は優しい目で言った。
  • 40 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 18:39:40 [削除依頼]
    「いえ、いいです。話は後で
    ゆっくりしますので、今は朝食を
    いただいてしまいましょう」
    ブライトが言うと、皆は食卓へと
    向き直り、挨拶をした。

    場所 アリス自室

    アリスはブライトを部屋へ招き入れ、
    紅茶をごちそうしていた。
    「昔より片付いているんだね。部屋」
    「ええ。最近、片付けが楽しくて
    毎日のようにしているの」
    嬉しそうに言うアリス。
    「へえ、片付けが楽しい、か。
    僕は昔と変わらないかな。片付けは
    ちょっと嫌いかもしれない」
  • 41 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 18:48:57 [削除依頼]
    「そうなの、じゃあ、今度
    そちらに行って片付けしましょうか?」
    「さすがに止めてほしいな。
    それより、紅茶注いであげようか?」
    アリスは手に持っている
    空になったティーカップを見る。
    「あ…ええ、お願いするわ」
    すごいな。そんな所まで見るなんて、
    本当に大人っぽくなった。
    やだ、私ってば緊張してるの?
    なんでブライト相手に…
    やっぱり変わったから?
    その感情がよく分からないアリスは、
    悩むばかりだった。
  • 42 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 19:03:34 [削除依頼]
    「僕、このお城をまわってみたいな。
    案内してくれる?アリス」
    「もちろんよ。さぁ、ついてきて。
    屋内から説明するから」
    ブライトの手を引き、部屋を出ていった。

    場所 城の廊下

    「王妃…。姫、楽しそうでしたね」
    マリナが王妃の隣を歩きながら言う。
    「ええ、そうね。でも、
    ブライトの変わりっぷりには驚いたわ。
    誠実な子になったのね」
    親子ともに同じことを感じるのである。
  • 43 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 19:26:12 [削除依頼]
    アドバイス募
  • 44 ゆま。 id:RAXL4E10

    2012-04-10(火) 19:46:04 [削除依頼]
    「―ブライト、ここが厨房。で、
    すぐ向こうが第1客室。
    そこから第2、第3と続いてて…」
    「…アリス。お城は広いから、
    案内はもういいよ。」
    ブライトが切り出した。
    「なぜ?まだ1フロアも
    終わっていないじゃない。だから―」
    「もういいって。それより、
    庭園でも行かないか?そこで、
    ゆっくり話でもしよう」
    「―ええ、いいわ」
    何よ、ブライトったら。あの後、
    私の衣服室を説明しようと思ったのに。
    服の数、すごいのにな…まあいいか。
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